アルバム全曲レビュースレin邦楽板 4th

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264名無しのエリー
●GRAPEVINE 1st album『退屈の花』
01 鳥 ★★★☆
音も詞もひねくれた感じがでてて、ある意味すごくバインっぽい曲。韻踏みまくり。
02 君を待つ間 ★★★★
シングル。オーソドックスできれいなメロディーに、「細部の愛撫も怠らぬように」なんて詞がのる。
03 永遠の隙間 ★★☆
演奏や詞に、ちょっと遊び心がかんじられる。が、実はよく飛ばしてしまう曲。
04 遠くの君へ ★★★☆
ファンには人気の曲らしい。遠距離恋愛してる人には詞がしみるんでしょうな。歌詞抜いたら、割とどうってことない曲のような気もするが。
05 6/8 ★★★
タイトル通り6/8拍子ってだけで、アルバム中ではあんまり目立たない曲。
06 カーブ ★★★★☆
軽やかなドライブナンバー。心地いい曲です。
265名無しのエリー:03/01/26 14:19 ID:syFAsS0Q
07 涙と身体 ★★★★
いわゆる泣きのメロディー。このアルバムの雰囲気が集約された感じの曲。
08 そら ★★☆
シングル。AメロBメロはいいんだが…。ダラダラと繰り返しが長くて飽きる。
09 1 & MORE ★★★
矢野顕子にインスパイアされて作った曲。ボーカル田中は女言葉が妙にハマる。
10 愁眠 ★★★☆
いいメロだが、パンチに欠ける。この曲の後に隠し曲『熱の花』が収録。曲としてはこっちのほうが面白い。

アルバム総評:★★★☆
全体的に青臭くて、どこか官能的な雰囲気。艶とか色気とかを感じる。ファン(特に女性)には一番人気かも。
266名無しのエリー:03/01/26 14:20 ID:syFAsS0Q
●GRAPEVINE 2nd album『Lifetime』
01 いけすかない ★★★★
派手さやキャッチーさはないが、個人的にロックを感じる曲。なんかかっこいい。
02 スロウ ★★★★☆
シングル。イントロからかっこいい。この曲によって、バインには「重くて切ない」イメージがついてまわることになる。
03 SUN ★★★☆
まあ、可もなく不可もない曲。歌詞カードないと聞き取れない部分多し。
04 光について ★★★★☆
シングル。全体を通してメロがいい。バインの代表曲のひとつ。この曲で多少は認知度が上がった。
05 RUBBERGIRL ★★★☆
インストだが、耳に残る。
06 Lifework ★★★★
優しい曲調と素直な詞は、この時期のバインには珍しい。穏やかな気分になれる。
07 25 ★★★
アップテンポで、ライブで盛り上がりそうな曲だが、CDだといまいち映えないかな。
267名無しのエリー:03/01/26 14:21 ID:syFAsS0Q
08 青い魚 ★★★
金延幸子のカヴァー。地味な曲だが、何気にいいグルーブ。
09 RUGGERGIRL No.8 ★★
05のインストの別バージョンだが、なにも2つ入れなくてもと思った。
10 白日 ★★★☆
シングル。荒削りだが、ジリジリした感じが良い。
11 大人(NOBODY NOBODY) ★★★
女言葉で、独特のノリをもった曲。遊び曲だが、名曲の前に配置したのは正解。
12 望みの彼方 ★★★★★
メロの良さ、韻を踏んでいるだけでなく内容のある詞、構成、全てが一級品。まさに名曲。
13 HOPE(軽め) ★★★☆
どこか晴れやかな感じで、アルバムを明るく締める。間奏のピアノや口笛もうまいことマッチしてる。

アルバム総評:★★★★☆
単純に、いい曲がいくつも入ってる。構成も悪くない。優等生的なアルバム。先行シングルのスマッシュヒットのおかげで、売上も良かった(初登場3位)。
268名無しのエリー:03/01/26 14:21 ID:syFAsS0Q
●GRAPEVINE 3rd album『Here』
01 想うということ ★★★☆
アルバム先頭にスケールのでかい曲を配置したのは新鮮。
02 Reverb(Jan. 3rd Mix) ★★★☆
シングル。細部に凝ってるんだけど、結局スロウの二番煎じという印象。シングルverよりキラキラしたアレンジ。
03 ナポリを見て死ね ★★★★☆
イントロとかでベースが主張してていい感じ。バンドのセンスを感じさせる一曲。
04 空の向こうから ★★★☆
アルバム中で唯一、初期バインっぽい曲。素朴な感じでいい。
05 ダイヤグラム ★★★
弾き語りで始まり、広がりのあるサビへと展開する。ちょっとゴチャゴチャしてるような。
06 Scare ★★★
ギターが珍しく速弾きしてる。これも25と同様ライブで映えるタイプの曲。
07 ポートレート ★★
キーボードが前面に出たアレンジ。バインがこういう曲をやる必要性を感じない。メロのつなげ方も上手くない。
269名無しのエリー:03/01/26 14:22 ID:syFAsS0Q
08 コーヒー付 ★☆
遊び曲。( ´_ゝ`)フーン て感じ。
09 リトルガール・トリートメント ★★★
リフとかかっこいいんだが… サビのメロディーや詞が好きになれん。
10 羽根 ★★★★
シングル。ドライな曲調と文学的な歌詞で、いい雰囲気を出してる。
11 here ★★★☆
3拍子のゆったりとしたナンバー。歌詞は感動させようとしてるのが見え見えで、萎え。
12 南行き ★★★★
なぜかブラスロック。明るく盛り上げてアルバムを締める。

