各アーティストの全アルバムレビュースレその2

このエントリーをはてなブックマークに追加
239名無しのエリー:2012/05/24(木) 18:03:53.38 ID:Swtp7SYK0
age
240名無しのエリー:2012/07/23(月) 16:06:56.27 ID:Ba4Kp3br0
過っ疎過疎やないかーい
241名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:42:06.03 ID:wy9DTCoy0
枯れ木に花を咲かせたい。岡村靖幸いきます

1st yellow ★★★
まあまあ才気を感じるが凡そ一般的なファーストアルバム。
出来としては並程度のコメントしがたい曲とキャリアに残るレベルの名曲が波状に収録されている上
全曲時代を感じる…率直に言えば古臭いアレンジとなっており、
そのアレンジがプラスに働いてる曲とマイナスに働いてる曲の差が激しいため
名盤とも駄盤とも佳作とも言い難いちょっと困った一枚。
まあ買って損はしないと思うが、最初に聴くのは避けたほうが無難かと。
超絶デビュー曲「Out of Blue」や名曲「Check Out Love」、
地味ながらファンの間では絶大な人気を誇る「White Courage」辺りが聴き所。

2nd DATE ★★★☆
まず一曲目の「19」がめっちゃ名曲で、
2曲目にアニメで使われて一般認知度が高い「Super Girl」が来るという豪華な流れ。
全曲通して見ても「yellow」に比べてはるかに安打率が上がっている。
プリンスまんまなファンクの上で語りを交えつつ変態性欲な世界観が繰り広げられる「いじわる」
誰もが納得の大名曲ラブバラード「イケナイコトカイ」など人気が高い曲を多数収録。
これもアルバム全編通してかなり時代を感じるアレンジだが、
2作目にして早くも古臭さを感じるアレンジも「良い雰囲気」として味方に付けてしまうレベルに到達。
初期作を聴きたい人にはこれをお勧めしよう。ジャケットの岡村ちゃんもなんかカッコいいし。
242名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:43:04.96 ID:wy9DTCoy0
3rd 靖幸 ★★★★☆
ついに完全セルフプロデュースとなった、ある意味セルフタイトルな一枚。
ここまでのアルバムでは控えめに小出しにされていた岡村ちゃん汁がここに来て大噴出。
「ラブ タンバリン」「友人のふり」「聖書(バイブル)」といった名曲が怒涛の勢いで押し寄せてくる様は圧巻。
そしてヒットソングにして永遠の名曲「だいすき」もアルバムの中心に来る形で収録。
これだけでも凄いのに語りつき変態性欲プリンスファンクを更に発展させた「どんなことして欲しいの僕に」、
シャンソン風のムーディーなアレンジでしっとりと聴かせる隠れた佳曲「愛してくれない」
などなど、ファンに人気が高い曲もたっぷり収録。これを最高傑作に挙げる人も多し。
超お勧め。惜しむらくは次作と比べると数曲なんか印象が薄い曲が入ってることか。
普通なら名盤だったと思うけど、次が凄すぎたせいで若干割を食った感がある一枚。

Best 早熟 ★★★☆
ここまでの3枚のアルバムからの曲+アルバム未収録シングルなどを集めたベスト盤。
そつなく纏まった選曲となっており、ここでしか聴けない別バージョンも多数。
特にアルバム未収シングルの中では破格の名曲「Peach Time」や
ドラマチックなアレンジが楽しい「Lion Heart(Hollywood Version)」などはかなりお勧め。
またデビュー曲「Out of Blue」は表記がないが実はこのアルバム用にボーカルがリテイクされており、
ボーカルパフォーマンスのテンションがオリジナルとは段違いなのでこのバージョンを強く勧めたい。
割と有名な曲なのに実はアルバム未収なシングル「Dog Days」もこのアルバムで聴ける。
(因みに「Dog Days」も表記無しでボーカルがリテイクされています)
初めて岡村ちゃんを聴く人にもお勧めできる安定感あるベストアルバム。
また、ジャケットのただ微笑んでいるだけなのに気持ち悪すぎる岡村ちゃんは一見の価値あり。
243名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:47:07.37 ID:wy9DTCoy0
4th 家庭教師 ★★★★★
最高傑作。その一言に尽きる。こんなん作ったらまずまともではいられない。
曲数は9曲と少なめだが、その分アルバムの構成がタイトであり濃厚なのである。
はっきり言って捨て曲というものが存在しない。個人的には「ビスケットLove」がちょっと好きじゃないが、
だからといって「ビスケットLove」を抜かしたらアルバムが成立しないのだ。
そして何よりこのアルバム自体が「岡村靖幸」というミュージシャンの象徴と言っても過言ではない。
キャッチーなメロディが楽しいポップソング、エロくて妖しい妄想まみれの語り付きのファンク、
刹那的な歌詞と美しいメロディが胸を打つバラード…と岡村ちゃんの全てが詰まっている。
とにかく濃厚すぎるので、正直これから岡村ちゃんに入るのはどうかな…と思うし
実際は『靖幸』『早熟』あたりから入るのが無難だと思う。だからこそ最初にこれをお勧めしたい。
…もうこれに関しては全曲お勧めなのだけれど強いて書くなら、
個人的に一番好きなのは「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」。

