708 :
名無しのエリー:2007/10/14(日) 21:18:52 ID:f5j6O9t30
誰かPOLYSICSのレビューお願い
709 :
harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:01:45 ID:nU2AEvVO0
01. cruel division ★★★
シーケンスとヘビーなギター、シャウトあり泣きメロあり、轟音と浮遊感。
バンドの音楽性の傾向が掴める導入曲でしょう。
02. es:id ★★☆
コンプレッサーで潰したバキバキなドラムと、ヘビーなリフで装飾した攻撃的な曲。
03. strange days ★★☆
EBM風の4つ打ちにアレンジされた、1stシングル曲のアルバムバージョン。
04. subsequence ★★☆
唯一、コンポーザーのFINNがリードボーカルをとっている曲。
ギターがちょっとシューゲイザー入ってます。
05. behind ★★☆
ニューウェーブやエレポップ好きの人なら星がいくつか増えるでしょう。
06. blue eyes ★★
3拍曲。静謐な雰囲気のピアノに音が足されていき、叙情的に盛り上げます。
07. mattress ★☆
アンビエント〜エレクトロニカ風のインストゥルメンタル。
08. butterfly effect ★★
ハードエッジなギターとエキセントリックなボーカル。
ギミック的なブレイクビーツと変拍子。アッパーかつ奇妙な印象を残す曲。
710 :
harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:03:05 ID:nU2AEvVO0
09. cell ★★
BPM的にもスロウで、アルバムの中でも特に重厚さが際立つ曲。
10. my harness ☆
ビートがループする30秒ほどの短いインタールード。
11. misery loves company ★★
ヘビーなリフを中心に展開。M2"es:id"よりもフラットな安定感あります。
12. perspective to past sentences ★
洋画からサンプリングしたものでしょうか、何事かを囁きあう男女の音声。
サーフィスノイズがプチパチとピアノの演奏に重なるインストゥルメンタル。
13. hommage ★★★☆
これは間違いなく名曲でしょう。キュアーを意識して書かれた曲とのことですが、
ニューオーダーやデペッシュモードのようなエレクトロニックなロックに近い印象です。
デイブガーンを思わせる魅惑的なバリトンがメランコリックなメロディを歌い上げる。
14. harshrealm ★★★
バンド名を冠するだけあって、彼らの音楽性が凝縮されたトラックです。
M1"cruel division"とよく似た構造、展開を持った曲。
15. sleepy hollow ★★☆
アルバムの最後を締め括るにふさわしい、劇的に大仰な曲。ひと通り展開した後、
即興演奏的なピアノが儚いフレーズを奏でながらフェードアウトしていきます。
711 :
harshrealm 『she/underwater』:2007/10/15(月) 00:05:37 ID:nU2AEvVO0
総評 ★★★
今のところ、ほとんど無名の福岡のインダストリアルバンドの1stアルバムです。
最近風の音作りではありますが、インダストリアルという様式が80〜90年代のもの
なので、どうしても時代から半歩遅れた印象を受けることは否めないでしょう。
全英詩であることや、クセあるボーカルも聴く人を選ぶと思われます。
インディーズですがマニアックではない、高い完成度とポップさを兼備しています。
ソフトバレエやブンブンサテライツあたりのポストを狙えるバンドではないでしょうか。
