平沢 進 works Vol.8

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507ソースからのコピペ
ウィッグ(かつら)といえばアデランスを連想させるほど、同社の知名度は高い。
テレビCMでも今やすっかりおなじみだが、その関連会社として
「世界でただひとつ」のこだわりをもって製品をつくり出しているのが、
雪国・新潟に本拠を置くアデランス工芸(株)である。
東南アジアに自社工場を展開する同社は
アデランスの製造、研究開発部門として重要な役割を担っているが、
9月にはアデランスと合併、製・販一体となった新組織に移行する。
 同社が中条町に進出したのは81年。
この地を生産拠点として選んだのは、質の高い労働力を確保する狙いがあった。
しかし、かつらの生産は典型的な労働集約型。
このため、当時から植毛作業は韓国、中国のメーカーに委託するという
国際分業態勢がとられていた。海外生産への傾斜を強める同社はその後、
タイのアユタヤとブリラム、フィリピンのマニラに現地法人を設立、
現在では委託生産方式の中国を含め、海外生産比率はほぼ100%に達している。

その中でも一大生産拠点として機能しているのがタイだ。