因みにリマスター盤はこの「家庭教師」のみあの砂原良徳がリマスタリングを手掛けている。
当然ながらかなり素晴らしい音になっているので、今入手するなら絶対にこっちである。
244名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:48:12.06 ID:wy9DTCoy0
5th 禁じられた生きがい ★★★
喉の不調、事務所のトラブル、レコーディング上の問題などで当時発売が延び延びになった。
ぶっちゃけ前作に食われてて結構存在感無い一作。前作と同じ9曲収録だが印象に残りづらい曲が結構多い。
明るい曲もあるのだが、なんか全体的に暗い。実は声が変わり、太り始めたのもこの頃から。
…なんか後ろ向きな書き方になってしまったが、決して悪いアルバムではなく、収録曲は粒揃い。
特筆すべきは2曲目「青年14歳」。キャッチーなファンクナンバーで、これがかなりの名曲。
リズミカルで意味不明な歌詞がパーカッションのように利いているサビの気持ち良さが異常。
他にもチャラ参加の瑞々しい青春ソング「パラシュート☆ガール」、王道クリスマスソング「Peach X'mas」、
ポップながら展開満載で楽しいバックトラックと辛辣な詞の落差が強烈な「チャームポイント」など人気曲を収録。
しかし「青年14歳」はその中でもずば抜けて凄い。この一曲を聴くためだけにこのアルバムを買ってもいいだろう。
そんな感じでファンにはそこそこ人気だが、難解な部分も多いので初心者にはあまり勧められない作品。
245名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:49:16.55 ID:wy9DTCoy0
Best OH! ベスト ☆
シングルを並べただけの実に気の抜けたベスト盤。契約解消用リリースという噂も。
「ハレンチ」「セックス」「真夜中のサイクリング」「マシュマロハネムーン feat. Captain funk」の
アルバム未収録シングル4曲が収録されており、「ハレンチ」「パラシュート★ガール」は別バージョンでの収録。
上記のアルバム未収録シングル4曲はどれも魅力的な曲なのに廃盤なので
これらが纏まっているのはいいと思うのだが、実はこのアルバムも廃盤で現在の中古市場では妙に高く、
その割にはシングル曲しか聴けないため全くお勧めできない。
現在はmoraの配信で入手することができるが、正直アルバム単位でDLする必要は皆無。
未収録シングル4曲をCDで入手したいという人はシングルを個別に探せばいいだけだし、
いまこれをCDで買う必要性はほとんど無いと思う。
せめて「Dog Days」の7インチ版のみ収録のオリジナル歌唱バージョンは欲しかった所…

…他に書くタイミングが無いのでここで書くが、「真夜中のサイクリング」は途轍もない名曲。
世を儚むような歌詞が印象的なジャンル分け不能の超絶美メロナンバーで、
この一曲だけでアルバム『家庭教師』に匹敵するぐらいの破壊力がある。
moraに不信感を抱いてる人でもこれだけはDLすべき。あるいはシングル探すべき。
246名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:49:47.79 ID:wy9DTCoy0
-----逮捕の壁(1回目)-----

Def Jamに移籍。

6th Me-imi ★★★☆
一回目の出所後に出した、今のところ純粋なオリジナルアルバムとしては最後の作品。
長いブランクの間に何があったのかは判らないが作風がガラッと変わっており、
クラブミュージックから色濃く影響を受けたであろうビビッドな音作りが全編を支配している。
そして声が本格的に変わったのもこの時期から。だがこのアルバムを聴く分では特に気にならない。
難解なリズムに乗せて断片的ながらインパクト強いフレーズが歌われる「5!!モンキー」、
すっかりライブ常連曲となったダンサブルなクラブチューン「ア・チ・チ・チ」、
強い決意表明を泣きメロに乗せてテンション高く歌い上げる名曲「ミラクルジャンプ」、
過去シングル2曲を合体させて全く別物のド迫力のファンクに仕立てた「マシュマロハネムーン〜セックス」など
収録曲は秀作揃いで、作風を変えてもその再起が衰えた様子は特になく安心できる一枚。
そんな中、過去の作風にかなり近い美メロバラード「ファミリーチャイム」が逆に異質。
これ単体だと最初に聴くのはきついが、これ以前の作風の過去作と一緒に買うなりレンタルするには良いと思う。

因みにシングル「はっきりもっと勇敢になって」(名曲)とカップリング「嵐の気分」、
外仕事集ボーナスディスクを追加したプレミアムエディションもあり。
個人的にはいかにも金儲けアイテムって感じだしジャケットがダサいので好きじゃないが、
オリジナルは廃盤なんで今買うとしたらこっちになるのかな。
247名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:50:20.54 ID:wy9DTCoy0
Remix ビジネス ★★☆
過去曲のライブなどで披露した別アレンジのスタジオ音源を集めた企画盤ミニ。
タイトルを見るに、「OH!ベスト」と同じく契約解消系のリリースか。
正直あまりパッとしない曲もあるし、全作品の中でもかなり影が薄い存在だが、
「Adventure」(原曲は石野卓球とのユニットで発表した曲)と「Check Out Love」の2曲はとても素晴らしい出来。
「Adventure」は相当フリーダムにアレンジされており、長めの演奏時間ながら聴いていてまったく飽きない。
「Check Out Love」は逆にあまり骨子を弄っていないが、それが曲の良さを引き出す好アレンジ。
全体的にファン向けのアイテムだが、意外と初心者でもイケるかもしれん。廃盤だけど。

-----逮捕の壁(2回目)-----

※この間にプロデュースワークをいくつか手掛け、
「Me-imi」のアウトテイク曲を基にシングル「はっきりもっと勇敢になって」もリリースするが…

-----逮捕の壁(3回目)-----
248名無しのエリー:2013/02/03(日) 20:50:58.81 ID:wy9DTCoy0
Remix エチケット(ピンクジャケット+パープルジャケット) ★★★☆
そして二度目の出所後の沈黙を破り一昨年遂にリリースされたセルフカバーアルバム。
じつは今作はインディーズレーベルV3からのリリースとなっている。
「ビジネス」方式のツアー音源を基にした内容だが、「ビジネス」と大きく異なるのは
スタジオ音源ではない未発表ライブ音源がいくつか収録されている点と、
今作のために用意されたアレンジ曲が存在する点か。それに声が出てるし痩せてる!
ピンクジャケットはポップな曲が、パープルジャケットはビート優先の曲が多い印象。
ファンの間では密かに人気が高かった「どぉなっちゃってんだろう」のツアー「告白」バージョン、
メロディの良さを生かしてバージョンアップしたトラックにシブくなった岡村ちゃんの歌声が合いまくりの「19」、
ラテン調の踊れる曲に変貌しつつ相変わらず名曲な「あの娘(以下略)」、など原曲を凌ぐようなアレンジが満載。
純粋な新作じゃないのでそんな星は付けられないし、バラ売り2枚という発売形態が地味にネックだがかなりお勧め。
ベストアルバム的な選曲となっているし、何より最新型の音が聴けるので初心者にもお勧めできる。