客観性を意識して評価は低めに、要点を絞って短めに書きました。
初回盤に含まれる、他ミュージシャンによるリミックスは蛇足なので紹介していません。
参考URLを貼っておきます。まとめサイト転載時は削除するなりしてもらって構いません。
ttp://www.myspace.com/harshrealm ttp://www.audioleaf.com/harshrealm/
乙
過疎ってるな…
むやみにレビュー連投されるより丁寧なレビューをのんびりアップしてくれた方がいいけどね
>>709-711 乙。それでは自分も
明日のために〜Forever More〜/上木彩矢
1.世界中の誰もが ★★
良くも悪くもビーイング・ギザの伝統、80'sテイストのロックに歌謡曲なメロディが乗ったオープニングナンバー。
時代をどうしたいんだ…。あらゆるアーティストと被るため強烈なインパクトがあるわけではないが、特定の世代にとっての正義のロックか。
能力で勝負させる方針なのか、他のギザ系に比べ歌に過剰なエフェクトがかかっていない印象。アウトロのラララが懐かしい。
2.明日のために ★★
歯切れの良いリズミカルなボーカルが印象的なアップテンポの80'sロック。ビート意識の高い彼女にとってはこの手の曲が主力か。
タイトなビートよりもゆらぎが生むうねりが好きな人にとっては今作の曲全般が不向きかも。
サビ前のコーラスが懐かしい。
3.YOU&ME ★★★
浜田麻里的な80'sロック。高音の発声時も声が濁らず、歌が曲の軸として堂々と役割を果たしている印象。
リズムパターンからギターリフまで何もかも懐かしい。曲自体は今更な感じなのだが、
本人の能力を考えると最も適した路線かも。
4.Tears ★★★
年配ギタリスト御用達のアメリカンHR派生リフから始まる80'sロック。
曲自体は美メロとも、珍しいメロディとも思わないのだが、それで勝負できるだけの歌の表現力はあるため普通に聴ける。
歌唱力より楽曲重視のYUIと対照的。というかYUIの曲の大半は上木に歌わせたほうが活きるので、
ある意味YUIの歌唱力に疑問符を突きつける天敵。
5.ココロが..もう少し ★★
物々しいシンセと電子音で始まるが、曲が進むにつれいつも通りになる80'sロック。
バスドラ4つ打ちのダンス系とかも全然試していい能力の持ち主だと思うのだが、あくまでロック。
今のシーンでの打込み系女性シンガーは、小洒落た曲に溶け込むように歌う無機質タイプがメインなので、
彼女が熱血ダンスビート路線をオプションで押さえといても面白い気がするが。
6.夢の中にまで ★★★
憂いのあるメロディに挑戦した曲。イントロのSEやジャンジャンと派手なオーケストラヒットがいかにもギザな80'sロック。
BoAのような踊りながら歌うロックというイメージ。トライセラの「踊れるロック」とは無関係。
7.眠っていた気持ち 眠っていたココロ ★★★
演奏のアイデア全般が仰々しい80'sロック。ほんとにこんな曲を何度聴いたか分からない。
歌の音符が密集したアップテンポの曲でこそ彼女の真価が発揮されることが良く分かる曲。
特にサビの歌はアタックがはっきりしていて音粒が良く、強弱の付け方にも意図があるため、曲を牽引するノリが出ている。
大抵のソングライター系バンドのボーカルはそこまで気が回らないことを考えると貴重なのだが、上木は曲が…。
8.もう帰らない ★★★
6/8拍子のゆったりした80'sロック。曲自体は惰性でいくらでも書けそうな程度の出来という印象だが、
歌を前面に出したバラードのため、歌唱力そのものを堪能するには良いかも。
9.Forever More ★★
ビーイング・ギザのマンネリの集大成とでも言うべき既聴感に満ちた80'sロック。
永遠だけでは物足りず、おかわりを要求してしまった凄い曲名だが、楽曲が思いっきり閉塞的なので…。
