評論したいときに評論するスレ

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1音楽侍 ◆NtVkSITE
評論スレ再び。
2反転石:01/09/26 01:47 ID:9HSwbAEw
洋楽王者は風呂がある
3音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 01:58 ID:g70D5wEY
音楽侍は、7-80年代のロック系・ポップス系くらいしかできないでしょう。
でんぷんさんもつきあってくれると思います。
お遊びなので、あまりハゲシク対立しないでください(笑)
ではよろしく。
4音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 01:58 ID:g70D5wEY
前のスレの時に評論つきあってくれたみなさん、今回もよろしく。
5音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 02:01 ID:g70D5wEY
6音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 03:38 ID:g70D5wEY
では、評論したくなったら評論します
7鎌首タン:01/09/26 03:44 ID:BrJ6vlh.
じゃ、ひとまずPrefab Sproutを
「Jordan、The Comeback」しか持ってないので
8でんぷん:01/09/26 04:07 ID:fsN8t3KQ
んじゃ詳しい人随時募集中ということで(^^;)。
私はたいていの場合、突っ込まれるとボロが出ます。
Prefab Sproutは私も「Jordan、The Comeback」くらい。
9音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 04:09 ID:g70D5wEY
>>7
というか、あなたは回答者候補者じゃありませんか(笑)
よろしくです。
チェキ男は回答側に回ってくれるんだろうか?よろしく。
10音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 19:08 ID:g70D5wEY
あまりにもこれじゃほおり投げっぱなしなので(笑)

これを評論してみろ、ってリクエストもちょっとだけ期待しています。
11反転石:01/09/26 19:10 ID:7i0Oc8Ok
現在パールジャムのシングル集MDを作る予定なんで、適当に評論してちょ。
12名盤さん:01/09/26 19:10 ID:ITbimj1Y
じゃあ、loveless by my bloody valentone
13キヨマテ:01/09/26 19:13 ID:eSvyUEPM
Lou Reedお願いします。
14音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 19:18 ID:g70D5wEY
>>13
つーかキヨマテ回答の方も頼むよ(笑)
15キヨマテ:01/09/26 19:21 ID:eSvyUEPM
では、できる範囲で・・・
16音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 19:36 ID:g70D5wEY
>>11
いきなしグランジですね。
ええと・・・
得意なの、どなたでしたっけ?
しばらく待って、出ないようだったらがんばりますです。
17音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 19:37 ID:g70D5wEY
>>12
さっぱりわかりませんです。
18音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 19:39 ID:g70D5wEY
>>13
おれ、物しらね〜(泣)
ちょっと待ちますです。

というわけで、ここまで、

>>12-14
ですね。
19冷静に見て ◆Fs550miQ :01/09/26 19:39 ID:UrOm1Rvo
カーズとリック・オケイセクのプロデュース業について
20名盤さん:01/09/26 19:43 ID:pIjHL/Pc
保田の眼鏡について
21FUCK CANADA:01/09/26 20:05 ID:bPcjBZZU
New Orderをお願いします。
22Ξ辛苦の稲妻佐藤優樹Ξ:01/09/26 20:09 ID:bxftkEzM
じゃあジョイデイヴィジョンもお願い
23佐藤優樹 g136144.ap.plala.or.jp:01/09/26 20:10 ID:q/hMUIdA
おいおい、でんぷん無しですんの?
24†6† :01/09/26 20:11 ID:ULIudGE2
勇気を出して、コ・・コーネリアス!
25佐藤優樹 g136144.ap.plala.or.jp:01/09/26 20:12 ID:q/hMUIdA
あっ、ごめん。でんぷんいたね。ついに来たんだ
26:01/09/26 20:14 ID:qCH0AGSE
あのー、暇出来たらまたやりましょうか?
(覚えてますかねえ)
27名盤さん:01/09/26 20:21 ID:JJpBgFOY
わあー、じゃあロジャーニコルズをお願いします。
28名盤さん:01/09/26 20:38 ID:nhgLUdZo
復活オメデトさんです。
前スレでは因縁のディラン(藁とトラベリングウィルベリーズ
ニールヤングを依頼した者です。

今回はサイモンとガーファンクルを斬ってくれ。
29音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 20:42 ID:g70D5wEY
>>26
お、うれしいね〜〜。お願いします。

>>25
(笑)

>>24
洋楽板だからね。すまんね(笑)。
30†6† :01/09/26 20:43 ID:ULIudGE2
じゃ、じゃあAIR!
31音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:05 ID:g70D5wEY
評論まち
>>7
>>11-13
>>19
>>21-22
>>27-28
>>30
32音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:12 ID:g70D5wEY
>>11
評論しないでおいておくのも心苦しいので、簡単なバイオを。
パール・ジャム
シアトルのグランジブーム(?)の中から現れたバンド。
1991年に商業デビュー。デビューアルバムのTENがが全米第2位。
強力なセールスコマーシャルを売っているわけではないのに、売上は100万枚を超えるような根強い人気を持つ。
ライブに力を入れているバンドだが、アクト中に死者が出たり、録音を全く自由にしていたため、ブートアルバムがざくざく出たりしている。
そこで、バンド自ら25枚のライブ音源アルバムを一斉リリースするという快挙に出たところ、なんと、これらライブアルバムが続々全米セールスにランクインし、Top100に同時に5枚以上つっこむというすさまじい人気を見せている。
では、評論の方、お願いします。
33名盤さん:01/09/26 21:14 ID:4WqciP3A
…72枚
34佐藤優樹 g136144.ap.plala.or.jp:01/09/26 21:15 ID:q/hMUIdA
>>28オレも、サイモン&ガーファンクルなら参加するよ。必ず。
35名盤さん:01/09/26 21:15 ID:g5oJ9cEs
音楽侍さんは最近のアメリカのへヴィーロックなんかも語れますか?
36音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:19 ID:g70D5wEY
>>7
引き続きバイオを。
Prefab Sprout
1982年にイギリス・ニューキャッスルでインディデビューした、ギター中心のポップ・ロック系バンド。
メロディやコーラスの魅力を、独特の音楽観で包み込んだ作風は、確実にファンを増やしている。
イギリス・インディ界のスター的存在。
こちらも、評論の方、お願いします。
37でんぷん:01/09/26 21:20 ID:4WfVk0eg
体力考えながらボチボチと、PEARL JAM 行きます。

新作出る度に買ってるんですけど、いつ聞いても懐かしいというか、ま
ぁそんなバンドだから日本で売れないのかもしれない。でも聞いてて勇
気が出るバンドのひとつですね。

VITALOGY、いいっすね。グランジというか、音圧に物を言わせるバンド
群には、当時正直気乗りしないものがあったんですが、PEARL JAM に関
しては、VSなんてストレートなアメリカン・ロックなわけで、そんなに
嫌いじゃなかったです。BURRN!の新譜紹介で伊藤政則がたまたま彼等の
担当になって、困惑そのままのレビューしてたのを覚えてます。B!の中
では藤木って奴が誉めてたなぁ。
で、VITALOGY の1曲目は今聞いても凄いですね、5/4拍子のギター・
リフと来たもんで。BETTER MAN では静かな前半から解放されたような後
半への移行があまりにさりげなくて聞いててピンと来なくて、歌詞読む
とこれまた深くて、首傾げながら何度も聴きました。ここでのエディー
・ヴェダーの歌ってマジカルでとても真似できない。いい曲だけど楽に
は歌えない。

随分マジメな連中のようで、チケット代で業者と揉めてライブ会場から
締め出しくらってライブができなくなるとか、いろいろあって、活動の
方もすっかり落ちこんでましたが、新作のBINAURALも聞いたんですけど、
随分元気にはなったけど、昔が棚上げされたわけじゃなくて、今でもず
っと抱え込んでる暗さがある。そういう所で鳴らされるR&Rというの
は聞いてて楽になれます。
38音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:24 ID:g70D5wEY
>>13
引き続き。
ルー・リード。1965年ベルベット・アンダーグラウンド結成。
以降、アンディ・ウォーホルに支援され活動を続ける。
1970年脱退。
1972年ソロデビュー。
アメリカ、特にNYを代表するロックミュージシャンであり、詩人としての顔も持つ。
時にささやき、語りかけるような独特のボーカルは、ファンだけでなく、音楽畑のファンも多く、コラボレーションやアーティストプロデュースなどの作品も多数ある。
よろしくです。
39音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:27 ID:g70D5wEY
>>34
よろしく。誰かが評論したからって、遠慮することはないです。
ただ、対立はあまりヒートアップしないようにお願いです。

>>35
おれ無理かもだけど、誰か強い人が書いてくれると思うよ。
可能な限りバイオはまとめるです。
40音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:28 ID:g70D5wEY
>>28
ちょっと時間ください(笑)
41音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:40 ID:g70D5wEY
>>19
カーズのバイオです。
1978年に「The Cars」でデビュー。
イギリスのポスト・パンク、ニュー・ウェイヴを彷彿させるようなサウンドを持ったアメリカ・ボストン生まれのバンドとして活動。
1984年リリースの5thアルバム「heartbeat City」から、You might thinkというミラクルヒットを誕生させた。
1988年解散。
リック・オエイシスはその後、ウィーザーのプロデューサーとしても成功。
ちなみに、グレッグ・ホーキンスもプロデューサー業を行っている。
日本人になじみのある話題としては、倉木麻衣の「Stay by my side」などのプロデュースを行っているというあたりか。
では、よろしく(笑)。
42音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 21:50 ID:g70D5wEY
>>21
ニューオーダーのバイオです。
1979年にジョイ・ディヴィジョンというバンド名でデビュー・アルバム『アンノウン・プレジャーズ』をリリース。
しかし、順調そうに見えた活動は、1980年、リーダーのイアン・カーティスが自殺し、解散におい込まれることになる。
残りのメンバーは3人で「ニュー・オーダー」を結成。
1981年11月にアルバム『ムーヴメント』をリリース。
当時盛り上がりを見せ始めたクラブを中心にした音楽シーンに幅広く受け入れられた。
から大きな支持を受け、彼らは新しい方法論を確立した。
1983年にリリースした「ブルー・マンデイ」が120万枚を達成し、ニューオーダーはイギリス・クラブシーンから世界に進出した。
かなり端折りました(笑)
43名盤さん:01/09/26 21:55 ID:4WqciP3A
http://curry.2ch.net/musice/kako/992/992215221.html
前スレってこれでいいんだよね。
なんとなくレッチリきぼん。
44音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 22:17 ID:g70D5wEY
>>27
ロジャー・ニコルズのバイオです。
1960年代西海岸ポップ・ロックを代表するソングライターです。
オールナイトニッポンのオープニング曲で有名なハーブ・アルパートが設立したレコード会社、「A&M」に作曲家として所属した彼が、一躍檜舞台に登場するきっかけになったのは、ある銀行のCMでした。
カーペンターズのリチャードがそのCM曲をテレビで偶然見かけ、その場でその銀行に電話。
その曲「We've Only Just Begun」をカーペンターズが歌いたい旨を伝えます。
この曲はその後、大ヒットを納め、ロジャーはカーペンターズの主要なソングライターとして、「Rainy Days And Mondays」など、多くのヒット曲を残しました。
また、作詞を担当したポール・ウィリアムズとのライブ・アクトなども行いましたが、ドラッグにおぼれたロジャーは、仕事に嫌気がさし、1972年、ポールとのコンビを解消し、故郷に帰ってしまいました。
45キヨマテ:01/09/26 22:34 ID:5PRQB9zQ
46名盤さん:01/09/26 22:38 ID:6wZIj/fs
メルビンズとヘルメットの評論お願いします。
47反転石:01/09/26 22:47 ID:7i0Oc8Ok
>>37