そういえばこれ、声のピッチを上げているとかそういう疑惑もちょっと出ていましたが、
少なくとも「カルアミルク」「いじわる」辺りはライブで難なく歌えているのを実際にライブで確認してきました。
「あの娘(ry」「聖書」「だいすき」辺りは流石にきついのかちょっと歌えてなかったりキー下げがあったりしたけど。

レビューは以上。
249名無しのエリー:2013/02/03(日) 22:08:59.68 ID:wy9DTCoy0
備考…岡村ちゃん大百科 ?
未所持だけど作品の形式上レビューが可能なので備考として。
2005年にリリースされたSony時代のアルバム全作+ボーナスディスク3枚+DVD二枚のボックスセット。
完全限定版で現在は廃盤。元値じたい結構な値段だったため、中古市場ではとんでもない価格になっている。
このあと発売中止になった紙ジャケリマスター盤がリリースされるまではかなり魅力的な一品だったのだが、
それも2012年に新規リマスタリングまで施されてめでたくリリースされてしまったし、
今作の強みだったアルバム未収録作品のカップリングや別バージョン(初CD化曲あり)を集めた
ボーナスディスク2枚も最近moraでの配信が始まってしまったし、
クリップ集もこの前出たDVDボックスでもっとバージョンアップしたのが出てしまったし…
てな感じで今作の現在での存在価値はeZの出演映像を集めたDVDと
これでしか聴けないライブでの弾き語り音源を集めたボーナスディスク
(あとは封入特典の各種オマケやアートワークぐらい?)だけなので、全部揃えたいコアファンや
どうしてもテレビ出演映像が見たいor弾き語り音源を聴きたい人だけが買えばいいと思う。
正直今の高騰状態でそのためだけに買うのはかなり割高感あるけど。
250名無しのエリー:2013/02/03(日) 22:22:28.15 ID:wy9DTCoy0
・最後に
今買うならやっぱり店頭で新品で買えるリマスター盤がお勧め。
オリジナル盤は今聴くと音が小さかったり、繋ぎがおかしかったりすると思う。
少なくとも自分が購入したなかで旧盤と比較可能な「家庭教師」は曲間や音圧がかなり調整されている。
また、「ビジネス」はこれからも再発される可能性はかなり少ないと思われる。
でも今回の再発も結構うまくいったと思うし、ひょっとしたらひょっとして…?
個人的にはそれより「岡村ちゃん大百科」の「Archives」を
「OH! ベスト」収録のアルバム未収シングルと合わせてCD再発すべきだと思うが。

最初に聴くならオリジナルならば『靖幸』『家庭教師』あたり、
ベスト盤的なものならば『早熟』『エチケット』辺りからがいいでしょう。たぶん。
そもそも今現在入手できるものが限られているので自然と上の様な選択肢になるとは思う。

ついでにあげ
251名無しのエリー:2013/02/06(水) 01:40:11.95 ID:hUQ1dbTk0
力作乙
オリジナルは意外と枚数少ないのね
252名無しのエリー:2013/10/20(日) 20:51:18.49 ID:CsjqL7Hb0
良スレ発見

アマゾンとかのレビュー読むの好きな俺にはたまらんスレだ
253名無しのエリー:2013/10/20(日) 22:00:06.80 ID:b/Cnkmcki
最近は過疎ってるが…
>>252がどうか盛り上げてくれ
254名無しのエリー:2013/10/20(日) 22:55:40.60 ID:b/Cnkmcki
というわけで□□□

1st.□□□ ★★★★
2004年発売。
幾つかのコンピレーションへの参加を経て作られた1stアルバム。スーパーカーのプロデュースなどを手掛けた益子樹が参加。
受ける印象はとにかく雑多。作り溜めていた曲達から出来の良い物を片っ端から詰め込んだんだな、という印象。
激しいロックな曲からネオ渋谷系と呼べるような歌物、エレクトロニカやアンビエントなどバリエーション豊富。
実験精神溢れるアルバム。後、全体的に夜の雰囲気が漂っている感じ。特に後半は顕著。
この曲でくるりに見初められた初期の名曲「メローメロー」などを収録。長尺インスト「KUCHIRORO POSSE」「この世界」はどちらも美しい良曲。
収録曲の半分がインスト。インストでも飽きずに聴く事が出来る音の面白さはここから既に。
個人的には『everyday is a symphony』と二強。

1stSg.朝の光/渚のシンデレラ ★★★
2005年発売。
1stから方向性を大きく変え、よりポップになりキッチリした歌物がメインになった。
また、16曲のボーナストラックを収録。殆どは30秒に満たない小曲揃いだが良曲も少なくない。
表題曲「朝の光」はハウスの入ったポップスといった趣でこれもネオ渋谷系の系譜を引き継ぐ曲。
また□□□には珍しい貴重なライブ音源も収録。

2nd.ファンファーレ ★★★★
2005年発売。
前作の雑多な音楽性は鳴りを潜め、バンドの一つの持ち前であるポップさを前面に出した歌物中心のアルバム。
音楽性はアルバム全体で統一されており、□□□のアルバムの中では良い意味で聴き流せる貴重な一枚。
「Twilight Race」では今後の中心路線となるラップも披露しており曲単体で見ても耳に残る素晴らしい一曲。ただ、曲単体では良いもののアルバム全体から見ると若干浮いているのが残念。□□□のラップの特徴の一つである英語の発音の良さも発揮されているのだが。
その他、ギターポップの名曲「パーティー」、後にも先にも□□□がこんなにスタンダードなバラードを作った事は無い「いるだけ」などを収録。

