隣に座っていたaikoはジーンズの上から
まさぐって中の形を確かめると
「ほぅー・・・・元気やねぇ」
「いま、何を考えてたん?」聞いた
僕が答えに困っていると
「そっか、まぁええわ・・だいたい想像つくしな(笑」
と元の姿勢に戻った。
しかし、しばらくするとまたこちらを見て
「・・なぁ、あんた例えばさぁ、あたしで抜いたりしとんの?」と
真剣に聞いてきた。
また答えに困っていると
「まぁ、そうやな、でも、ほら、やっぱり、するんかなぁと思って」
微笑みながら優しく聞いてくるので
しばらくの沈黙のあと
僕は思い切って「毎日抜いてます・・よ」と言って笑うと
aikoはテーブルを思いっきり叩いて、
「なにを言うとんねんっ!」とキッとにらんできた。
「毎日抜いてますよぉ、やてぇ?」
そう怒鳴りながら弁解する暇も無い僕の髪を引張り上げる。
「何を・・今なんて言うたかもう一回言ってみろやっ!」
僕が小さな声でもう一度つぶやくと
「はぁっ?聴こえへんわ!もっとはっきりしゃべろ」
と口を無理矢理開けてくるので
仕方なく普通の声で繰り返した。
すると手を引張られトイレに連れて行かれた。
「いつもやってるみたいに、してみぃや」
そう言うと腰に手を当ててこちらをにらんできた。