ただのプログレヲヤヂ@中間管理職43歳だと思ってたが、汚る棚も聴くとはな。
実は30代前半だったのか。

とりあえずパルジャムのシングルを全部ダウソロウドしたが1枚分にはいりきらんな。
1枚にまとめるためにどれを切ろうか・・・
48音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 22:57 ID:g70D5wEY
>>28
サイモントガーファンクル・バイオ。
後のサイモントガーファンクルの二人は、トムとジェリーというグループで「ヘイ・スクールガール」全米ベスト50のヒット曲をとばし、華やかにデビューした。
が、その後泣かず飛ばずで、コンビは解散状態。
1964年、ボブ・ディランなどのフォークブームを期にコンビを再結成。
「水曜の朝、午前3時」からは、ヒットシングル「サウンド・オブ・サイレンス」が誕生し、その後の二人の方向性と地歩が固まった。
1968年には、映画「卒業」の主題歌・挿入歌として「ミセス・ロビンソン」「サウンド・オブ・サイレンス」が収録されたサントラが大ヒット。
1970年、グラミー賞を「明日に架ける橋」で獲得したものの、解散状態となった。
49鎌首タン:01/09/26 23:04 ID:OpviHfYs
>>44
ロジャーとポールは数年前に復縁していくつか新曲を作ったそうです
それが発表された形跡はないですけど
50ウエハラヒロシ ◆POCOmpHE :01/09/26 23:08 ID:ScS5I3kc
ニュー・ライダース・オブ・ザ・パープル・セイジの情報が欲しいんだが。
ジェリー・ガルシアのブルーグラス・ルーツから生まれたバンドってのはわかるんだけど、
メンバー構成が今ひとつつかめない。
確かグレイト・スペックルド・バードの人も入っていたと思う。
メンバー表も希望。
51 ◆SHITckG2 :01/09/26 23:31 ID:3e9FppFY
前スレ結構好き。ガンバレ
52チェキ王  ◆EI4dJJ72 :01/09/26 23:34 ID:KxRT9Io2
むちゃくちゃ大変だねこりゃ。
53音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 23:40 ID:g70D5wEY
>>52
楽しみながらって感じで。よろしく。
54音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/26 23:41 ID:g70D5wEY
評論まち
>>7
>>12-13
>>19
>>21-22
>>27-28
>>30

評論
>>11 => >>37
55ウエハラヒロシ ◆POCOmpHE :01/09/26 23:42 ID:ScS5I3kc
俺もできるかぎり答えていくよ。
>50で訊いたばかりで悪いが、ピュア・プレイリー・リーグと
ジョージア・サテライツが何枚オリジナル・アルバム出してんのかも知ってたら教えてくれ。
56チェキ王  ◆OCSsYrao :01/09/26 23:46 ID:KxRT9Io2
というわけでオーシャンカラーシーンを斬ってください。
57音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/27 18:47 ID:wg.wVjdw
あげます。
58音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/27 19:33 ID:wg.wVjdw
>>55
よろしく。
59音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/28 00:14 ID:T/JolU/Q
>>28
サイモントガーファンクルについては、すでに評価が固まっているグループだけに、新しい評価というのは特にないな。
美しいハーモニーと、心地よいメロディが特筆のデュオで、ヒット曲も多数。
とくに、この二人を語るのに外せないサウンドトラック「卒業」や、実質的ならストアルバムとなった「明日に架ける橋」などは日本でも売れたし、ファンも多い。
フォークソングのスタイルで再デビューした二人だけど、「冬の散歩道」や「アイアム・ア・ロック」といった、ロック調(あくまでも・調だけど)の曲も心に残る。
日本では当時「コンドルは飛んでいく」の評価がずば抜けて高かったけど、今聴くと、個人的には「冬の散歩道」が一番いいな。
60佐藤優樹 g136044.ap.plala.or.jp ◆mYukB6Vg :01/09/28 00:15 ID:CNZZ9kTQ
>>59人間失格の主題歌にもMAXにも入ってるし、アレも日本の評価高いと思う
61名盤さん:01/09/28 00:54 ID:HI/RvRvA
立て込んでる時にすいませんが
Fontella Bassについての評論をお願いします
62音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/28 16:46 ID:T/JolU/Q
評論まち
>>7
>>12-13
>>19
>>21-22
>>27
>>30
>>55-56
>>61
63音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/28 16:46 ID:T/JolU/Q
評論
>>11 => >>37
>>28 => >>59-60
64でんぷん:01/09/28 17:15 ID:493plIY2
>>19
The Cars、行っときます。
3rd「Panorama」までは、それぞれにアルバム・トータルで良く
出来てると思う。ヒット曲という点ではむしろ4th以降の方が印
象が強いような、でもアルバム全体としてはどうも心に残るもの
がない。4th「Shake It Up」から何が違うんだろうと思うんだけ
ど、前作はかなりアレンジの凝ったアルバムで、いわゆる臨界点
に達してしまったのかな。同様なカラフルなアレンジながら、ど
こか、楽曲から緊張感が薄れた気がする。そしてそれが結局6th
「Door to Door」の気の抜けた印象につながっていくんじゃない
か。これはPOPなアルバムという意味では全曲POP。しかし、Cars
の曲の魅力ってのは、もっと抑制された焦燥感のようなものが、
音の隙間から滲み出てくるとこじゃなかろうかと。ちなみに4th
まではロイ・トーマスベイカー、5thがマット・ランジ、6thが
Ric Ocasekによるプロデュースとなってますが、アレンジのカラ
フルさがどんどん後退していったという、それだけの変化だと思
います。まぁその辺に関しては異論もあるかも知れません。

ただ、初期から一貫して感じるCarsのサウンドの特徴として、ボ
ーカルがギターに隠されずにはっきり前に出て聞こえる、という
のがありますね。具体的な方法は知りませんが、ギターのエッジ
がつや消しのような肌触りでシャリつかず、歌のバックに位置し
ながらきちんと聞こえる。これはWEEZERのアルバムでRicがプロデ
ュースしているものと、そうでないものを聞き比べるとわかると
思います。派手さはなくなるものの、バンドの骨格をきっちり聞
かせる音作りと言っていいのかな。
65音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/29 01:40 ID:oF8xL5/Q
評論
>>11 => >>37
>>28 => >>59-60
>>19 => >>64
66名盤さん:01/09/29 01:41 ID:W3lI0StA
ここの
評論って読んでる人いるの??
67名盤さん:01/09/29 01:46 ID:uZEob6wY
いたりする
68:01/09/29 01:46 ID:OtyV7wFI
当然
69名盤さん:01/09/29 01:50 ID:ecCQhoHc
評論してもらえるのなら、
ワイルドハーツとジ・オールマイティーが何故ああなってしまったのかを
お願いします
70:01/09/29 02:00 ID:XYtaZheQ
>ワイルドハーツ
ジンジャーだから。

>オールマイティ
リッキーだから。

ファンには、これが一番の説明になると思う。
71名盤さん:01/09/29 02:02 ID:ecCQhoHc
>>70
盲目的なファンですので自分は納得しているんですが、
もう少し突き話した御意見を伺いたいです
特に、最近の怒りを忘れたリッキーについてお願いします
72チャー某:01/09/29 02:06 ID:mKzzeLQQ
>>61
Fontella Bassって「レスキュー・ミー」の一発屋だと思ってたよ。
ソウルのオムニバスで見かけるのは、いつもこの一曲。
たまたま買ったアート・アンサンブル・オブ・シカゴのライブ盤に参加しててちょっと驚いた。
「レスキュー・ミー」も、シカゴ/チェスだったなぁ、と改めて思い出しました。
※ドラムはEW&Fのモーリス・ホワイトと言われてますな。

全然、評論でなくてスマン。
なので、ちょっと調べた。

1940年セントルイス生まれ。62年にアイク・ターナーの力添えもあって
地元レーベルでデビュー。
注目を浴びたのは65年シカゴに移り、チェスから出した
「Don't Mess Up A Good Thing」から。
73チャー某:01/09/29 02:08 ID:mKzzeLQQ
レゲエ関連で評論希望の方は、こちらへ↓

ROOTS REGGAE Part 2
http://curry.2ch.net/test/read.cgi?bbs=musice&key=1000485258
74:01/09/29 02:38 ID:XYtaZheQ
>>71さん
俺自身ファンだから、突き放すことは出来ません(ですので、こんな文章)
リッキーは、怒りを失うことが出来たから再結成をすることが出来たのかもね。
皮肉というかなんというか・・・。
それに対して、ジンジャーは、あまり考えていないんだと思う。
とりあえずやってみるか!というのがあの人ですから。
対称的な2人。どちらも音楽に対する情熱が強烈で
それはファンが彼らに傾ける気持ちの大きさを
充分受け止めることが出来ていた。
ジンジャーがああなのは今ではファンもある意味楽しんでいる(もしくは受け入れている)
から大丈夫なんだと思う。
それに対してリッキーは・・・真面目な人だから。
すまん。評論は無理。あなたと、同じ思いなんです。
7561:01/09/29 03:32 ID:CAGExs/.
>チャー某さん
ありがとうございます、レゲエのスレも拝見させて頂いております。
実のところ、私はFontella Bassの曲は「レスキューミー」しか知りません。
私の持ってるソウルのオムニバスにも「レスキューミー」以外の曲は入っていません。
是非他の曲も聴いてみたいのですが、やはり「一発屋かも?」というのが頭にあり、
アルバム購入すべきかどうか、決めかねて評論をお願いした次第です。
結局一発屋という認識でいいのかな、とは思いましたが(笑)、
わざわざ調べて頂いた事もありますし、アルバムを入手してみたいと思います。
ありがとうございました。

それと、このスレを立ててくださった音楽侍さんありがとうございます。
これからも評論をお願いする事と思いますが、宜しくお願いします。
76でんぷん:01/09/29 13:26 ID:AvmgJrp2
>>50
とり急ぎNew Riders of the Purple Sageのメンバーについて。

