「風の子でいたいね」キンモクセイ 2003.10.22リリース
1 風の子★★★☆
ノリのいいライブ定番曲。リズムギター、おかずギター、ブラスが効いて
勢いよく仕上がっている。親しみやすい流麗なメロディーラインも良。
2 愛の食事★★★★
ブルージーでいてポップ。シュールな歌詞も違和感がない。
女性ボーカルのとデュエットもいい感じです。こういう感じは好き。
3 真っ白★★★
良く言えば懐かしい、悪く言えば古めかしい、70年代風フォークな曲。
一番キンモクセイの「根っこ」となる曲といえるのかもしれませんが。
4 人とコウモリ★★★★
スカビートの効いたカッコイイ曲。歌詞がシュールで何を言わんとしているのか
良く解らない(^^;)けれど、なぜか胸を締め付けられる。スリリングで激しく切ない曲。
5 Lemenade★★★
ドラムスの張替が作詞・作曲・ボーカルを取る異色曲。
メロディーもアレンジも歌詞も可愛らしく仕上がってると思います。
6 恋人なくした★★★☆
ストリングスの入った本格的バラード。
美しいメロディーラインも丁寧なボーカルも良いが、歌詞がイマイチなので泣けない。
7 日曜日の夜★★★★
雰囲気のあるギターが泣かせるバラード。
サビで繰り返される歌詞が、寒くなるほどストレートw なのになぜか染みてくる。
8 パリジェンヌ★★★
これは・・・笑いを狙ってるのか?w キンモクセイには珍しく打ち込みの入った曲
歌詞もフランス人女性ボーカルも間奏のセリフもクスクスと笑える。
9 香港計画★★☆
フランスの次は香港かw ここまでくるとネタとしてしか受けとめられない。
曲としてもすぐに飽きてしまいそうな同じメロディーが続く曲で、イマイチ。
10 車線変更25時★★★☆
一転して、80年代ディスコサウンド。シングル曲なので安心感が違うw
まとまりのあるメロディーと力のあるブラスとバンドサウンド。
11 悲しみ草★★★★☆
ツインギターがとにかくカッコイイ。
ストレートなギターロックながらサビの綺麗なメロディーラインが光る。
12 Pocket Song★★★
「小品」という感じのミディアムスロー。可もなく不可もなく。
終盤のゴスペル風コーラスが雰囲気を盛り上げる。
13 同じ空の下で★★★★☆
蒼くさわやかでありながら、切なく広がりのあるサウンドは
このバンドならではの持ち味でしょう。曲としての完成度も高く、良い出来だと思います。
14 追伸のテーマ〜さらばキンモクセイ〜
ボーナストラック? Gメン75風?のインストに乗せて男性の声でクレジットコール。
おまけ的トラックなので評価せず。
総評★★★★
「バンドサウンドを前面に押し出した笑いあり涙あり感動ありのアルバム」とのM14での解説通り、
守備範囲の広さや器用さをバンドサウンドにしっかりと反映させた意欲作といえるでしょう。
中だるみwはあるものの、どの曲も良くまとまった、捨て曲の少ないアルバムだと思います。