アルバム全曲レビュースレ in 邦楽版21st

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574名無しのエリー:2009/07/11(土) 22:58:41 ID:mrSy+74c0
>>539
>>566
>>572
おぉう乙、読み応えあるなー
100sは確かにやれる事もうだいぶやっちゃった気がする

自分エレガ好きで一回レビュー書いちゃった口なんだけど、あの音楽をどう表現すればいいか解らなかった
「ひきこもりJPOP」てのは言い得てますわ、凄ぇ
あと昔の水樹聴くとよく解るんだけど、オタって異様なくらいユーロビート好きな層が居るんだよね・・・・・・>>539


なんかレビュー書きたくなってきた
来週バイン出たら頑張って書くかなぁ
575名無しのエリー:2009/07/12(日) 18:47:34 ID:1DgXt5xeO
>>567
>>572
レビュー乙でした。
100S聞きたくなりました
576名無しのエリー:2009/07/13(月) 01:11:17 ID:r70TXW4u0
書いてくれた人たち、大変乙

Perfumeの総評は非常に同意した・・・
ystk関連はcapsuleしか聞いてなかったクチだから、これで良いの?って。
なんとなく怖くて口に出すの今まではばかられたが、ちょっと安心したよw
577名無しのエリー:2009/07/13(月) 09:05:15 ID:9UcdZdKe0
>>566
>>572
乙です。
まとめ人さんもまとめ乙です。
578名無しのエリー:2009/07/13(月) 13:56:37 ID:gnLh2Ikk0
>>568-572
乙 参考になった
聴きたかったし今度買ってくるわ
579名無しのエリー:2009/07/13(月) 18:22:47 ID:jyzykmMxO


ONE☆DRAFTお願いします。

580名無しのエリー:2009/07/13(月) 19:51:05 ID:Ldmy6/oe0
福山雅治の5年モノお願いします
581名無しのエリー:2009/07/14(火) 13:23:09 ID:u8SWddEy0
中村一義は奇数だと重たくなるんだなあ
582名無しのエリー:2009/07/14(火) 16:58:56 ID:uPDv6doD0
需要のない作品でごめんなさい。
もうすぐ豊作が予想される時期だし、良い流れを作れれば。

GOLD SUN AND SILVER MOON / SHAZNA

01.White Fairytale ★★★
外部作家による提供曲であり彼らのオリコン1位のクリスマスソングである『WHITE SILENT NIGHT』を、をオールシーズン用に手直ししたもの。
煌びやかな4つ打ちサウンドの曲で、ABBAみたいな可憐なコーラスと甘いメロディー(&歌声)が印象的。
Bメロで若干音程が怪しいところもあるが、ぎりぎり目をつぶれるレベルではある。

02.Lily of the Valley ★★★
お花畑系ポップス。
IZAMが自画自賛していただけあって、歌詞は非常に印象的でなかなか良い。

03.Sweet Angel ★★
べーシストNIYの作品。
気持ちいいポップスで悪くはないが、後にスローテンポで取り直されたヴァージョンの方が曲に対する正しい解答といえそう。
ベタなことに最後でキーが上がるがIZAMの歌唱力的にはやめといたほうが良かったのでは。

04.Aurora ★★★☆
外部作家提供の開放感溢れるポップス。ベタなギターも気持ちいい。
単純にメロディーがいいので好印象。

05.SWEET HEART MEMORY ★★★★
3rdシングル。
全編にわたってマイナー調のメロディーが印象的なポップロック。
シングル版と違ってイントロが打ち込みからアルペジオに。
少しは上達してるんだな〜と。
メロディーや曲構成はかなりいいが、歌唱力の微妙さがもったいない。
583名無しのエリー:2009/07/14(火) 16:59:57 ID:uPDv6doD0
06.Secret Love ★★★
ここで変化球。NIY作曲。
ひたすらもの悲しい曲調で、コーラスワークも凝っている。

07.Magenta Story ★★★
彼ら的にはわりとハードなダンスナンバー。
2枚組のLAマスタリング版では2枚目の1曲目に当たる曲で、SHAZNA少し陰の部分といえそうだ。
後にCulture clubのボーイ・ジョージにリミックスされる。

08.Melty Love ★★★★☆
デビュー曲であり言わずと知れた大ヒット曲。
アルバム収録のたびににアレンジしなおされてる(5バージョン存在)ので、その変化をたどれば彼らの成長ぶりが感じられそう。
ちなみにこれは4バージョン目。
そこまで大事にされるだけあって、かなりの名曲。隙のないキャッチーさ。
またサポートのドラムが頑張っていて、彼のドラミングのお陰でこの曲のメリハリがさらに際立っている印象。

09.Romance  ★★
IZAMとギタリストA・O・Iのツインボーカルのゆったりした曲。
二人とも歌唱力は同レベル(笑)だが、IZAMは低音のほうがしっかり歌えている。

10.すみれ September Love ★★★★
2ndシングルであり、一風堂のカバー。
アマゾンのジャングルを思わせるイントロが1分近く続くアルバム版で、その一風堂の土屋昌巳がギターソロでゲスト参加。
妖艶なメロディーラインとダンサンブルなサウンドが気持ちいい。カバーとしても成功だろう。

11.Refrain of Dreams ★★☆
よりによってIZAMの音程が不安定なのがもったいないが、消えゆくような切ないムードがいい。
584名無しのエリー:2009/07/14(火) 17:01:34 ID:uPDv6doD0
12.Das Spiel ★☆
TOKYOマスタリング版のみ収録。
一応ハードチューン。
似たようなアレンジをT.M.Revolution『ULTIMATE』でも聴いた覚えがあるから、共通の元ネタがあるのかもしれない。
だがなにより驚いたのは、あのSHAZNAがメロディーを捨てたことであろう。ヴォーカルもエフェクトがかかりまくって、誰の声だかわかんないし。
残念なことにハードチューンなのにギターのへぼいこと等が原因で高い評価はできないが、それでも彼らがパブリックイメージへの反抗心を持っていたことは認識されるべき。