10.youthful diary ★
もちろん80'sロック。サビで他人の曲とごっちゃになって、どっちがどっちだか分からなくなる
既聴感マジックが発生するほどベタ。デジャヴ大好きな人を狙い撃ちする意図でもあるのだろうか。
11.見せかけのI LOVE YOU ★★
いわゆるシングル質なイントロで入る80'sロック。サビの「闇に咲いた〜」のフレーズでラルクの何かの曲を思い出す。
今作全般でそうだが、サビの導入の仕掛けがベタで大げさすぎるため、各曲の区別がより一層つきにくくなっている印象。
12.叶わないなら〜winter lovers〜 ★★
終盤に相応しい、ぐっとポップスに寄ったバラード。所々で意外に柔らかい声も聴かせる歌い分けぶりでじっくり歌い上げるが、
楽曲自体の出来はかなりどうでもな感じ。
13.星の降る夜には A constellation〜2007 ★★★
さらにバラード。ベースが調子に乗って乱発するグリスが面白く、型はまり気味な今作中の冒険要素として効いている。
1曲終わるとさらにさらにバラード。もはや嫌がらせ。ロック色を廃してピアノとストリングスで仕上げているが、
これが今作中でも最高級のパフォーマンスのため、この手をもっとやらせれば作品がマンネリしなかったのでは、と思わされる。
というか全般で能力の割に色々なことを試させてもらえてない印象。
総評 ★★
和製アヴリルとして世に出て、実質的に他の和製アヴリルへの刺客となった印象の上木彩矢の2nd。
曲はかなりやり尽くされてきた、ボンジョビよろしく大げさで大味なアメリカン80'sロックという印象で、
詞も何度似たフレーズを聴いたか分からないほどベタなので、一聴目から既聴感満載でウンザリなのだが、
歌唱力も演奏技術もしっかりしているので意外と聴けてしまう。
アタックが強くメリハリのある歌で曲にビート感を与える、ノリ重視の王道ロックシンガー。
実力は充分だが、Salyuや伊藤由奈等に比べ発声に個性がなく、あまたの女性シンガーと区別が難しいのが難点か。
昔から日本の市場ではこの手のシンガーは飽和状態で、中古CD屋の処分コーナーに並ぶアーティストでも
浜田麻里、PEARL、松田樹利亜、久松史奈等ライバルにキリがなく、個性という点では今の所分が悪い。
もっと現役寄りで彼女に近いスタイルのシンガーだと愛内里菜、水樹奈々あたりとなるが、どっちのライブにも行きたくねえという人は
彼女に落ち着くのでは。ベクトルが真逆のカエラのファンには用なし。
乙!
ここまで語ってくれると
聴いたことない俺でも読み物として楽しめるわw
イイネ!!
>>716 乙
確かに上木の曲は今更感が漂いまくってるよな 愛内、水樹タイプなのは同意だがこの二人の曲も・・・
誰か勇気と元気と暇が有る人
七尾旅人の新譜レビューやってくれ(笑
どうも聴く勇気が起こらない
あの量を全曲レビューするのは書き手も読み手も拷問な希ガスwwww
>>695 今気づいたんだけど、小谷美紗子は「こたに」ではなく「おだに」なので、
「あ」行に入れてくれるとファンとしては有難いw
いや、レコ店ですら間違いが結構あるんで慣れっこなんですけどね。
721 :
まとめ人:2007/10/21(日) 03:44:51 ID:Lk9v/btY0
>>720 すみませぬ。アンド、ご指摘サンクスです。
早速ですがコソーリ直しておきました。(^^;;
ちなみに、今スレ分は次スレが立った瞬間にうpできるようがんばります。(`・ω・´)
『All of タンポポ』/タンポポ
1. 乙女 パスタに感動 ★★★
明るく楽天的なギターのリフに導かれて思わず体が揺られてしまう、木村カエラが歌ってそうな
愉快で楽しいポップロック。
言葉の語尾を繰り返すバカっぽくも楽しげなバックコーラスがこの曲のキモだろうか。
