>>84 活動再開シングルとして、ファンの間で馴染み深い「終わりなき旅」。実はこのシングル、
プロデューサーの小林武史さんは、復帰シングルとして考えていなかったようだ。というのも
このシングルは、復帰第二弾として発表した方が、戦略的にはいいと考え、復帰第一弾には、
ステップとして、「Innocent world」、「Tomorrow never knows」のような、キャッチーでスピード感
のあるものを望んでいたらしい。Mr.Children側は、自分達が気に入っている「終わりなき旅」
を是非、復帰第一弾に持ってきたいと思っていたものの、取りあえずは、要望通りのものを
作り上げたという。それがあの「I'LL BE」である。しかし、「作っている」という感覚がどうしても嫌、
ということで、最終的には「終わりなき旅」が復帰第一弾のシングルになった。
ちなみに「I'LL BE」を作っていた時期、つまりはマーケットシーン復帰を主張する小林さんと、
自然体の曲作りを望むMr.Childrenが意見を対立させていた時期に、浮かんだフレーズが
「Prism」の「自分に嘘を付くのがだんだん上手くなっていく」。(雑誌B-pass参照)