1st「New Riders of the Purple Sage」(71')
Jerry Garcia,Mickey Hart,Commander Cody(p),John Dawson(G,Vo),
John Desautels(Ds),Spencer Dryden(Per,Ds,Vo),David Nelson(G,Vo),
Dave Torbert(G,B,Vo)。これに2ndからスティール・ギターのBuddy Cage
が加わる。その後、John Desautelsは抜け、Garciaは出たり入ったり。
Dave Torbertも5th前後でからSkip Battinと代わる。というわけで
基本メンバーはJohn Dawson,David Nelson,Spencer Dryden,Buddy Cage
の4人。ですが、セッション・メンバーで常にいろんな人が参加してます。

10th Before Time Began(76')に、Mickey Hart、Phil Lesh,Jerry Garciaの
3人が揃い踏み。レギュラーはJohn Dawson,David Nelsonの2人に。

11th Who Are Those Guys?(77')よりベースがSteve Love(B,Vo)に。
が参加。Spencer Drydenは戻る。

13th「Feelin' All Right」ではベースはMichael Whiteに。

以上、http://www.allmusic.com/でチェックしました。今、時間が
ないのでこんだけ。
77でんぷん:01/09/29 13:28 ID:AvmgJrp2
>76
意味不明な「が参加。」ってのは推敲ミスであります(^^;。
78音楽侍 ◆NtVkSITE :01/09/30 00:35 ID:KGv08Brs
age
79無視されているのでもう一回:01/09/30 01:16 ID:N0qEtDjI
メルビンズとヘルメットの評論お願いします。
80ウエハラヒロシ ◆POCOmpHE :01/09/30 16:08 ID:vrr1.Xwo
>>76
レスどうもです。
81でんぷん:01/09/30 16:12 ID:HUk.u06g
>>12
マイブラ。
どちらかというと、好きな曲よりもそうでない曲の方に引っ掛かりがある。
マイブラのいい曲ってのは、あの揺らぎの入った独自のギター・サウンド、
浮遊感のある歌メロとコーラス、オーヴァー・ダブによるサイケデリック
な音処理、の三拍子が揃って耳に食い込んでくる曲なんだけど、これを便
宜上分けてしまうと。
メロディーのいい、ポストロック的なサイケな曲。
ギターのガリガリしたガレージ的な脱力ロック。
即興あるいは反復によるノイズ・ミュージック。
このどれかひとつ取っても、バンドとして成立する気がする。
つまりは、コクトー・ツインズであり、ソニック・ユースであり、灰野敬
二であり。自分としては、そういうものを手段としながら、最終的にそれ
らを超えて行こうとしたのがマイブラじゃないかと思っている。
というのは、上に挙げた3バンドはある意味、一芸に秀でた連中で、ワン
パターンと言いたくなる様な方法に徹底的にこだわって、言い方変えれば
踏み留まって来たわけで。それに対して、留まるのではなく先に進もうと
考えれば、「LOVELESS」のような傑作が生まれるし、同時に壁にぶつかり
もするんじゃないか。
シューゲイザーの後継バンドや、ポストロックのバンドを鑑みるに、まん
ま美メロにギター・ノイズ、という王道スタイルを除けば、むしろ上の3
パターンいずれかへと解体されていってるような。まぁ私がそう感じるだ
けかも知れないですけど。
82名盤さん:01/10/01 05:22 ID:H1LFzCZY
あげ
83音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/01 17:07 ID:zty3wfFU
あげ
84でんぷん:01/10/01 17:37 ID:/hjlpljE
>>13
Lou Reed。
今の彼にベルベット・アンダーグラウンド時代の面影を期待してる
わけじゃないけど。かつてはシスター・レイを20分やったミュー
ジシャンとしての強靭さ、みたいのは今でも感じる。「ニューヨー
ク」以降のアルバムはずっと聞いてると単調なんだけど、それでも
たまに無性に聞きたくなる。流行りの音楽を追っかけるのに疲れて
カリカリしてるような時に聞くと、音の贅肉のなさにぐっと感覚を
引き絞られていずまいをただしたくなるというか。空気が変わるよ
うな緊張感がある。
「風に吹かれて」を歌うのにボブ・ディランの声がふさわしいよう
に、例えば「ENDLESS CYCLE」のような、
「男は結婚すると子供を殴り続け際限なくいい訳をする
 女も悲しいかな似たようなものでそれが正しいと思っている
 自分達のパパやママがやったのよりはマシ
 自分達の苦しい子供時代よりはマシだと」
こういう飾り気のない、救いない、身も蓋もない歌にはルー・リード
の声が必要なんだと思う。
85音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/01 19:04 ID:zty3wfFU
評論
>>11 => >>37
>>12 => >>81
>>13 => >>84
>>28 => >>59-60
>>19 => >>64
>>50 => >>76
>>61 => >>72
>>69 => >>70-74
86音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/01 19:07 ID:zty3wfFU
87音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/01 19:08 ID:zty3wfFU
あ、まちがえた。>>19は済みです。
あと、誰かが評論した物でも、書きたい!ってかたはお願いしますです。
88名盤さん:01/10/01 19:09 ID:aoig0Nco
Bryan Hylandおねがいしますわ
89音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/01 19:17 ID:zty3wfFU
>>55
ピュア・プレイリー・リーグについてはわからないけど、
ジョージア・サテライツについては
1st:georgia Satellites(1986)
2nd:open Allnight(1988)
3rd:In The Land of Salvation And Sin(1989)
の3枚のアルバムで解散です。

なお、当時流行していたミニアルバムも何枚か出ているようですが、
日本でリリースされたかとかその辺についてはちょっとわかりませんです。
90でんぷん:01/10/01 23:16 ID:jxPrhGV6
>>55
Pure Prairie Leagueの方ですが。

Pure Prairie League(72)
Bustin' Out(72)
Two Lane Highway(75)
If the Shoe Fits(76)
Dance(76)
Live Takin' the Stage(77)(ライブ盤)
Just Fly(78)
Can't Hold Back(79)
Firin' Up(80)
Something in the Night(81)
Home on the Range(83)

Can't Hold Back(79)よりVince Gillが参加。
80年にシングル"Let Me Love You Tonight"が彼のVoでヒット
したそうな。アルバム「Firin' Up」に収録。
91音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/02 11:16 ID:C.bVGv3Q
age
92でんぷん:01/10/02 16:28 ID:Ap1lXHoc
>>22
Joy Division

キリング・ジョーク、キュアー、バウハウス、サイケデリ
ック・ファーズなんかと一緒くたに聞くと、いわゆるゴシ
ックの枠組みというのは見えてるんだけど、78年という混
沌とした時期に何を考え何を聞いて彼らの音楽が生まれて
来たのかと言うのはまた別問題で。イアンの地を這うよう
なボーカルにしろ、キャッチーな歌メロを持ちながらなが
らもどんどん凶暴性を増してゆくバンド・サウンドにしろ、
どこへ向かうはずだったのかは、今となってはわからない。
多くのバンドが彼らの形骸から80'sを築き上げて行ったの
はまた、別の物語。
93でんぷん:01/10/02 16:29 ID:Ap1lXHoc
>>21
New Order

80年代の終わりのない日常感覚。Joy Divisionと楽曲の骨
組みは共有しているんだけども、彼らの音楽はダンス・ビ
ートによってループしてしまい、どこにも辿り着かない。
賞賛すべきは彼らがその儚い歌をどこまでも一定のテンシ
ョンで提示し続けたことで、その結果、ゴシックなりネオ
アコなりの同類の80'sサウンドの中でサバイバルし、90's
のシューゲイザーなりアンビエント・ハウスの文脈の中に
さえ立ち位置を確保して行くという稀有な存在になってる
と思う。

ま、そんなこたーないという人は訂正・突っ込みお願いし
ますね(^^;。
94音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/02 22:24 ID:C.bVGv3Q
あげます
95FUCK CANADA:01/10/02 22:27 ID:aR2CXYXI
>>93
ありがとう。
96名盤さん:01/10/03 00:37 ID:fYIQfIPM
97名盤さん:01/10/03 00:38 ID:fYIQfIPM
98名盤さん:01/10/03 00:39 ID:fYIQfIPM
   
99名盤さん:01/10/03 00:40 ID:qQO7vzOY
   
100名盤さん:01/10/03 00:41 ID:fYIQfIPM
100
101音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/03 00:43 ID:iOoDrN0w
>>96-100
わかったよ俺の負けだよ(笑)
102名盤さん:01/10/03 15:34 ID:jfYHW4yo
>>101
楽しいかい? オッサン
103音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/03 15:40 ID:oZfLgqUo
>>102
うん。
104でんぷん:01/10/03 16:41 ID:UqFYVyOM
>>30

Air

フレンチ・テクノ、というよりはデジロック、トリッ
プ・ホップと言えない事もない。ていうか、音楽性の
違いじゃなくて、音に対するこだわりの違いなんだけ
れども。サンプリング音を切り貼りする時の音響的な
齟齬から来る歪みってのは絶対的なもので、それをど
うごまかすかがハウス以降のエレクトリック・ミュー
ジックの歴史の一側面でもあるんだけど、そういう事
をわかってないで、表層的なセンスにこだわったり、
様々な音楽のパッチワークでパズルを作る快感にしか
気持ちが向いてない連中もいる。そして、そういう音
楽をありがたがるリスナーもいる。
良く言えばアマチュアリズムの良さって言えるんだけ
ども。だったらそれを聞いてありがたがるより自分で
作ればいいのに、て思うんだけどね。
Airは二人組みのユニットで、ジャズ系の音の処理の仕
方なんて時代の進歩を感じるし、ベースはフレーズと
いい音色といい、斬新だと思う。ただ、手間暇かけて
作った曲と雰囲気だけの曲との差がはっきりあるし、
ビートの隙間を埋めるSEやシンセの音、ヴォコーダー
掛けたボーカルなんかは安っぽくて個人的には聞いて
てリラックスできない。
物憂げな中にも上品さを感じるメロディー・センスは
いかにもフレンチで、フレンチ・ポップが再評価され
る時代にフランス産のフレンチな音が受けているとい
うことですね。映画「ヴァージン・スーサイド」のサ
ントラについては素晴らしくはまっていると思います。
105音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/03 21:56 ID:oZfLgqUo
age
106音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/04 13:22 ID:uwi7PK5Q
あげます。
このごろ、リクエスト少なくなってます。よろしく〜〜
俺もリクエストしてみようかな?
CCRとか、どうですか?
107鎌首タン:01/10/04 13:25 ID:B.TQUA5Q
パトリックアダムスを希望
108名盤さん:01/10/04 13:33 ID:zEBUFrjs
じゃあ、スミスを。
109でんぷん:01/10/04 13:36 ID:Eh12nzW2
>>43

