日本の音楽業界が低迷した一番の理由を考察してみた

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629名無しのエリー
ドラマやCMのテーマ曲に選ばれることで、CDセールスの向上を図る――。これは音楽業界において、もはや古典的ともいえる手法だ。
CD不況が叫ばれる中、各レコード会社は以前にもまして、タイアップ獲得に向けて奔走している。

そんな中、ミュージシャンとドラマやCMの制作陣との力関係にも、微妙な変化が生まれているという。

「一言でいうと、自作曲を採用してほしいミュージシャン側が、曲の制作段階からクライアント側の言いなりになるケースが増えているのです。
歌詞の書き直しは日常茶飯事、それどころか曲作りに先立って"○○というテーマで、△△という言葉を盛り込んだ上で、サビは明るく盛り上げて"などと、
細部にわたるリクエストが出ることも少なくありません。これは新人や若手だけの話ではなく、
ヒップホップ界の大物グループRなどでさえも、楽曲の全面書き直しに応じているといわれています」(レーベル関係者)

エイベックスが総力を挙げて売り出し中のGIRL NEXT DOORも、CMやテレビ番組とのタイアップをテコにブレイクを狙うユニットのひとつ。
MAX松浦社長のお気に入りとされる同グループのタイアップ獲得のために、エイベックス社員が企画書を抱えて東奔西走しているそうだ。

また、タイアップ獲得競争においては、テレビ局と資本関係を持つ音楽出版社が力を発揮しているという。

「フジテレビ系列のフジパシフィック音楽出版、TBS系列の日音、テレビ朝日系列のテレビ朝日ミュージックなどが典型ですが、
そうした音楽出版社が著作権を有する楽曲は、やはり系列のテレビ局でよく採用されていますね。
特に実績のない若手ミュージシャンが抜擢される場合は、大抵こうしたカラクリが働いています」(同前)

いずれにしても、タイアップが決まった楽曲であっても、ほとんどヒットしないままに終わるのが音楽業界の現状だ。
ワラをも掴む思いのミュージシャン側と、その足元を見る"採用側"とのトホホな関係は当面続きそうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/4178328/