★新作アルバムを10点満点で評価するスレ29★

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296名盤さん
http://www.rollingstone.com/music/albumreviews/michael-20101210
Michael Jackson Michael 6点

これはマイケル・ジャクソンのアルバムではない。マイケルはポップ・シーンで最も派手な男の一人だった。
彼の楽曲は、たとえ生焼けのような状態であっても、純真さがあった。
彼が生きていたなら、アウトテイクを集めたこのようなコンピレーションをリリースすることはありえなかっただろう。
だが、今作が魅力的なものに成りうるとすれば、それはマイケルのカリスマ性の証である。
マイケルは全10曲のうち、8曲でソングライティングを担当している。
そしてそれらの曲は確かに、マイケルの曲であることがわかる。
"Behind the Mask" は"Wanna Be Startin' Somethin'のとてもファンキーなヴァージョンと言えるし、
レニー・クラヴィッツが手がけ、彼自らギターを演奏している"(I Can't Make It) Another Day"は、
"Dirty Diana"風のダンス・ロックソング だ。
そしてマイケルの創造的な部分を垣間見ることができる瞬間がいくつかある。
("(I Like) The Way You Love Me"での彼の歌声やビートボックスをチェックしてみよう)
しかし、今作の最も感動的な場面は、スリラーの時代を感じさせるバラッド、"Much Too Soon"である。
ギターとストリングスを中心に作られているが、大人と子供の間、女と男の間、そして悲しみと熱狂の間で
揺れ動く彼の声を、確かに聴くことができる。