総評 ★★★
作詞・ヴォーカルのIZAMと作曲・ギターのA・O・Iとベース・時折作曲のNIYによる3人組、SHAZNAのメジャー1stにして初のフルアルバム。
一応90年代後期の“ヴィジュアル系四天王”の一つでありV系の代表格としてよく名が挙がるが、当時のV系的にはむしろ異端児。そもそも四天王のバンド自体どれも異端児ではあるが。
もともとこのバンドは昔からポップセンスはかなり優れているのだが、急に人気がでて急にデビューさせられてしまったので演奏力も歌唱力もかなり未熟。
しかし今回はブレイクによって資金的にめぐまれたこともあり、その貧弱な母体に鉄壁なバックをそろえることで対応を試みた模様。
それは、プロデュース&アレンジに佐藤宣彦と事務所先輩バンドmodern-greyの山口一久を迎え、さらにはヴォーカルプロデュースに佐藤とわざわざ坂井紀雄を迎えるというもの。
(サポートドラムもmodern-greyのメンバー。)
結果、かなりドーピング的ではあるが良質なポップアルバムとなっている。
素の楽曲自体はどれもなかなか佳曲揃いで、Culture clubなどに代表されるニュー・ロマンティックスの影響が感じられるポップロック。
そこに佐藤&山口のコンビが、あくまでバンド感をメインに据えたカラフルなアレンジを施している。
打ち込みやシンセは積極的に導入しているが過剰なストリング等のアレンジはほとんどなく、とにかくインディーズ時に練り損ねた“SHAZNA像”を作り上げることに腐心している印象。
まぁいうなれば「ニューロマ版いきものがかり」だろうか。
そこまで声高にお勧めはしないものの、BOOK OFFで105円で購入するぐらいなら充分元は取れそう。
585名無しのエリー:2009/07/14(火) 18:40:36 ID:oIHA8R4t0
あの中古屋で良く売ってるキンキラのやつだよね。
586名無しのエリー:2009/07/15(水) 00:45:47 ID:Q70uwYwsO
最後の曲願いがパピーラブ以上にしっくり来ない
アルバムMixで別曲かと思うぐらいに壊してくれたら
新曲がもう1曲増えた感じで良かったのにぃ
587586:2009/07/15(水) 00:47:15 ID:Q70uwYwsO
恐ろしい誤爆すまそ
588名無しのエリー:2009/07/15(水) 01:07:09 ID:l6et+hnf0
パフューーム!
589名無しのエリー:2009/07/15(水) 07:19:36 ID:sM8rxtUm0
誤爆にレスすまそ
>>586
MEGで言うNATALIEとNATALIE(FM16 MIX)くらい違ったら面白かったかもね
590名無しのエリー:2009/07/16(木) 23:11:57 ID:/EAKOZm+0
やっと解除キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
てことで、空気を読まずに需要ゼロの人を...


DYNAMITE-A-GO-GO!!! / 和田アキ子

01. DYNAMITE-A-GO-GO!!! ★★★
GOTAプロデュースの正統派R&B。スムースなトラックを従えて、例のパワフルな声を
これでもかと言わんがばかりに見せ付ける歌唱がマッチしている。
流石に若い頃のような強烈な声はあまり出ていないが、これはこれで味がある。
これ以降となると流石に...。カッコイイと思うと同時に、そう思ってしまった。

02. 悲しい歌 ★★★★☆
当時ピチカート・ファイヴのメンバーだった小西康陽プロデュースによるカヴァー。
デビュー当初から全盛期を知るファンならニヤリとするアレンジに
当時の歌唱が怖いほどハマっている和田の歌唱のおかげで、しっかりと
歌謡R&Bとして生まれ変わっている。元はポップなのに、えらく渋く変わっているため、
両方知っている身としては、どちらか選べと言われたらすごく困る曲。
それくらい、和田には似合っているカヴァーだと思う。今の声量だと微妙だが。
591名無しのエリー:2009/07/16(木) 23:13:51 ID:/EAKOZm+0
03. 愛のためだけに ★★
ゴスペラーズがコーラス(含むコーラスワークアレンジ)とプロデュースを手がけた
現代風のR&Bチューン。明らかにゴスペラーズが躊躇している。
和田をフィーチャーすること自体は悪くないが、もうちょっとコーラスを
厚くしてもいいんじゃないか? それくらい、何か物足りなさを感じた。
あと、ポップすぎるきらいもある。もっと土臭くてもいい気がする。

04. He... ★★★★
米倉利紀プロデュースによるスローチューン。流石にR&Bシンガーが手がけただけあって、
今風のメロディではあるが、こちらは本場嗜好の強いサウンドになっている。
このようなメロディだと和田の声もそちら寄りであるため、しっくり来る。
米倉とのコーラスとも意外と相性が良いため、良質のアーバンソウルとなっている。

05. 月明かりに照らされて ★★★
田辺恵二プロデュースによる山崎まさよしのカヴァー。
流石にメロディラインがブルースの影響を受けているだけあって、
ポップでも和田には相性がいい...のはいいのだが、アレンジが軽すぎる。
てか、音が多すぎ。これはシンプルでいいと思う。特に本人の歌唱を活かすなら。
明らかに、これは本人の歌声を殺しているとしか思えない。
592名無しのエリー:2009/07/16(木) 23:15:37 ID:/EAKOZm+0
06. 愛はブルース ★★★★☆
島野聡プロデュース。流石にMISIAを手がけただけあって、正統派で勝負。
MISIAはテクニック重視であるのに対し、和田は本能のままに歌い上げる。
ただ、年齢を重ねた渋みが出ている歌声はすごく合っている。
ジャジーなアレンジも合っている。ただ、ヘッドフォンによってはスネアが煩いかも。

07. Free At Lat '98 ★★★
DJ FEILONGプロデュースのハウスチューン。というよりリミックス。
なんだか、ドナ・サマーっぽい印象。悪くは無いが良くも無い。普通。
まぁ、当時の主流となったハウスといえばこんな感じ...だったっけ?
ベースラインは気持ちいい流れとなっている。