Red Hot Chili Peppers

カルフォルニアのおバカな連中。何を間違ったかファンクなる
ものに目覚めてしまい、見よう見真似で弾き倒した結果、ファ
ンクというよりパンク、いやラップじゃねーかと評論家を悩ま
せ、その破天荒なパワーで聴衆も納得させ、ミクスチャーと言
えばレッチリという知名度を得ている。もっともグランジ以前
の80年代にはこの手のバンドは異色の存在で、売り方というか
アルバムのプロダクションなどでも苦労があったようで、全盛
期と言えるのは4th"Mother's Milk"からという、割と遅咲きの
バンドでもある。しかもメジャーになってからメンバーの死や
脱退劇などの不幸にも見舞われ、最新作では随分おとなしい印
象。
彼らのサウンドを聞いてつくづく思うのは、白人の音だなぁ、
てこと。ファンク狙いとしては2ndの出来などなかなか面白くは
あるけども、安定感があるのは、そういうものから開き直った
4thのようなギター中心に叩きつけるタイプの曲であって、ベ
ースが主導の曲はインパクトはあるけど、実のところ下手くそ
としか言いようがないと思う。スティービー・サラスやT.M.ス
ティーブンスを聞いた上でレッチリが上手に聞こえるという人
もいるかも知れない。が、自分はとてもついていけないです。
バラードをしんみり聞かせる曲なんかでも、白いというか西海
岸の血が脈々と流れてると思う。
110音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/04 13:49 ID:8uzjlBzo
評論まち
>>7
>>27
>>56
>>79
>>106-108
111音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/04 13:51 ID:8uzjlBzo
評論
>>11 => >>37
>>12 => >>81
>>13 => >>84
>>19 => >>64
>>21 => >>93
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>>28 => >>59-60
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>>50 => >>76
>>55 => >>89-90
>>61 => >>72
>>69 => >>70-74
112名盤さん:01/10/04 14:03 ID:x7C2sz/A
じゃあ、モグワイ、ヴァーヴ、スーパーファーリーアニマルズ、イールズ、
スペースメン3、ビースティボーイズ、トータス、たのむな。
113名盤さん:01/10/04 15:02 ID:BxLUlzfU
SMAP

結成当時から実力は皆無。
114でんぷん:01/10/04 16:43 ID:Eh12nzW2
>>56

Ocean Colour Scene

90年デビューのスマートなギター・ポップ、というよりは
モッズという言葉で形容した方がいいバンドのようです。
ギターの音色といい、洗練されたソウルへの傾倒といい、
ポール・ウェラーを追っかけてるようなイメージ。

アルバムにはソウルだけでなく、古き良き英国然としたポ
ップスと言いたくなる曲もあるし、Hundred Mile High City
なんてシングル曲は逆にストレートに疾走するパワー・ポ
ップだしと、多少の振れ幅はあるんですが、いわゆる育ち
の良さそうなアクのないボーカルと、適度な厚みを維持す
るギター・サウンドがアルバムのトーンを決定付けてはい
る。そして付け加えるなら、そういう外観のギター・ポッ
プ・バンドは吐いて捨てる程いるというのも事実。いいバ
ンドだと思うけど、リスナー側としては、むしろ世評は置
いといてたくさんある同様のバンドから自分の好みのバン
ドを聞けばいいのではないでしょうか。
115でんぷん:01/10/04 16:45 ID:Eh12nzW2
>>113
バッキング・ミュージシャンの実力は
定評ありってやつですね(^^;。
116名盤さん:01/10/04 17:44 ID:FWFKp8Ic
マウス・オン・マーズもよろしくお願いします。
117工員31号:01/10/04 18:12 ID:Q8.CFsSE
>>79番さん
ヘルメットさん:
例えば、怒りや憤りを歌で表現すると、普通は怒った口調で唄いますよね。
しかし、ヘルメットさんは、あえてソレをしない、というコンセプトを持ったバンドでした。
短く、かつ分かり易い単語で組みたてられた歌詞を、冷静に説明するかのごとく唄い、
その歌詞に追従するように、楽器演奏にも華美な部分は無い、しかし重い、
といった、とぉ〜ても禁欲的な音を出していました。
でも、気持ち良いトコロでギターがザクザクと刻まれて、耳障りはイイです。

アルバムは4枚出ています。最高傑作はラストアルバムのアフターテイスト。
来日公演は、リキッドルームで行われ、
アルバムの通り、重い鉈で切り刻むような音を出していました。
現在はもう解散しているそうです。
後継となるバンドは見当たりませんネ。他の追従を許さない、と言うよりは、
メットさんレベルでもセールスがきつかった、ということでフォロワーが出ないのかも知れず...


メルヴィンズさん:
自分には、よく判らないバンドです。
アルバムが出るたびに”いや、今回のアルバムではライブでみせる本領が発揮されていない”
と評されるバンド。1度来日公演を行っているのですが、その際にも
”アメリカで見たライブでは、こんなモンではなかった。本調子の時はもっと凄い”と
書かれていた...永遠の不調バンドか?>メルヴィンズさん
他のよくご存知な方に廻します。宜しく。
118名盤さん:01/10/04 19:38 ID:gbjTXVWw
最近のバンドだけど、シガー・ロスをよろしくです。
11979:01/10/04 20:55 ID:Vb8Iqsuw
>>117
どうもありがとう!!でもまあ最高傑作は一般的にも個人的にも2NDのミーンタイム
だと思いますが。
120名盤さん:01/10/04 21:19 ID:Vb8Iqsuw
デペッシュモードのキャリア前半を重視した評論と、アシュラテンペル(ソロ作品含めて)
の評論をお願いします。
121音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/04 21:35 ID:8uzjlBzo
>>117
工員さん、ありがとう〜
これからもよろしくです。
122音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/05 00:50 ID:CDqFcmnw
age
123チャー某:01/10/05 01:49 ID:.K66wxas
>>120
じゃあアシュラやります。

デビューアルバム「ASH RA TEMPEL」を発表したのは71年、
当時18歳前後のマニュエル・ゴッチング(g)、
元タンジェリン・ドリームのクラウス・シェルツ(dr)、
それからハルトムート・エンケ(b)の3人で結成されたバンドだった。
後にシェルツ脱退〜エンケのドラッグに依る引退により、
マニュエル・ゴッチングのソロ・ユニットとなる。

初期の頃はインプロビゼイションによる混沌としたサイケデリックサウンドを
演奏していたが、よく考えたら時代は70年代。ちょっと時代ずれてるよね。
まぁ、いかにもクラウト・ロックな熱くならないインプロビゼイション。
ティモシー・リアリーと共演もあった。
またマニュエル・ゴッチングは「コズミック・ジョーカーズ」で
コスミック・セッションと銘打った、サイケセッションも行っている。

6作目「インベンションズ・フォー・エレクトリック・ギター(75年)」からは
実質マニュエル・ゴッチングのソロとなり音楽性も変わる。
アンビエントというかミニマルというか。とにかく美しい。
ジャケのいかにもロックンローラーな兄ちゃんが、
こんな音楽奏でるなんて、聴くまで分からなかったです。
その後バージンからASH RA名義で同路線の「NEW AGE OF EARTH」等を出した後、
84年極めつけ「E2-E4」を発表(これはソロ名義)。
これ、テクノ/ハウスでリメイクされまくって(Sueno Latino、Remake)、
俺もそこから知ったんだけど、何というか習慣性の中毒になりそうな音です。
124チャー某:01/10/05 01:56 ID:.K66wxas
なんか、後半テキトーになっちゃった。
評論って難しい…
ジャーマン・スレの方々の反応が怖ろしいな。

次はスミスを…
これも危険か?
125名盤さん:01/10/05 02:02 ID:qFyYCmxE
GRATEFUL DEAD お願い出来ますかね。
126名盤さん:01/10/05 02:06 ID:EXhgxzJw
PRIMUS 頼んます。
127チャー某:01/10/05 02:14 ID:.K66wxas
いかん!スミスだけは。
どうしても個人的な思い出になる。
BIGMOUTH STRIKES AGAIN…

内向的な青年が、思い切って心情を吐露したら、
世界中の、傷つきやすい、繊細で内気な若者達が
シンパシーを感じてしまいました。
そして、その共感の輪は大きく広がり、
その中心が解体しても未だ大きく拡がっています。

とっくに繊細でなくなった今でも
スミスの全アルバムを聴いています。
スミス・ウィルス感染者の完全治癒は不可能…
マーにふれてなくてゴメン。
128チャー某:01/10/05 02:20 ID:.K66wxas
>>125
RAS MICHEAL & THE SONS OF NEGUSは
ジャマイカのGRATEFUL DEADと呼ばれていた。
BURNING SPEARは何故だか
DEADのトリビュートアルバムに参加していた。

>>126
ベースが凄い。
レス・クレイプールはギターより目立ってしまうので
セッションした連中からデストロイヤーと呼ばれた(真偽不明)。
129でんぷん:01/10/05 09:29 ID:q0my2kTQ
>>88

Bryan Hyland

オールディーズのポップス歌手。
「Itsy Bitsy Teenie Weenie Yellow Polka Dot Bikini」
邦題「ビキニ・スタイルのお嬢さん」という歌は聞い
たことがある人もいるかも。キラキラした甘いポップス
で、あの頃にしか聞けない世界という気がします。山下
達郎が好きそうです。ルックスからしてアイドルかな。
インプレッションズ「Gypsy Woman」のカヴァーもヒット
させていて、原曲が渋いソウルなら、彼のヴァージョン
はキラキラ度3割増の切ないラブソングという良い仕上
がりになってます。
130厨房:01/10/05 10:46 ID:In8N35O6
みなさん本当に詳しいですね。
最近洋楽を聞き始めたんですが
どーもポップな物をずっと聴いていたせいか
聴きづらくてしょうがありません。
なにかこれだけは聴いておけ!や、聴きやすいよ!
みたいなものはありますか?
って山ほどあるんでしょうが。笑
あとみなさん何歳ぐらいですか?私は24です。
激しく板違いですみませんが答えてくれたら嬉しいな。
131でんぷん:01/10/05 11:39 ID:q0my2kTQ
>130
世間の評価とか流行とか気にしないで、どんどん試聴
していけばいいと思いますよ。
批評してないけどPrefab Sproutとか、あとネオアコ
のLa'sとか、エディー・リーダーとかの正統派ポップ
路線を聞けばいいと思う。あとはオールディーズのコ
ンピとかで聞ける大昔のポップス歌手もバカにしたも
のじゃないです。
132でんぷん:01/10/05 14:47 ID:q0my2kTQ
>>106

Creedence Clearwater Revival 通称CCR。

68年、ヒッピー文化真っ只中の西海岸はサンフランシ
スコでスタートしたバンドとしては、異色な程まっと
うな、しかし一筋縄ではいかないアメリカン・ロック
・バンド。
実はサイケデリックという冠を外してしまうと、西海
岸というのは、南部の様々なスタイルがうっすらと程
よくブレンドされてポップスへとつながるいい位置に
あって、カントリー・フォークのハーモニー、ヒルビ
リーの軽快なリズム、スワンプの粘り、ブルースのシ
ャウトと即興性、全てが入ってきているのは、例えば
グレイトフル・デッドの1stを聞いてもよくわかる。
CCRはそれだけにアメリカン・ロックの王道スタイル
と言うべきものを生み出し、そして時代の流れを横目
にあっけらかんと歌い続けた。

I want to know, Have you ever seen the rain
Comin' down on a sunny day?

