ミ´Д`ミ 続ボブディラン 大先生 ミ´Д`ミ

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359てんのうじ
ちょっとみんな夏ばて気味なのかな?
僕のいる大阪でも、連日最高気温が37℃前後、最低気温が28℃です。
でも Dylan は、来日が寒い時期が多かったからか、冬の Image が強いですね。
(1枚目、2枚目そして Blonde on Blonde、Desire のジャケットも冬)

「Another Side of Bob Dylan」
人気ありませんね、こいつは。特に80年代以降から Dylan を聴き始めた人には
きついかもしれません。1曲1曲の完成度が原因だと思います。(以前、New Album
の話題で、しっかりした人に Produce して欲しいという意見が多かったので、そ
う思ったのですが) はっきり言ってしまえば、
「 Demo Tape だと思って聴け!」
そう思うと一挙に、この Album の凄さに圧倒されること請け合いです。「宝石の
原石」が散りばめられています。それを磨いて「商品としての宝石」にするのは、
他人であっても、後の Dylan であっても構わないじゃありませんか?多分,この頃
の Dylan は「商品としての宝石」にはあまり関心が無かったんじゃないかな・・
僕は、そこに Dylan の価値を見出します。溢れんばかりの言葉の洪水(歌詞だけ
では言い足りないので裏ジャケットいっぱいに詩を書く・・これが Tarantula に
つながっていくのですが)、詩人ランボー Rimbaud を彷彿させます。学生の頃、
Dylan もランボーのように、突然音楽を辞めてしまうのではないかと不安と期待
がありましたが、今はこうやって「続けて」いる姿をみると力づけられます。
この Album は Dylan の Another Side ではなく、まさしく All I Really
Want To Do であり、younger than that now なのだと思います。