08. Searchin' ★★★★☆
再び米倉利紀プロデュース曲。今度はゆったりしたバラード。
トラックはちょっとポップすぎるのだが、メロディはちゃんとR&Bになっている。
こういうトラックだと本当にしっかりした歌唱してるんだなぁ。
意外と、このコンビの相性はいいんじゃ無いだろうか。
593名無しのエリー:2009/07/16(木) 23:17:25 ID:/EAKOZm+0
09. 真夏の夜の23時 ★★★★
小西康陽プロデュースによるアップチューン。典型的な歌謡R&B。
何気なく歌ってるように聞こえるが、実はすごく難しい歌だったりする。
普通なら、ものすごく練習しないといけないが、この人はあっさりと歌えてやんの。
往年の香りを持たせつつも、ロック色を強めるなど今っぽさも加わっている。
改めて、小西のマニアックさに脱帽。

10. 歩こう ★★★
ゴスペラーズプロデュースのバラードナンバー。こちらもコーラスはゴスペラーズが
担当している。こちらは抑え目のコーラスワークにして正解かな。
地に足をつけたような歌唱法と優しいアレンジがいい味を出している。
本作で本人の歌唱力を堪能するなら、この曲だろうなぁ。


総評 ★★★☆
和田アキ子がワーナーに在籍していた頃にリリースしたダイナマイトシリーズ2作目。
当時からしても小西康陽、米倉利紀、ゴスペラーズ、そして、今の時代から見たら
島野聡や田辺恵二と「いくら金積んだんだ、ホリプロ」と言わんがばかりのメンツ。
もちろん、楽曲自体は悪い出来ではないがアレンジで損している曲が割と多い。
特に相性が良いのは米倉利紀と小西康陽、島野聡の三名だろう。
この三名が書いた曲は強くは勧めないが、素晴らしい出来だと思う。
アルバム全体としては良いが、単体だと弱い部分もある。
是非とも蒸留酒のお供に。あるいは、深夜のドライブの一枚として。
594名無しのエリー:2009/07/17(金) 13:59:45 ID:JacQZe0y0
>>593
乙です!
DYNAMITE-A-GO-GO!!!ってタイトルだけで吹いてしまったwww
595名無しのエリー:2009/07/19(日) 10:57:36 ID:vSGJDc3u0
なんか評判いいのでランクの新作希望
596名無しのエリー:2009/07/19(日) 14:39:56 ID:T4VDFJZhO
ともさかりえ、たむらぱん のアルバムお願いします
どっちか買おうか迷ってます…音楽的なことはよくわからないので率直な感想聞かせてください(><)
597名無しのエリー:2009/07/19(日) 15:12:31 ID:dhDO6NJEO
>>593

お疲れ様です

昔のソウルフルな和田アキ子も今のメロウな和田アキ子も自分は好きです
598名無しのエリー:2009/07/20(月) 17:22:23 ID:Pqe4niKE0
贔屓目入っているかもしれませんが…そして若干古いですが


スキマスイッチ / 夕風ブレンド


1.藍 ★★★★★
静かに始まりを告げる大橋のギターと常田のピアノの絡みからスタートし、サビでドラムやストリングスなど
他楽器が加わり一気に厚みと広がりを増す一曲。
大橋が「今の自分にこれ以上のものは出せない!」と言い切るほどメロディを考えあぐねただけあってか、
これがアルバム曲であることが非常に勿体ないくらい秀逸な出来。
ストリングスの音が非常に綺麗で、アルバムを引っ張る1曲目としては十二分に役目を果たしており引き込まれる。
静謐とした空気の中で進んでいくABメロとは対照的に、感情を吐き散らすように上がっていくサビもいい。
上手く行かない恋愛について描いた曲だが、主人公である僕は、恋する相手について最初は
“存在自体よ消えちまえ”と言っていたのに、最後に“消えちまえ”ではなく“消してしまえ”になるあたり、
深読みすると少し狂気の面も匂わせる。だから愛ではなく少し歪ませて藍なのか。

2.ガラナ(album ver.) ★★★
1曲目の感動的な余韻に浸る間も与えずいきなり始まる、空気読まない位置に置かれた一曲。
映画『ラフ』の主題歌に起用されたシングル曲。
1st、2ndとどちらも2曲目はアップテンポな曲を配置しているスキマスイッチだが、ここに持ってくることは
なかったのでは…。
粗っぽいザクザクとしたヴォーカルから入り、ABメロでコミカルに展開しつつサビは王道展開で駆け抜けていく。
“キッスしたい唇”“ターゲット絞って急接近”“ビビるんじゃねーぞ”“エンジン全開だ!”
……いや、まあキスがキッスなあたり思い切ってここまで突っ切ったのだろうが…。思春期真っ只中な歌詞。
シングルヴァージョンとの違いは最後にピアノが加わっており、そのまま間髪入れず3曲目のスフィアの羽根に繋がる。

3.スフィアの羽根(album ver.)★★☆
2006年の熱闘甲子園のテーマソングに起用された。爽やかで夏らしさを感じさせる。
シングルヴァージョンとは冒頭1音のコードが異なっている。それだけの違い。
パーカッションが可愛らしい曲ではあるが、同じ応援系・同じアップテンポのガラナの後では少しインパクト薄。
サビのメロディが少し全力少年に似ているかな。
599名無しのエリー:2009/07/20(月) 17:23:34 ID:Pqe4niKE0
4.惑星タイマー(album ver.)★★
スキマスイッチ自身も参加している福耳がリリースした曲を、アプローチを変えてセルフカバー。
オーケストラを付け、ドラムなどを排除してやたら壮大に仕上げた一曲。
自分が福耳ヴァージョンの方が好きだからかもしれないが、ちょっとダレる。転調部分からはちょっとビートルズ
っぽさが入っていて面白い。宇宙や惑星をイメージとしているので、壮大になったことで深みは出たのかも。
歌詞はスキマスイッチが好きな隠しエロ系。
ベストアルバムに収録されている惑星タイマーは、こちらではなく福耳に提供した方の跳ねたヴァージョン。

