アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版22nd

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534名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:09:52 ID:sV5t6FlI0
10.WHATEVER"Dub's 1999 Remix" ★
表題の通りリミックスらしく、エセユーロビートな打ち込みアレンジで7分以上も引っ張るダレ曲。ドラムだけでズッチーズッチーやるパートとか要るのか。
歌詞も例によって意味が絞り込めない曖昧な内容。色々歌ったあと「〜なんてきっと誰にもわからない」とかで済ます。
そういう枝葉の部分はもういいとして、主題の「離れて過ごす時間がやっと終わる。長かったね、もうすぐだね」的な内容のほうも、
最後の「一緒にいたいと願っていたのは 私だけじゃないと思うから」で両想い確定路線から外れる。まさかの越冬ストーカーソング!?
いや、離れてる間私は彼を待ち続けたけど、彼はもしかしたら違う人と…という不安を最後に提示したのかも。でもなあ…。今までが今までだけに…。
むしろ、こういうフォローを誰かがする事で「さすがあゆ!深い!」的に勝手に聴き手側が盛り上がる仕組みこそが浜崎システムって感じ。

11.too late ★★
曲調的にはそこそこハードなavex流打ち込みロックという感じだが、ボーカルにエフェクトがかかって今まで以上に何言ってんだか分からない曲。
しかしこれは聞こえなくて成功かも。言ってることが浜崎のセリフとは思えないから。「お金なんかじゃ 終わりは見えてる」とか。
「世界が逆に周り始めてる」なんて歌ってるが、彼女こそが逆回しの主犯格では…。いや、それを自覚したうえで「私自身にも過ちが止められない。
誰か私を倒して!世界を正しく導いて!」というメッセージを込めたのかも。こういうフォローをすることで聴き手が盛り上がる仕組みこそが…
535名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:11:16 ID:sV5t6FlI0
12.appears ★★★★
今作中でもメロディの出来が良い曲。サビ単体でAメロとサビを兼ねているような印象で、冒頭サビも良くはまってるし、本サビ時には
そこまでのメロが全て前フリで、そこから初めて曲本番が始まったような仕切り直し感があって重厚。あとは詞だがこれがまた問題。
「恋人達はとても幸せそうに手をつないで歩いているからね まるで全てのことが上手くいってるかのように見えるよね 真実はふたりしか知らない」
このサビの詞を最初に聴いた時はいい着眼点だと思ったのだが、よく考えると同意の求め方がおかしく、そこが罠になっている。
手を繋いでる恋人同士を見れば幸せそうだとは思うが、「まるで全てのことが上手くいってるかのように」は見えない。部分だけ見て
そうそう短絡的に全体を当てはめることは普通ない。「見えるよね」と同意を求めるんじゃなく「私にはそう見えていたけど、そうじゃないと気付いた」
という詞にしてればまだ良かったのかも。なんか皆が気付かないことに私は気付けるみたいな詞に聞こえてしまう。実際は皆はもう気付いてるけど
自分は遅れて気付いた的な内容なのに。ラスサビで言う事がなくなって「そうまるで何もかも」とか色々苦し紛れに詞を引き伸ばしてるので
なお覚める。ところで、自分の今の恋が上手くいってない人が幸せな恋人同士の姿に過去の自分を重ねる、という詞のパターンが
B'zの何かの曲っぽいと思ってたら、詞中の「言えなかったメリークリスマスを」で思い出した。まあ偶然かな。ライブでカバーしたらしいけど。

13.monochrome ★★
アレンジとテンポは相変わらずで、メロも若干古臭いものの悪くはないという、序盤の流れに多かった曲。
しかし歌詞は荒れてる。なんかこうも同じことばっか書いてると漫F画太郎の気分になってくるが、正直な感想なので仕方ない。
「〜かも知れない」「〜なんかじゃない」ばかりの幼稚な韻踏みを優先するあまり詞がかなり軽くなってしまっている。
「なりたかったものなら お姫様なんかじゃない」の直後の「欲しがってたものなら ガラスの靴なんかじゃない」なんて
内容の重複以外の何者でもないし、もっと詞を有効に使ったらいいのでは。でも詞が余ったらまた思わせぶりな詞でふっかけるだけかも知れんが。
536名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:12:26 ID:sV5t6FlI0
14.Interlude ★★
繋ぎの短い曲。歌が乗らないので結構色んな音がピコピコなってて悪くない。今気付いたけどこのアルバムめちゃめちゃ長くない?

15.LOVE〜refrain〜 ★★
この曲のみつんく作曲。あまり違和感なく作品に溶け込んでいるが、Aメロ終盤やBメロのいかにも歌謡曲な泣きメロは確かに
つんくっぽいかも。他の作家に比べてメロがリズミカルでないので、リミックス商売には不向きかもしれないが。
詞はまだまともな部類だが、LOVEというそのものズバリな曲名でも節々が曖昧になってるのはどうなんだろう。まあ今更か。

16.Who... ★★★
ついにラスト。の割にはあまり変わり映えしない、ややスローな曲。最初のサビとかほぼ全く同じ詞を2回繰り返してるがいいんだろうか。
と思ったら最後のサビもそんなだった。大事なことなので2回言ったのだろうか。まあ彼女にもやる気がある時とない時の波くらいあるんだろう。
そして曲が終わると何やらボーナストラックが。しかもここに来て男性コーラス付のR&B。土壇場で微妙にアレンジの幅が広がった。
結構いい曲っぽいんだが詞は荒れてる。「声を押し殺したカナリア達は鳴けなくなったわけじゃなくて 鳴かないようにと」で最初のサビが終わり、
次は「ただ鳴かないと決めただけだったのかもしれないと早く気付いて」となり、さらに最後に「いたならもっと」と付け足す。おい…。
もったいぶったあげく都度都度文の意味が全然変わるうえに曖昧。どんどん悪くなってる。最初の状態でよかったのでは。

DISC2

裏ジャケによるとこのアルバムにはもう一枚ディスクが入ってるらしいのだが、おやまあ不思議と見つからなかったので省略します。
一説によると全5曲だけど、1曲あたり10分位あるリミックスが2曲もあったりして結局トータル30分以上あるらしいです。
本編と合わせると110分くらいになるのでしょうか。えげつないね。5曲目の「FRIENDU」という曲はきっとB'zっぽいんじゃないかと予想します。
537名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:14:29 ID:sV5t6FlI0
総評 ★★★
1999年に発売された、浜崎あゆみの2nd。avexといえばこの男、MAX松浦がプロデュースしている。
ディスク1だけで75分もあるのにアレンジがほぼ一辺倒のため集中して聴くのはキツイが、曲自体の出来は粒揃いで、
楽曲的には売れ線歌手の中ではまだ良心的な部類だったのかもと思える。そして何より浜崎の詞が、当時の世相を振り返る資料として非常に面白い。
あれだけバカ売れしてカリスマ視された彼女の言葉には全く具体性が無く、中身といえるものは一部の詞で見せる普通な一面のみなのだが、
とにかく抽象化するという一点においては戦略が徹底している。強く断言して同調者を得るタイプでは無いが、言う事が曖昧なので
後から「実はこれはこういうことを見越して歌ったんです」とか付け足し放題で、誰も彼女を完全否定できない。決定的な「否」が足りない。
意味深っぽい感じの詞をひたすら並べ、「若いのに何だか凄そうな詞を書いてる」とティーンに思わせる事でセールス的な成功を収めた、と見て
ほぼ間違いなさそう。当時彼女にはまっていた人達も、改めて詞だけを読んだら何のことやら分からないのでは。例えば社会に出てから、
結婚してから、子供が出来てから出くわす困難について、より具体的に書いている人は他にたくさんいる。逆に現実逃避をもっと派手に
描ける人もいる。それでも浜崎の詞が受けたのは、詞をタイトにせずに解釈に幅を持たせ、押し付けがましさを少なくしたからかも。
538名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:15:18 ID:sV5t6FlI0
(続・総評)
例えば「俺はロックンロールに魂を捧げたんだ」と言う人がいたとして、その人が真剣であればあるほど多くの十代には笑われたりキモがられたり
するが、浜崎が「きっと〜かもしれない」と歌うと「安易に断定しない、まだ何かを奥に秘めた思慮深さ」を多くの十代は感じるのでは。
実際はブラフだが(ブラフと確定は出来ないのが浜崎システムだが一応)、とにかく一度自分が多数派になってしまえば、あとは
ファンが自分の詞を有難がって深読みして解釈を広げてくれるのを待つだけという一人勝ち状態となる。本当に深い意味を込めた詞に
ファンが追いつくのを待つ、という従来のモデルを一気に打ち破った、商業的には画期的な存在。売れなくなると悲惨だけど。
何しろ詞が曖昧なので、悪意の解釈にも取られ易い。例えばM12の場合、自分を振った長…彼氏が新しい彼女と幸せそうにしてるのを見て
「まるで全てのことが上手くいってるかのように見えるよね、でも本当はどうだか…」と、みっともない嫉みを全開にしてるようにも取れる。
実力主義ではなく人気商売と割り切った、今だからこそ面白い一枚。例えば彼女に興味のない人がいたとして、それが昨日までのことだったり
今日まで続いてることだったとしても、いつかこの作品を手に取る時が来るかもしれないと思う日があってもいいんだよね、
そう気付いていたなら僕らはもっと違う道を歩めたのかな、本当の事なんてきっと誰にもわからないけれど。そんな感じ。
539名無しのエリー:2009/12/09(水) 02:31:49 ID:XLxKHyfW0
>>532 乙です。規制解除おめでとうございますw
20円購入シリーズいいですねえ。総評の最後2行が好きです。

>>その前に続いてたロキノン云々
好きな音を鳴らして音楽と呼べばいいじゃない!
本当の事なんてきっと誰にもわからないけれど、そんな感じ。
540名無しのエリー:2009/12/09(水) 08:19:04 ID:7cO+adb4O
自演とか馴れ合い多すぎ
541名無しのエリー:2009/12/09(水) 13:34:04 ID:tcEYTDNX0
>>530

あなたのレビューは好きだけど取り巻きがうるさい
542名無しのエリー:2009/12/09(水) 14:25:27 ID:dSBBJ2G60
>>538
乙。

ロキノンのくだりといい、何かやたら荒んでる奴がいるな
543名無しのエリー:2009/12/09(水) 16:18:20 ID:d/AqS6/3O
触れたら負け
544名無しのエリー:2009/12/09(水) 22:21:59 ID:m/1ayIR60
「THIS IS FOR YOU〜THE YELLOW MONKEY TRIBUTE ALBUM」

DISC 1
01. WELCOME TO MY DOGHOUSE / SCOOBIE DO ★★★
 インディーズアルバム「BUNCHED BIRTH」に収録されていた初期を代表する曲。
 もっとファンクに来るのかと思ったら、意外と原曲尊重。
 ボーカルに深いリバーブがかかっていて、狭いライブハウス感をかもし出している。

02. LOVE LOVE SHOW / 奥田民生 ★★★☆
 まず出だしで爆笑。民生らしい茶目っ気のあるひとりバンドカバー。
 「たまにはね」とか「頭に乗せ」の部分のコーラスがやたらビートルズっぽく感じてしまうのは民生だからか。
 間奏からはピコピコ音も増えて原曲により近くなっていき、冒頭と同じ音声が繰り返されて終わる。
 聴き終わったあともしばらく「おっねいさーん!」が頭から離れなくなるインパクトを持つが、
 次の曲も相当なインパクトだった。

03. SUCK OF LIFE / 毛皮のマリーズ ★★★
 いきなりいたいけな女の子の「ファスナーを下ろして〜」でずっこける、しかもこの部分だけオケが原曲にかなり近い。
 原曲ではジャンジャンギターが鳴っていたのに大してこちらはギターは控えめで、全体的に音がスカスカ。
 最後はビッグバンド風の洒落たアレンジになって終了。
 マリーズを知らないイエモンファンにとってはVo.志摩の声を受け入れられるかが全てだと思う。
 しかし、わざわざこの名曲を選曲する所に尋常ならざる愛と意気込みを感じる。