「雨を見たかい」の「雨」とはナパーム弾で、ベトナ
ムを歌ったものと言われてる。リズムは軽快、旋律は
南部風というこの歌からはシリアスさは感じられない。
陽気な、ある意味では突き放した歌で、それはこのバ
ンドの初期からの一貫したイメージだと思う。
133名盤さん:01/10/06 01:59 ID:j77o1u/A
age
134音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/06 19:57 ID:TZ20Kl8k
評論
>>11 => >>37
>>12 => >>81
>>13 => >>84
>>19 => >>64
>>21 => >>93
>>22 => >>92
>>28 => >>59-60
>>30 => >>104
>>43 => >>109
>>50 => >>76
>>55 => >>89-90
>>56 => >>114
>>61 => >>72
>>69 => >>70-74
>>79 => >>117
>>88 => >>129
>>106 => >>132
>>113 => >>115 >>119
>>120 => >>123-124 >>127
>>125 => >>128
>>126 => >>128
>>130 => >>131
135名盤さん:01/10/06 19:58 ID:Nr6gFnSI
スピリチュアライズド、スペースメン3、スペクトラムのシーンに与えた影響を
強調した評論をお願いします。
136音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/06 20:01 ID:TZ20Kl8k
バイオ
>>7 => >>36
>>11 => >>32
>>13 => >>38
>>19 => >>41
>>21 => >>42
>>27 => >>44
>>28 => >>48
137名盤さん:01/10/06 20:02 ID:VTPvwUho
音楽侍早く追い込みかけろや!馴れ合い野郎
138通りすがり:01/10/06 20:03 ID:lAK7f33Q
追い込みかけろって?どうするの?
139名盤さん:01/10/06 20:06 ID:VTPvwUho
>>138
彼出来るらしいよ、多分相手して欲しいからそんなこと言ってるだけだけどね
よほどNO DOUBTのスレで毛嫌いされたことが辛かったんだろな
じゃあな、別にお前なんて面白くなさそうだし帰るわ
140名盤さん:01/10/06 20:05 ID:Q3ZJoTeg
141音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/06 20:07 ID:TZ20Kl8k
>>137
その程度だと駄目なんだよ(笑)
もっと荒らしてくんないと。
なんか中途半端なのに引っかかってるなぁ。

>>138
コテハン個人に対する煽りや荒らしは、IPからプロバイダ判断して
書き込み禁止措置が執られます。
同じプロバイダの人は巻き添えになります。
142通りすがり:01/10/06 20:07 ID:lAK7f33Q
???よく意味がわかんない
143名盤さん:01/10/06 20:09 ID:lAK7f33Q
>>140
この姉ちゃん、シャツの柄とパンツあわせてるとこオシャレだね
シマウマが好きな人と見た!
144でんぷん:01/10/06 20:54 ID:h7E8B0AA
>>135
その辺りは私も気になるので自分で評論
してくれるとうれしかったり(^^;)
145名盤さん:01/10/06 20:59 ID:nkDYdKk.
でんぷんサンは侍開催のオフ来るの?
146名盤さん:01/10/06 21:06 ID:C7ub5IuA
評論してください
おれの聴いている音楽(好きな順)
エアロスミス
AC/DC
Led Zepperin
Guns n' roses
モーターヘッド
Metallica
Pantera
Slayer
Motley crue
Rolling stones
At the drive in
sex pistols
halford
rage against the machine
nirverna
buckcherry
korn
limp bizkit
Ratt
147名盤さん:01/10/06 21:13 ID:7UwWbvg.
>>146
普通のメタル好き。以上。
148でんぷん:01/10/06 21:14 ID:lueLc1vs
>>145
いきまへん(^^;)
149名盤さん:01/10/06 21:37 ID:.cAgwTd.
パスカル・コムラードをお願いします
150名盤さん:01/10/06 22:08 ID:n460KDDE
feeliesを、をねがいします。
151名盤さん:01/10/07 03:53 ID:Lz4jwB9k
あげとくです。
152音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/07 05:23 ID:tcXedFIk
age
153鎌首タン:01/10/07 13:19 ID:.fhiZcOM
>>107のパトリックアダムスはソウルスレで一応返答を頂きました
尋ねてばっかりで何一つ手助け出来なくて申し訳ないです
154音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/07 15:29 ID:tcXedFIk
>>153
なんかやりたいのあったらよろしく(笑)
155音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 00:36 ID:CnXjzTAM
あげます。
156音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 03:10 ID:CnXjzTAM
age   
157音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 05:43 ID:CnXjzTAM
>>146

旧スレ245より。
AC/DCか。メジャーバンドとしては珍しく、オーストラリアンバンドだな。
シドニーで結成されたバンドで、ヤング兄弟を中心にしたオーストリア人だけのバンドだったね。
オーストラリアで売れに売れた余勢を駆ってヨーロッパ進出。
そのヨーロッパツアー中にメンバーが一人ホームシックでオーストラリアに帰ってしまって、メンバーが一人イギリス人になってしまったけどね。
がんばった甲斐あって70年代後半にはUKでもUSAでも大人気。
セールスもライブも堅調で、よっしゃよっしゃというときに、今度はボーカルのボン・スコットが急性アルコール中毒でしんじまったね。
その後、めまぐるしくメンバーが入れ替わるけど、結局兄弟の結束が強いというか、解散しないで続いているね。

活動期間が長いので、山ほどアルバムを出しているけど、まったく見ず知らずの人が聴くんだったら「LET THERE BE ROCK」あたりがいいんじゃないの?
音的には、シンプルR&Rって感じになるのかな?
長いことやっているだけあって、しっかりした音を創るよ。その分、刺激に欠けるかもしれないけどね。
あと、よく解らないけど、「悪魔的」とかいって、毛嫌いされていた時代もあったよ。
ま、嫌いな人は嫌いだろうけどね。
158音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 05:44 ID:CnXjzTAM
>>146
旧スレ467

70年にバンド結成。トントン拍子で成功したのがたたって、おきまりの破滅フルコースを味わう。
ドラッグ・内ゲバ・無気力・豪遊と、音楽どころじゃなくなったバンドが、死にものぐるいでバンド再生したのは大したものだね。
このあたり、ついついロッキーを思い出してしまうサクセスストーリーだね(笑)。
それはさておき、エアロスミスは、本当に正調ロックだね。
なんか、熱心なファンには、アルマゲドンのテーマソングは不評なようだけど、ポップ好きな音楽侍は大好きだよ。
でも、飽きるねあの曲は。
はじめての人におすすめの一曲はもちろん、Walk This Wayですな。

・・・あとのフォローお願いします>待、狼、でんぷん各氏。
159音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 05:45 ID:CnXjzTAM
>>146
旧スレ468
468 名前:狼 投稿日:2001/06/26(火) 23:01
エアロやると長くなるよ。
まあ、押さえ気味でいきます。
俺はいわゆるロックンロール系が主食で、その頂点みたいな位置にいるのが
エアロなんだろうけど・・・
あの、ファンのかたにはもうしわけ無いけど、ロックンロール系のファンの評価って低いです、最近のアルバム。
一般の音楽好きは、あれこそロック!という印象が強いかもしんないけど、
ロック好きで(最近のアルバムに)そんなこと言う奴聴いたこと無い。
バックチェリー、BYBなんかに押されてCDラックの隅に追いやられている人も多いんじゃないかな。
なんか、やりすぎなんだよ、いろいろなこと。
シンプルなのに、実はいろいろ工夫してある、ってのは楽しいけど、
あれこれやってるようなのに実はシンプルってのは、おもしろくない。
最近のエアロって後者ですよね。
ライブは最高なんですけど。
ゲット・ア・グリップが一番だと思うなあ。

・・・にしても、世間とロックファンとのギャップというか、そういうのをこのバンドには
一番感じます。
いや、おさむらいさんもいっているように、ロック”だった”んですよ、確かに。
ロックなんですよ、ライブでは。
160音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 05:47 ID:CnXjzTAM
161jiji:01/10/08 05:51 ID:jY3lR5Qs
162ナカータ ◆LuvLAutU :01/10/08 06:05 ID:xAU/FnFA
ドキドキッ、ドキドキッ。
BASEMENT JAXXのROMEO一曲を斬ってください。
163ナカータ ◆LuvLAutU :01/10/08 06:26 ID:j2A2Z/cw
あとABBAの歴史を教えてください!
164音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 19:31 ID:PXSquwfI
age
165ななちんぼ:01/10/08 19:35 ID:Q1s1CFsw
ビヨルンとベニーは、アバ結成前に、
木枯らしの少女という曲で来日していました。
世界歌謡祭に出場したんですな。
166音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/08 23:41 ID:PXSquwfI
       
ジーザスの解説を誰かお願いします。
できりゃシューゲイザーの流れもお願い。
168音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/09 02:05 ID:Oad4j112
age
169でんぷん:01/10/09 08:21 ID:kCQ9Id/6
>>167
ジーザスってバンドがあるの?
それともメリーチェイン?ジョーンズ?
170名盤さん:01/10/09 15:30 ID:ZvAJhofI
「ビョーク」お願いします。
171名盤さん:01/10/09 15:33 ID:UMXfkr.k
>169
ジーザス・リザード!
172でんぷん:01/10/09 15:44 ID:kCQ9Id/6
>>167
シューゲイザーの流れについて大雑把に書くので、おかしいところ
を訂正してください。この辺り整理しとかないとやり難くってしょ
うがないので。

