247 :
セイル:
冴子「何よこんな時間に突然来て」
博光「わりぃ」
冴子「びしょびしょじゃん。はい、これタオル」
博光「おう、さんきゅ」
冴子「で、相談って何?」
博光「あのさ、俺らもう付き合って2ヶ月じゃん?」
冴子「そうねぇ。もうそんなになるかしら」
博光「普通の男女のカップルなら、もうそろそろあれなわけだろ?」
冴子「Hしに来たんならお断りよ」
博光「おい、ちょ、ちょっと待てよ冴子」
冴子「何よ、離して」
博光「誰もHしに来たなんて言ってねぇだろ」
冴子「じゃあ何よ」
博光「俺さぁ・・・」
冴子「何笑ってんの」
博光「いや、ちょっとな」
冴子「何かあった?」
博光「特に何も無いよ。何も無いからこそあれなんだけどな」
冴子「あれって何が?」
博光「一人街歩いてるとさ、無性に悲しい気分になることないか?
何か胸の中にぽっかり穴が開いたような」
冴子「寂しいの?」
博光「いや、そんなんじゃねえよ」
冴子「じゃあ何であたしのとこに来たの?慰めてもらいたいんでしょ?」
博光「ふふ・・・まさか」
冴子「正直に言いなよ」
博光「俺はそんなやわじゃねえよ」
冴子「あんたって母性本能くすぐるタイプよね」
博光「・・・中入っていい?」