04. SPARK / 秦基博 ★★★★☆
 これはビックリした、ほぼ完コピしてる。……アコギで。
 原曲とほとんど同じで、ギターがアコースティックになったというだけなのに文句なしにカッコいい。
 艶のあるボーカルもなかなか堂に入っている。
 さわやかな印象があった秦基博に対するイメージががらりと変わった良カバー。

05. JAM / TRICERATOPS ★★☆
 原曲をあまり崩さない手堅いカバー、逆に言うと面白味はあまり無い。
 だんだん演奏にもボーカルにも熱が入っていくところまで原曲どおり。
545名無しのエリー:2009/12/09(水) 22:24:31 ID:m/1ayIR60
06. 空の青と本当の気持ち / 星羅 ★★★
 初めて聴くアーティストその1。唯一の女性参加者。
 こちらもアコギだが、秦のそれとは違って穏やかな弾き語り形式。
 間奏の英語部分に、独自にメロディを付けて歌ってるのが印象的。
 キレイすぎて、良い意味でまったくイエモンっぽくない。オリジナル曲と言われても納得できる。

07. SEA / 山田孝之
 原曲からしてポエトリーリーディングと言う異質な曲だったが、それを俳優の山田孝之が朗読。
 ぎこちなかった吉井の語りと比べて、さすがにセリフ慣れしている。大人っぽい。
 ちなみにトラックはモーガン・フィッシャーが作っていて、事実上彼は3曲参加している事になる。

08. BURN / 椿屋四重奏 ★★★★
 「SEA〜BURN」という流れはアルバム「PUNCH DRUNKARD」の完全踏襲。ファンなら血がたぎること間違いなし。
 このカバーではスパニッシュなアレンジで、ちょっと「薔薇娼婦麗奈」を彷彿とさせる。
 Vo.中田のねちっこい歌い方がこの曲にはバツグンに合う、期待通りのカバー。
 終わり方がシングルVerなのがまたマニアック。

09. カナリヤ / tacica ★★★
 初めて聴くアーティストその2。テンポが下がって雄大な曲になっている。
 原曲が近所の公園の原っぱなら、こちらは異国の大草原と言った趣き。

10. 4000粒の恋の唄 / あがた森魚 ★★★★★
 これはすごい、完全に「未公開のエクスペリエンス・ムービー」の世界である。
 怨み節のような歌い方といい、フランス映画チックなアレンジといい、
 吉井より「マリーしてる」と言ったらおおげさですか?
 吉井も多大な影響を受けたあがた森魚が参加、しかも曲は「4000粒の恋の唄」、もうそれだけで感無量。

11. PUFF PUFF (instrumental) / MORGAN FISHER
 こちらも吉井が影響を受けた、グラムロックバンド、
 「MOTT THE HOOPLE」のキーボーディストだったモーガン・フィッシャーが、
 2ndアルバムに入ってた珍曲をインストカバー。短いながら賑やかなアレンジで、さらりとDISC 1を締める。
 この曲の後に美輪明宏が歌う「シルクスカーフに帽子のマダム」でもあれば昇天したかもしれない、残念。
546名無しのエリー:2009/12/09(水) 22:26:55 ID:m/1ayIR60
DISC 2
01. FOUR SEASONS / フジファブリック ★★☆
 参加者と担当曲が発表された時から「これは合うな」と思ってた組み合わせ。
 ほとんど原曲通りなのも、志村の歌が下手なのも予想通り。

02. パール / 黒猫チェルシー ★★★
 初めて聴くアーティストその3。
 毛皮のマリーズの後輩、だからなのかなんなのかボーカルのスタイルが志摩そっくり。
 全体的に遅いが、大サビでひときわ遅くなった後、間奏を経て原曲に近い疾走感でそのまま終わる。
 ところどころ原曲の超カッコいいギターフレーズを、鉄琴やらリコーダーやらで演奏しているのが笑える。

03. TVのシンガー / 9mm Parabellum Bullet ★★★☆
 「この曲を9mmがやるならこうなるだろう」と言うイメージがそのまま再現されている。
 ちなみにギターソロ前でボーカルが「ギター」とつぶやくのは吉井がライブでよくやっていたアドリブ。

04. 楽園 / KREVA ★★★
 落ち着いたトラックに、ボコーダーのかかった歌がそれまでの「楽園」のイメージとはかけ離れていて新鮮。
 いつものヒップホップとは違う感覚で聴ける。こういう楽園もありか。

05. SHOCK HEARTS / metalmouse ★★★☆
 初めて聴くアーティストその4。KREVAに続いてこちらも打ち込み系。
 歌詞の構成を大幅に変更したりして、原曲の能天気なイメージからは想像もつかないカッコいいアレンジ。

06. 球根 / THE BACK HORN ★★★★
 原曲より若干攻撃的なグランジ。
 椿屋、9mmなどと同じく曲がアーティストに合っていて、違和感は無し。
 終盤の盛り上がりにはグッと来るものがある。

07. 追憶のマーメイド / ムック ★★★★☆
 これもまたアーティストと曲の相性がいい。
 GS風味の印象的なリフや、サビで効果的なコーラスが付くのは原曲そのままに、
 随所に独自のアレンジが入っていて、新しい気分で聴ける。
547名無しのエリー:2009/12/09(水) 22:28:01 ID:m/1ayIR60
08. 離れるな / 金子ノブアキ ★★★☆
 RIZEのドラマーのソロ、ということでもっとドカドカしたアレンジかと思ったら、
 ピアノまじりに大人っぽく始まり、ドラムが入ってくるのは大分後からだった。
 最初の部分にちょっとだけ原曲が流れる。

09. SO YOUNG / シュリスペイロフ ★★☆
 初めて聴くアーティストその5。
 イントロなしで突然始まる。悪くはないが、他のメンツが濃すぎてあまり印象に残らないかも。

10. メロメ (instrumental) / MORGAN FISHER
 これも短いインスト。彼はイエモンの3rdアルバムでピアノをゲスト演奏していたので、
 原曲通りのピアノアレンジになるかと思いきや、全然違う弦楽器(マンドリン?)だった。

11. バラ色の日々 / Nothing's Carved In Store ★★★
 初めて聴くアーティストその6。
 ハードで重たいリフもあって、アレンジ面では原曲の面影はほとんど無い。
 純粋にカッコいいカバー。それにしても終わり方が唐突すぎやしまいか。

12. プライマル。 / フラワーカンパニーズ ★★★★
 この濃いトリビュートアルバムを締めくくるフラカンは、イエモン最後のシングル曲をカバー。
 「ぱーぱーぱぱぱー」のコーラスで既に曲をモノにしている、元気で自由奔放なアレンジ。
 最後の「きっと好きだった」を連呼する所はなんだか感慨深い。

総評 ★★★★
「WELCOME TO MY DOGHOUSE」に始まり「プライマル。」に終わるという、
なかなかに憎い曲順のTHE YELLOW MONKEYトリビュートアルバム。
イエモン自体が濃いバンドだっただけあって、全体的に相当濃いアーティストが揃っている。
他人がカバーすることによって曲の新しい魅力を発見したと同時に、原曲の良さを再認識できた一枚でした。
欲を言えば、スピッツの「Love Communication」なんかも聴きたかった……。
548名無しのエリー:2009/12/09(水) 22:32:53 ID:1CdRYMtrO
メンヘラばっかだしなこのスレ
549名無しのエリー:2009/12/09(水) 23:07:45 ID:Skb4Z6Rp0
>>547
乙、参加してるアーティストの幅が凄く広くて面白そう。
フラカンで思い出したけど、全曲深夜高速のトリビュートはどうなんだろうか
550名無しのエリー:2009/12/09(水) 23:15:16 ID:jdHgMC/Y0
>>547
乙。結構よさそうだな。
個性派ばっかだしなこのトリビュート
551名無しのエリー:2009/12/10(木) 09:21:20 ID:HkxJyM82O
>>547
11曲目のアーティスト名は「Store」→「Stone」ですので、まとめ人さん収録時は訂正お願いします。
552名無しのエリー:2009/12/10(木) 19:01:44 ID:nI1MVHLcO
なんでも無条件にまとめに載っけると思ってんの?
駄文は載せないよ
553名無しのエリー:2009/12/10(木) 20:24:23 ID:EsVR90bzO
うわぁ…
554名無しのエリー:2009/12/10(木) 20:56:11 ID:3vDAyUMI0
メンタルヘルス
555名無しのエリー:2009/12/10(木) 21:21:45 ID:SLxOTUgU0
5 名前:訂正しますた[sage] 投稿日:2009/12/08(火) 16:57:50.61 ID:nfCDWDTx0
森進一「Love Music」(09/11/25)
1.I Love You 言わずと知れた尾崎豊の代表曲。最初の「I love you〜」からすでにキモい歌声。
2.桜坂 福山雅治の大ヒット曲をカバー。引き続きキモいです!
3.雪の華 中島美嘉の代表曲。サビで高音を張り上げる森進一の顔が浮かんできて怖いです!
4.愛のままに・・・ 結婚記念日にこんな曲を森進一に隣りで歌われたらその日は眠れないかも、キモくて、っていうおぞましい歌声です。
5.愛人 「尽くして泣き濡れてそして愛されて」との事ですが、何言ってんだおまえ、って感じです!!
6.天城越え アルバム中盤で、ちょっとしたアクセントになっているキモイ歌声。
7.蕾 コブクロの大ヒット曲。まだ続くのかよこのアルバム、って感じでキモいです。
8.涙そうそう アコースティックな優しい響きに乗せた歌声が絶望的にキモイです。
9.瞳を閉じて 平井堅の大ヒット曲。森進一が歌う事によって鳥肌が立つほどの駄曲になってます。
10.吾亦紅 「あなたにあなたに謝りたくて」との事ですが、そんなのどうでもいいと思えるキモイ歌声で幕を閉じます。

総評:全10曲という圧倒的なボリュームの糞カバーアルバム。故・川内先生は狂気し、
森進一ファンはいろいろな意味で腰を抜かした今年一番の迷作です!
下のサイトで全曲無料試聴できました。試聴するのも勿体ないです!

ttp://www.jvcmusic.co.jp/-/Discography/A000460/VICL-63472.html
556名無しのエリー:2009/12/10(木) 22:09:56 ID:Kkb3qedz0
どこから引っ張ってきたのか知らんが
冠二郎のレビューみたいにしようとしてスベったみたいな感じ?
557名無しのエリー:2009/12/10(木) 22:10:45 ID:aRuC2I/G0
河村隆一のレビューの改変コピペじゃない?
558名無しのエリー:2009/12/10(木) 22:24:12 ID:0abSE3lc0
>>557
LOVEだなwwww
あのコピペってなんで有名になったんだろうww
559名無しのエリー:2009/12/10(木) 22:59:11 ID:6C+GQAXNO
>>549
あれ気になるよな。
伊集院がラジオで湯川潮音の深夜高速がいいって言ってたな。
壊れかけのラジオなカバーはディスってた。
560498:2009/12/11(金) 16:33:14 ID:S8PpGSN40
この前ルナトリビュート修正版で騒ぎ起こした身ですが、今度はカリガリ『10』に追加をお願いいたします。
追加とか修正麦価で申し訳ないです。
まとめ人さん、本当にお手数かけます。

10 / cali≠gari
(追記)
改めて聴いて思ったが“ベースの効きまくったサウンド”や“意味無さげで有りげなクレバーな歌詞世界”といったこのアルバムの個性は、2009年の音楽シーンの主流であるケータイ世代のラヴソングのアンチテーゼになっている気もする。
そういう意味では常にアンチであり続けるという彼らの姿勢は何も変わっていない。