「ビデオ返しわすれた(れたれたれたれた…)」の部分が妙に耳に引っかかる。
2. 恋をしちゃいました!★★★★
1曲目を引き継ぐガールポップ。タフで陽気なドラムとギターがウキウキ感を増幅させる。
間奏の優雅なチェンバロ・ストリングスにも並々ならぬ気合を感じる。
曲名と携帯メールが登場する歌詞からYUIの「CHE.RR.Y」を思い出すが、
6年前に発表されたというこの曲の方が、つんく作詞だけあってシチュエーションに凝りまくっている。
「デートの途中にメールした」の部分が秀逸。よく思いつくなこういうの。
3. 王子様と雪の夜★★★
鈴と鐘の音がフィーチャーされたクリスマスソング。ありがちなベタな曲かと思わせるが、
間奏にふと入ってくるワイルドなギターソロが異彩を放つ。
歌唱力のレベルの違う4人の歌がパーツのように組み合わさって構成された曲なので、
聴いてると「下手だなぁ…」と笑いそうになるパートもあり、それが良いフックになっている。
4. ラストキッス ★★★★
1〜3曲目が4人体制の2期タンポポで、この4曲目から7曲目までは3人体制の1期タンポポ。
1期と2期は元々のコンセプトが全く違うようで、ここからアルバムのカラーが変わる。
1〜3曲目は生音主体だったがここからはクールな打ち込み主体。
ストリングスにわざわざ金原千恵子たちを起用していて1期とは力の入れようが異なっている。
切なすぎる歌詞を容赦なく煽る冷たい質感のメロディーとキーボードが美しい。
5. Motto★★★
ディープなR&B曲。歌詞もぐっと年齢が上がっている。
ここではベースにウィル・リー(12年前スマップのアルバムに起用された時業界中で大騒ぎになった名手)
を起用。やはり力の入れ方が違う。グルーヴィーなリズム隊とシンセの絡みが印象的だが、
メンバーのコーラスワークもなかなかのもの。
6. たんぽぽ(Single Version) ★★
前2曲とは打って変わってありがちな、軽快で爽やかなポップス。
大人びた歌い方と爽やかな音のギャップが結構面白いが、曲としては平凡か。
7. 聖なる鐘がひびく夜★
1期メンバーによるクリスマスソング。曲の雰囲気は2期のメンバーが歌ってもおかしくなさそうな
ノリだが、こちらのメンバーの方が歌唱力が上なのでハモリが綺麗である。
綺麗過ぎてよくありがちなクリスマスソングになってしまっている。
8. I & YOU & I & YOU & I★★★★
2期による曲。2期の曲はもう「ポップロックしかやりません!」という感じなのだろう。
上手くハマっていると思う。独特な歌唱力を生かすにはコレしかない。
松浦アヤヤが歌ってそうな曲だが、個人的に彼女の無機的にも感じられる声が苦手なので
こっちのが楽しく聴ける。ヘタだけど。
9. 誕生日の朝★★★★
1期による曲。じわじわと盛り上がっていく曲とコーラスが美しい。
つんく、良いメロディー作るなぁとただただ感心。これが出た頃ってモーニング娘も
そこまで売れてなかったはずだし、仕事量も少なく全力投球出来たのだろう。
10. A Rainy Day★★
1期による、スカ風味な曲。異様にうねるベースプレイと妖艶なエレピが耳に気持ちよい。
歌声がうまくまとまり過ぎている気がするので、その分聴き所はオケにあるのでは。
11. BABY CRY★
2期による、生バンドを迎えて作られた曲。メロディーに妙にやっつけ仕事感がただよう。
悪っぽいイメージを打ち出そうとしたのだろうが、あまりハマっていない。
12. 年末年始の大計画 ★★★
2期による曲。穏やかながらも幸せムードが漂うメロディーを彼女らなりに壮大に歌う。
変な曲名だが、アルバムのラストに収まっていそうな感動的な曲である。
2期でオリジナルアルバムを作ってないというのが何とも勿体無い。
13. たんぽぽ(Grand Symphonic Version)★★