5.月見ヶ丘 ★★
カントリー&フォークテイストな、少し昭和っぽさを感じさせるコード進行の曲。
バックコーラスに小田和正を迎えた豪華な一曲であるが、恐らく聞き流す程度では気付かない。でも厚いコーラス。
初回特典のDVDでは、小田和正がこの曲のコーラスを凄く難しいと言っている。
歌詞も曲調も可愛らしい感じに仕上がっている。アルバムの中の小休止的な曲だが、バックミュージシャンが豪華。


6.空創トリップ ★
インスト。スキマスイッチツアー『空創トリップ』のSE曲。
ツアータイトルをそのまま楽曲タイトルにしている。ストリングスとピアノのみで構成。
幻想的な小曲で、そのまま次のボクノートへと綺麗に繋がっていく。

7.ボクノート ★★★★
前に記述したツアー『空創トリップ』を再現してか、ツアー1曲目に演奏したボクノートを意図的にこの位置に収録。
6曲目とセットとしても捉えられるし、別物としても聴ける。2006年映画ドラえもん『のび太の恐竜2006』の主題歌。
柔らかく時に鋭く感情を曝け出す真摯な歌い方と、ストリングスが綺麗に合わさったバラード。
さり気なく転調しまくりソング。転調したまま最後まで突き抜けます。
600名無しのエリー:2009/07/20(月) 17:24:56 ID:Pqe4niKE0
8.ズラチナルーカ ★★★☆
ボクノートで作った温かみのある空気感を一転、常田によるピアノリフで始まるアルバムの中の異色曲。
大橋の囁くような歌い方とエコーのかかった繰り返されるフレーズが怪しさと不安定さを生んでいる。
曲中に出てくる“夕立”“街が沈む”“雲を裂く方舟”といったフレーズから旧約聖書の『ノアの箱舟』を
思わせるような歌詞だが、常田曰くこれまでこの歌詞の本当の意味を言い当てられた人は一人しかいないらしい。
何にせよ世界の終焉を彷彿とさせる、ファンタジックで不思議な曲。
スケールは壮大だが、世界平和や反戦を訴えるわけでもなく、あくまで“君と僕”に終始しているところがいい。
世界観を広げても結局は“君と僕”の小さな世界の話に辿り着く、そういったスタンスが彼ららしいと思う。
ズラチナルーカとはセルビア語で“空港”という意味らしい。

9.糸ノ意図 ★★★
ドラムにアンダーグラフの谷口奈穂子、ベースにレミオロメンの前田啓介を迎えた爽やかなアップテンポナンバー。
歌詞は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』をモチーフとしており、歌詞カードにもinspired by 『蜘蛛の糸』と記載されている。
主人公である僕が最近喧嘩してしまった彼女の元へ、糸を手繰り寄せ他人を蹴落として逢いに行くというストーリー。
爽やかな曲調と大橋の軽やかな歌唱、そして最後の“君は笑っていた”という歌詞に一見ハッピーエンドを思わせるが、
『蜘蛛の糸』の結末を思い返してみると爽やかな中に毒を利かせた曲であることがわかる。
『蜘蛛の糸』の主人公の名前はカンダタなのだが、歌詞の中で“闇を抜けることはカンタンダ”と表記するなど
ちょっとした遊び心を利かせている。

10.アカツキの詩(album ver.)★★★☆
スキマスイッチお得意の、切なく悲しい歌詞を敢えて温かみのある歌声と演奏に乗せたミディアムナンバー。
アルバム先行シングル。サビのファルセットがいい感じ。Aメロの捻った独特のコード進行がスキマスイッチらしい。
シングルヴァージョンよりアウトロが長くなっており、アルバムヴァージョンの方が明るく華やかな展開になっている。
601名無しのエリー:2009/07/20(月) 17:25:39 ID:Pqe4niKE0
11.アーセンの憂鬱 ★★★★☆
アーセン→フランス語でアルセーヌ→アルセーヌ=ルパン→泥棒。
自信満々の泥棒が愛しの御令嬢を掻っ攫いにいくというコミック仕立てな内容。それに相応しく爽快なアッパーチューン、
一気に走り抜けていく疾走感溢れる気持ちいい曲。トランペットがいい味出している。何となくsurfaceとかが歌っていそう。
以前放送された情熱大陸でスキマスイッチの曲作りの過程を検証するためにこの曲が取り上げられていたが、大橋がハマる
と感じた母音を優先して適当に付けた歌詞に、常田が大橋好みの正式な歌詞を付けていくというものだった。
そういった過程が如実に表れている面白い歌詞で、どの単語やフレーズも確かに見事マッチしている。
“掌底”なんて歌詞なかなか見かけない。格好よく罠を掻い潜って御令嬢の元へ行く泥棒だが、最後にはちゃんとオチあり。

12.願い言 ★★★★
昔のアメリカンポップス、ブルー・アイド・ソウルの雰囲気を意識したというちょっとレトロな一曲。
ゆったり淡々と進んでいくバラードで少し物足りなさを感じさせるが、それが逆に転調した後の重厚な演奏と大橋の力強く
ライブ感あるヴォーカルを際立たせており、アルバム後半の山場として大きな存在感を見せている。
“今日まで僕が生きてきたその理由を 今ここで君に証明してみせたい”とプロポーズを思わせるちょっとこっぱずかしい
歌詞だが、熱の入った切実な歌声とここぞとばかりに畳みかけてくる演奏に乗り良いドラマチックさを出している。

