【春から】 HystericBlue♪その5 【夏色へ】

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136名無しのエリー
■たくや
この度、Hysteric Blueは活動を休止して、初めて充電期間をとる事にしました。
ファンの方には、悲しいと思っている人もいるかもしれませんが「そうではないんだよ」という事を、
解ってもらえたらと思ってこの文を書いています。
そもそも、Hysteric Blueというバンドが、非常に他のバンドと比べて
変わっているなぁーと思う点は、『組んですぐにデビューして結果をだせた事』だと思っています。
それは正にシンデレラストーリーであり、僕自身も感謝しているのですが、
その反面(物事には、どんな事にも良い面悪い面があるようです!)、
しっかりした技術や知識、あと、バンドのスタイル、方向性などの全く無いまま動きだした。
という感があります。もちろん、当時の音源などにおける“みずみずしさ”や“がむしゃら感”は、
どんな上手いバンドにも無い魅力があり、それがみなさんに支持された部分ではあるのですが。
この、「自分の芯(基礎)がしっかりできていない」というコンプレックスのようなものは、
常に僕につきまといました。重ねて、Tamaちゃんの声質が似ているというだけで、
JUDY AND MARYと比較され(大きなバンドなので比較されるのは光栄なんですが)
「パクリパクリ」と言われているのは、もっとショックで、デビューから2、3年は、
わざと今まで聴いた事もなかった洋楽を、知識を増やすために興味もないのに
聴きあさったりもしました。
137名無しのエリー:03/06/17 21:32 ID:Amspdurf
ちなみに、今だからこっそり教えちゃうと、僕がパクってるのは、
実はジュディマリというよりも「黒夢」や「初期のラルク」といったバンドのメロディー部分でした!
これも、そうやって自分とは、そして自分のスタイルとは、何に影響されてるかを
すごく考えた結果、導きだしたものです。
で、ここ最近、その興味のなかった洋楽に興味がでてきました。これは、
歌(詞・曲)を創りだす部分よりも、演奏や曲(構成)のかっこよさに刺激されているので、
僕の中では「ドラマーの部分の目覚め」と分析しています。(遅っ)
そうなってくると、当然、今まで良かったものや、どっちでも良かったものも、
全部、「どうしたい、どうして欲しい」というハッキリとしたビジョンが出来てきます。
レコーディングの時はもちろん、色々な状況においてメンバーと
意見が合わない事も増えました。(それを放っとけなくなったってだけやねんけどね)
プロとして4年以上も活動させてもらい、成長させてもらってきているので、
このまま続けても、当たりさわりなく続ける事ができるのも何となくわかっています。
でも、みんなにとっても『何となく』ってイヤじゃない!?僕達3人はプロとして
それぞれの個性を尊重し、刺激を受け、磨きをかけるために、しばらく充電する事に決めました。
そして、今回こうしてちゃんと発表して、こういう文章も書いて、ファンの皆さんに伝えたのは、
不安や悲しみを与えてはいけないと思ったからです。メンバーはそれぞれ
『ヒスブル』とは違った趣の方向へ進んでいくと思います。
138名無しのエリー:03/06/17 21:32 ID:Amspdurf
僕は、ヒスブルファンの皆さんに「それをも応援しろ」とは思いません。
が、「このバンドを形作るそれぞれの個の中(内側)には、こんなに深いものがあったのか」と、
思わせられるぐらいの事をしたいと思っています。そういう意味では、
もう一度“みずみずしさ”や“がむしゃら感”を取り戻せるかもしれません。
その時もし皆さんの心に響けば、また応援してください。
また、活動休止期間中も、僕がそうであるように、
「Hysteric Blueというバンドのファン」でいてください。新しいホームページでは、
そういう気持ちに応えられるよう、データベース類を充実してもらいました。
また、個々の活動についてもフォローしていく予定です。
最後にことわざを1つ。

『かわいい子には 旅をさせろ』
みんなまだ若いんですから!!!

2003ねん6がつ17にち
Hysteric Blue たくや