3rd.20世紀アブストラクト
2006年発売。
未聴。20世紀中に作られた曲を収録しているとの事。
255名無しのエリー:2013/10/20(日) 22:56:50.24 ID:b/Cnkmcki
2stSingle.GOLDEN KING ★★★☆
2007年発売。
バンドはメジャーデビューし、坂本龍一のレーベルであるcommmonsに加入。それと共にサウンドも大きく変わる。
バンドサウンドがメインだった前作までとは変わり、サンプリングが主体のサウンドになりシングル全体がラップで占められている。
ボーカルの三浦康嗣は小沢健二のような声質だが、そんな声でラップをしているのはなんとなく異様。

3rdSingle.GOLDEN WEEK ★★★☆
2007年発売。
表題曲は前作とは異なり歌の合間にラップが挟まるという曲。お祭り騒ぎのようなピースフルな曲調。
リミックスが収録されており、他アーティストとのコラボが目立ってくるのもこの頃からか。

4th.GOLDEN LOVE ★★★☆
2007年発売。
バンド史上最もラップ・ヒップホップに接近した一枚であり、古くからのファンはこのアルバムで離れてしまうこともあった。
ただし内容は悪くなく、良曲が多く収録されている。またサンプリングが引き続き前面に出ており音の選び方は変わらず良い。
ただ、他のアルバムと比べて□□□の唯一無二なサウンドがあまり見られないのが残念。「夏草」や「サブマリンのせい」は他のラップグループなんかでも聴けそうな曲。
その中においても「真夏のラストチューン」や「starflight」など、印象的な良曲が光っている。
バンド史上最も大衆に歩み寄ったアルバムでもある。ミュージックステーションに出た事も。
256名無しのエリー:2013/10/20(日) 22:57:27.46 ID:b/Cnkmcki
1stMini.snowflake ★★★★☆
2008年発売。
前作で散々披露したラップは鳴りを潜め、サンプリング主体であるもののバンドサウンドもある程度復活。
表題曲を中心に歌中心の良質なポップソングが繰り広がれている。やはりリズムや音選びが小気味良い。
最終曲「ツアー」は30分を超える実験精神溢れる曲。
ただ、中盤の歌部分がとても良いのでその8分程度だけを切り抜いて収録すれば良かったのではないかとも思ってしまう。

5th.TONIGHT ★★★★★
2008年発売。
1stのエレクトロニカや2ndのポップな歌物、4rdのサンプリングやラップ路線を全て混ぜ込んだような傑作。
主なサウンドは前作ミニアルバムのようなバンドサウンド込みのサンプリング主体の物である。
前半は4thアルバムで見られたようなラップやサンプリング曲などが収録されており、後半は2ndを通過した前作ミニアルバムのようなポップソングが収録されているといった構成。
エレクトロニカやポップソングやサンプリングが程良く混ざり合っているという事は、このアルバムを以って□□□の20世紀から試みていた実験がようやく結実したという事か。
アルバムとしても上手くまとまっている。次作から□□□はその実験精神を大きく広げていき、様々なジャンルに手を出していく事になる。
いろんな意味で話題を呼んだ「Tonight」、小気味良いエレクトロニカ風ポップ半インスト「ice cold summer madness」、ポップな大名曲「夏の魔法」「リフレイン」などを収録。
257名無しのエリー:2013/10/20(日) 22:57:59.56 ID:b/Cnkmcki
6th.everyday is a symphony ★★★★★
2009年発売。
いとうせいこうの加入を経て、フィールドレコーディングという手法を使い作られた6thアルバム。
その手法の特性からサンプリングは前作から比べて目に見えるように前面に出ている。
フィールドレコーディングという手法を上手く手玉に取っている様子は流石の一言。特に「Tokyo」は顕著だろう。
また、いとうせいこうの加入によるものかラップの占める割合も前作から比べまた多くなっている。
もはやラップではなくポエトリーリーディングのような歌い方が増えて来たのも印象的。
全体的に見ると、やや凡長な印象は否めないが実験的な手法を上手くポップに落とし込んだ良盤と言えるだろう。
前作の後半路線を受け継ぐ名曲「moonlight lovers」、これまたラップ路線での名曲「00:00:00」を収録。
個人的には都会の雰囲気をアルバム全体でよく表した名盤だと思う。□□□で一番好きなアルバム。

7th.CD ★★★★
2011年発売。
インパクトのあるジャケットが表しているように、「言葉」という物の意味を再確認するという感じのコンセプトがあるアルバム。(うろ覚え)金田朋子らが参加している。
言葉が分解されていきまた再構築されていく1曲目「はじまり」がそれを最も端的に物語っている。
「あたらしいたましい」や「iuai」など、言葉遊びで一曲作ったような歌詞も多い。
また、メインボーカルである三浦康嗣が演劇と関わりを持ったことによるものか、物語性のある歌詞も多くなっている。また、「スカイツリー」など演劇からの影響を大きく出した曲も。
また、「はじまり」などの曲に見られる意図的に音数を削ぎ落したサウンドはコーネリアスをも想起させる。
前作や前々作で見られたようなアルバム一貫の統一感などは無くなり、とにかく色んな実験を詰め込んだようなアルバム。
歌詞カードのデザインや特設サイトも物凄いので必見。というか特設サイトを見れば一発でこのアルバムがどういうアルバムなのか分かると思う。
258名無しのエリー:2013/10/20(日) 23:00:40.36 ID:b/Cnkmcki
8th.マンパワー ★★★★
2012年発売。
3.11を通過して作られたアルバム。まず裏面の曲表示と再生時間を見て驚く。色んな意味でキメラアルバム。
前作の「スカイツリー」に見られた演劇性のある曲が主軸に置かれており、そのせいか合唱曲がメイン。
7曲目の「いつかどこかで」は凄い。前々作の「00:00:00」をサンプリングして作られた曲なのだが、14分もある中で全く飽きさせる事の無い曲。
様々な街に生きる様々な人の生活を投影しているラップの面白さに助けられているが、こんなに長い時間飽きずに聴けるのは「ツアー」や「00:00:00」などの長尺曲で見せた実験が結実しているということなのだろう。
その他にもパワーポップ風の「You&I」、3.11をテーマにした歌詞の「聖者の行進」。ボイズパーカッションの「man #3 愛をパーティー中」など実験的な曲も収録されている。
不満なのは曲数が少ない事と、メインボーカルの三浦康嗣が歌っている曲が少ない事と、いとうせいこうの影がどんどん薄くなっている事か。