では続いて

WOW WAR TECHNO / Saori@destiny

1.WOW WAR TECHNO ★★★★★
いきなり凄いものを聴かされた。
90年代初頭のアイドルソングのようなイントロに油断していたら、急にサウンドがバグるのでびびる。
その後もさまざまなサンプリングボイスやSaoriの柔らかい声のサンプリングとかが次々と飛び出してきたり、恐ろしくケバいシンセが鳴り始めたり。
しかもサビらしいサビが存在しないとは。狂ってる。
次から次へと絵の具を混ぜていったような感じの悪ふざけなテンションだが、ここまでくると逆に凄い。かなり趣味は悪いが。
でも当然ながらかなり印象に残る、っていう。

2.ブリーズ・ブリーズ・ブリージング ★★★☆
洗剤のCMソングのようなメロディー。
今度はスーファミ風のシンセが印象的なアレンジだが、どちらにせよ90年代回帰である。

3.EZ DO DANCE ★★★★
いわずと知れたtrf(現TRF)の名曲のカバー。
小室なら絶対使わないようなケバケバしいシンセによって原曲以上にレイヴ感を醸し出している。
さらにBメロでは妙なブレイクビーツが挿入されたりと、とにかくアレンジがすばらしい。
ただせっかくなら、サビで「ポゥ!」の掛け声のサンプリングがほしかった。
561名無しのエリー:2009/12/11(金) 16:34:47 ID:S8PpGSN40
4. ロスト ★★☆
無機質なメロディー&ヴォーカルだが、前曲同様のサウンドのせいか否応なしにテンションが上がる。
「ポゥ!」の掛け声も。

5. スパイラル ★★★
さわやかなメロディーラインの曲。
若干レイヴ色が薄れ、聴き易いエレクトロ風味なサウンドだ。

6. 弱虫ハート ★★★★
けだるい感じのメロディーラインとそれを歌うエフェクトヴォイスが妙に切ないムードを生み出すバラード。
それにしても恋愛系の歌詞にしては、中々レベルが高い気が。

7. ステンレス・スターライト ★★★★☆
月刊プロポーラーによる提供曲なため、ややアレンジのベクトルが変わる。
ベースが印象的な独特のブレイクビーツと蛍光色を感じるシンセが印象的なアレンジで、かなり印象に残る。
ジャケットのスーパーカーで疾走してるイメージを最も感じたのは個人的にこの曲だった。

8. ブリーズ・ブリーズ・ブリージング(spring breeze rmx) ★★★☆
2曲目のリミックス。テンポを落としてワールドミュージック的なグルーヴで聴かせる。
そういえばtrfにも『WORLD GROOVE』なんて曲があったっけ。
562名無しのエリー:2009/12/11(金) 16:35:38 ID:S8PpGSN40
総評 ★★★☆
Terukado率いるD-topia所属で、“エレクトロの遺伝子組み替え、進化系ハイ・エナジー・ダンス・ミュージック”を掲げるSaori@destinyのミニアルバム。
同じD-topiaのAira Mitsukiが次々音楽性を広げ確固たる個性を確立したのに対し、Saoriの1stアルバムは手探り感が強く他のPerfumeフォロワ−(とされてる人たち)との差別が難しかった。
しかし今回はなんとレイヴを中心とした90年代回帰を打ち出してきた。そういえば1st収録の『Shangri-La(電グルのカバー)』もこの路線だったっけ。
海外に限らず日本でもTommy february6以降は80年代回帰アーティストが大量に現れたが、90年代回帰を打ち出したのはこの人が初なのでは。
(まさかエイベックスアーティスト以外で『EZ DO DANCE』を堂々とカバーなんて・・・まぁ日本のメタルバンドBLOOD STAIN CHILDもカバーしてたけど。)
でもよく考えればこの作品のリリースは2009年=ゼロ年代の最後の年だ。
とすると次のディケイドでは90年代回帰の流れが始まる可能性は十分にありうる。もしそうならばこの作品がそのスタンダートになったりするのだろうか?
そういう意味では今後の音楽シーンの鍵を握りうる大注目盤かも。
(そういえばGIRL NEXT DOORも90年代回帰だな。あっちは初期ELT路線だが。)
あと、ミニアルバムなのは大正解。正直こんなのフルで聴かされたら耳が狂う。
とにかく妙なビジュアルとプロモーションゆえにとっつきにくいけど、勇気を出して聴いてみたら結構楽しめるのでは。

それにしてもこの趣味の悪いプロデューサーTerukado氏、その正体は・・・と思って調べてみたらTerukado…てるかど…輝門…。
ということでその正体はかつてXLでデビューし愛内里奈等に楽曲を提供していたGIZA作家だったことがわかった。
正直両者の曲のイメージが結びつかないなーとか思ってたら、Saoriにはプロデュースのみで曲は書いていない模様。
563名無しのエリー:2009/12/11(金) 16:43:27 ID:A05bMfkH0
ポゥ!
564名無しのエリー:2009/12/11(金) 17:06:04 ID:y700Bv7YO
だから駄文は載せないから安心して
565名無しのエリー:2009/12/11(金) 17:30:07 ID:FnOJuvEfO
まぁそれはまとめの人に判断してもらおうぜ
566名無しのエリー:2009/12/11(金) 18:12:23 ID:Mm4IrZigO
メンタルヘルス
567名無しのエリー:2009/12/11(金) 18:55:38 ID:G7ANp/9T0
>>547
乙です。あがた森魚はさすがだと思った
568名無しのエリー:2009/12/11(金) 19:58:26 ID:5cwSQEG6O
なんでも無条件にまとめに載っけると思ってんの?
駄文は載せないよ
569名無しのエリー:2009/12/11(金) 20:12:11 ID:Mm4IrZigO
メンタルヘルス
570名無しのエリー:2009/12/11(金) 21:05:06 ID:XvkyBk8R0
駄文は載せないだのメンヘルだの喚いてる奴らって、
自分の好きなアーティストを酷評された奴らでFA?
571名無しのエリー:2009/12/11(金) 22:10:26 ID:HI+6QKSQ0
>>570
「メンヘルだの喚いてる奴ら」を
「メルヘンだの喚いてる奴ら」に読み間違えて壮絶な光景が頭に浮かんだ
572名無しのエリー:2009/12/12(土) 00:42:07 ID:M1Lhe8Zh0
需要も流れも関係無しに投下

DIM / theGazette(ガゼット)
1.「剥離」
インスト。鼓動のような音が入り、アコギと重なる。
このアルバム全体を表すような暗さ。

2.THE INVISIBLE WALL ★★★
ルキ(vo)原曲。重厚なギターとボーカルが重なり、壮大な幕開けとなる。
演奏は激しいが全体的に暗く、哀愁のあるメロディーも相まって最初は地味な印象を受けるが、聴き込むうちに好きになれる曲だと思う。演奏陣の成長も伺える。
PVも作られ、このアルバムのリード的楽曲。

3.A MOTH UNDER THE SKIN ★★★★
葵(gt)原曲。ベースから始まり、前曲からひき続いてヘビーなリフが聴ける。
スクラッチや女性コーラスなど前作の流れを汲み、今作の中ではノリが良い方。
トリッキーなギターをユニゾンしたりと小技が効いていて、かつ爽快に聴かせてくれる。
メロディアスではないがダンサブルな要素が入っておりそれなりにキャッチー。

4.LEECH ★★★
ルキ原曲のシングル曲。この曲も女性コーラスが頭から登場する。
ヘビーリフで疾走しラップも登場、頭を振れる曲。
シングルなんだからサビはもうちょっとメロディアスな方がよかったんじゃない??とも思うが、演奏は文句なしにかっこ良い。
サビはキャッチーではないがテンポダウンしインパクトはある。
573名無しのエリー:2009/12/12(土) 00:43:54 ID:M1Lhe8Zh0
5.泣ヶ原 ★★
ルキ原曲。琴が取り入れられた和風バラード。
長い上に終始暗く、彼らにしてはメロディーも微妙。
終わり方もちょっと…ベースソロ等あるけど7分ある割に聴きどころが少ない。
歌詞はインターネットについて。

6.「エリカ」
インスト。1分程度だが最後までホラー映画の様な不穏な音が続く。

7.HEADACHE MAN ★★★
ルキ曲、M11のc/w。前曲をぶった切って始まり、スクラッチとヘビーリフが絡んで爆走する。
“Rich Excrement”という曲があるがルキ曰く「”Rich〜”はライブで自分達がノれなかったので、そのリベンジとして作った」。
シャウトや男臭いコーラスとの掛け合い、サビも勢いがあってかっこ良い。
しかし今作は同じくらい激しい曲が多いので、カップリングであるこの曲を収録する必要があったのか疑問。

8.紅蓮 ★★★★
ルキ原曲、シングル曲。和・中華的なストリングスを取り入れたバラード。
壮大な演奏、美麗なメロディ、ギターソロもドラマチックに盛り上げる。
今作ではかなりメロディアスな曲。
しかしシングルの割に地味でインパクトには欠ける。
個人的にこれからはヘビー路線を突き詰めるよりも、こういった曲をさらに昇華させていって欲しい。
せっかく良いメロディーが書けるのだから、もっと押し出してもらいたい。
574名無しのエリー:2009/12/12(土) 00:44:36 ID:M1Lhe8Zh0
9.「子宮」
インスト。赤ちゃんの泣き声を加工し逆再生したかのよう。

10.13STAIRS[-]1 ★
麗(gt)原曲。イントロのなんじゃこりゃ??と思うほどのノイズギターがインパクト大。
スローテンポで浮遊感のあるメロディで始まるが、ぐちゃぐちゃにしたギターが入りカオスに。
拳を突き上げたくなる曲…ではあるがこういう曲をやるにはボーカルのシャウトが弱い。
正直ライブでしか活きない曲だと思う。

11.DISTRESS AND COMA ★★★
ルキ原曲、シングル曲。女性コーラスやストリングスを取り入れたミディアムバラード。
演奏は重厚だが、メロディアスなサビが良い。

12.「感触」
インスト。爽快なビートとピアノ重なり不思議な雰囲気を出している。

13.白き優鬱 ★★★★★
葵原曲。今作で最もメロディアスな切ないバラードで、ファンの人気も高い。
バラードではあるが重いわけではなく、聴きやすい。
生のストリングスが取り入れられ、タイトル通り優しくも憂いを感じる曲となっている。
泣きのギターソロも良い。今作の最高傑作。メロディの良さがガゼットの持ち味だという事を再認識させられる。
歌詞は、ある老人とその家族にまつわる話。今まで邪険な態度だったのに、死ぬ間際には優しく接してくる…という話(うろ覚え)。
タイトルもこれにかけて憂を優と表記している。
575名無しのエリー:2009/12/12(土) 00:45:45 ID:M1Lhe8Zh0
14.IN THE MIDDLE OF CHAOS ★★★★
ルキ原曲。ヘビーながらも疾走感がありメロディアス。
ELLEGARDEN等がやりそうなメロコアっぽい曲。
本作では最もシンプルな曲。

15.「朦朧」
インスト。加工されまくった声が次の曲へつながる。

16.OGRE ★★★
ルキ曲。とにかく速く激しく熱い曲。
彼らのアルバムにはお馴染みの、ラストの前の暴れ曲。
以前あった暴れ曲よりも、全パート複雑なプレイが増え楽しませてくれる。
テンポダウンする場面もあるが、爆走するところはとことん激しくある意味心地よい。

17.DIM SCENE ★★★
麗原曲。ストリングスを絡めたヘビーバラード。
とにかく暗いが、テンポはそこまで遅くなく、ダークなメロディーが良い。
でもインパクトはないかな…。歌詞は今作の曲の歌詞をくっつけて作られたもの。

総評:★★★★
もはやチャート上位の常連になったガゼットの4枚目のフルアルバム。
インストを配置することによって作品としての雰囲気を統一させている。
全体的に重苦しい作品で、似通った雰囲気の曲も多く、昔からのファンからは賛否両論。
わゆるキラーチューンと呼べる曲は少ないかもしれないが、売れているだけあって、最近のV系の中では1曲1曲の水準は高い所にあると思う。
アレンジや演奏の成長と反比例してメロディは弱くなってきている気がするので、そこら辺をうまく融合させた曲を多く作っていって欲しい。
576名無しのエリー:2009/12/12(土) 09:40:03 ID:qJkv0qWT0
>>575


