アルバム全曲レビュースレin邦楽板 10th

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644名無しのエリー
Dir en grey / CLEVER SLEAZOID

1. CLEVER SLEAZOID ★★★★
そのまんま"朔-Saku-"の延長上の典型的なDir流メタルコア。
アルバム「Withering to death」の泣き所だったドラムの音のペラペラさは
幾分か改善され、ようやくNU-METALらしい迫力と厚みが出てきた。
曲の内容も近年の目覚ましい作曲力の成長ぶりがよく反映されており、
次の新曲への期待が更に高まる。
しかし…悲劇は起こった。

2. C (Live) orz
以後3曲は「Wtd」の曲のライブバージョン。
なのだが…ん?…ありゃ?ちょっと待て。京ってこんなにド音痴だったっけか?
音程はめちゃめちゃだしところどころ息も絶え絶えでとても聴いていられない。
サビを観客に丸投げしてるのはまあどうせ京だし諦めるとして、キメの箇所まで
崩壊しているのは流石にいただけない。
曲前の挑発的で威勢のいいアジりMCがやたら虚しい。
まともに歌えないんならこの曲もシーケンサーでコーラス入れろよ。

3. GARVAGE (Live) ☆
メロディアスな"C"とは対照的にシャウトだらけの曲なので、力押しで誤魔化せる分
少しはましな仕上がりにはなっている。
だがやはり普通に歌うパートになると全然声出ていない上にまたしてもちょこちょこ
省略しまくっていてヘコーとズッコケ。
わざとなのか息が続かないのか知らんけどちゃんと歌ってよ…後生だから。
645名無しのエリー:2005/09/25(日) 21:10:44 ID:K6K9f1im
4. DEAD TREE (Live) (゚ё゚)シメジ
そして最大の問題がこれ。アルバムでは中盤のハイライトだったパワーバラード。
ヴァースからしてめちゃめちゃで曲の良さをぶち壊しまくり。
インディーズの素人ヴィジュアル系並の音程知らずなモケモケ声で途切れ途切れに歌う。
ブリッジに当たる咆哮パートが丸々カットなのはまあおいとくとして、肝心要のサビが
飲み会の酒ガブ飲みで喉を潰して息も上がった状態での二次会カラオケレベルの劣悪さで
とてもプロの仕事とは思えない体たらく。
途中で声が出なくなってダラーッと演奏のみ状態が続いているところなんか正にカラオケ
を髣髴とさせて涙も出ない。
最後のキメに至ってはろくに歌わないまま曲が終了する。
黄色い歓声が虚しく響く。つうか自分が会場にいたら絶対空き缶投げてるぞこれ。


総評:★
表題曲の1.だけなら★4つ付けるほどのマンセーぶりだが、カップリングのライブ音源3曲で
バンドの将来性を激しく疑ってしまったので憤怒のマイナス。
元々生の京は、「ここが聴きたいのに」という重要なフレーズを観客に丸投げしたり
シャウトの威力はスタジオ音源の半分以下だったり普通の歌唱もアマチュア並だったりと、
着実に安定感を上げている楽器隊の足を1人で引っ張りまくる凶悪な糞シンガーなのだが、
それでも以前のシングルに収録されていたライブ音源はまだ何とか普通に聴ける
パフォーマンスをしていた。
しかしこのシングルのテイクは、単なるやっつけ仕事だとしてもあるいは体壊して本調子では
なかったとしても、どのみちとても音源化して金を取れる内容ではないし大金を払ってこの
ライブを見に来ていたファンが可哀相になってくる。
こんなんじゃクソバンド呼ばわりされても擁護できまセン。全く…。