まず、シューゲイザーの流れで避けて通れないのはThe Jesus & Mary Chain。
84年のシングル「Upside Down」はギターのフィードバック・ノイズと
深いエコーをかけたVoによって、ベルベット以降のアンダーグラウンド
・サイケの耽美的な歌メロと切り裂くような轟音が共存可能な事を示した。
これがなければマイブラもなかったんじゃないかと思うけど、ほぼ同時
期にデビューしたマイブラはジザメリのまんまコピーではなくて、それ
以前のゴシック〜4AD系からネオサイケという80'sの音、アメリカでは
ソニック・ユースなんかと無縁だと思えない。同じサイケでも参考にし
た時代が違うとでも言うか。で、それらを掘り下げてくとシューゲイザ
ーから外れて行くと思うので、一旦、置いといて(^^;。
シューゲイザーが形になったのは、それぞれ多少の方法の違いはあれRide、
Lush、Pale Saintsが出揃った90年初頭。その後91年にマイブラの「LOV
ELESS」が登場し、前後してChapterhouse、The Boo Radleysの2nd等が出
るも、そこがまぁ頂点で、91年Slowdiveの1stは激しいギター・ノイズ
よりも、沈み込むようなビートと甘美な歌メロを前面に据えて、以後の
シーンの変容を予測したようなバンドだったし、アメリカでフレイミン
グ・リップスから分岐したMercury Revはシューゲイザーを思わせるド
リーミーなギター・ポップとして91年にデビューするも、グランジ全盛
のアメリカで苦戦する。rideもPale Saintsも失速し、94年に1stを出し
たFlying Saucer Attackは、シューゲイザーとアンビエントの中間とい
うか、植物的で静謐なサウンドを追究するバンドへと変容して行く。そ
の後90年代後半になってMogwai>>112,Sigur Ros>118がデビューしMercu
ry Revが復活するも、それらはシューゲイザーというより、80'sスペー
ス・ロックの流れを継ぐSpacemen 3>>112,>>135〜Spiritualized>>135
影響を無視できないと思う。
173名盤さん:01/10/09 15:48 ID:QKaKDyCI
>>172
なかなか勉強になる。
シューゲイザー関連の本とか、ホームページとかないですか?
174名盤さん:01/10/09 17:03 ID:BuLNMQn2
あまりにベタですまんがオアシスやってくれ。隠れファンがたくさんいるから。俺もだ。
>169
まぎわらしい書き方してごめん。メリーチェインです。
ジザメリっていう略し方が、なんかいまいち好きじゃなかったんで。

>172
このあたり聴いてみたかったんだけど
流れが全くわかんなかったので凄い勉強になった。
素晴らしい!ありがと。
176音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/10 01:31 ID:O2maXjMg
あげていきます。
177音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/10 04:47 ID:AybyZook
964 名前:Ξ辛苦の稲妻佐藤優樹Ξ 投稿日:01/10/10 04:05 ID:3r3RKvjA
>961
ペットショプボイースてどんなの?名前だけしか知らないんだ

969 名前:音楽侍 ◆NtVkSITE 投稿日:01/10/10 04:15 ID:O2maXjMg
テクノを基本としたイギリス風の2人組ユニットだよ。
リズムボックスと打ち込み系音源で、ダンサブルな佳曲を作っているけど、
作品にはすべて、ヨーロッパ独特の暗さというか、そんな雰囲気があって、
一時期大好きだったな。
この人たちがクラブ・リミックス系のはしりだし、実際、自分たちでレーベル作って
後進の育成なんかもやってたよ。
80年代にWest End Girlsなんかでブレイクしてからは、もう長いこと一線にいるけど、
感覚的に変わらない音づくりをしているね。
日本では、CX系のスキー番組のイメージソングで使われた
「GO West」なんかが直近で流行ったけど、あれはビレッジピープルのカバーで、
ちょっと毛色が違っているね。
178音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/10 04:47 ID:AybyZook
978 名前:ハァハァ ◆jgMIKED2 投稿日:01/10/10 04:27 ID:1quhA.ow
>972
duft punk とかとは全然違うよね。
もっと、ふるくさーい感じ。

982 名前:音楽侍 ◆NtVkSITE 投稿日:01/10/10 04:35 ID:O2maXjMg
>>978
そうだね。
ヨーロッパに住む人が当然持っている音楽的ルーツの
クラシック的な、それも、陰調で、雲の低い冬の薄暗い石畳の街並みみたいなあのかんじね。
ブライアン・フェリーのSlave of loveのイントロとか、Duran DuranのSave a prayerのイントロとか、
あの辺に一意に共通の。
音的にペットショップボーイズに共通するのは、そういうヨーロッパ的陰鬱と
あと、ハードビートなリズムボックスの鳴り方とそのミックス具合と、
あと、Yamaha系のきらきらしたシンセブラスとストリングスアレンジと、
そのミックスレベルかな?
ちょっと聴いただけで「あ、PSBだ」ってわかる音づくり、ってのは、すごいものだと思うよ。
179名盤さん:01/10/10 05:34 ID:h6NUP9Ig
誰かトム・ジョーンズやってくれませんか?
60年代後期〜80年代辺りをお願いしたいです。
180でんぷん:01/10/10 09:45 ID:m.3qRW96
>>173
本の方はわかりません。HPは以下の所を参考にしてます。
http://www.t3.rim.or.jp/~psychic/shoegazer/index.html
181でんぷん:01/10/10 12:46 ID:m.3qRW96
>>112,>>135

Spacemen 3

82年結成。この頃と言えばU2とEcho & The Bunnymenであり、それ
らの音楽はゴシックからぽっかり水面に浮かび上がったような前向
きのしかし緊張感のあるもので、ネオサイケなんて言い方もされた
と思う。それらが中堅どころとして旬を過ぎてから、86年にやっと
Spacemen 3の1stアルバムが登場。それは深いリバーブを特徴とする
いつ始まり、いつ終わるか知れない混沌とした演奏であり、真にネ
オサイケと呼ぶべき彼らの音楽は、むしろスペース・ロック、かつ
てはピンク・フロイドやホークウインド、ゴングのようなバンドに
対してして使われた言葉がふさわしいと思う。
80年代後半の停滞を象徴したような彼らの音楽は、また90年代後半
になって再び意味を持ってくる。90年代に入ってバンドはSonic Bo
omのSpectrum、Jason PierceのSpiritualizedに分裂。音楽性の違い
により前者はより音響実験的な方向へ、後者はゴスペルを取り入れ
たゴージャスで開放的な音楽へと向かうものの、根底にあるのは90
年代初頭の喧騒の後を収めるようなゆったりしたシンフォニックな
響きであり、やがてポスト・シューゲイザー、ポスト・ロック等含
めたシーンが同調してゆく方向の先導者としての役割を果たすこと
になる。Spiritualizedは新作も聞いたけど、過渡期かなという印
象はありますが、まだまだ元気ですね。
182でんぷん:01/10/10 17:48 ID:m.3qRW96
>>112

Tortoise

Thrill Jockeyレーベルの看板にしてシカゴ音響系の中核。
その人脈は広く、The Sea and Cake,Isotope 217,Pullman,
Stereolab,High Llamas,Gastr del Sol, Chicago Undergr
ound Orchestra関連、とそれだけでひとつのシーンができ
てしまうほど。
その音楽はアンビエント・テクノとジャズの中間、という
こともできるし、サンプリング世代によるジャーマン・プ
ログレの再評価〜再構築とも言える。70'sのNEU!、CANの
ようなバンドに見られる硬質なビート、フレーズの反復、
ジャズ的な即興性、音響処理による異化、等の特徴は全て
Tortoiseにもあてはまる。加えてハード・ディスク・レコ
ーディングを駆使し、従来なら違和感を発する生演奏の残
響成分までをも制御し得た生音と電子音の共存は革新的な
もので、楽曲としての聞き易さという意味でも高度な調和
を見せた98年の「TNT」は90'sのポピュラー・ミュージック
の金字塔だと思う。新作の「Standards」では、また新たな
領域に進んでいるが、楽曲個々の聞き易さという部分では
やや後退した気もしないでもないです。
183音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/11 01:05 ID:lVA8pv9.
age
184チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/11 02:42 ID:ZR5C4fmU
CURRENT 93とNURSE WITH WOUNDをお願いします。
ノイズとか音響とか、まぁCDショップのそういうコーナー
に置いてあって、何枚か聴いてみたんだけど、ヨクワカンナイノ。
特にNURSE WITH WOUND。これは楽器で演奏したものなのか?
よろしくお願いします。
185名盤さん:01/10/11 04:09 ID:t0NoSl8o
メルツバウと、不失者と灰野敬二を頼みたいんですが、、、海外アーティストにも
多大な影響与えてるってことで。
186名盤さん:01/10/11 10:30 ID:D9aMF6Y2
age
187でんぷん:01/10/11 16:40 ID:odL.In46
>>112

The Verve

89年結成。2nd'A Northern Soul' にOasis の ノエルが手拍子で
ゲスト参加。彼はアルバムについて「今年の3本指に入る」と賞
賛。しかしVoのRichard AshcroftとギターのNick McCabeの確執で
95年に解散。96年後半、新たにSimon Tong(g&key)を迎え復活。
97年2月、2年ぶりのシングルの「ビター・スイート・シンフォ
ニー」が、全英チャート初登場2位。5月にはNickも復帰。9月
にOasisのツアーをサポートし、直後に3rd 'Urban Hymns' 発表。
98年のブリットアウォードで 'Urban Hymns' がベストアルバム、
ベストグループに選ばれる。同7月にNickがストレスを理由にツ
アーを離脱。Richardは98年12月にソロ・アルバムを作り始め、
99年4月、バンドは解散。Richard自身がストレスにより、バン
ドを継続できなくなったのが理由とされている。

というわけで、Oasisとの比較で語られる事の多いバンド。曲も
声も結構似てるし3rdはジャケまで似ている(^^;。しかし、全体
的な音楽を言うなら、Verveは80'sスペース・ロックとマンチェ
スターを繋ぐようなサイケ・サウンドのバンドで、Richardのボ
ーカル・スタイルについてはソウルのファンキーさを意識してい
るというところ。Richardのソロもストリングスを効果的にフィ
ーチャーした完成度の高い作品で私は好きですが、この手の構築
度の高いサウンドというのは持続が難しいのが常なわけで、志の
高さゆえに燃え尽きたアーティストの1人という。Urban Hymns
は世紀末を飾る忘れ難い名盤のひとつだと思います。
188でんぷん:01/10/11 16:42 ID:odL.In46
>>184
先に言うけど私は聞いたことないので
無理です〜(^^;。インダストリアル・
スレの精鋭にお願いしたし。
189名盤さん:01/10/12 00:40 ID:8I.kVKqU
age
190チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/12 03:02 ID:V0J/pBhk
あの鬼の様な知識を持ったインダストリアル好き達は、
どこへ行ったんだろう?
191名盤さん:01/10/12 10:08 ID:DiA1h/Bw
age
192でんぷん:01/10/12 11:31 ID:sFwUTYos
>>112