9th.JAPANESE COUPLE ★★★☆
2013年発売。
全編ラブソングで統一されており、全曲三浦康嗣がボーカルを執っているというアルバム。2ndに近いがそれよりも音のバリエーションは豊か。
ただそのせいで若干統一感が失われているような気がする。
またピアノやアコギなどのアコースティックな楽器が使われている割合が多く、音数も少なめで全体的に落ち着いた雰囲気。
なので良い意味で聞き流せるアルバムだが若干あっさりとし過ぎ。ギターが聴きたくなる。
シックな雰囲気のエレクトロニカ「デート」、6th収録「Re:Re:Re:」の続編「ex-girlfriend」など収録。
しかし結局は最後の「ふたりは恋人」が一人勝ち。この曲はとても純粋なラブソングでこの曲だけで★2つはいける。
全体的にあっさりとしたアルバム。あと三浦以外の影が薄い。
259名無しのエリー:2013/10/20(日) 23:02:00.22 ID:b/Cnkmcki
総評.
とにかく1stのエレクトロニカ、2ndのポップ、4thのラップなど様々な音楽性を通過しているバンドであり、そのサウンドは飽きさせる事が無い。
また、実験精神溢れるバンドの方向性に隠れがちになっているがそのサウンドの裏には確かに裏付けされた洗練された音色の選び方やリズムなどが息づいていることも特筆すべき事だろう。
欠点が無い訳では無いが、それを補って余り有る程面白いバンドなのでとにかく知名度が低いのが惜しい。個人的に一番動向が気になるバンド。
260名無しのエリー:2013/10/21(月) 12:44:20.23 ID:dzkBzUso0
クチロロおつ
読みやすくてよかった!
参考にさせてもらいます
261名無しのエリー:2013/10/21(月) 21:28:09.60 ID:89OLdw8e0
マンパワーを最初に聴いたときは衝撃を受けたなー
各曲の再生時間見て前衛的なアルバムなのかと思ったら意外とポップだし
262名無しのエリー:2013/11/03(日) 10:02:30.47 ID:WcFCYPDE0
斉藤和義と奥田民生、どなたかやりませんか?
263名無しのエリー:2013/11/03(日) 12:41:26.93 ID:0ahB7HvK0
ネトウヨとは・・・
釣り銭乞食敗戦民のヒキおたレイシスニート
人格に問題があるため社会に適応できない人種
そのため周囲に対して自分の存在を誇示するためのステータスが一切ない
唯一の拠り所が「自分は日本人」ということのみである為
ネット上で在日韓国・朝鮮人を叩いてわずかな優越感を得ることでアイデンティティを保っている

また昨今では嫌韓流思考が顕著でありネトウヨ自身が社会と接する機会が少ないこともあり、
「韓流ブームはステマ」と本気で信じている。
そのくせ「日本製」「メイドインジャパン」「国産」を低品質でも礼讃しステマするダブスタ木違い。
例:SAMSUNG叩き。GALAXY叩き。HYUNDAI叩き。ソフトバンク叩き。孫正義叩き。発送電分離叩き。再生可能エネルギー叩き。山本太郎叩き。
アシアナ航空叩き。潘基文叩き。ネクセン叩き。ハンコック叩き。クムホ叩き。ポスコ叩き。K-POP叩き。キムヨナ叩き。マッコリ叩き。チャングム叩き。グンソク叩き。崔洋一叩き。テポドン叩き。慰安婦叩き。

「敗戦」を「終戦」に改ざんし「敗戦国民」である現実から歴史ねつ造し名誉白人気取りのアジアの裏切り者
その思考が右翼にも似ている為、ネトウヨと呼称される

@社会的地位:最下層
A経済力:低収入、または無収入。
 高い収入を得る人間に対しては、例え在日以外にも異様なまでの敵対心を持つ。
例:マスコミNHK叩き。パチンコ叩き。中国叩き。グローバリズム叩き。TPP叩き。経団連叩き。リア充叩き。脱原発叩き。護憲叩き。生活保護叩き。年金者叩き。民主創価叩き。日教組叩き。しばき隊叩き。フェミ叩き。カルデロン叩き。多文化共生叩き。ピースボート叩き。
B対人関係:不得意。
 匿名の掲示板以外では何も話すことは出来ない。その分ネットには莫大なエネルギーと時間を費やす。
264斉藤和義:2013/11/04(月) 01:15:29.79 ID:9kYCriv00
>>262 1行でいいなら。民生は他の人に任す。