13.1+1 ★★
常田のピアノと大橋の歌だけで一発録りしたという短い曲。ここに来て原点回帰。
これと言って特に面白味はないが、しっとりとした曲調と柔らかな歌唱で静かに終わっていく感じは重めバラードの後、
そしてアルバムの締めとしてはこれくらいが丁度いいのでは。
602名無しのエリー:2009/07/20(月) 17:28:40 ID:Pqe4niKE0
総評 ★★★★
オールセルフアレンジ・セルフプロデュースのスキマスイッチによる三枚目のアルバム。
『夏雲ノイズ』『空創クリップ』に続く三枚目で、スキマスイッチはこの『夕風ブレンド』までをアルバム三部作と
銘打っている。『夏雲ノイズ』をリリースした2004年からの、3年間の集大成と言える。
大橋の歌声は好き嫌いがわかれるようだが、彼の声に抵抗さえなければ最後までとてもすんなりと聴くことができ、
安心して気持ちよく聴けるアルバム。歌詞と世界観のマニアックさ・ヲタクくささがとても気になるがw
ヴォーカルについては曲ごとに歌い方や温度感を変えてきているのでそれぞれに味がある。
1stはまだまだ粗削りであったし、2ndは多方面で新しいことを取り入れようとし詰め込みすぎてとっ散らかっている
印象だったので、1st、2ndのまとめとしてとても安定感のある一枚に仕上がっていると思う。
しっかりと聴き込むこともできるし、何か他のことをしながらのバックミュージックとして楽しむこともできる。
個人的にはベストアルバムよりもこっちを薦めたくなる。
当時「もうこれ以上は出せない」と言っていた2006年から3年が経ち、今年再始動したスキマスイッチであるが、
三部作を終わらせ互いのソロ活動を経て仕切り直した彼らが、次のアルバムで一体どんな顔を見せてくるか期待。
603名無しのエリー:2009/07/20(月) 18:33:30 ID:BpsXY6Es0
>>602

夕風ブレンドでスキマにハマった俺としてはだいたい同意見だわ
ベストも悪くないけどこっちの方が一枚のアルバムとしてまとまってて良いと思う
604名無しのエリー:2009/07/20(月) 19:59:26 ID:Zpmlxdt80
>>602



読んでる側にはどうでもいいけど個人的には二年くらいぶりのレビュー
しかし最後に書いたのも多分新谷なんだよなあ・・・・・・今度はアニソン系以外書こう・・・・・・

新谷良子 「MARCHING MONSTER」

1 Welcome to the parade ★★★★
空間的な音から順番にバンドの音が重なるイントロ、そしてアグレッシブなサウンドで今作も相変わらずのバンド感を示してくれる導入曲。サビでシンセを足してキュート感を出しつつも、元気なドラムとギターがとてもパンキッシュ。
A、Bメロは一つの音から上下するいつものエセラップな感じだけど、バックが分かりやすくキメを作ってるんで結構リズミカル。
今作全般でそうだけど、手拍子の入れ方とかいかにもライブ、もといライブに来る客層を意識してるのかも。
間奏に挟んでくる妙に中華的なギターのフレーズはなんだか9mmっぽい。そんな事考えてると歌詞が「ロキノンパレード」とか聞こえてくる。

2 Seven Colors Palet ★★☆
んで、次曲はやたら男臭いHRなイントロ。しかし、歌が始まるといつもの新谷。こんな曲前作にも有ったなぁ、と思ったら同じ作曲者。
バックはパンキッシュで悪くはないけど、歌メロがどうにも安直だろうか。音がベキベキの割にメロディアスでないベースと、サビのドラム(2ビートにする必要有ったか?)が気になる。

3 crossingdays ★★★
たしかなんかのアニメのEDだった筈。
全体的にバンドを控えめにして四つ打ちの打ち込みっぽい音と鍵盤でまとめたアレンジはスッキリしてて心地良い。雰囲気は栗林みな実っぽいけど……タイアップだからなのかは解らないが、メロディも比較的新谷に歌える範囲でまとまっている良曲。
605名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:02:11 ID:Zpmlxdt80
4 Hideout of the bandits(Inst) ★★☆
で、前曲の雰囲気を一気にぶったぎるカオスなインスト。中東っぽい雰囲気のシンセにヘヴィなギター、そしてスパニッシュなギターが絡むCOTD的な無国籍感が印象的。カオス。RONこういうの好きだな。なかなか面白いけど中毒性はあまりないので飛ばしがち。

5 L&L ★★★
イントロの加工された新谷の声と妖しげなカッティングの絡みはなかなか。で、Aメロでなんだかアラビアン。なるほど、それでさっきのインストか!
しかし何故にアラビアンなのかよく解らないんで新谷の歌を聞いてみる。すると、Aメロ、なんか口調というか発生が変。妖しくしようと気取ってる声という感じ。
歌詞を見るとどうやらストーリー仕立てになってて、このAメロがコインの悪魔、そしてBメロ、サビが恋に悩む女の子(主人公)らしい。
ちなみに二番のAメロでは悪魔でなく天使が出てくる。メロディも悪魔、天使パートはいかにもそれっぽく、主人公視点のメロディはアイドルポップっぽい感じで、Bメロ→サビのギターはアニメのアバンタイトルみたいな感じ。
やってる事は面白いし、結構聴けるんだけど、色々不満は残る。歌詞のストーリーはオチがついてないし、新谷だって折角声優なんだから、こういうギミックやるなら開き直って本気で演技させればよかったのに。
ライブの事を考えてだろうか。何にせよもったいない曲。

6 アイロニカルスター ★★★
イントロはいかにもUSパンク。確かに言われてみればアイロニックかもしんない。全体的にはイントロのリフを使った結構ラウドっぽいパンク。
ちなみに今策では珍しいベース作曲。前作もそうだったけど、ベースの作る曲はオーソドックス(もしくは無駄にハード)なロックにアイドル調のサビをくっつけてくる。まぁ、この曲は雰囲気を損なわずうまく行ってるように感じられる。
しかし、歌詞の内容はアイロニックっつーより……

7 promise ring ★★★
バラード。
前作聴いた時は新谷が歌ってるせいで「あぁもったいない……」な印象が多かったバラードなんだけど、この曲はメロディで無理をさせない事で綺麗に歌えるように仕上げてる。
その分迫力の無いメロディをベタだけどバランスの良い編曲でカバー。しかしギター入ると歌が負ける……
ドラムはなんか疾走したがってるように感じる。ミドルテンポは苦手?
606名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:04:51 ID:Zpmlxdt80
8 月とオルゴール ★★★
オルゴールとギターのオブリが絡むイントロはなかなか緊張感が有る。と思ったら疾走した。そこで疾走したら負けじゃね感は9mmっぽい。
静寂と轟音がハッキリ解る構成とかまさにそれっぽい。V系のアニソンっぽい曲ってこんな感じよね。
しかし、テンポの早い曲の方がバックはやはり元気。とくにドラム。そしてここまで影の薄かったベースが静のパートで活躍。
サビ後の疾走するバックとどこかかみ合わない速度のオルゴールの対比もなかなか。二番のBメロでは前作お馴染みのバンアパ的な演奏の絡みも聴ける。
とまぁ、演奏は良いのだけどメロディ。新谷の声はコーラスや加工をかぶせる事で援護してあるんだが……何故こういうシリアス系の曲で「へーい! いえーい!」なんて掛け声を入れる!?
正直、これが気付いてしまうと本気で邪魔。歌詞もシリアスっぽいのに。いくらライブで使うからって……

9 Secret Garden(Inst) ★★
ピアノ中心のインスト。前曲が主題歌のアニメが有るとしたら、おそらくこの曲が劇伴。前曲のサビを流用してるが、こうして聞くとやはりアニソンっぽい。当たり前か。インストで空間的な加工を入れたがるのはRONのクセ?