The Beastie Boys

81年結成、メンバー・チェンジ等のゴタゴタを経て
マイクD (Vo./Dr),MCA (Vo./B),アドロック (Vo./G)
の3人になり、リック・ルービンのデフ・ジャム・レーベルから
84年にシングルを出した辺りが実質的なスタート。
86年に1stアルバム『ライセンスト・トゥ・イル』。
ギター・リフをフィーチャーした白人ラップとして全米1位に。
その後、印税で揉めてキャピトルに移籍。NYからLAに拠点を移す。
89年にセカンド・アルバム『ポールズ・ブティック』。サンプリ
ングの多用で物議を醸し出す。そこでバンド演奏を重視する為、
自らのスタジオを作り、92年に3枚目のアルバム『チェック・ユ
ア・ヘッド』をリリース。トップテン・ヒットになる。このスタ
ジオを利用してレーベル「グランド・ロイヤル」を立ち上げる。
ショーン・レノン、バッファロー・ドーター、ATR等多岐に渡る
アーティストをリリース。93年には同名の雑誌を創刊。マイクD
はX−ラージなるTシャツ会社の設立にも参加。
94年にはミラレパ基金を設立し、96年には第1回チベタン・フリー
ダム・コンサートを開催することに成功し、多くの若者にチベッ
トの惨状を伝えることに一役買っている。
4thからはシリアスな方向へ進み、DJを起用してスクラッチを取り
入れた98年の5th『ハロー・ナスティ』は全米一位に。
しかし2000年のマイクDの事故によるツアーの中止、最近のグラ
ンド・ロイヤルが営業不振で廃業と、ここしばらく不調が続いて
いる。

どちらかというと、音楽的にどうこうよりも、グランド・ロイヤ
ルの経営者というイメージが強いです。職人というよりアイデア
・マンであり、活動家ですね。まぁラップとか楽器とかがうまい
と思ったことはないです。サウンド・プロダクションは悪くない
かな。良くも悪くも白人らしい聞き易さがありますね。
193名盤さん:01/10/13 00:44 ID:KmojJDgg
age
194チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/13 02:10 ID:.odadeR6
>>192
『HELLO NASTY』にはLEE PERRYがゲストで1曲歌ってるね。
195名盤さん:01/10/13 02:35 ID:CzDcVtbA
洋楽初心者です。日本人では、キムタクが一番好きなアーティスト。ギターが
うまいんだもん。
そんな皆さんに質問。友達から、「そんなにキムタクのギターが好きなら、
これも聴きなよ〜」って、次の曲を進められました。う〜ん、みなさんの
評価を踏まえたうえで、購入をしようと思っています。よろしくお願いしま〜す。

・ベック、ボガード&アピス「superstitious」
・スティービーレイヴォーン「testifyin'」
・デュアン・オールマンの関わった曲全部。

 この人たちって、キムタクぐらいうまいの?
196チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/13 02:44 ID:.odadeR6
キムタクってギターうまいの?
197名盤さん:01/10/13 02:52 ID:CzDcVtbA
>>196
 うまいよ〜。すっご〜いよ。誰よりも何よりも。キムタクは、
ジミヘンの「in the west」のジョニーBグッドとか、クラプトン
の「素晴らしきクリームの世界」のクロスロードとか、よりも
全然ヨカッタよ〜。キングクリムゾンのフリップなんかより
100倍もうまいよ〜。

 だから、洋楽なんて聴く気になれないよ。え〜ん
198名盤さん:01/10/13 03:00 ID:e/4zPUWM
名スレの予感…
199チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/13 03:04 ID:.odadeR6
ほう!野村のヨッチャンみたいだね。
あるいは野口五郎か?
200チャー某 ◆EVuq0G5Q :01/10/13 03:04 ID:.odadeR6
200
201名盤さん:01/10/13 03:05 ID:CzDcVtbA
永遠のライトハンド、しげる松崎だよ。
202音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/13 05:28 ID:Ff2eK0DA
あげ。
203キヨマテ:01/10/13 05:32 ID:UJ26PDmc
4 HERO お願いします。
204でんぷん:01/10/13 08:19 ID:Y/e8PxCU
どーせならエディ・ヴァン・ヘイレンとか
ブライアン・メイと比べたらと思うけどね。
キムタクしか知らん人にデュアン・オールマン
じゃなぁ。
205名盤さん:01/10/13 09:18 ID:LWO8O1io
soft machine お願い
206でんぷん:01/10/13 12:15 ID:Y/e8PxCU
>>112

EELS

96年1st"Beautiful Freak"。これはジャケが変と言う
か可愛いというか、まぁタイトル通りだし、内ジャケ
はさらに・・・。音楽の方も同じ事が言える。雰囲気は
穏やかなサイケ・ポップ。だけど意外な所で10ccばり
のギミックを使ってくる。にも関わらず全体としては
調和して、聞いた後にはしんみりした歌メロだけが心
に残る。これっていうインパクトは与えないけれども、
不思議なバランス感覚はデビュー時にしてすでに職人
芸の域に達しています。2ndは実験色強めで3rdはしん
みり色強め。最新作の4thはいきなりハードなアレンジ
に変化して驚かされます。多分、これを最初に聞かない
方がいいでしょう。
中心人物の"E"は2ndアルバムの時点で姉の自殺、母の
病死と不幸が続いて天涯孤独の身に。それでも本質的
に音楽が変わっていないところに底力というか懐の深さ
が感じられます。
207名盤さん:01/10/13 12:50 ID:m/AtcWcI
どなたかBUILT TO SPILLお願いします。
208名盤さん:01/10/13 13:57 ID:MfFk3.JU
SLOAN、WAXWINGSをお願いします。
209でんぷん:01/10/13 23:23 ID:Ik.tZuZY
>>112

Super Furry Animals

93年から活動。英国の地元ウェールズ語で歌っていたが、かの
クリエイション・レーベルの目に留まり普通の英語で歌った97
年アルバム「ファジー・ロジック」でブレイク。90年代のXTC、
別に音は似てませんが、ラップともファンクともつかぬボーカ
ルにループ・サンプリングとギミック使いまくりなのに歌メロ
やアレンジは牧歌的なポップ・センス満載と何とも人を食った
音楽。すでに5thが出てますが、今だメロディー・センスは衰
えてないですね。大した連中です
210預言茶:01/10/14 01:13 ID:gc1ym81o
>>207
できれば halo benders もからませてね。

the B-52's お願いします。
211名盤さん:01/10/14 05:26 ID:RiiG58yo
ダイアー・ストレイツお願い。
212でんぷん:01/10/14 12:26 ID:t71Tj8dV
>>116

mouse on mars

このドイツのテクノ・ユニットに関しては、どうこう
言うよりも、2nd"IAORA TAHITI"の1曲目に出てくる
"日本語"のナレーションを聴いていただいた方がいい
と思います。

------------------------------------------------

 これは皆さま御存知の事でしょうが、すべての人々
は、"ステレオ"で聴いているのです。すなわち、音と
いうものをボタン穴からのような点としてではなく、
方向と遠近、すなわち、左から斜め、すなわち、前方
から遠くまでという次元で聴くと言う事です。あなた
は音を、ぐるぐるぐ〜んという動きをもってダイナミ
ックに縦横自在に体験するのです。一言で言うと、空
間的にと言えるでしょう。そして、空間的に聴く為に
は、これはステレオ・ホールと言います。要するに、
2つの耳が必要です。そう、(右のスピーカーから)1
つ、(左の〃)2つ・・・・・・・。
 こうしてステレオ・テクニックは2つの耳のシステ
ムを可能にします。エジソンの円筒型蓄音機とエミー
ル・ベリナーのロート型蓄音機の時代からやむを得ず
欠乏していた人間の普通の状態の再生を可能にし、繊
細、興奮させる空間に広がる音を提供します。
 このオリジナル・マウス・オン・マースの録音は音
楽の真っ只中に漂える事を証明します。聴く人も音楽
の弾き手達の真っ只中にいます。この臨場感、このマ
ウス・オン・マース・ステレオ録音はボタン穴から空
間へと次元を変革します。ステレオは音楽愛好家の世
界を広げます。純粋な真の耳の歓びへと誘います。1
つ、2つ・・・・・・1つ、2つ・・・・・・・。
 マウス・オン・マースのステレオ・ミッション1995
年でした・・・・・・(2曲目へ)。

------------------------------------------------
まぁ最高傑作、というかポップ・センス爆発なのは3rd
"AUTODITACKER"ですが、今でも頑張っております。
テクノ関連はファッションとか目新しさ、あるいは高尚
さで語られる事も多いですが、定位までいじくった音遊
びの本来の楽しさ、という意味では彼らがトップだと思
いますね。OVALとのコラボレートであるミクロストリア
もよろしく(^^;)。
213名盤さん:01/10/15 08:42 ID:gdatCFsY
age
214名盤さん:01/10/15 08:46 ID:Fnfw0gpq
>>212
おれ火星鼠の最高傑作はniun niggunだと思うな。
でもまあ、どれ聴いても最高なんだけど。その日本語ナレーション初めて聴いたときは笑ったな。
しかもヘッドフォンで聴いたもんだから。妹は「なんじゃこれ!何でこんなの買ったの!」って言ってたよ。
215でんぷん:01/10/15 14:07 ID:oPeGxObN
>>120

DEPECHE MODE

ボーカル+3人シンセ、という完全打ち込みスタイル。
彼らの1st"Speak & Spell"は81年というエレポというか第二次
ブリティッシュ・インベンションと言われる真っ只中に登場。
シンセが安くなり、安くなった分、音もチープ。しかしその分、
メロディーに自信のあるが肉体的な鍛錬に欠ける内省的なアー
ティストでもコマーシャルな領域に露出し易くなったと言える
でしょう。だからニューオーダーもやって行けたんだろうし。
まぁジョン・フォックスのように益々篭っちゃった人もいたり
したわけですが(^^;。
で、ディペッシュの1stでは中心になっているのはヴィンス・
クラークで、このアルバムではニューオーダーなりOMDなりに
通じるポップかつ陰影に富むアレンジに低音Voが歌い上げると
いう、デリケートなサウンド。これはこれで魅力的だったんで
すが、この後、脱退してアリソン・モイエとヤズーを結成。更
に85年にはイレイジャーをやってます。それで、ディペッシュ
は中心メンバーがマーティン・ゴアに替わって、その後ずっと
20年近くこのバンドを引っ張っていくことになります。私がデ
ィペッシュの音として知っているのもこちらですね。幾分腰の
入った冷たいシンセ・ビート。90'sのトリップ・ホップと音は
違えど発想は似てます。同じダンサブルなビートでもアッパー
なものはいずれ失速しますが、ダウナーなビートは長持ちしま
すね。その辺り長寿の秘訣かも知れません。時代の音を取り入
れようと、一時期、雰囲気だけエレポ風にしたロック・バンド
もいろいろあった気がしますが、そういうものと彼らの音数を
絞ったグルーブとは似て非なるものでした。
216音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/15 16:38 ID:WToQsUh/
評論済み一覧(lここまでのまとめ1) >>134
バイオ >>136

評論済み

>>112 => >>181-182 >>187 >>192 >>194 >>206 >>209
>>116 => >>212-214
>>120 => >>215
>>146 => >>157-160
>>167 => >>172
>>177 => >>177-178
>>135 => >>181
217でんぷん:01/10/15 18:16 ID:oPeGxObN
>>125