新加入した2期のメンバー2人のボーカルを加えて再録。総勢5名での新バージョンである。
なぜこの平凡な曲を再録…と思ってしまうが、 ラルクの「虹」や宇多田ヒカルの「光」のように、
自身の名前を冠した曲は本人にとってもファンにとっても重要なものになる。
「たんぽぽ」も、本人たちやリアルタイムで応援してたファンたちの思い入れの強い曲なのだろう。
ボーカル新録だけでなく新たなアレンジも施されている。
優雅ながらも素朴なオーケストラサウンドがまさに「タンポポ」といったところだろうか。
総評★★★☆
モー娘から派生したユニット・タンポポがリリースした全シングルなどを収録したベスト。
構成メンバーによって1期と2期に分かれている。
打ち込み主体で作られたクールな音と流麗なストリングスが印象的な、大人なイメージ1期と、
生音主体で作られた、可愛らしいブリティッシュポップな2期。
どちらもなかなか魅力的だが、歌唱力の弱さを武器にしてしまっている2期が特に面白い。
メンバーの歌唱力の差がかなりあるように聴こえるが(誰がどの声かはモーヲタに聞こう)、
曲自体がポワンとしているので下手な歌でも妙にマッチしている。
歌詞に出てくる「あなた」はどれも「派手さは無くて平凡だけど優しくて素敵な人」という設定。
ゆえに聞いている聴き手の妄想が入る隙間が上手いこと用意されている。
1期と2期の曲が混在しているのでアルバムとしてのまとまりは皆無だが、それだけ幅広い音楽性が楽しめる。
つまんない曲も一部あるものの、出来のよいガールポップが聴きたければおすすめの一枚。
中古で250円が相場だし。
726 :
名無しのエリー:2007/10/21(日) 16:08:20 ID:2LjFAEYy0
どなたかあの邦楽一の問題作とも称されるBUCK-TICKのsix/nineを
レビューしてくれませんか?
>>721 ヘ⌒ヽフ
( ・ω・) d
/ ~つと)
>>722-725乙
全然興味なかったのにちょっと聴きたくなった
どっか下手でも、そのバランスに妙味を見出すと大抵のものは楽しめるよね
>>714-716 乙
つーかどうしてそこでYUIの名前が出てくるのか純粋に疑問なんだけど
完全別物だと思ってるんだが
>>730 YUI→曲の歌謡センスが良いが本人の歌が微妙 現在和製アヴリルと言われたりする事も有る
上木→曲のセンスは古いが本人の歌いこなしが結構良い デビュー時は和製アヴリルを狙い今でも多分狙ってる
傍観者の俺の認識
どちらもアヴリルを意識(YUIはデビュー後に?)される事が偶に有るし
そもそもアヴリルと比較される事の方が疑問
>>175-179に影響されて書いてみました。
とは言ってもクオリティは遥かに及びませんが……
musiQ/ORANGE RANGE
1.KA☆RI☆SU☆MA ★★
50秒もないインスト曲。
かと思えばYAMATOの声がサンプリングされて入ってる。
意外にもこういうインストで入るアルバムはmusiQのみである。
2.チェスト ★★★
ヘヴィなシングル曲。。
3人のサビ前のラップがかっこよく、2:13秒という長さでもあり、
意外と早く終わる。ただサビの「チェスト!!」の連呼は微妙。
ライブ向けかと。
3.ロコローション ★★★☆
いろいろと騒動があったレンジの代表曲。
Aメロでのラップが巧くハマっていて、歌詞もバカくてエロくて、だが盛り上がる。
女性ボーカルも他のレンジの夏の曲と比べて無理がなく良い。
これであの騒動がなければねぇ……
4.以心電信 ★★
テクノサウンドに歌メロを乗せた曲。auのCMで結構流れてた。
サビがドク○ーマリオとかイントロがワンダー○ォーゲルとかは無しにして、
誰もラップを歌ってないせいか、良くも悪くも普通の曲。
肝心な演奏や構成捻りがなく一本調子。CMで流れて「良い!」て思っても
