Mr.Children42

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744名無しの...
―でも、やがて自分よりギター上手い奴とかを、目の当たりにするじゃないですか。例えば、隣の中学に凄く上手い奴がいたりして、だんだん身の程を知る、みたいな……。
「でも、なんていうか、あんまりその……その後も音楽に関しては、挫折がなかったのかな。
例えば高校入って、コンテストとかも受けにくいわけじゃないですか?デモテープ作れば、初めて応募したやつなのに、予選を通ったりとか。
ほんと、そんな感じでした。その後もとんとんとんと来て、デビューするまでになった、みたいな(笑)」
―実家が工務店だと、家には大工さんとか職人さんが出入りしてたと思うけど、実力の世界っていうか、能力主義というか、それを子供の頃から見てて、影響されたとかは?
「まだそこまで考えてたわけじゃなかったけど、でも、カンナで木を削っているときの、おが屑の匂いとかですね、職人さんの中には、釘をいったん口に含んで、
すべりを浴してからトントンと、そういうの見て、”カッコいいなぁ”、”自分もなりたいなぁ”みたいなことならありましたけど。
でも、確かにそういう、カンナとか金槌とか、そういうものと共に、あの頃の記憶は今もあります」
―しつこいけど(笑)、桜井君自身、学校の宿題の工作が上手かった、とかは?
「そもそも父親が作ってくれましたからね(笑)専門家が作るんだから、すっごい上手いのが出来てましたけど(笑)
ある時、スリッパ立てを作るていう宿題で、もともとそういう仕事だし、先生もすぐ分かったと思うんです。仕上げ、ぜんぜん違っただろうし。
でもそのことは言わないで、”それ、くれないか?”って言うから、そのまま先生にあげたの覚えてる」