10 雨のスリーコード ★★★★★
その空間的な加工を引き継いだ、湿った感じのイントロがナイス。たしかに雨っぽい。
ベースの太い音を軸にしたサウンドがなかなか骨太。
ドラムの質感がもともと軽いんで、こうしてベースの音が前に出てくると安心して聴ける。ていうか後半急にベースの見せ場増えたな。二番のAメロで高音の細い音を弾くベースは主人公の心情の不安感を描写しているようでグッド。
ギターの細い音も主人公の心情や情景を描写しているようでなかなか。
メロディはサビで(新谷にとっては)無茶なファルセットを要求したりするけど、それほど浮いてない。M8みたいに余計な掛け声も無いしね。
607名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:06:13 ID:Zpmlxdt80
11 Sugarpot ★★★★
イントロでオサレ系っぽいバラードかな、とは思ったが……バンアパ的なAORっぽいハネモノだった。またベース活躍。
サビはやっぱりアイドルポップだったりするけど、演奏はなかなか。
鍵盤のセンスも悪くない。そういえばRONって自分のバンドではKeyだっけ。よく聴くと微妙にいろんな所でちいさーくシンセも鳴ってたり。
ちなみに演奏を聴きつつも結構歌詞が気になる感じではあるけど、特にオチなし。
メロディは相変わらずのエセラップがメインだけれど、ライブを考えるとこれが彼女に負担をかけず、かつ曲をリズミカルに手段なのかな、と勘ぐってみる。ちなみに筆者はもう慣れた。

12 手のひらの太陽 ★★☆
イントロこそチープな効果音だけど、始まってみるとやはりバンドサウンド。演奏陣のまとまりは悪くない。しかし特に変な仕掛けも無くベタなんで印象には残らない。
なんかラストっぽい曲な気もするけどもうちっと続く。

13 new story ★★☆
「ここはダンスフロア」とか言ってる。そういえば流行のダンスポップはまだやってなかったか!
別に四つ打ちが今作に無かった訳じゃないが、この曲みたいに意識してやってたのは無かった。
Aメロのギターのフレーズはベタだけど悪くない。新谷自身よりよっぽどラップみたいな感じでリズミカル。しかしサビで轟音にするのはちょっと安直?
でも、ギターの音量が小さいと必然的に新谷の歌の不安定さに耳が行くんで、このバランスは仕方ないか。
608名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:07:23 ID:Zpmlxdt80
14 MARCHING MONSTER ★★★★★
ユニコーン「大迷惑」的なデレレレレギターとホーンが絡むイントロはなんだか警戒音みたいな感じでスリリング。と思ったら新谷の高音アニメ声で「3、2、1、ごー!」 そこで一気に新谷色に。これがバンビポップなのか……!?
とにかく最速BPMと高いテンションで4:17を一瞬にして突き抜けるラストナンバー。特にドラムが凄いテンションで突っ走っている。9mmかよ。ライブの締めにこれやったら死ぬぞ。
しかもサビでホーンとか鳴ってるもんだから、なんか9mmが「Punishment」とかでスカパラと共演したらこんな風になるんかなぁ、なんて余計な事を考える。
とにかく、とても元気なスカパンク。ストリングスとかよりスカの方が新谷のキャラに合う。そして今作全般でしょっちゅう邪魔だった掛け声も新谷のアニメ声&バンドメンバーの声という形で飛び道具的に成立してて違和感無し。ライブの掛け合いがもの凄く楽しくなりそう。
個人的には、新谷がしたいらしい「バンビポップ」が歌詞やメロディとか様々な面で一番良い形に結実してるような気がして、すっきりラストとして成立した曲。


総評 ★★★
「バンビポップ」を掲げる声優、新谷良子の5thアルバム。なにがどうバンビなのかは解らないが、「これがバンビポップです」と言われればなんとなく納得は出来るかもしれない。

とにかく彼女、というより彼女達の特徴としては大体の曲でバンドメンバーのキャラが立っている所に有る。基本的にはギターのRONが中心。
前作のレビューにも書いたが、所々ロキノン系を感じさせるセンスのギター二本、音は太いがフレーズが余りメロディアスでないベース、元気だが音は軽い(しかしM14をやる位には体力が有る筈の)ドラムの4ピースが中心。
サポートメンバーで固めきったような安心感は無いがバンドとしてのスキルと個性はあるし、基本的に1番と2番で焼き直しのアレンジはしない辺り個人的にはとても好感が持てる。
609名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:10:39 ID:Zpmlxdt80
一応前作と比べておくと、これにギター兼任のRONの鍵盤が増え、全体的に音がポップになった。その結果新谷のキャラが以前より活きて曲がキュート?になった。
また、前作では若干浮いていたハードめの演奏が新谷側に寄った結果、完成度も上がったように感じる。