一曲まるごと聴いてみると「う〜ん」みたいな感じ。
CMのためだけに作られたのかも。
5.ZUNG ZUNG FUNKYMUSIC ★★☆
まんまドリフのパクリ。
だが、ノリノリになれるのは確実。サビのアレンジもなかなか良い。
HIROKIのラップがアルバム中一番冴えている。ただ、「ズンズンファンキーミュージック♪」と連呼するのはダサい。
6.パディボンマへ ★
次曲への繋ぎ。どこぞの民族みたいな曲だがシティボーイとの流れは秀逸。
7.シティボーイ ★★★★
全体を通して、レコードのようなチープなノイズが入る。
独特なリズムを刻むKATCHANのドラムと低いボーカルが更に雰囲気を良くしている。
NAOTOのセンスが光る。サビの終わりのところが個人的に好き。
8.謝謝 ★★
あまり頭に残らない。
でも途中の3人のラップの掛け合いみたいなところは良い。
9.男子ing session ★★★
レンジお得意のバカらしさ全開な曲。
ただロコローションとは違って、こっちは夜のクラブを連想させられる。
サビがかなりキャッチー。
10.Beat Ball ★★★★
一転、レゲエのようなリズム。
妙な中毒性がある。YAMATOの歌詞が意味不明(これだけに言えたことじゃないが)。
序盤は音数を少なくして、徐々に盛り上がっていく進行がかなり良い。
11.ミチシルベ〜a road home〜 ★★
インディーズ時代の曲をリメイク。
曲の流れやアレンジはかなり好き。
なのだが、あからさまに売れ線というか、感動というか……
つまり普通のJ-POPになっている。もっとレンジらしい面白みが欲しかった。
これも事務所の意向なのだろうか、落陽みたいな残るものがない。
12.花 ★★★☆
パクリとか歌詞はなしにして、純粋に良いと思う。
レンジ流歌謡ポップ。叙情的なコード進行とメロディが妙に心地よい。
また4分ちょいというコンパクトな時間で、余計なものが入ってない。
しかしここまで間奏中の掛け声が入ってるとは……
13.FULL THROTTLE ★★☆
ハードロック的なギター音と、とにかく荒いノイズで突っ走る曲。
ノイズが比較的好きな俺はすんなり聴けたが、たぶんアルバム中一番好き嫌いがわかれる。
よって★一つマイナス。ちなみにYOH作曲。
14.祭男爵 ★
う〜ん、これはどうなのだろうか?
和太鼓とものすごくキャッチーな流れが
前のレビューの人も言ってたジャニーズJr.がやるような曲に聴こえる。
小学生とかは気に入るかも。
15.papa ★★★★★
全てが意味不明。メロディも歌詞もアレンジも。
ただ、なんだこの中毒性は?恐らくこのアルバム中一番好きだ。
何故か最後泣きメロになり、演奏がアルバムの中で一番冴える。デジタルなイントロや歌詞からは全く想像できない展開。
この曲が無かったらレンジを見放してたやもしれん。NAOTOの才能って一体……
「パパ、早く帰って来てよ」
16.HUB☆STAR ★★★
1st CONTACTを思い出すようなミクスチャーロック。
アルバム中一番ストレートなロックである。やっぱり構成が巧いと思った。
こういう曲も嫌いではない。
17.Oh Yeah ★★☆
「パラッパラッパッパッパ」がとにかくダサい。
3人の歌唱力の無さも伺える。が、同時にその時代の若さも感じることができる。
最後のサビを「Oh Yeah〜」にしたのは○。
18.SP Thanx ★☆
最後は感動を狙いにきた。どう考えても事務所の陰謀。ストリングスはいらなかった。
RYOのラップからサビ流れが良いだけに安っぽく聞こえてしまった。
だけど、合唱団を使うのは良かったと思う。聴いたあとに余韻が残るのも気持ちいい。
19.ジパング2ジパング ★★★★
そしてその余韻を断ち切るかのような怪しいイントロからのインスト曲。
三味線の音が非常にカッコいい。サビは圧巻である。