レビュー初投下してみる
流星前夜/UNION SQUARE GARDEN

1.流星前夜 ★★★☆
M7系のコードに乗せて、ボーカルの無邪気というかとにかく独特な声で語り。
サウンドは繊細に、密やかなムードを演出するように動く。
ギターの歪むか歪まないかのギリギリの音色なんかが特にそれを表している。
けどこの曲において特筆するべきは歌詞、
「サウンド・オブ・ミュージック」とか「スタンド・バイ・ミー」を初めて見た時の様な現実感のなさと浮き立つ感覚で、夢の中の様なワンシーンを切り取る。
ただ「思わせぶり」な歌詞になりがちな邦楽界において貴重な人材だと思う。

2.フルカラープログラム ★★
前曲からドラムソロを挟んで雪崩込むように始まる。
正直言ってこの曲は物凄く恥ずかしい。(悪い意味で)90年代のアニソンを髣髴とさせる…
やはり歌詞は面白いと思うんだけど、ソングライティングがそれに追いつききっていない。中途半端にポップで中途半端にギターロックで中途半端にJ-POPというか…
サウンドにしても前曲の一枚の絵画を作るような構築の仕方を見せられた後だけに、どの音域にも振り切らない態度が物凄くもどかしい…
確かに独特のポップセンスがあるし、サビも悪くないんだけど…
とにかく三点リーダを三回も使っちゃうくらい複雑に微妙。
577名無しのエリー:2009/12/12(土) 09:41:16 ID:qJkv0qWT0
3.水と雨について ★★★☆
雨音の中をギターが切り開くようなイントロ。
一聴では「ザ・ロキノンギターロック」としか思わなかったが、
他のバンドならそのままサビに入るだろう、という所で「末期症の記憶喪失」何て言葉を切り出してみたりやっぱり奇妙なバランス感を持っている。
サビと歌詞はやっぱり良いなぁ。アレンジが表面的なのと演奏があまり上手でないのが惜しい。

4.2月、白昼の流れ星と飛行機雲 ★★☆
Tメジャー→Wマイナーの進行でスケール感のある進行。
ここまで一辺倒な書き方で自分でも呆れてきたけど、本当に歌詞とサビはどの曲でも良い!
独特の開放感と青春の甘酸っぱさなんかを併せ持っていて、恐らくこれはこのバンドにしか出来ない物であると思わせるオリジナリティーがある。
それだけにその他の面(サビ以外のメロディーだとかサウンドだとか)で凄く損をしている様に見えるけどどうだろうか。
この曲も悪いが前述の理由で多分初聴で印象に残る人はあまり居ないだろう。

5.MR.アンディ ★★★
これも予想を裏切られる曲で、「踊れるロック」的なイントロからいきなり厚いコーラスが入る。
そのままTr.1を思いださせるMaj7系のバックが入り、そしてTr.2みたいなちょっと恥ずかしいスカスカのリフ。
ダンスチューンなんだけど、テンポが普通のそれに比べて絶妙に遅め。そして絶妙にノリにくい。
その上やっぱりサビは良いんだ。なのに演奏のみになった瞬間のこのゲンナリ感は何なんだろう。
578名無しのエリー:2009/12/12(土) 09:43:41 ID:qJkv0qWT0
6.流星航路 ★★★★
個人的にベストトラック。この曲に関しては既存のギターロックの域を出ないまでも、非常に良く纏まっている。
アルバムの〆としても佳曲。

総評:★★☆
最近良く目にするので聞いてみたUNISON SQUARE GARDENの2ndMini。
部分的に確かに光るものはあるんだけれでも、それ以外の所がそれに全然追いついていない。
全体を通してサビは良いとか歌詞は良いとか、イントロは全然とかメロディーが半端とかそういう印象が強い。
アルバムの各曲がバラバラという事では無く、一曲の中のパーツがバラバラ。
マスタリングも「ロックバンド」と名乗っているには嫌に煮えきらず半端にJ-POP的でどうかなぁと思う。
それでもやっぱり逆に言うとサビは良いし、歌詞は良い。

そして彼らの曲を聞いてみようと思ったきっかけは、キャッチコピーにもなった「ロックバンドは楽しい」というフレーズ。
洋楽邦楽問わずブリットポップ以降の流れを経て確実にロックという音楽からはロック幻想的なものが薄れているという実感があったので、
(もちろんそれは社会全体の雰囲気を反映しているからでもあるけれど)
「俺達に地位と名声を与えてくれてありがとう」とも「俺達はビートルズになるんだ」とも違うこういう言葉で「ロック」に対する幻想を体現する事に凄く新鮮さを感じた。
しかし音楽的には少なくともこのミニアルバムの時点では全然まだまだだと思う。
今後の成長に期待。

拙文ですまん
579名無しのエリー:2009/12/12(土) 12:14:43 ID:jQ4HHNiW0
2週間ぶりにこのスレ来たら妙なことになっててワロタw
みなさん乙!
580名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:26:48 ID:wEK8L7gK0
19日のECDのライブてっきりソロかと思ってたらどうやらIllicit Tsuboiと一緒らしいやったあああああ
というわけでIllicit Tsuboiがらみの一作を。
需要は無視

A.K.I. Productions 「Japanese Psycho」
1993年7月9日発売

1. 万事快調 ★★★
タイトルで察しのつく人はいると思うが、この曲はピチカート・ファイヴの同名曲のカバー。
しかし、あの可愛らしく華やかな世界はここには無い。
いきなりスピーカーで聴けば部屋中のものが共振しそうな不協和音で始まり、それ以降は超ヘヴィなトラックが展開。
原曲など無かったかのように進行していく。
野宮真貴が歌うことによってキャッチーでチャーミングな雰囲気をかもし出していた歌詞も、A.K.Iのダミ声によって玉砕。
まさに地獄絵図。その地獄絵図の中に妙にチャーミングなピッピーピッピーイェーというコーラスが…
嗚呼…野宮さんと小西さん…何故こんな所に…というわけでまさかのご本人登場。
コーラスだけの参加だが、本来だったら怒っていいレベルなのにすげえなこの二人。
特に小西さんはこのアルバムにささやかな推薦文まで贈っている。すげえな小西さん。
だがA.K.Iのリリックも炸裂していないし、トラックもヘヴィではあるが淡々としているのでアルバムの中では地味目。

2. 子供奴隷時代 ★★★
ロリコン、児童虐待というアルバム発売当時にはまだ早すぎたんじゃないかと思える題材で真っ向勝負。
しかし表現がまあエグい。最初のヴァースのラップの中にさらっと「親御さんたちと交わした」ってフレーズが入ってるのが何気に超エグい。
その次のヴァースで子供が隠すものをさらっと白日に晒す親も、母親とエロ本の関係性を例に持ち出すまでもなく醜い。
とにかく爽やかさゼロで進む歌詞の中にも、「ルカの百倍 大虐待」なんてフレーズが出てくるのが面白い。
(「ルカ」とは、スザンヌ・ヴェガの虐待をテーマにした曲である)
トラックはイントロからいきなり妙なピアノで始まりそこからスピード感たっぷりで進んでいく。
まるで幽霊の声のようにジャックスの「ラブ・ジェネレーション」が聴こえてくる間奏がヤバい。
581名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:27:45 ID:wEK8L7gK0