1.青い空の下 ★★★★ 聴きやすい曲が多い。
2.素敵な匂いの世界 ★ 駄作と言って差し支えない。
3.WONDERFUL FISH ★★★★☆ バリエーションに富んでいる。純粋に良い曲が多い。
4.FIRE DOG ★★★★ ラブソングなんて1曲もないんだぜ。だがそれがいい。
5.ジレンマ ★★★ 巷では名盤と言われることも多いけど中だるみしてそこまで好きじゃない。
6.Because ★★★★ 落ち着いた曲が多い印象。聴きやすい。
265名無しのエリー:2013/11/04(月) 01:17:23.87 ID:9kYCriv00
7.COLD TUBE ★☆ パッとしない。主な曲はWinter Caravan Stringsに収録されているのでそっちで…
Mini.HALF ★★★☆ 地味だけど粒ぞろい。ライブでもやってくれー。
8.35 STONES ★★★★☆ 捨て曲なしですね。彼の最高傑作。
9.NOWHERE LAND ★ 悪いというか良いところがないと言うべきかと。エレキが多め。
10.青春ブルース ★☆ 確かにブルースしてる。いい曲もあるから前作よりはマシ。アコギ主体。
11.俺たちのロックンロール ★★ 曲単位だと悪くないが長いので通して聞きたいとは思わない。
266名無しのエリー:2013/11/04(月) 01:18:38.42 ID:9kYCriv00
企画.紅盤 ★★☆ 提供曲やカバー曲集。11thと似たような評価。全体的に暗い。
12.I LOVE ME ★★★★ ほぼ弾き語りのような曲ばかり。ファン向けと思われる。余談だがジャケは1番好き。
13.月が昇れば ★★★★☆ 会心の出来。切ない曲が多い。
14.ARE YOU READY? ★★ これまたパッとしない…でもこれ以降こんな曲が増えた気がする。
15.45 STONES ★☆ 最後の2曲だけよく聴く。なんとなく勢いで作った感じ。
企画.NHKのやつ 未聴だがちょっと聴いた感じそんなに変わらないと思われる。
16.斉藤 ★★★ 8/10既出曲なだけに悪くはない。が、逆にこの程度?とも…
17.和義 ★★☆ こんなにつまらない歌詞を書く人だっけ?やたらブルージィな曲が多いから好きな人は好きかも。
《その他》
WONDERFUL MIX、SEVEN、Ma!Ma!Ma!MANNISH BOYS!!! 聴く価値なし。
《ライブ盤》
十二月 ★★ ファンなら聴けば?という程度。だが月影のピアノ弾き語り版は素晴らしい。
Golden Delicious Hour ★★☆ 可もなく不可もなく。にしても何故「ソファ」をライブでやるのか…
十二月〜Winter Caravan Strings〜 ★★★★★ 素晴らしい。こちらのVer.の方が良い曲もあるので必聴。
弾き語り 十二月 in 武道館〜青春ブルース完結編〜 ★★★☆ 実はDVDの方しか持ってないのだけど中々良かったはず。
斉藤“弾き語り”和義ライブツアー 2009≫2010
十二月 in 大阪城ホール〜月が昇れば弾き語る〜 ★★☆ 大抵原曲のほうがいいけど笑いどころがある。

ベストやB面集は割愛。

総評:書いてて結構明暗分かれるタイプだなと思った。ただ、誰が聴いても同じような評価になると思う。
昔の方が曲のバリエーション豊富だった気もするけど音楽性的にはそんなに変わってないんじゃないかな?
声もあんまり変わらないので古臭さとか違和感を感じないので興味あるものから聴いてみてください。
267名無しのエリー:2013/11/04(月) 01:22:54.83 ID:9kYCriv00
おっと、やたら見づらくてすみません…
268名無しのエリー:2013/11/04(月) 02:05:10.66 ID:KJgFMRV00
おつおつ
269名無しのエリー:2013/11/04(月) 09:56:32.34 ID:S1X+7/e80
斉藤和義、結構枚数多いから参考になったぜー
結構採点厳しいねw
270名無しのエリー:2013/11/15(金) 21:59:23.29 ID:oRtWCR3k0
採点厳しいわりにちゃんとマメに全作聴いてるんだなw
271名無しのエリー:2014/03/30(日) 21:02:08.44 ID:0L0aOraUI
P-MODEL
平沢進 お願いします
272名無しのエリー:2014/07/18(金) 01:48:27.62 ID:qMFCKrm90
フジファブリックやります

「アラカルト」★★★
全体的に暗く、煮え切らない曲が多い。フジの根っこをかなりはっきり見せるミニアルバム。
二十歳そこそこの人間が作ったとは思えないくらいに渋い。

「アラモード」★★★
前作をよりひねって太くした感じ。
「追ってけ追ってけ」「お月様のっぺらぼう」などはかなり変態な曲である。

「アラモルト」★★★☆
前2作から7曲、バージョン違いが入っている。サウンドはかなり異なっている。
個人的にはこちらの方が好みである。

「フジファブリック」★★★★★
メジャーデビューアルバム。とにかく完成されている。
「四季盤」でもある「桜の季節」「陽炎」「赤黄色の金木犀」は正に代表曲である。
中でも「赤黄色の金木犀」は、イントロのアルペジオを聴くだけで一気に秋の空気を全身に感じられる名曲だ。
ノスタルジーを感じさせるロックが聴きたいなら、必聴である。

「FAB FOX」★★☆
デビュー2枚目のアルバムは、前作よりもロック色の強いものが多い。
個個の楽曲は良作が多いのだが、アルバムとしての密度の薄さが気にかかる。
好きな曲なのだが、「虹」からの3曲の流れが若干蛇足なように思う。
「水飴と綿飴」で弛緩したところを次の「虹」で一気にはじけるのはいいのだが、構成としてはここでアルバムを締めてほしい。
せめて「虹」の後は1曲にしておいてほしい。2曲来られると若干拍子抜けしてしまう。

「TEENAGER」★★★★★
前作よりもかなりまとまっている。かなりポップだが、ポップなだけでは済まさない所にこのバンドの根性を感じる。
1曲目「ペダル」から加速し、弛緩しつつも緊張感は保ち、穏やかな「まばたき」を経て「星降る夜になったら」炸裂するのがたまらない。
シングル曲「若者のすべて」「パッション・フルーツ」「Surfer King」はもちろん、「ロマネ」「星降る夜になったら」等のアルバム楽曲もすばらしい。
夏に聴きたい曲の多いアルバムである。
273名無しのエリー:2014/07/18(金) 01:49:14.61 ID:qMFCKrm90
「CHRONICLE」★★★★
志村のパーソナルな面が前面に押し出されており、「民主主義で」作られた前作とは異質である。
スウェーデンでのレコーディングが影響しているのか、音が力強い。
心が弱った時に聴くと非常に慰められる。「バウムクーヘン」は特に、人の弱さに寄り添ってくれる名曲だ。
「クロニクル」の「君は僕の事を 僕は君の事を どうせ忘れちゃうんだ」を聴くたびに、そんなわけないだろう、と心で思う。
惜しむべきは似た曲調が多いにも関わらず、曲が多く最後まで聞くのが少ししんどい。