恐らくNAOTOはSP Thanxで終わらせたくなかっただろう。ちなみに何故かROVOを思い出した。
総評.★★★
売り上げ260万枚を超えたORANGE RANGEのメジャー2ndアルバム。
2ch、というかネットではパクリパクリ騒がれてこの作品の評価はとても低い。
実際聴いてみると、花の大ヒットに続いてこのアルバムもヒットするように、キャッチーでわかりやすい曲が入っている。
が、作曲者NAOTOの抜群の構成力とセンスは全ての楽曲で牙を向けており、決して聴けない出来ではない。
またやはり全体的にボーカルが下手で、演奏も拙い部分がある。
現にこの後ドラムのKATCHANは脱退し、サポートドラマーを付けて演奏的にも楽曲的にも大発展を遂げる。
このアルバムはその通過点でしかない。まぁこのアルバムでなくともひとまずレンジを聴いてみろって話。
ボーカルの声さえ嫌いじゃなければ、たぶん期待は裏切らないと思う。
以上。分かりにくくてスマソ
乙
確かにpapaはそのアルバムでは白眉
乙
>>731 なるほどね
でも和製アヴリルと言われてるのを聞いたことなんて一度も(ry
ごく初期は確かに音作り面でも僅かながら意識してたらしいが、最近は違うとおも
関係なんて雑誌で対談してるくらいだろうけどなあ
上木はよく知らないけど、CMとか見る限りだと明らかに狙ってるよな
まあヲタ視点だから、傍から見たら意識してるように感じるのかもね
>>714 だったら上木にグッバイデイズ歌わせてみるか?厨房が分かった様な事抜かすんじゃねえよ!
すっごいひさびさに来たら平和になってたw
新作行きます。
信者なので割り引いてもらった方がいいかも。
それにしても情報量が多い。
abingdon boys school/abingdon boys school
・T.M.Revolutionの西川貴教が作詞とボーカルを担当している新人バンドのファーストアルバム。
構成は元WANDSのギタリスト、柴崎浩
スタジオミュージシャン、SUNAOのツインギター。
キーボードとプログラミングの岸利至の4人。
ちなみに岸氏の最もよく知られた曲はテレビ東京「ガイアの夜明け」テーマソングと思われる。
1.As One ★★★
全英詩の柴崎曲。
西川曰く「abingdon boys school校歌」
zabadakを思い出させる不思議な感触の曲なのも道理で、変拍子から始まっている。
突き抜けるような明るい切なさのあるミディアムナンバー。
2.HOWLING -INCH UP- ★★★★★
柴崎曲でセカンドシングル。
ドライブ感がありつつ歪ませまくった音が重厚なギターナンバーで、メロディラインが5つと構成が変則的。
しかしアニメ番組のOPを飾るような華やかさもある。
どこが変わったのかさっぱりわからないのだが、アルバム用にミックスを変えてあるらしい。
3.Via Dolorosa ★★★★
岸作曲のドラマチックなバラード。
西川の歌唱力の真骨頂を堪能できる。
別れをテーマにした単純な詞だが、「悲しみの道」をタイトルにするあたり、宗教色を感じさせる。
4.INNOCENT SORROW ★★★
柴崎作曲のデビューシングル。
イントロやアウトロにやたらめったら拘る姿勢は最初から健在で、転調に転調を重ねる終わり方がかなりカッコいい。
そのせいか飽きの来ない1曲。
5.DOWN TO YOU ★★★★★
岸作曲。
英語と日本語が入り混じるミディアムナンバーで、狂おしくも物憂げな感じがいい。
6.アテナ ★★★★
ポカリスエットのCM曲にどうだろうと思う程爽やかな柴崎曲。
歌詞も前向き。
al.ni.coを思わせる間奏など、起伏があるので聞き応えがあり心地良い。
7.stay away ★★★
