surface thread 14( .HALF)
445 :
改訂:
この痛みも
切なさも僕はやがて忘れちゃうのかな
日々の暮らしの中で上書きされるたびに
擦り減っていってしまうけれど
僕は言うんだ
誇れることなんてないし 手だてもみつからないと
情けない奴だって笑ってくれてもいいよ
それでも君のそばにいたいんだ
指で作ったこのフレームに 君を映して
ポケットにしまいこんだ
流れる雲の速さ 向かう場所の先で僕ら笑いあえてるかな
ふいに僕の 頬を伝いおちる雨
この雨は例えば 誰かの痛みや深い悲しみを
僕が忘れないようにと降るのかな
指で作ったこのフレームに君を映してポケットにしまいこんだ
やけに重い雲が 西の空に広がってる 明日も雨かな
恵みの雨 喜びの雨ならいいのに
なんてふいにつぶやいた君の肩を強く引き寄せて
今日は傘もささず濡れて歩こう
指で作ったこのフレームに空を映してポケットにしまいこんだんだ
あぁ忘れちゃいけないもんはきっとこんなにも真っ青な空だろう
流れる雲の速さ 向かう場所の先で僕ら
笑いあえてるかな