「MUSIC」★★★☆
評価に非常に悩む。志村逝去後初めて出されてアルバムだ。
作成中に不幸があったため、志村ボーカルは正式なレコーディングでない場合が多く、ピッチが不安定である。
「会いに」「mirror」はギターの山内が歌い、後に山内は正式にボーカルになる。
1stを感じさせる季節への感受性、より激しいサウンドの希求、そして前を向いている歌詞など、
これからのバンドの在り方を予見させる曲が多い分志村の逝去が悔やまれる。
「眠れる夜」ラスト、歌詞カードにない「悲しまなくてもいい」という志村の声があるが、どうしようもなく悲しい。
「夜明けのBEAT」は「モテキ」の主題歌になったこともあり、フェス等では一番盛り上がる人気曲だ。

「STAR」★★★★
山内、金澤、加藤の3人体制になって初めて出されたアルバム。
悲しみをはねのける強い力を感じさせる曲が多いが、試行錯誤の跡があるのか若干詰めの甘さを感じる所もある。
それでも1曲1曲の個性は際立っており、特に「ECHO」の絶唱は素晴しい。
「ECHO」はどうしても志村のことを思い浮かべてしまう曲だが、しかしその体験は普遍的なテーマに昇華されている。

「VOYAGER」★★★★★
とにかく曲順が素晴らしい。それぞれバラバラの色を持つ楽曲が、相互に活かしあうように計算されている。
「Time」「透明」などの抑制された楽曲も、「Fire」「自分勝手エモーション」などの個性の強い楽曲も違和感なく共存している。
「Light Flight」は「ECHO」の世界観を深化させた印象を受ける。
山内の歌い方に幅がでてきたことが、楽曲の多様さにかなり貢献している。
274名無しのエリー:2014/07/18(金) 01:49:45.12 ID:qMFCKrm90
「FAB STEP」★★★★★
EPである。ダンスをテーマにしているが、今はやりの4つ打ち縦ノリというより、ゆったりした横ユレのダンスロックが多い。
Mystery Tourはこのバンドの新境地を見た気がする。ベースの音が非常にかっこいい。
「バタアシ」で提示された山内の内面が、これからどのように描かれていくのかが楽しみである。

総評
「CHRONICLE」までは志村が中心となり、バンドの音楽性も志村の個性に注目されることが多かった。
しかし、「STAR」が志村逝去後2年もしないで発売されたことを鑑みるに、現メンバーのポテンシャルの高さは明らかである。
もちろん、志村が持っていたものを今の彼らは持っていないかもしれないが、しかしそれとは別の才能を現メンバーは確かに有しており、
彼等の才能もまた、フジファブリックを作り上げたものなのである。
だから、現フジファブリックは昔のフジファブリックとは異なっていながらも、確かにフジファブリックなのだ。
そもそも、もともとアルバムを出すたびに前作とは方向性を大きくたがえることが多かったフジファブリックである。
仮に今志村が生きていたとしても、出されるアルバムは前作とは違うものになっていただろう。
志村がいた未来を見られないことの残念さと、今のフジファブリックの曲への愛情という矛盾した思いを抱いて複雑な気持ちになることもある。
275名無しのエリー:2014/08/13(水) 23:44:14.35 ID:GnSnUJH90
276名無しのエリー:2014/08/18(月) 17:28:45.62 ID:FutGQ0Ll0
Perfumeいきます

1st 「Perfume 〜complete best〜」
★★★
インディーズ時代〜ブレイク前の曲をほぼ収録。インディーズ時代の曲は作詞担当が今と違う。そのため独特の世界観がある。
初期の頃の曲はPerfumeのメンバーがテクノを理解しておらず、歌い方が曲とマッチしていなかった。しかし、唯一の新曲「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」。この作品ではメンバーの成長ぶりが伺える素晴らしい出来となっている。
個人的にはとても好きだが、録り直して欲しい曲もあるためこの評価。

2nd 「GAME」★★★★
アイドルってなんだっけ?となる名盤。タイトル曲の「GAME」はバッキバキのベッキベキ。「plastic smile」「セラミックガール」「puppy love」はシングル曲でも納得のキャッチーさ。捨て曲が本当に無い。
だが、合わない人は合わないと思う。とりあえず、このアルバムが合わない人にはPerfumeは無理だと思う。

3rd 「(トライアングル)」★★☆
アルバムで聴くと、正直うーん…となる。ライブ映えする曲が多い。シングル曲は前作と同等かそれ以上のものだが、いかんせんアルバム曲が微妙。
スルメ曲が多いため、何周もすれば良さが分かってくる。はず
277名無しのエリー:2014/08/18(月) 22:43:35.32 ID:JaCn1jbr0
4th JPN ★★★★★
ファンからは評価が低め。アルバム曲が少ないのがその理由。だが、シングル曲が多いということは、完成度の高い曲が多いということ。
音作りがとても丁寧で、聴けば聴くほど新しい音を発見できて楽しい。
Perfumeの代表曲や、ライブの定番「MY COLOR」を収録。初めての人にはおすすめ。
ラブソングが多いのが気になるが、完成度は高い。

コンピレーションアルバム 「LOVE THE WORLD」 ★★★
このアルバムに収録されている曲はほとんど他のアルバムでも聴ける。
が、「SEVENTH HEAVEN」「FAKE IT」はこれにしか収録されていない。しかも両方良曲。
チョイスは微妙だが曲自体はいい。