柴崎作曲で、人気漫画「NANA」のトリビュートアルバムにブラスト(主人公の所属するバンド)のナンバーとして収録された事実上の処女作。
ヒステリックで勢いのあるロックナンバーで、absにしてはまだ音数が少ない。
レコーディングの助っ人として呼んだ岸を3人が口説き落とし、なし崩しに加入させたというバンドらしいエピソードがある。
8.Nephilim ★★★
岸作曲のバラード。
ゲームの主題歌になっており、美しいPVがアルバムの特典DVDに収録されている。
タイトルはネフィリム、ネピリムと読み、堕天使と人間の娘の間に生まれた神話世界の巨人族を指す。
忌むべき存在、望まれない存在としてのネーミングでゲーム世界とリンクしているらしく、西川の嗜好性が伺われる。
9.LOST REASON -feat. MICRO from HOME MADE 家族- ★★★
柴崎曲でNephilimのカップリングをHOMEMADE家族のミクロ参加でリアレンジ。
個人的にラップは苦手だったが 慣れるとなかなか気持ちよく聞ける。
全英詩。
10.DESIRE ★★★★★
岸作曲で今回一番お気に入り。
リズム隊のとツインギターの掛け合いバトルが楽しく、全てのパートがやりすぎな程はっちゃけている。
テイストはブンブンサテライツっぽく、全英詩でテーマはわりとストレートにSEXを歌っている。
11.ドレス ★★★★★
BUUK-TICKの名曲カバー。
トリビュートアルバムに参加した時の楽曲だが、周囲の評判もよく本人たちも気に入っているので収録が決定したそうだ。
進むにつれてうねるようにテンションの上がっていくドラマチックなアレンジと凄まじい西川の歌声が圧巻。
12.ReBirth + ReVerse ★★★★
岸作曲のインストゥルメンタル。
8分近くある大作で前半のReBirth は新しく生まれ変わる者全てを祝福するかのような清らかな音色。
一転して後半ReVerseは力強くクールなデジタルシーケンス。
なかなか面白い構成だ。
総評★★★★
洋楽と歌謡曲とデジタルとJ-POPの要素が全部入っているというか、ありがちのようでなさそうな懐かしさと新しさを感じるバンドサウンド。
文字で説明するのが難しいが、これがオルタナとかミクスチャとか言う奴なのだろうか。
歌詞に対するこだわりが薄く音優先のため、言葉を重要視して聴くタイプには向かないかもしれない。
しかし逆に楽器をやっている人間にはぜひ一度聞いてみて欲しい。
そこらのアマチュアではまずコピーできない程無茶をやっているのが素人耳にもわかるからだ。
TMRの西川に対する先入観を取り払ってくれる程、これはいまどきないぐらい音に真摯に向き合って作られたアルバムと思う。
748 :
名無しのエリー:2007/10/23(火) 01:07:55 ID:7xnYrtX90
>>747 >これがオルタナとかミクスチャとか言う奴なのだろうか。
wwwww
スカートはいた初老のオッサンw
ABS乙。
聴かず嫌い氏(って名指しは良くないけど)、馬鹿には構わないでいいからまた何かレビューしてね。
>>747 乙
俺もレビュしようか迷ってた所だった
オルタナ、ミクスチャというか ぶっちゃけリンキン辺りのモダンヘヴィロックと音作りは似てるなーと思った
752 :
名無しのエリー:2007/10/23(火) 19:25:37 ID:7xnYrtX90
>ぶっちゃけリンキン辺りのモダンヘヴィロックと音作りは似てるなーと思った
www
ネタじゃないんだろうな〜w
>>751 ぜひ書いてください。
他の人の意見も聞いてみたい。
absレビュ乙。
あの衣装はスカートというより、ボンテージパンツだけどね。
>>745 乙。
アテナは柴崎曲ではなく岸曲ですよ
>>753 今までマイナーなアーしかレビューしなかったし 少し時間かかるけど書くかな
>>752の辺りもちょっと突っ込みたかったしw