アルバム総評:★★★
過去作に比べて、音使いはややスタイリッシュになった。アルバムで何を聴かせたいのかがいまいち分かりにくく、色々手を広げた結果空回りしているように思う。作りこむのは悪いことじゃないが、このアルバムは作意的な部分ばかり見えて、ひいてしまう。
270名無しのエリー:03/01/26 14:22 ID:syFAsS0Q
●GRAPEVINE 4th album『CIRCULAT∞R』
01 Buster Bluster ★★☆
半分おふざけな感じもするが、演奏は結構かっこいい。でも、こういうのはバインには似合わないかな。
02 壁の星 ★★★☆
独特の世界観。ちょっと狂気。バインしか作らなそうな曲ではある。
03 discord ★★★★
シングル。タイトル通り、Aメロはいい感じに不協和音を使っている。衝動性を秘めた曲だから、もっとテンポを速くしてほしかった。
04 風待ち ★★★★☆
シングル。キャッチーでバインっぽさはあまりないが、とにかくメロが良い。さわやか夏バラード。普通に名曲。
05 lamb ★★★☆
スロウ、Reverbのような重くて切ない路線。名曲になりきれなかった、という印象。
06 Our song ★★★☆
シングル。冬っぽさ全開のバラード。ドラミングが今までにない感じ。
07 (All the young) Yellow ★★★★
イントロがデジタイヤのCMで使われてたな。リフがかなりかっこいいです。
08 フィギュア ★★★☆
バインのもつ陰鬱な側面を、淡々と表現している。張りつめた雰囲気がある。
271名無しのエリー:03/01/26 14:23 ID:syFAsS0Q
09 ふれていたい ★★★☆
シングル。バイン特有のリリシズムと、吹っ切れたような開放感が同居している。新境地。
10 アルカイック ★★★
メジャーコードだが明るい感じではなく、聴くといつも微妙な気分にさせられる。つかみどころがないというか。
11 波音 ★★☆
民俗音楽っぽいかな。哀愁漂う異色の曲だが、どうも印象が薄い。
12 B.D.S. ★★★
カーブに続くドライブナンバー。Lifetime以降、最後から2曲目にアルバムの核となる曲を配置しているが、この曲はちと物足りない。
13 I found the girl ★★☆
コーラスが耳をひく曲。悪くはないが、何を聴かせたいのかがイマイチ伝わってこない。

アルバム総評:★★★☆
非常に実験的な作品で、今までにないタイプの曲が多い。が、その分消化不良気味な印象も受ける。アルバム後半の曲は正直印象が薄い。歌詞はストレートな表現が増え、あまり韻を踏まなくなった。
272名無しのエリー:03/01/26 14:24 ID:syFAsS0Q
●GRAPEVINE 5th album『another sky』
01 マリーのサウンドトラック ★★★
サビ前の「キン、キン」の音が妙な余韻を残す。今までになかったタイプの曲。
02 ドリフト160(改) ★★★★
2コードで最後まで突っ走る。疾走感と浮遊感が混じって心地よい。
03 BLUE BACK ★★★★
シングル。おちゃらけたノリ。キーボードのきいたアレンジが曲にあっている。
04 マダカレークッテナイデショー ★★★★
タイトルがあれだが、曲は相当かっこいい。モーパッサン読んだ人じゃないと歌詞が意味不明。
05 それでも ★★★☆
メロも詞も綺麗。いかにも名曲を狙った感じがちょっとあざといか。
06 Colors ★★★☆
雰囲気的には最近のくるりを連想させる。やや官能的。
07 Tinydogs ★★★
演奏はかっこいいが、メロはあまり耳に残らない。アルバム中ではやや影が薄い。
273名無しのエリー:03/01/26 14:25 ID:syFAsS0Q
08 Let me in 〜おれがおれが〜 ★★★☆
音も詞も攻撃的。アルバムにいい感じにパンチをきかせてる。
09 ナツノヒカリ ★★★★
シングル。キラキラした良質ポップ。メロも良いが、ベースラインもなかなか聴かせる。
10 Sundown and hightide ★★★☆
メロがもろに歌謡曲。ギターいいね。
11 アナザーワールド ★★★★☆
静かな曲なんだけど、せつないとかもの悲しいとかじゃなくて、まさに別の世界を見ているような気分に浸ってしまう。この曲、何がいいのか言葉にしづらいけど、アルバムの表題曲としてふさわしいのは確か。
12 ふたり ★★★
アルバムラストは明るい曲で盛り上げて締めるのがLifetime以降の定番だったが、この曲は地味。落ち着いた曲調に、淡々と鳴り続くキーボードの音が合ってる。マターリと余韻を残しつつ終わる。

アルバム総評:★★★★
この曲がすばらしい、というのはないが、アルバム全体として洗練された感じがする。前作CIRCULAT∞Rで試行錯誤してきたことが見事に結実したアルバム。完成度は髄一。