5th 「LEVEL3」★★★★
一部除き全曲通してバッキバキのダンスミュージック。前作JPNがポップでキャッチーだったためにギャップが凄い。途中に入る「未来のミュージアム」や「ポイント」が良い小休止となっている。
「Clockwork」や「Enter the Sphere」など、ライブで化ける曲が多い。
しかし、目玉とされていた「Party Maker」が正直微妙だったことが欠点。また、シングル曲のAlbum-mixも原曲より良いとは思えなかった。あくまで個人的な感想だが。
278名無しのエリー:2014/08/18(月) 23:41:59.48 ID:JaCn1jbr0
総評
長年埋もれていたテクノポップというジャンルを再確立したPerfume。「ポリリズム」だけで彼女達の音楽を評価するのは間違い。Perfumeの音楽性は常に変化している。アイドルという枠に囚われず、新しい音楽を生み出す彼女達。これからどんな音楽に挑戦していくのか楽しみだ。
279名無しのエリー:2014/09/15(月) 00:41:10.37 ID:d38qbihn0
>>278
乙!この人たちは自分の立ち位置しっかり把握してるイメージ
280名無しのエリー:2015/01/03(土) 12:57:37.74 ID:UaQ1d3wQO
ほしゅ
281名無しのエリー:2015/02/23(月) 13:23:11.11 ID:z30Oc3+rO
保守
282名無しのエリー:2015/02/28(土) 20:53:50.05 ID:bSRTWPVk0
test
283名無しのエリー:2015/02/28(土) 22:29:26.88 ID:bSRTWPVk0
ユニゾン行きます
新世界ノート (インディー1st) ★★★★
インディー1stであるが自主制作音源の全国流通版なのでどちらかというと再発である
「センチメンタルピリオド」、「箱庭・ロックショー」といったのちに再録される楽曲も多いが、「センチメンタルピリオド」は現在と非常にテンポが異なり別物と捉えたほうがいい
こっちの方が楽曲の雰囲気に沿う気がする
一方で自主制作の再発ということでやはり音が現在と比べると荒い
斎藤の歌い方も今とかなり異なるのである意味レア

流星前夜 (インディー2nd) ★★★★★
事実上のインディーズ初収録音源
現在のスタンスはここで確立された
初期の代表曲「フルカラープログラム」が収録されている唯一のアルバムでもある
後に別テイク、スピンオフが制作される「MR.アンディ」、PVも制作された「水と雨について」と当時から斎藤のとがったボーカルも際立つ
音も大幅に改善され前作がまるで嘘のよう
導入としてオープニングを担う「流星前夜」〜「フルカラープログラム」の流れは完璧
今後なかなか再現されそうにないのでコピーする方は是非ともこの流れを演出してほしい

UNISON SQUARE GARDEN (1st) ★★★★★
セルフタイトルを表題にしたメジャー第1弾アルバム
ロックテイストが強い「マスターボリューム」、生まれ変わった「センチメンタルピリオド」といった強力シングルにも負けない良曲のパレード
ユニークな「デイライ協奏楽団」、元祖ダンスナンバー「等身大の地球」といった曲だけでなく、「クローバー」、「いつかの少年」といった今のユニゾンにはあまりないバラードも存在する
これがデビュー作とは思えないほどのクオリティーが高く、既にポテンシャルを存分に発揮
ユニゾン初心者にはこのアルバムから入ることをお勧めする
284名無しのエリー:2015/02/28(土) 22:30:05.29 ID:bSRTWPVk0
JET CO. (2nd) ★★★★★
個人的に最高傑作
ジャケットがこのアルバムを表すようにまさに遊園地の如く様々なアトラクションを楽しめる
「23:25」、「アイラブニージュー」、「ライドオンタイム」とライブの定番曲も多く、フェスで見る際はこのアルバム1枚でも楽しめるかも
「気まぐれ雑踏」、「スノウアンサー」といった隠れた名曲も存在し、捨て曲一切なし
先行シングル1枚のみでリリースされたキラーチューンの宝石箱
余談だが本作はあの佐久間正英が制作にかかわった作品である

Populus Populus (3rd) ★★★
急激にポップ方向へシフトした転記作品
ギターロックからJ・POP色が大きく強くなり「マスターボリューム」、「さよなら第9惑星」が好きな人からすれば少し違和感を感じる
中でもキラーチューン工場であった「JET CO.」と比べると、消化不良に陥るかもしれない
だが、「未完成デイジー」という名バラードがあるので、スルーは勿体ない
「kid,I like quaret」、「オリオンをなぞる」といった所謂アニソンも生まれ始め、ポップ化は次作でさらに加速する

CIDER ROAD (4th) ★★★★★
前作に続き更にポップ化が進行、ギターの音作りも1stの頃と比べたらずいぶん柔らかくなった印象がある
しかしロックの成分が少し戻ってきた故に、キラーチューン不足という状況は改善されている
打ち込みも使い始め、「like coffeeのおまじない」、「君はともだち」では大活躍
ポップ、ロック、バラードと3拍子揃った非の打ちどころがないアルバム
ちなみに「お人好しカメレオン」は1度も演奏されたことがない
285名無しのエリー:2015/02/28(土) 22:42:08.54 ID:bSRTWPVk0
Catcher In The Sky (5th) ★★★★
ここ数年のポップス作品の連続、更に先行シングルが全てアニソンだったため、ここでもポップに振り切るのかと思いきやまさかの原点回帰
180度真逆のロックアルバムとなった
「桜のあと」、「harmonized finale」といったシングル勢を除くとほぼすべてロック、1stよりもロック色が増している
ドラムもこれまで以上にアグレッシブに、ベースもエフェクターが増加した関係で厚みを増している印象
近年ポップに力を入れた反動が一気に顕現したアルバムといっても過言ではない
欲を言えばクッションを置ける曲がもう1曲あれば・・・

総評
世間ではアニソンのイメージが強いユニゾンだが本質はロックとポップの良いとこどり
アニメから入った方は1st、2ndを聞くと驚くかもしれないがこれが本来の彼らである
最新作では再びロック色が濃厚となり、パフォーマンスと共に更にアグレシッブになることは間違いない
アニソンバンドのイメージが強い彼らだが、まずはその偏見を捨てて聞いてみることを推奨する
今後、彼らはスリーピースの可能性を広げてくれるだろう
286名無しのエリー:2015/02/28(土) 22:43:24.34 ID:bSRTWPVk0
すいません、初投稿なので雑な点h察してください
287名無しのエリー:2015/03/01(日) 09:39:53.22 ID:oDqNbQ0q0

いくつかのアニソンと音ゲーくらいでしかユニゾン知らんかったが
この度jubeatに入った「天国と地獄」すげえと思ってた矢先にこういうの読めるのはありがたい
参考にします
288名無しのエリー

自分と全然評価が違うな、少なくとも演奏は最近の洗練されてきた方が好きだ