3. 素晴らしき日本野球 ★★★★★
この曲はタイトルでも分かるように「日本野球」をとにかく弄り倒した批判ソング。
老害だらけで利権と金が絡み最早スポーツではなくなった日本野球をプロから少年野球に至るまで痛烈批判。
途中の選手宣誓がかなりかっこいい。そして前後のリリックを考えるとこの選手宣誓自体が強烈な皮肉になる構造。
一見えげつないだけの様に見えてかなり考えられている。と思うのは俺だけか。
フックに出てくる「菊とバット」とはロバート・ホワイティングが1977年に書いた日本野球についての著書。
ついでに言うと「和を以って日本と成す」の元ネタもロバート・ホワイティングの著書名である。A.K.I本読んでんなあ。
この曲はトラックがめちゃくちゃカッコいい。イントロのギターからしてヤバい。
そして聴くものを酔わせるが如く延々とトレモロし続けるリズムトラックで完全にノックアウト。
ちなみに元ネタは筒美京平が作曲したザ・ガリバーズの「赤毛のメリー」。早い話がGS幻の名曲とかそんなん。
イントロの攻撃的なギターフレーズを速度調整して使用しているのでグループ・サウンズが元ネタだとは気付きにくいと思う。
というか俺は気付かなかったw
582名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:28:47 ID:wEK8L7gK0
4. 虹の彼方に-OVER THE RAINBOW ★★★★☆
この曲は原型となる曲があって、それはまだ四人だった頃のTokyo No.1 Soul SetやDJ DOC HOLIDAY(須永辰緒です)+ECDも参加している
「TOKYO ディスクジョッキーズオンリー」というコンピに収録された「虹色カラーもあるかしら?」という曲がそれ。
(「社長と呼ばなきゃ振り向かない」というスキット的な短い曲と一纏めにされている)
しかし実際の所トラックは完全に様変わりしている。リリックも加筆修正がされていて結構違う。
「虹色カラーも〜」がJalal Nuriddin &Jimi Hendrixの「Doriella Du Fontaine」ネタのダークな雰囲気が強めのトラックだったのに対し、
この曲はどっかのグループサウンズから持ってきたであろう(詳細不明)間抜けなコーラス、陽気なメロと
凡そ不似合いなクールなギターのフレーズを同時走行させたバカっぽさもありながらカッコいいカラッとした感触のトラックになっている。
その上に乗せられるのは人種差別・ホモセクシャル・エイズネタ満載の何かもうダメwなリリック。
「淫行駄目なの長野県」(解説:我が地元、長野県には淫行処罰規定が一市を除いて無い。エイズ感染者数も日本有数の多さ)だの
「硬いステーキチンポで挿んで 糖尿病で肌色のアセイ」だの年頃の女の子に聴かせたらセクハラで訴えられるレベル。
因みにリリック中に出てくる「僕の部屋」「アンデルセン」は2丁目系の有名なお店だそうで。
ただ、「虹色カラーも〜」の「女房刺したらアナーキー」(!)「札束でビンタ 無理やり青春」という必殺フレーズが無いのはちょっと寂しい。
こうやって見てみると、トラック含め全体的に「虹色カラーも〜」の荒削りな故のエグさがマイルドになってしまっている点は否めない。
この2曲は原型とかリフォーム版とかそういう点以外でも切っても切れない関係にあると思うのでこのアルバムを気に入ったらそちらも是非。
583名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:31:21 ID:wEK8L7gK0
5. 仏滅の朝に俺が殺した ★★★★
今作の共同プロデューサーのECDがトラック制作に参加。暗くてリズミカルでジャジーな小曲。
しかし小曲とはいえリリックのエグさは変わらず。この曲では人間の持つ「殺戮願望」に接近。お陰で全編通して血生臭い。
「もっと血を見たい!!」…なんかホラー映画の台詞みたい。「殺害してやる今夜こそ」おいおい決意しちゃったよ。
「画鋲で血だらけ膨らむ妄想」…具体的には何をやっているのか一切語られてないのに何か見るからに痛そうでイヤだ。
「血の気多くて気が短い 血走る目の中いつも赤い」…もう最悪じゃないっすか…とまあこんな感じで進んでいく。
しかし最後の第5ヴァースでは「神様」と「動物」を登場させてやや詩的なリリックを展開。エグさだけではない魅力も含有。
そして「仏滅の朝に俺が殺しアウアウウアウアウアウウアウウウ」という薄気味悪い叫びで曲が終わる。
因みに歌詞カードでは「殺したい」を「吐露したい」、「血だらけのまま」を「毛だらけのまま」と(多分、わざと)誤植してあります。
584名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:32:42 ID:wEK8L7gK0
6. SEX!OR DIE!(性か!?死か!?) ★★★★★
A.K.Iは19歳のときこの曲でなんかのラップコンテストに出場したらしいです。
アルバム発表以前も12インチで発売された曲で、それとはトラックが異なってるらしい。B面はDub Master Xによるリミックスだったとか。
トラックはThe Dynamitesの「大人の戦争」なる曲を使った疾走感のあるもので非常にカッコいいです。
特に後半のドラムが2重になるあたりは聴いてて興奮する。今作のトラックはどれも完成度が高いね。
まあ、この曲の一番の問題は、トラックではなくて、えーっと…まあリリックですよね。はい。
「虹の彼方に」では年頃の女の子に聴かせたらセクハラで訴えられるレベル、と書きました。
この曲は…年頃の女の子に聴かせた時点で警察が飛んできて逮捕されるレベル。
まずね、出だしからいきなり「目薬カクテル飲ませる倒れる そしたら 手錠をかけて絞め殺す」ですよあーた。
(流石にヤバかったのか、歌詞カードでは「手塩を掛けて褒め殺す」という意味の分からない表記になっていた)
その後も「薬漬けの人奴隷にするのが好きなんや!(中略)クリトリス肥大は副作用それが好きなんや!」だの
「ぶちマン決めるぜ覚悟しろ フィスト・ファックはダウン・バイ・ロー」だの「厳しいプレイも絶対服従 コーチはこの俺だ アーウー」だの
エグい表現の宝箱状態。いやいっそ闇鍋状態。正直発禁スレスレだと思う。というかこんなリリック考えてる人間がいるという事実がヤバい。
なんというか「ヤリたい」という主張をエグい表現を目一杯用いて一つの曲にしてしまったような壮絶な曲。
…で、この曲を作った当時A.K.Iは実は童貞だったというかなり強烈なオチがある。そう考えるとなんか悲しい曲でもある。
585名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:35:02 ID:wEK8L7gK0
7. お前も今日から大衆だ ★★★★
結局まともな曲が一曲もないまま迎えたラスト・トラック。もうタイトルからしてまともじゃない感じ…。
だが、この曲のリリックは(やはりまともではないが)なんとも滋味深い。「大衆社会」の醜さを真っ向から表現。
この曲に出てくるようないわゆる他人指向型の「大衆」に関してはA.K.Iには思う所があるようで、
A.K.Iのブログに掲載されている「アナーキズムを吟味してみるの巻」という文章の中でも「大衆」について記述している点があった。
この曲に登場するのは、協調性だけが肥大化して、自分とは違う人間を認めずに迫害していく「大衆」の姿だ。
労働と他人に合わせること、つまりは「普通」であることを絶対し、「多数」を正義とするその姿は、恐ろしく醜い。
しかもこういう人間普通にいそうだ。特に団塊の世代辺りに。町内会強制とかいかにもありそうな感じ。
そんな聴いてるだけで憤りが沸いて来る「大衆」の指図を延々と積み重ねを、
最後に「陰々滅々 繰り返す」の一言でひっくり返す。その瞬間が快感。でも快感と同時に少し背筋が寒くなる。
トラックもここまでずっと妙なものばっかりが続いていたが、ここで結構ヒップホップ的なものに。
ジャズを元ネタにして、ピアノのループによる湿度の高いシックな世界観を展開。
しかしブレイクではサックスの悲鳴のような響きも添えて、決して静かなだけでは終わらせず。
このどんよりとした空気感がリリックの陰湿さを更に高めている。
586名無しのエリー:2009/12/14(月) 01:35:42 ID:wEK8L7gK0
総評:★★★★★
Little Bird Nationに所属していて、更にあのIllicit Tsuboiも在籍していた割にはなんかイマイチ知名度の低いA.K.I. Productions。
これは2人時代の唯一のアルバム。アルバムといっても7曲しか入ってないし、収録分数も30分足らず。
ついでに言えば歌詞カードの写真に写っているのはなんか気持ち悪いデブとオタク風のメガネ…。
しかし今作は恐らく日本の90年代ヒップホップの中でも屈指…とは言わずとも30の内には入る名作。
勿論いわゆる「クラシック」なんかではないだろうし、A.K.Iのラッパーとしてのスキルも、改めて冷静に見てみるとどうなんだろう…というレベル。
しかし取り扱ってる題材はスキャンダラスながら先見的で、エグい中にも一種の文学性漂うリリックは非常に秀逸。
そして曲のレビュー内ではあまり触れることが出来なかったが、Illicit Tsuboiによるトラックが本当に素晴らしい。
ヒップホップの型からやや離れた、独創性溢れるトラックによってこの作品は支えられているといっても過言ではない。
じゃなきゃA.K.Iのリリックの力も半減していただろうし、そうなるとA.K.Iの持つ魅力も発揮されないまま終わっていただろう。
あと、この一枚はちょっとヒップホップの文脈から離れてる所もあるんで、意外とパンク小僧とかも聴けるかも。
因みにその後、メジャーデビューが決定しアルバムも製作しようとしていたらしいが製作中にIllicit Tsuboiが脱退し、製作は頓挫。
それはちょっと惜しいなあ…この二人でもう一枚アルバム作って欲しかったなあ…。
その後、Illicit Tsuboiは皆も知ってるように日本屈指のヒップホップ・エンジニア/リミキサー、あるいはECDの片腕的存在として大活躍。
A.K.Iは騒音性難聴を患い音楽活動を離れ、文筆業中心の活動へ。その後事故に遭ったりしつつ、02年ごろから音楽活動を再開。
山口さよことのユニット活動などを経て今年の2月まさかのセカンドアルバムリリース。
しかしその内容はヤン富田とハロプロ(主にモーニング娘。の新垣 里沙a.k.a「ガキさん」)に傾倒した不思議空間と化している。
そのためこのファーストアルバムを気に入って買い求めるとショックで動けなくなる可能性があります。

なんか長い割に抽象的なレビューでごめんね
587名無しのエリー:2009/12/14(月) 02:06:59 ID:CcBYkqyt0
あまり長すぎるのはシンドイな
長くてもとっつき易い文章ならいいんだけど

ってのは個人的な意見なので
こういうのを歓迎って人もいるかな
とにかく乙
588名無しのエリー:2009/12/14(月) 16:52:47 ID:EBMyb/4IO
なんで折角のレビューにケチをつける輩が最近こうも多いのか
589名無しのエリー:2009/12/14(月) 18:20:46 ID:4uTNKQzh0
>>588
こうも、っていってもだいたいのはひとりのような気がする
590名無しのエリー:2009/12/14(月) 19:05:02 ID:r9edJcNSO
>>586
乙!
よく知らないけど、歌詞ヤバすぎ吹いたw
591名無しのエリー:2009/12/14(月) 19:21:05 ID:WvUJFEsRO
>>588
>>589はこの間のヤツみたいに、中傷してるわけじゃないからいいだろ
批判や指摘だって時には大切だよ
592名無しのエリー:2009/12/14(月) 20:12:31 ID:0ShGqy7j0
数年前の悲劇を忘れるな
593名無しのエリー:2009/12/14(月) 20:54:11 ID:vPmgoHDUO
>>586
乙です、セカンドアルバムのほうも気になる罠w
594名無しのエリー:2009/12/16(水) 02:07:21 ID:2Cpdkqcd0
natal/anNina

1.inicial★★
1分半程のインスト
午後の少し気だるいような雰囲気。
少しこもった感じのピアノの和音とバイオリンの旋律が
帯の売り文句となっている憂愁の世界へ誘う。

2.子午線★★★
どこまでも透明。
人声、鳥の鳴き声のようね笛の音、生活音のように自然なパーカション。
アンビエント的要素も感じられる。
ボーカルは歌うのではなく、話しかけるような感じ。
過去の自分へ帰っておいでと訴える。ただその自分には声が届かないらしい。
自分に対して自分で訴えるが、自分はもう(まだ?)気づかないというテーマを自分が歌っている。
書いててややこしくなってきた。

3.うわのそら★★★★
生楽器と電子音が交錯するように流れ、タイトル通りなんとも落ち着きのないメロディが続く。
ウィスパーボイスどころの話ではない。声出せ、声を!と言ってしまいそうな程のボーカル。
あんまり歌詞とか耳に入ってこない。というか気だるいので、頭が認識しない。
でもそんな雰囲気は平日の午後のふとした瞬間に感じる、何とも形容し難い変な気持ちに通じる。
なんか気だるくなりつつ、歌詞カードをふと見たら、うわのそらは『上の空』という意味だった。
なにそれこわい。

4.肥えた太陽★★★
ジャズBARで流れてそうなマイナーで大人なピアノから始まり、そのままジャズテイストなままで進むと思いきや、
なにやら不穏なベースが…。雰囲気が変わる。なんかスキャットみたいな事やってる。
打ち込みのスネアがダダダダダダと鳴り続き、シンセが音階を駆け上がってくる。
そんな中、シャーンとシンバルが鳴らされると暗黒ミュージカル開幕。
切迫したセリフ調のボーカル。曲を通して、不穏な和音を鳴らし続けるピアノ。
最後は変な吐息で終わる。ホラー。
595名無しのエリー:2009/12/16(水) 02:09:22 ID:2Cpdkqcd0
5.目蓋★★★★
あぁ…前曲のスキャットが続いてる…こわい
と思いきや、先程までの狂気はなくて静かに呟き続けてる。まぁそれも怖いけどw
例外なく序盤は落ち着いた感じで進行していく。
進んでいくうちにハープやら電子音やらが静かに入り乱れ、優しげな音の洪水状態になる。
展開も何もないのだけど、4分半がいつの間にか終わるつかみどころのない不思議な曲。

6.シメオンの海★★★★
波紋のような音が終始続いて、深海を漂うような印象を受ける。
歌詞と音楽が非常にリンクしていて、「波紋」や「深海」という言葉は歌詞中にあるし、
「広がる」という歌詞と同時にストリングスが入ってきて、ぶわっと視界が広がっていく感じに。
サビはコーラスをメインに持ってきて、スラーッと流れるような印象を与えるのが、
曲の盛り上がりを良い意味で抑制している。まさに深海のような静けさとほの暗さがある。

7.対象a(adonde vuelvo)★★★★★
ひぐらしのなく頃にのEDテーマのリミックス。
ジャジーだった元の曲とは全く違い、変拍子で最初はどこか切羽詰った様な不安感に駆られたけど、
慣れてくるとそのリズムに体を預けるくらいの心地よさに。
ボサノバ的なリズミックなギターと感情を昂らせる様なストリングスは一見、相反して聴こえるけど、
何ともいえない不思議な絡みを展開。鳴っているリズムとはちょっとズレたようなボーカルがまた不思議な気持ちよさ。
因みにサブタイトルの意味は「帰る場所」。
今作のアルバムタイトルnatal(故郷)に通じる所がある。
596名無しのエリー:2009/12/16(水) 02:10:21 ID:2Cpdkqcd0
総評★★★★
annabelとinazawaのユニット、anNinaのアルバム。
対象aでこのユニットを知って、その儚く脆いサウンドと歌謡曲とも言えるようなメロディアスさ、
アクのない澄んだボーカル…と久保田早紀とかあの辺りの面影を見て、ほぼ何も知らないまま購入。
まぁ求めていたものとは違ったが、結果オーライ。
エレクトロニカ的音楽を軸におきながらも、ジャズやボサノバの匂いを漂わせるような楽曲あり、
アンビエント的なスパイスありとバラエティに富んだ7曲。
望郷をテーマにしているだけあり、日本昔話のエンディングを観たような胸をキュッと締め付けられるような感情も勿論あるけど、
M6のような無感情のまま海に身を委ねるような浮遊感が全編に漂ってもいる。
annabelのウィスパーボイスは物凄いバックにマッチしているし、演奏も無理に盛り上げない。自然体な音楽。
メロディもキャッチーとは言えないしサラーッとしているが、変哲な物でもないし、耳が疲れない。
ヒーリングミュージックとして最高だが、構築された音世界、変拍子満載でプログレのようにじっくり聴いても面白いという絶妙のバランスをもった作品。