しかし、やはり歌の新谷がお荷物なのは否めない。聴いてて何度「もっと歌が上手ければ……!」と思ったことか。
彼女の声に慣れた筆者でこれなのだから、初聴の一般リスナーはかなりの確立で拒否反応を示しそう。
バックもその新谷をなんとか立てようと色々やってるんだけど……「クオリティは低くはないけど、これなら他のボーカリスト持ってこればいいのに」という感想に落ち着きそう。
ただ個人的には、新谷という声優を抱えてなお元気なバンドという図式が面白くもある。
調べてみると新谷以外のバンドメンバーは普段 というインディーズバンドで活動しているのだが、聴いた感じ別にそちらの音楽性がこちらの音楽性に直結してる訳でもない。
つまり彼らは新谷バンドは新谷バンドで「バンビポップ」とやらを体現しようとするモチベーションが有る訳で。
そう考えると解りやすくキメ作ったり掛け声入れたり、声優ライブでも通用するバンドの曲をしようしてる彼らの努力を評価したくなってくる(ただ、ライブ映像見るとバックは良いんだが歌が……)。

しかしまぁ、勧め方はやはり、「アニソンも聴くロキノン系リスナーにどうぞ」となるか。あまり多くはなさそうだけど、その層なら多分どストライク。もし声優の曲ばっか聴くような人が居ればその人にもどうぞ。こういうサウンドの声優曲も有りますよ、と。
610名無しのエリー:2009/07/20(月) 20:12:19 ID:Zpmlxdt80
(;^ω^) ・・・・・・長くなりすぎた
次書くときはもっとスリムになるよう気をつけます・・・・・・
611名無しのエリー:2009/07/20(月) 21:45:16 ID:oKizDCeb0
>>610
乙でした。
「バンドメンバーは普段 というインディーズ〜」のところはミス?
612名無しのエリー:2009/07/21(火) 00:45:17 ID:TBLoX0/L0
>>610

ロザリーヒルだっけ、インディーズバンド うろ覚えだけど
新谷の良い意味でアホっぽい声質にはこれくらい元気なアルバムの方がいいのかもな
どっちにしろアイドル声優の中では楽曲にはずれがないから好きだわ
613名無しのエリー:2009/07/21(火) 14:00:29 ID:anSV7VboO
ステレオポニーをお願い致します

>>610
614名無しのエリー:2009/07/21(火) 23:36:44 ID:fucpOQUS0
勉強と練習のつもりで書きます。

Klyzler&kompany / up and away

1. 美しきロスマリン ★★★★
原曲はお洒落な感じだがこの曲ではさらに爽やかな印象、キーボードのキラキラした音から水を連想させる。
ドラムとベースが途中から加わる、そして何と言ってもバイオリンが入ってからは凄く華がある。

2. 愛のよろこび ★★★☆
出だしがなんとなくYMOっぽい。キーボードが絡めばカービィっぽい、どことなく。
ところどころ緩急を付けるバイオリンが優雅だったりドラマチックだったりでイイ。

3. シチリアーノとリゴードン ★★★☆
イントロの優しいベースで癒される。なんか風が吹く谷間を旅してるみたいなイメージ、伝わらないでしょうが。適度な緊迫感と開放感があるような、
ね、そんな感じよ。他のと比べると地味めかも、味があるよ。

4. 恋は魔術師 ★★☆
ちょっと退屈と思ってしまう。後半の暑苦しいところとか悪くないが、ギターがんがってるよ。
どんな曲なのかよく掴めない感もある。
615名無しのエリー:2009/07/21(火) 23:38:10 ID:fucpOQUS0
どんな曲なのかよく掴めない感もある。

5. グリーンスリーヴス ★★★★☆
最初の音はハンドベル?ベースとギターの絡みのあとにあのメロディーが、哀愁満点。
落ち着きのある雰囲気、ちょっとジャズっぽかったり。ピアノが入ってくるところでやられました、本当に良い。余韻がまた素敵。

6. 白鳥の湖 ★★★★☆
ベースがスーパードンキーっぽい、2ね。これもなんとなく。
音がかなり豪華、中盤からの本気出しましたって感じのところは特に凄い。
ただ、深いんだけど飽き易いかもね。

7. タイスの瞑想曲 ★★★
これはまさに教会で流れてそうな感じ。ここでいったん落ち着いてみると気持ちいいと思う。
瞑想というか自分的には昼寝とか読書とかそんなイメージかな。

8. 花のワルツ ★★★☆
この曲にちゃんと似合ってるというか、そうそうこれはこういう曲だよね、と。
バイオリンの音でリラックスしましょう。後半部分ではやけに音の奥行きが感じられた。

9. raindrops in my eyes ★★★★
disk1の締め。その役割を良く果たしてると思う。これはどことなくドラクエっぽい。あ、5ね。
ピアノの幻想的な旋律から他の楽器が加わり、一気に賑やかになる。
バイオリンの音色はいつもより透き通るよう。これはオリジナル曲。
616名無しのエリー:2009/07/21(火) 23:41:45 ID:fucpOQUS0
10. コンドルは飛んで行く ★★★
イントロがちょっとズレてる白鳥の湖に聴こえる。そのあとスカ?っぽい音が飛び込んでくる。
伸びのあるメロディーが良い。トランペットとかは自重して原曲に近い素直なアレンジの方が好みだが、
まぁそれじゃつまんないとも言えるが。

11.ルネサンス ★★★☆
これと次の曲はオリジナル。終盤の軽やかなキーボードのところとか気持ち良い。
テンポも面白く楽しげな曲。

12.アクアダンス ★★★
これもなかなかノリノリな曲、アラビアンな感じがする。
ただ長い。中盤のピアノソロとか好きだけどね、ピアノに弱いです。

13.交響曲第5BURN「炎のベートーベン」 ★★★★☆
イントロのバイオリンとギターでもうキター。あとタイトルが逸材です、ブレンド具合も良い。
中盤の疾走感溢れまくりなとこが好きです。初めて聞いた時のインパクトも凄かった。
でも飽きが早く来るだろうな、これも。

14.春 ★★★
元の春が好きなんですぅ、自重してくださいっ。というコンドルと同パターン。
でも色々好き勝手やってて結構面白い、んだけどやっぱり。

15.フロム・ザ・ニュー・ワールド ★★★☆
イントロがジョーズ。サイレンっぽい音も上手くマッチしてる、カコイイ。
鋭いバイオリンの音はくどくもあるが。
617名無しのエリー:2009/07/21(火) 23:42:55 ID:fucpOQUS0
16.草原情歌 ★★☆
イントロからして歌が入っても違和感がなさそう、そして浮いちゃってる感はあり。
ポップな曲、中華っぽくもある。

17.亡き王女のためのパヴァーヌ ★★☆
間延びしてますわね。んー正直書くことがない。
スーパーで流れてそうとかそんな事書いて良い?

18. タンホイザー ★★★
鳥の鳴き声落ち着くー。ああ終わったんだなって感じ。
最初ゆったりで後半賑やかにするより逆にしちゃった方が良いかもと思った。

総評 ★★★☆
クラシックのアレンジを中心に活動するKlyzler&kompanyのアルバム、バイオリンは、葉加瀬太郎。
まったり聴くも良し、じっくり聴くも良し。なかなか聴き易いですが自分はやっぱり原曲を知ってるやつの方が馴染めました。イメージや印象など抽象的な事ばっかり書いてますが、一個人の感想として適当に読んでください。
618名無しのエリー:2009/07/22(水) 18:06:14 ID:vo+DHr1vO
お疲れ様

ベースの竹下さんは時々オーケストラでやってるのを拝見します
619610:2009/07/22(水) 23:48:30 ID:LlQ8kZh30
>>612
・・・・・・(´゚ω゚) 名前うろ覚えだったから後で入れようと思って空けたままだった
まとめ人さんすいません、編集する際は>>609

「新谷以外のバンドメンバーは普段 というインディーズバンドで」

「新谷以外のバンドメンバーは普段ROSARYHILLというインディーズバンドで」

に修正おながいします

>>617

気になってアーティスト名検索したんだが引っかからない・・・・・・?
620名無しのエリー:2009/07/23(木) 00:37:42 ID:/jqObve3O
『葉加瀬太郎 クライズラー』

で出ると思います
621名無しのエリー:2009/07/26(日) 23:03:20 ID:uyMU1JmL0
>>619
乙。数年前に初めて新谷を聞いたのだが、当時のレビューに影響されたかもしれない。
>>620
乙。葉加瀬ってこういうのやってるんだ。
622名無しのエリー:2009/07/27(月) 16:31:38 ID:NBD8e1mY0
5X5 THE BEST SELECTION OF 2002←2004 / 嵐 2004年11月10日発売

8月にベストが出るようで、その予習みたいな感じでやってみます。。

01. Hero ★★★★★
瞳の中の〜と両A面。最近の嵐に多い強引な転調はなく、最初から最後までハ長調。
「みんな誰でもヒーローになれる」と言った感じのむさ苦しいタイプでない応援歌。
メロディのインパクトも十分。サビ部分は大野と松本の声しか聞こえない気がするのは気のせいだろう。
大サビではコーラスも入って重厚な感じ。

02. 瞳の中のGalaxy ★★★★
藤井フミヤ作詞作曲。嵐のシングルにしては珍しい(?)ソロパート(二宮)で始まる。
Heroと対極的にしっとりした曲。サビの途中で転調という一見掴みどころがない感じだが、
しっかり調が元に戻ってるのが不思議。メロディはつかみにくいが歌いたくなる曲。

03. 途中下車 ★★☆
4thアルバム「いざッ、Now」のアルバム曲。イントロのピアノのダサさで一気に聞く気が失せた。
ジャニーズでハ長調が似合うのは嵐だけだと勝手に思っていて、この曲もまたハ長調なのだが、
ハ長調は一歩間違うと本当に野暮ったくてしょうがない曲になりかねないと思った1曲。
特にこの曲はベースの動きが単調。サビだけ聞けばまあ悪くはないかも。

04. RIGHT BACK TO YOU ★★
同上の4thアルバム曲。イントロから新境地開拓がんばりました、と言ったところ。
クールな嵐!みたいなことを言いたいのかもしれないがそういう声を出せるのはやっぱり大野だけ。
こういう曲になると大野以外のボーカルは正直…。サビはコーラスがかなり分厚くて快い。が気持ち悪いぐらい。
櫻井のラップもがんばってる。

05. PIKA★★NCHI DOUBLE ★★★★☆
嵐史上最低売り上げのシングル。そしてMステでひどい生歌を晒した曲。
歌詞がいかにも多感な少年という感じで嵐の身の丈に合った歌詞(決して嵐をバカにしてるわけではないw)。
主演映画の歌だったのにも関わらず最低の売り上げ。嵐の人気が最も低迷してた時期かも。
参考URL:ttp://www.youtube.com/watch?v=5pGCbxulAo8
623名無しのエリー
06. 言葉より大切なもの ★★★☆
大野のソロから頭サビで始まる。が、この曲ほどサクラップが残念だと思った曲はない。
それまでの曲と比べるとギターやベース、ドラムが前に出てロックな感じ。
一般に嵐の曲っていうとこんなイメージな気がする。ハダシの未来と両A面。

07. ハダシの未来 ★★★★★
またしてもハ長調。でもアレンジもメロディもしっかりしてていい曲。
サビ最後ではファルセットを使うところがあるのだが、そこの部分は大野以外の声はまともに聞こえない。

08. Lucky Man ★★
3rdアルバム「How's it going?」からのアルバム曲。ブラス音と歓声が入ったライブ向けの曲…なんだろうが
サクラップで冷める。何言ってるのかわからない。まさに日本語でおk。しかもラップが歌詞の半分近くを占める。
聞きどころはBメロの大野ソロ。ここは聞く価値がある。
歌詞のはっちゃけっぷりが嵐以外の誰かっぽいなと思ったんだが思い出せない…

09. Blue ★☆
同上の3rdアルバム曲。ピアノ伴奏からストリングスアレンジへと持ち込むしっとり系の曲。
ピアノ伴奏のみのAメロで、二宮の声が震えていてボーカルの不安定さがうかがえる。
コアなファンにとってはそれがいいんだろうがw 歌詞はかなりありきたりな感じ。

10. とまどいながら ★★★★☆
頭サビのハモリが不協和音でびっくり。歌詞は5曲目に近いものがある。
しっとりした曲だがこじんまりはしていない。1番と2番の間奏のコーラス(嵐の声ではない)が気持ち悪い。
BメロとCメロの大野のソロはさすが。