需要はないですが、凄い気に入っているアルバムなので。
597名無しのエリー:2009/12/16(水) 12:51:46 ID:A3P5xRyP0
アニメ方面の音楽には疎いんだが、レビューが気になったからyoutubeで聴いてみたよ
オタ向け音楽はクソばっかなイメージだったが、これは結構いいな
ありがちなオタっぽさが薄いし、ポストロック好き、ニカ好きにもアピールできそう
KOKIA辺りと並べてあって違和感ない
598名無しのエリー:2009/12/16(水) 19:11:48 ID:jIK/OJUB0
メンタルヘルス
599名無しのエリー:2009/12/16(水) 22:53:02 ID:Q5junMUD0
>>596
乙、ひぐらしの曲がやたらとセンス良いから気になってたんだ
この際買うかな
600名無しのエリー:2009/12/16(水) 23:01:02 ID:a4NIV80f0
>>596
いいレビュー乙
全然知らなかったけど、小難しく入り組んだり、シンプルな鳴りを印象的に響かせたり、
結構かゆいところに手が届いて万遍なく心地いい感じでした
601名無しのエリー:2009/12/17(木) 01:00:25 ID:rr25KCaLO
この季節はODするに限るねっ

誰か止めてッ☆☆


602名無しのエリー:2009/12/17(木) 02:06:13 ID:af9LR2aG0
>>601
地味に吹いたww
俺の元カノのメンヘラ女がガチでこんな感じだったわw
603名無しのエリー:2009/12/17(木) 21:19:39 ID:I7M7YyXv0
Piereccing HOUSE/misa 26時

1.ロマンス/PENICILLIN ★★★
元々が電子音を散りばめた曲だったので違和感もなくすんなり入ってくる。
あまりに綺麗に消化してしまっている為、やっぱり清春の影響丸出しの気持ち悪いVoは必要だったかもと思う。
あの気持ち悪さがひとつの特徴だし。

2.1/3の純情な感情/SIAM SHADE ★★★
SIAM SHDEからDAITAのギターも淳士のドラムも無くなったらどうなるのかと。
結果、予想以上にメロディのハマりが良い。
なんか着うたでヒットしてそうな仕上がり。
こう聞くと、歌詞もどことなく最近の着うたっぽく聞こえてしまう。

3.JUST ONE MORE KISS/BUCK-TICK ★★★★
今井寿もびっくりだと思うよ。つーか今井より狂ってるよ。
キーが一緒なのもあってか、そこから狙ってるのか、PerfumeのBaby Crusing Loveっぽい。
地味にキメのリズムは原曲のままだったりしてるのも憎たらしい。

4.ROSIER/LUNA SEA ★★
ハウスの落ち着いたアレンジで「腐った野望の吹き溜まり」とか、何考えてるんだろうか。
原曲の高速シンコペーションも無し。あんまり面白くなく、無駄に長い。
この曲は本当にロクなカバーが無い。馬鹿みたいに遊ばれる訳でもなく、丁寧なリアレンジを施される訳でもなく。
Jはいいのか、それで。

5.月下の夜想曲/MALICE MIZER ★★☆
そろそろ飽きてきたところで、こういう企画モノには外せない確実なバンドを。
ただ、このバンドの曲はどういじられても「まぁいいか」で許せてしまうからそんなに興奮しない。
転調もちょっと無理やり。

604名無しのエリー:2009/12/17(木) 21:20:38 ID:I7M7YyXv0
6.少年/黒夢 ★★★
誰の曲だか理解するのにちょっと時間がかかった。それだけ清春の声は印象的だったと。
「この狭い地下室では何か狂っている」ってのはまさに仰る通りだと思います。
どちらが本当のパンクかは分からない。

7.MAD SKY-鋼鉄の救世主−/Pierrot ★★★
ギターの人が現ユニットでこんなことやってたなー。
前曲とこの曲は歌詞で選んでんじゃないのかと思えてきた。自嘲してるようにしか聞こえない。

8.-I'll-/Dir en grey ★★★★★
このアルバムでベストトラックだと思う。
というのも、このバンドでこの曲を選択したのが素晴らしい。
いまや世界を股にかけ、重低音リフを搔き鳴らしシャウトを喚き散らす硬派なバンドとなった彼らだが、
この曲はインディーズ時代に浦安鉄筋家族のタイアップでチャート記録を塗り替えた、(黒)歴史的な名曲。

9. Melty Love/SHAZNA ★★★☆
このバンドも企画モノにはうってつけ。
どちらかと言えばニューウェーブ的なバンドだったし、
こういったカバーで、歌唱力にも演奏にも問題が無いものだと簡単に原曲を越えしてしまう。
605名無しのエリー:2009/12/17(木) 21:22:12 ID:I7M7YyXv0
総評 ★★★★
90年代後半のブーム期のV系曲をハウスアレンジ。
カプセルやPerfumeなんかのおしゃれなポップスを想像してもらうと分かりやすい。

肝心の中身だが、企画盤とは思えない高品質。
まず選曲が、安易にXやGLAYなどを持ってくることなくちょっとマイナー気味であるので、V系ファンのツボをついている。
次にアレンジの面で、中途半端に原曲を残すことなく徹底的に破壊。
ポップなメロディで反抗心を燃やすV系特有のいびつさに加えて、おしゃれなアレンジをしたことでさらにいびつに。
そしてそれを可愛い声の女性Voが歌う。馬鹿だと思う。
さらにずるいのが、このアルバムでは「曲は良いけど歌が…」「演奏が…」といった曲が多いので、
原曲よりも「こっちのが正解なんじゃないの?」とすら思える。
散々暴れた中身だが、頭とトリは違和感のない確実な曲を置いているためバランスも良い。

数少ない、本気で馬鹿をやったアルバム。
2000円で買えるのでおすすめします。
606名無しのエリー:2009/12/18(金) 00:02:57 ID:1QDnVht70
>>605
乙。聴いてみたけどえらいポップなコードを付け直してるね
ほとんどメロと詞しか残ってないから確かにハウスアレンジの違和感はないかも
607名無しのエリー:2009/12/18(金) 04:02:42 ID:7HEIC8ay0
皆さん乙です。

いつぞやのモンテビ旋風に遅ればせながら乗っかってみました。やたら長いですが

Sunny,cloudy,rain/rumania montevideo

1.Snap ★★
後に『デジタルミュージックパワー』という名前で2ndメジャーシングルとして世に出る曲。
まず歌詞カード開いてビックリ。英語詞。まあ聞いた結果モロに日本語発音の英語だったけど。
疾走感あるギターポップだがなんか演奏が不器用な出来で普通にアマバン臭しかしない。
しかも三好真美のボーカルが常にワンテンポ遅い。力なく歌う様といい非常にノーテンキ。まあ曲調とのギャップは楽しめる。
けどメロディの歪みや中途半端な小節数から強引に次の展開になだれ込む彼ららしさはこの頃から健在。
そしてサビ頭の「He」の発音で今作の本領発揮。ものすごい不安定な声で甲高く歌ってる。
カタカナ表記にしたら「ヒイィイィィ〜」って感じ。何コレ。悲鳴?

2.a walk Shaded by apple trees ★★★☆
何故かボサノバ風。えええぇぇぇ・・・。特にヤマのないメロディラインで進行する2分半程度のまったりした英詞曲。
三好真美の力ないボーカルは意外にもこういう曲に適性を発揮してるかも。まあ下手なんだけど。
と思ったらコード的にも歌詞的にもやたらと不穏な印象で曲が終わる。「To tell the truth」うん、本当のことを言うと何?
・・・何?・・・・・・何?ってそこで終わんのかよ!なんかほんのり怖いんですけど!?

3.Sub channel ★★★★★
アコギを中心に三好真美が外し気味の弱々しいボーカルを乗せる穏やかな曲。ほぼその2つが中心を担う曲なので不安定な部分が多くて怖い。
キー高めの同じく弱々しい女声コーラスも怖い。所々に入る、恐らくは何かの歌を逆再生したであろうSEも不穏で怖い。
そして何より間奏の貝笛の音とも幽霊の声ともつかない音が一番怖い。一体何がしたいんだろう。
まったく意図が掴めない、不気味な存在感を放つ曲。個人的には呪いの歌というものがあったらこんなんだろうかというイメージ。
ていうかこういう曲を作ることを合意したメンバーもどういう魂胆なんだ。メンバーって言ってもギター片方とベース要らなそうな曲だけど。
この曲だけ歌詞の記載がなく、ボーカルの発音からしてどんな内容歌ってんのか全く推測出来ないのもまた嫌な感じ。
608名無しのエリー:2009/12/18(金) 04:03:42 ID:7HEIC8ay0
4.Someone must be there ★★★
珍しく勇ましいドラムが牽引するキュートな曲。それに乗っかるシンセストリングスとベースも印象的。
まあサビで例によって変な転調があるんだけど、舌足らずな三好真美のボーカルのおかげもあり
首を傾げたくなるとかよりはヘンテコリンで可愛らしい感じを受ける。1番終わった後のバンジョーみたいなKYギターや
間奏の何故か控え目なギターソロも変で面白い。今作中で一番ホッとできる曲。で、次は・・・

5.Star ★★★★★
鳥の鳴き声みたいなピュリピュリいう電子音とギターのミュート、ポツポツ力なく言葉を漏らす三好真美のボーカルで始まるオルタナ曲。
いきなり半端なく不穏。しかも「彼女は崖から海に身を投げた」とか英詞で歌ってる。
他の演奏陣入ってきてもAメロはギターミュートしたまま、ベースほとんど動かず、ドラム淡々、と静かなのがまた嫌。本当に不穏。
サビは歌詞らしい歌詞もなくポッ、ポッとか謎のフレーズ放ってる。何だコレと思わせるが、2番サビでキー高めにして
またポッポッ言ってる。最終的にもっとキー高くなってエコーもかかる。
もう気持ち悪いにも程がある。一体何のつもりなんだろう、なんか水泡の音に聞こえなくもないけど、
と思って調べたら当たりました。女性が海の中で窒息死する過程を表現したかったらしいです。大丈夫なのか三好真美。
それにしても曲全体を通して不可思議なコード進行。ただ単に自分にそういうコードとかの知識が全く無いのが
理由かもしれないが、要はそういうレベルのリスナーでさえ薄気味悪く感じるコード進行ということ。
最終的には鳥の鳴き声が首を絞められた時のような感じになって曲が終わる。曲名の理由もまた恐ろしい。
609名無しのエリー:2009/12/18(金) 04:05:05 ID:7HEIC8ay0
6.Shine Today ★★
物憂げなギターのアルペジオで始まったと思ったら男ボーカルだった。多分三好誠。
OASISあたりがやり倒したものの劣化版みたいな簡素なオルタナロックだが(Aメロは『Whatever』に激似)、やっぱりすんなり終わらなかった。
サビは単体で見れば普通なのにBメロの後に繋がると一瞬ものすごい気持ち悪いコードに感じた。何この罠。
三好誠のボーカルは姉と同じく素人臭いフワフワした感じだが、録音環境やコーラスもあいまって妙な浮遊感がある。
月曜は公園で散歩、火曜は音楽を聴いて、水曜は木曜は・・・と並べていく現実感あるんだか無いんだかわからない誠の作詞も、
ユラユラと実体の掴めない感覚を醸し出している。総括すると幽霊っぽい。なんかもう今作そんなんばっか。しかも姉弟揃って。

総評 ★★★★☆
rumania montevideoのインディーズ2枚目。2枚目とはいっても1枚目が1999年3月5日発売で、これがその24日後に発売、
更にはその16日後にメジャー1stシングルが発売なので、完全にお膳立てされた申し訳程度のインディーズ活動だったんだろうけど。
まあGIZAはそういうの倉木麻衣とかガーネッ・・・いやもうやめとこう。
さて今作の内容だが、一貫して極めてカオティックな内容。それも本人たちが「どうかな?どうかな?」とニヤニヤしながら
敢えてそういう突っ込みどころ満載の作りにした印象が全然感じられない。素でこれという感じ。
何ひとつ信頼を置いて聴ける部分がなく、聴いてるこっちがものすごく不安を駆り立てられる。気が抜けない。
まず作曲についてだが、正直何とも言い難い、というより、繰り返すが自分にそういう専門的知識がないので何も言えない。
ただそんな素人リスナーでさえも「何コレ!!気持ち悪っ!!」と感じられるくらい妙なコード進行が特徴とも言えるのかも。
仮にいきものがかりがこんなメロディの曲出したら間違いなくファンからボロカスに言われそう。
演奏については武骨というか、これまた素人が聴いても下手。ただ2曲目にボサノバで意表をついてきたり、明らかにメンバー数人に
出番の無い曲とかもあったりで、演奏形態やジャンルにこだわらないスタイルは人によっては聞きどころと捉えるかも。結構やりたい放題。
個人的にはそれもバンドの全体像が見えてこなくて不気味という点で評価のひとつになったけど。
610名無しのエリー:2009/12/18(金) 04:05:45 ID:7HEIC8ay0
(続き)
そしてそれらの気味悪さをダメ押しするトドメの1ピースが三好真美のボーカル。ピッチも音程もダメダメで、
よりによって何でこの人が歌うんだろう、とまで思わせるくらいボーカリストとして絶望的なんだけども、
そうでなければ今作の不安定さが半端なもので終わっていたというか。
全編通してほぼ無気力な歌い方だが、脱力系とも言い難い。個人的な感覚では脱力系シンガーとは
自らのヘナヘナ歌唱で聴いてる側をそれにつられるように脱力させる系統のシンガーを指すのだと思っているが、
彼女の場合は違う。むしろ脱力させてくれない。自分だけかもしれないが聴いてる間ずっと緊張状態を強いられた。
作詞は最終曲以外は彼女によるもので全部英詞。日本語の直接的な表現を避けることによって表現の輪郭を曖昧にしてみた、
みたいな意図があるのかもしれない・・・かどうかは分からないが、結局それもまた今作のグレーさに一役買っていると感じる。
まあとにかくこんな心が揺れ動くアルバムも稀だと思う。ていうかこれ聴いた後だと彼らのメジャー1stすらえらくマトモな一枚に聴こえる。
一応彼らはメジャー3rdまで出しているが、基本的には数を出すごとに理性的に、堅実になっていく。
確かに後期には後期なりの面白さはあるが、何とも言い難い天然の薄気味悪さはやはりこの頃ならではのもの。
技術面からすると最下層の音楽なんだろうけどきっとそれだけでも終わらない、ホラーなアルバム。
・・・と個人的評価は高いのだが、確実に聴く人は選ぶ。基本的に良い点と悪い点が解釈次第の裏表一体な一枚なので、技術的に卓越した上で
何かの表現を試みた音楽を求める人は絶対に聞くべきではないし、普通のポップミュージック、ギターポップ好きも火傷すると思う。
「下手でも何でもいいから自分の今の音楽観をブチ壊すものを聴きたい」と思ってる人向けかも。どんな風になっても責任取れないけど。
少なくとも自分は彼らのインディーズとメジャー1stで音楽観変わりました。
611名無しのエリー:2009/12/18(金) 21:26:48 ID:BdE3nx6YO
>>609-610
乙!いいよいいよー
全然関係ないけど総評をマイブラのイズントエニシングとかラブレスに置き換えてもほぼ違和感ないwww
612名無しのエリー:2009/12/19(土) 00:27:39 ID:aLetBGp40
メンタルへルス

じゃなくて>>610乙です。これは洋楽っぽさが強いよね。M5のポッポッは衝撃だったw
無理に売れ線作ろうとして変な発作が出たみたいなメジャー1stもあれはあれでタチ悪くて好きだけど
613名無しのエリー:2009/12/19(土) 10:11:24 ID:cB3HwTlHO
携帯から乙乙!同じく作曲とか何にも分からない素人だけど、読みごたえあったよ
どうせならYOU他のモンテビのアルバムもレビューしちゃいなよ
614名無しのエリー:2009/12/19(土) 15:08:40 ID:SsWfUkzU0
>>610
モンテビ乙!しかもインディーズとはw
Starって曲、気になるな。

>>605

JUST ONE MORE KISSすごいね、これは欲しい
615名無しのエリー:2009/12/19(土) 16:02:59 ID:juzmWE6tO
>>610

俺もモンテビ結構好きだよ

それにしても、こういうかなり聴く人を選ぶであろうバンドを
アニメタイアップで売り出したビーイングって…w
616名無しのエリー:2009/12/20(日) 16:08:21 ID:jARbp8nH0
みなさん乙です。では自分も

DREAM SKIPPER/水樹奈々

1.宝物 ★★
いきなり1曲目からバラード。しかも私は歌を歌い続ける、という決意表明曲。大抵の人はアルバムの締めに据える感じの曲。
まあ、歌うことに対する思いのたけを歌ってるけどコレ自分で作詞してないので、確かにトリに置くには違和感があるかも。
曲はまんま歌謡曲。イントロのピアノが歌メロをなぞりすぎててかさばった印象。しかし曲と水樹との相性は良いようで、
柔らかな起伏をつけながら伸び伸びと歌われている。この時点での歌い方では日本語の発音も丁寧で、正統派な印象。

2.BE READY! ★★
一聴して古っと感じる、マイナー調のアップテンポ曲。派手なシンセ+ロックギターな脂っこいアレンジ。2000年代の作品とは思えない。
ある意味硬派というか、伝統的なアニソンの系譜なのかもしれんが、あまりにキメキメすぎて、上辺のハイテンションばかりで深みがない気が。
歌は曲調を考慮してか、リズム重視で歯切れ良く音符を切ろうと工夫されているが、やはり発音は雑になる。サビオチでいきなり長いビブも変。

3.keep your hands in the air ★★
さらに古臭い打ち込みポップス。Aメロのブレイクが凄いことになってる。懐古趣味ではあるが、捉えるポイントが普通でない。
古き良き音楽の再評価とかではなく、20年くらい昔のライトリスナーに向けたような作風。東方神起などの韓国勢と似たような方向性なので、
彼女も対象年齢層が高めなのかも。曲自体の出来はそれほどのものとは思えないがある意味面白いし、ツボにはまれば強いのでは。

4.still in the groove ★
だから古いって…。ユーロビート風イントロでもうウンザリなアップテンポ打ち込みポップス。4つ打ちの強制力みたいなものが働いていて、
延々と盛り上がってる感じでバブリー。サビの折り返しのとこで、歌メロをシンセがトレースし、さらにリズムも合わせてキメにしてる。古いです。
それでいてギターソロは4つ打ちにカッチリ合わせず情感込めて弾いてたりしててちぐはぐ。歌はちゃんとメリハリもあるし、他のアッパー曲に比べて
発音も日本語らしい気がするが、単にウ段が多い詞だから、この人の特性である「速い曲は発音にウ段が混ざりやすい」面が目立たずに済んだだけか。
617名無しのエリー:2009/12/20(日) 16:09:26 ID:jARbp8nH0
5.砂漠の海 ★★★
ギターを軸に据えたミドルテンポのロック。曲自体は目新しくはないが手堅い。変な打ち込みを省いて全部生演奏にしたほうが良かったかも。
水樹は歌謡曲的な歌い方とロック的な歌い方を使い分けているがこの曲では後者で、発音が「スァばく」とか「ヴォくら」とかの
ウ段開始パターンになる。速い曲でそれをやると言葉の伝達に支障をきたすが、このくらいのテンポの曲ならそういうデフォルメも効果的なのでは。
なんかロックって感じがする歌い方。「一定の声量があるけどロック畑じゃない歌手」がロック歌う時って大抵こんな感じだし。倖田とか。

6.Dear to me ★★
ミドルテンポの歌謡曲。ドラムが露骨に打ち込みのため無機質な印象。曲もこれといった特徴に欠ける。
水樹がロックより圧倒的に歌謡曲を得意としてることは伝わる。コーラスが強すぎるのが違和感あるが、歌は上手いのでは。
歌詞はえらく陳腐。2番のBメロとか聴いててビビるほど字余りしてるが、もう少し何とかならなかったんだろうか。

7.What Cheer? ★★★★
イントロのシンセからしてもう古いうえに今度は長調で、歌詞もみんな盛り上がろう的なオープンな内容なので、一線を越えたアホエナジーが出た曲。
90年代テイストも入れてる、とかのレベルではない。現物。パンパカ鳴り響くシンセが無遠慮に居座り続ける。テコでも譲らない頑固さ。
サビ前4小節に渡って打ち込みのスネア音がダカダカ鳴るのも完全に一時代前のアレンジ。時代に逆行し尽くした達成感を感じる曲。
一方の歌は伸ばすところと切り捨てるところのバランスが他曲に比べ良く、歌が全体のノリにリンクしてる印象。動き過ぎずに添えたコーラスもいい感じ。

8.JET PARK ★★
今度は4つ打ちからロックドラムになるが、引き続きキャッチ−で明るい曲。なんかAメロがさっきの曲と被ってる気が。
サビの終盤でメロが慌しくなると部分的に声量が不安定になってる。ロック調の発音も何だかもっさりした印象。
「ムォッっと ムォッと」「ズェッたい ズェッたい」とか感情の昂ぶりを煽る詞でヌメッとして発音だと違和感が。
618名無しのエリー:2009/12/20(日) 16:10:31 ID:jARbp8nH0
9.White Lie ★★
BOAの何かの曲みたいなサビのマイナー調ミドルテンポ曲。いわゆる伝統的なJ-POPではあるが、まだ他にもやってる人がいる曲調なので
久々にそこまでの古さを感じない曲。決して新しくはないけど。歌唱力勝負に出るほど歌いこなせてる感じもしないので影が薄い曲。
意味が間違って伝わってしまうほどではないが、やはりオ段の発音にウ段が混ざりすぎるか。歌詞がありがちすぎるのも印象薄の原因かも。
今作の作曲は半数近くをギターの矢吹が手掛けているが、この曲はポルノグラフィティへの楽曲提供などで知られる本間による提供曲。

10.Nocturne-revision- ★★★
イントロからAメロに入る時、Aメロの折り返し地点、Bメロに入る時、サビに入る時と、段階的にテンポよく転調を繰り出す曲。
何だかスゲエ構成だ。しかし転調をまたぐ形ではメロを鳴らさず、それぞれの調で収まりのいいメロを鳴らしてるので、聴き心地は安定している。
ここまでと明らかに毛色が違う曲だが、この1曲のみ志倉千代丸の提供曲。なんか聞いたことのある名前だ。こういう曲を書く人だったのか。
やっぱりアレンジは古臭く感じるが、手の込んだ曲ではある。個人的にはメロを区切らずに転調する曲のほうが好きだけど。

11.ひまわり ★★★
音数が減って一息つけるバラード。どうもシンセが安っぽいのが気になる。クリーントーンのギターもメロと被り気味であまり必然性がないような。
サビでコーラスが厚くなって歌が強くなるので、他はもっとシンプルでも良かったかも。無難にJ-POPなアレンジになりすぎた感がある。
しかし、作曲した本間がそこまで考えてるのかは分からないが、癖のない曲のほうが水樹としては歌唱力を発揮できてる印象。
サビに繋ぐとこのビブラートとか、なんかちゃんと正しい使い方って感じがする。いつも無理矢理ねじ込む感じなだけに。
日本語の発音も丁寧で、うたのおねえさん的な模範の歌い手に思える。それをアッパーな曲でもやったらいいのでは。
619名無しのエリー:2009/12/20(日) 16:11:54 ID:jARbp8nH0
12.恋してる... ★★
今作中では割と普通にポップな歌メロを有する曲。北欧ポップスをJ-POPっぽい派手めのアレンジに手直ししたような印象。
軽快なリズムに反し、Aメロあたりの水樹の歌い方がアクセントを後ろに置いた粘っこい感じなのでやや違和感がある。
力まかせに歌わないあたり詞世界との調和を重視してるとは思うが。ちなみに本人作詞だが、内容はごくありがちなお花畑恋愛ソング。

13.in the fix ★★
Bメロあたりまでは今作中にさんざん出てきたようなロック調の曲だが、サビで変なメロになる意欲曲。
サビ単体で聴くとごくありふれた感じなのだが、普通あんまりやらないような繋げ方をしてるので、最初に聴いた時には
サビで頭が切り替えきれなくて不思議な印象を受けた。サビ前にブレイク入れずにスルッと行けばもっとカオスな感じになって面白かったかも。
サックスソロからサビに戻る時もなかなか唐突。マンネリ回避のアクセントにはなってるのでは。

14.New Sensation ★★
久々に登場の、露骨に古臭い曲。初期のB'zのようなシンセ入り歌謡ロック。そのせいか、なんかギターソロの収まりがいいように感じる。
B'zというよりKIX'SとかMANISHとかのビーイング系女性アーティストっぽいと表現したほうが近いかも。
詞は今作に多い、もっと頑張ろうよ、いい人生にしようよ系の啓発ソング。どういうファン層を想定してるんだろう。

15.refrain-classico- ★★★★
ほぼピアノのみの伴奏で歌われる、ラストらしいバラード。今作中で最もメロディアスで、歌謡曲の王道的な出来映え。
ネタっぽさがないため違和感があるが(元々ないつもりかもしれんが)、やはりアッパー4つ打ちの縛りがない方が水樹が伸び伸びしてる印象で、
切なげな声で情感たっぷりに歌い込んでいる。どちらかというとアレンジをシンプルにして、あとは水樹にほとんど任せた曲のほうが
いい結果が出てる気がする。専業歌手との差を感じない曲だが、裏をかえせば別に声優が歌わんでもいい曲でもあるし、
声優界の人気歌手というポジション確保のために後々この路線を切るのは正しいのかも。
620名無しのエリー:2009/12/20(日) 16:13:28 ID:jARbp8nH0
総評 ★★
声優・水樹奈々が2003年に発売した3rd。プロデュースはギタリストの矢吹俊郎。
まず曲が古い。しかも「古い」と聞いて普通イメージする古さとだいぶかけ離れている。BAWDIESも懐古主義だよね、とかそういう話ではない。
概ね80〜90年代っぽいが、その中でもぶっちゃけ今更得るものがないようなとこを掘り返している。いきものがかりなんかも90年代っぽいが、
彼らはアレンジは生バンド主体で仕上げている。しかし今作は打ち込みアレンジに至るまで当時を再現する徹底ぶりとなっている。
個人的にはその時代の打ち込みアレンジは、量産を目的化したが故の弊害だと思ってたが、今なおフォロアーがいるほどとは。
オリコン1位を記録した2009年の作品ではストリングスが飛び交うかなり特殊な作風で存在感を放っていた水樹だが、
ストリングスの出番のないこの頃もまた別の形で異端の存在となっている。結果的に、どちらにしろ普通の10〜20代はとっつきにくいという
隔離状態となっている。なんか彼女を特に必要とする人達による、見えざるMy姫バリアが彼女の周りに張り巡らされてるようにすら思える。
水樹の歌唱力は歌謡曲とロックで結構な差が出るが、2009年現在より高く感じる。歌謡曲スタイルの時は、最近でいえば木山裕策のような、
日本語を日本語らしく発音する、伝達に優れた歌い方。ロックを歌うときはリズム重視で癖の強いアレンジ発声という印象。
ともあれ彼女は、幸か不幸か本人の能力の割に一般受けしない存在だし、これも元々こういう系統が好きな人以外は放っておいていい作品かも。
普通の曲で歌唱力勝負もしているが、比率が少なすぎるので普通の歌手で賄えそう。そこは棲み分けが正解だと思う。
電波じゃないけどネタ要素が強く、予想と違う意味で聴き応えのあった一枚。
621名無しのエリー:2009/12/20(日) 18:01:02 ID:QJ4mNzsj0
水樹ファンだがワロタwほぼあってる。
このころは彼女だからこそ表現できる作品ってのがすくなかったんだよなー。

622名無しのエリー:2009/12/25(金) 18:56:25 ID:3w0AjRypO
そろそろ生活保護もらうかー^^
623名無しのエリー:2009/12/26(土) 17:12:45 ID:UVkYKFjh0
まとめの人こないな、大丈夫だろうか
それと、志村・・・
624名無しのエリー:2009/12/26(土) 18:15:32 ID:/hcu9bBg0
やっと規制解除されたー!
前に避難所に投下したんだけど幾つか修正してこちらにも投下。

Love SQ/V.A.

01.FINAL FANTASY メインテーマ/PE'Z ★★★
イントロのピアノでしっとりとテーマを提示しつつ、
いきなりラテンリズムが炸裂するペズワールドへようこそ。
メロ〜サビとこれまでもどこかで聴いたような食傷気味の展開だけど、
やっぱりサビの開放感はいいね。もはや彼らの王道パターン。
完全にペズ曲になっているので、好き嫌いは別れそう。

02.遥かなる時の彼方へ(livetune remix)/livetune ★★☆
クロノトリガーの曲。某テクノ三人臭娘が踊ってそうな
キラキラポップサウンドに乗って透明感のあるメロが響き渡る。
ぺこぺこきらーん、いい気持ち。個人的に4つ打ちはあまり得意じゃないんだけど、
ウワモノがしっかりしているのでさらっと聴けたかな。中田ヤスタ化曲が好きならオススメ。

03.クロノ・トリガー/NOVOISKI ★
ダフトパンクばりの歪んだギターに何が始まるのかと思いきや、こうきたか。
原曲を知らないと辛い。メロも全部まとめて歪ませてるから聞き取りづらいんだよね。
中盤のピアノは綺麗な展開を見せてくれたんだが…。

04.カエルのテーマ〜戦闘勝利(SEXY-SYNTHESIZER remix)/SEXY-SYNTHESIZER ★★★☆
同じくクロノトリガーの曲。いやもうこれはこれは彼の道具である8bit音の勝利でしょ。
スーファミ音源をファミコン音源にしちゃうんだから、
原曲を知ってる人はもうニヤニヤが止まらないのでは。
自分は元を知らないんだけども、曲の雰囲気も上手くまとめていて好印象。
625名無しのエリー:2009/12/26(土) 18:16:17 ID:/hcu9bBg0
05.チョコボのテーマ/グットラックヘイワ ★★★
これまでマンボやらサンバやら様々に料理されてきたが、
ここではゆったりとした中華風ジャズに。
どう料理されても全く違和感がないチョコボ。やっぱりかわいいよなぁ。

06.想いは遠くマナの樹に寄せて Theme of Mana〜ホームタウン ドミナ/muZik ★★☆
聖剣伝説 Legend of Mana の曲。つかこのmuZicっての、
情報がほとんどないんだがどうもスクエニ内部の人間らしい。いいのかそれで。
曲は非常にゆったりとしていてノスタルジック。
メドレーだが全く気付かない程一体化した流れ。ほのぼの。

07.悠久の風(migratory birds mix)/DE DE MOUSE ★★★★
FF3の曲。8bit音から始まり、中盤からはいつものデデちゃん節炸裂。
ちゃんとロボ声少女も登場。そして徐々に音が重なっていくこの展開は素敵。
吹き抜ける風の開放感とか冒険のドキドキ感とかが余すところなく詰め込まれていて、
彼はそんな風景を描くのがやっぱり上手い。いい仕事、してますぜ。

08.Romancing Sa・Ga(note native remix) ★☆
  オープニングタイトル〜バトル1〜決戦!サルーイン〜エンディングテーマ/note native
ハウスDJによるリミックス。うーん、個人的にハウスが苦手だからなぁ…。
ウワモノも薄っぺらいからバスドラの4つ打ちが余計に下品に聞こえちゃう。
原曲をしらない自分にこれは辛いっす。。。
626名無しのエリー:2009/12/26(土) 18:17:51 ID:/hcu9bBg0
09.ビッグブリッヂの死闘〜妖星乱舞〜片翼の天使/→Pia-no-jaC← ★★(曲補正付ければ+★)
出た、ピアノジャック。ピアノとカホン(四角い箱みたいな打楽器)の二人組。
もうヴィレヴァンでプッシュされまくり。いや、面白い二人だとは思う。
動画見る限り、ライブはすげー盛り上がるんだと思う。
ピアノも上手いこと雑に鍵盤を叩きまくってるし、
カホンもサンボ山口隆よろしく暑苦しくがんばってると思う。
が、いかんせんマスタリングが悪いのか何なのか、いつもカホンの音が弱い。
カホンの(打音の)音程が高く響きにくいので、シャカシャカ鳴ってるだけにしか聴こえない。
CD音源で聞き込むには向いていない音楽。良くも悪くも彼らはそれに尽きる。

で、そんな二人があの名曲達を叩き倒し(ってかそもそも選曲が卑怯だろこれ)。
妖星乱舞は原曲通り15/8(4/4+7/8)拍子で展開して欲しかったけど、
そうでなくてもこのピアノは流石の一言。
難曲を上手くアレンジして繋げているしかっこいいし耳当たりもいい。が、しかし。
このトラックが、というよりもCDとしてパッケージングされた
彼らの音楽そのものが肌に合わないんだと思います。ごめんなさい。

10.プレリュード/no.9 ★★★★
最後は綺麗な原曲のイメージを壊すことなく静謐な世界を展開。
この辺りの打ち込みを使ったクラシカルな音楽は彼のお手の物。流石の一言。
ただしアクはないのでさらっと聞き流されてしまうかもしれない諸刃の剣でもある。
まぁ最後くらいこういうのがあってもいいかと。
627名無しのエリー:2009/12/26(土) 18:19:21 ID:/hcu9bBg0
総評 ★★
[前置]
まず最初に謝っときます。自分はFF4.5.6くらいしかやったことがありません。
ロマサガとクロノはまだ名前は知ってるけど、、、聖剣伝説のマナの樹?そんなの出てたの?
そんな感じなので原曲は半分程度しか知らず、ついでにアーティストも半分は全く知らず、
故に評価が歪んでいる可能性がかなり高いかと。それを踏まえて、総評。

[本題]
スクエニ公式の、スクエアゲーム音楽をカヴァー&リミックスしたアルバム。
ヴィレヴァン限定でDVDが付いてくるらしく、店内でガンガン流れまくり。
聴くまであまり意識していなかったが、蓋を開けてみれば以前にレビューした
キラキラジブリに似たようなコンセプト。フロア向け曲多し。
なので、一聴しての耳障りはいい。曲者達が各曲をいぢりまくってるだけあって適度なフックもある。
が、ずっと聞いていたいかというと…飽きるねこりゃ。ヴィレヴァン的音楽の典型。
(ヴィレヴァンの推す音楽って、ほら、コレオサレでしょ?的あざとさを覚えちゃって
 若干白けちゃう上に、あんま深みを感じなくて楽しめないんだよなぁ。)
それでも原曲を知るゲーム好きなら楽しめる…と信じたいんだけど、どうなんでしょ。
まぁ飛び道具としては十分機能するかと。そんな感じ。

# 毒吐いちゃってごめんなさい。ちょっと日常が荒んでるんですごめんなさい。
# 何も知らないのにごめんなさい。えらそうに語っちゃってごめんなさい。
# でも音楽は大好きなんですごめんなさい。やっぱりあいしてる!
628名無しのエリー:2009/12/27(日) 11:43:11 ID:pRcunDMg0
488k
629名無しのエリー:2009/12/30(水) 20:13:22 ID:Fm/QmcwA0
>>627
乙。
面子の豪華さゆえ、気になってた。
630名無しのエリー:2009/12/31(木) 00:40:50 ID:InbfV1jO0
今日ヴィレヴァン行ったらマジで流れててワロタw
631名無しのエリー:2010/01/04(月) 00:15:25 ID:14lnDBLf0
あけましておめでとうございます。
久々になんか書いたけど容量的にアレなので避難所にしときました。
まとめ人さんは元気だろうか…
632名無しのエリー:2010/01/04(月) 22:19:30 ID:qz2l64ky0
633名無しのエリー
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