GRATEFUL DEAD

ジェリー・ガルシア、15才で高校中退いわゆるドロップ・アウト。
カフェで弾き語って食いつなぐうち、周囲にクレイジーな連中
が集まりファミリーを為す。いわゆるヒッピーと呼ばれる集団。
ガルシアはブルー・グラスにのめりこみ、しばらく演奏するが、
結婚してブルーグラスでは食えなくなり、ジャグ・バンドを結
成。メンバーが揃うに連れてロック・バンド化する。1965年、
バンド名をGRATEFUL DEADとする。Jerry Garcia(G),Ron 'Pigp
en' McKernan(Key),Bill Kreutzmann(Dr),Bob Weir(G),Phil L
esh(B)。67年にMickey Hart(Dr)加入でツイン・ドラムに。

彼らのスタイルを作ったのはアシッド・テストという実験イベ
ントで、当時まだ合法的合成麻薬であったLSDを服用して人体へ
の効果を調べるというもの。ここで様々なパフォーマンスのバ
ッキングとして彼らは一晩中演奏し、いわゆるジャム・バンド
としての基礎を身に付ける。この辺り、アンディー・ウォーホ
ルの実験パフォーマンスのバッキング・バンドだったベルベッ
ト・アンダーグラウンドと通じるものがある。

67年1st発表。これはレコード会社の仕切りで作られた聞き易い
アルバムだが、西海岸風フォーク・ロックとブルーグラス、ブ
ルース・ロックが違和感なく共存した非凡かつ完成度の高いも
の。この時の作業にバンドは反発を覚え、2ndは徹底的に自己
プロデュースし、8ヶ月の時間と膨大な費用をかける。しかし
結果は素人の付け焼刃であり、どう考えても失敗作。多大な借
金を背負う。69年3rd"Aoxomoxoa"は前作の反省の元、バランス
の取れたサイケ・ロックとなり、同年秋の"Live Dead "は大曲
ダーク・スターを含むロック史に残る名ライブ盤となるが、12
月にオルタモントの悲劇、70年にメンバー2人のドラッグによ
る逮捕。バンドのイメージは地に落ちる。(続く)
218でんぷん:01/10/15 18:18 ID:oPeGxObN
GRATEFUL DEAD(続き)

相次ぐメンバーの脱退と膨らむ借金。バンドはイメージを立て
直すべく奮闘し、実験色のない、歌を前面に据えた2枚"Workin
gman's Dead "、"American Beauty "を作り、これがヒット。
地味ながら後のライブの定番曲を多く含む名盤である。ライブ
も精力的に行い、73年には自身のレーベルを持つまでに立ち直
る。

・・・まあデッドのサクセス・ストーリーは大体ここまでで、
以後も紆余曲折を経ながらも、ガルシアと死別する95年まで活
動します。さて、最強のライブ・バンドと呼ばれ、最大60万人
を集めたとも言われる彼らのライブについて。3時間を超える
彼らのライブは主に前半でキャッチーな曲をやり、後半は長い
曲というか延々とジャムり、そこから再現部に行くこともあれ
ば、そのまま次の曲へ行くこともあり、つまりは決まりがない。
前スレでも書いたけど、その上で、セット・リストの半分以上
を毎日変えてくる。曲順だけでなく、曲目が毎回変わっていく。
もちろんスタジオ盤未収録の曲が多数あり、カヴァーも含めレ
パートリーは常に増え続けた。そのせいでベストと言えない選
曲になったとしても気にしない(笑)。だから、ファンはツアー
を追っかけ、その日のセット・リストを予想し合う事でライブ
が始まる。ひとつでも多くのライブ音源を欲しがる。そしてバ
ンドはライブの録音を許可し、営利目的を肯定はしないが、フ
ァン同士がテープを交換する事はむしろ奨励している。それ(セ
ットの変更と録音許可)はPHISHを始め、彼らのフォロワーが今
も継承していること。その中での長いジャムを支えるのがガル
シアのブルースからジャズ、ブルーグラスまでを取り込んだ唯
一無二のたゆたうギターであり、フォロワー多しと言えどもこ
のギターを盗めた者はいないと思う。
219120:01/10/15 20:24 ID:nKVOrCEC
>>123-215
お2人ともどうもありがとう!!
220でんぷん:01/10/16 10:05 ID:z6yW/adL
>>126

Primus

86年結成90年1st。一応レッド・ホット・チリッペッパーズ
と同じ線を狙ったんでしょう。レス・クレイプールのベース
・ラインの上に楽曲を組み立てていってるのだと思いますが、
初期はファンク調の結構まとまった音楽で、80'sクリムゾン
の影響も垣間見られたものの、どんどん変になっていく(^^;。
どんな奇怪なラインでもバキバキと弾きこなすレスのベース
とタテノリのシャープなドラミングに支えられてはいるが、
しゃくれた脱力ボーカルと奇妙なアレンジは変態としか言え
ません(^^;。で、これがブルースにコンプレックス持ったテ
クニカル嗜好のリスナーには結構受けてますね。ザッパのフ
ァンとか。
現在99年の8th"Antipop"の後、休止中。 レスはグレイトフル
・デッド人脈と交流したり、自分のジャム・バンドも作って、
先日、ピンク・フロイド「アニマルズ」全曲完コピのライブ
盤を出したりしてます。
221でんぷん:01/10/16 16:18 ID:z6yW/adL
>>146

一気にいくよ〜〜(^^;。

エアロスミス
ボストンのmore than feelingよりかっこいい曲を聞いたこと
がない、という人が居たが、私はエアロのback in the saddl
eより切れたリフを聞いたことがない。

AC/DC
アンガスはリフばっか弾いてるようだが、実は結構速く弾ける。
ライブじゃソロもバキバキ弾きます。そして、地味だがバック
のメンツも含めて彼らこそ最強のタテノリ・ロックンロール・
パンドであり、未だ現役なのは偉い。

Led Zepperin
変則リズムが個性のボンゾだが、実は普通に叩いても絶妙にう
まい。ロバート・プラントはHRのボーカル・スタイルの基本
を作った男。ジミー・ペイジのプロデュース能力のもと、ライ
ブ重視、アルバム重視など、ミュージシャンのアーティスティ
ックな面を強調した売り方を確立したバンドとしての存在意義
は大きい。

Guns n' roses
実はバンド・マジックに支えられたバンドで、誰一人欠けても
あの名曲群は成立しなかったのだと、今となっては思う。

モーターヘッド
グラマラスな80'sロックのアンチを引き受けて疾走したR&Rバンド。
222でんぷん:01/10/16 16:19 ID:z6yW/adL
(続き1)

Metallica
プログレッシブな要素をパワーでねじ伏せたメタルの革新。
名曲多し。ドラムは普通に叩くと下手。

Pantera
スピード全盛の時代にあってサバス以来の強烈な横ノリを叩き
付けた稀有なメタル・バンド。リフに定評あり。

Slayer
よくも悪くもデイブ・ロンバートのドラムあってのバンドだ
ったと思う。ハードコアとの境界線上にあるバンド。

Motley crue
メタルにグラムのファッション性を取り入れ、チープなR&R
のかっこ良さを復権させた。伝統のないLAだからできたと
も言える。

Rolling stones
英国R&Rの前線で踏ん張り続けた芸達者達。古き良き不良の
シンボル。バンドのまとまりでは長らく右に出るのがなかった。

At the drive in
エモ。バンドが暴れ過ぎないでボーカルの勢いをちゃんと
フォローするのが肝心、なんて事はさておき。個人的には
グランジ・ブームがニルヴァナからきちんと引継ぎしてお
かなかった要素がこんなところに現れた気がします。

sex pistols
マルコム・マクラレンの商売道具。バカに大義名分を与え、
引き篭もりに鏡を見させた。
223でんぷん:01/10/16 16:20 ID:z6yW/adL
(続き2)

halford
ボーカルがどうのよりも80's王道復古スタイルで優れた
メタル・アルバムを作った事は評価できる。

rage against the machine
レッチリと逆というかメッセージ性重視からラップを取り
こんだミクスチャー。ギターが轟音だがリズムも切れが良
く、言葉が上滑りしていない。

nirverna
80's末の穏やかなロック・シーンに蓄積したフラストレー
ションがアンダーグラウンドから吹き上がって来ていたの
を受けて、一気にシーンを塗り替えたのも束の間、ファン
の期待に耐えかねてカートが自殺。よくも悪くも伝説になる。

buckcherry
99年発のLAメタルで今時珍しいとは言えるが、では昔のバ
ンドに勝てるかというと、もう少し頑張って欲しい。数年
後にどうなってるかで評価したいところ。

korn
ポスト・グランジ=オルタナ、というわけで、轟音を鳴ら
す中にもオリジナリティを見せる為にファンクを取り入れ
てみました。ちょうどリフの重くなり過ぎない程度にキレ
が出て、結果オーライかと。

limp bizkit
力のkorn、技のRATM。両者を合体させたら聞き易くなって、
その分、売れました。Voが比較的クロっぽい。

Ratt
典型的なLAメタルでブームの衰退と共に消滅。メタリック
なリフとひねりの利いた歌メロをミドル・テンポで渋く聞
かせるのが巧かった。現在、再結成している。
224名盤さん:01/10/16 16:35 ID:+T52R12O
お疲れ様。
225名盤さん:01/10/16 16:39 ID:gTFiWmNX
なんか面白そうなので参加します。

以下、評論聴きたいです。
CAN
Damo Suzuki Network
Dunkelziffer
Phantom Band
Faust
Guru Guru
226名盤さん:01/10/16 16:41 ID:oFWjroug
以下もお願いします。
SPK
ESPLENDOR GEOMETRICO
VIVENZA
MAURIZIO BIANCHI
Monte Cazazza
TG
FOETUS
227名盤さん:01/10/16 16:42 ID:7tGwTqBQ
KUKL
228名盤さん:01/10/16 16:44 ID:rcpgGZs6
THE WOODENTOPS
おねがい
229名盤さん:01/10/16 16:50 ID:TNeNTI3/
GO-BETWEENS
よろしく
230名盤さん:01/10/16 16:52 ID:0mVOOcKk
Cabaret Voltireを
お願いします。
231でんぷん:01/10/16 16:58 ID:z6yW/adL
>>226
うーん。
私はノイズ系は多分、ダメですよ。
文脈捉えるのが難しいんで。
232名盤さん:01/10/16 18:37 ID:N+qEyX1q
"Sloan"

Andrew Scott (drums)
Chris Murphy (bass, vocals)
Patrick Pentland (guitar, vocals)
Jay Ferguson (guitar, vocals)

91年デビューのカナダ出身の4ピースロックバンド。
全員がソングライターであり、ヴォーカル・コーラス等もこなすことから、
ビートルズと比べられることが非常に多く、まぁ、スメルズライク60’sなバンド。
ソングライティングの傾向を大まかに分けると、曲者、ポップ、ロック、ネオアコかな。
いそうでいない稀有なバンドであり、また地元・一部(日本含む)のファンから強い支持を受けるも、
デビュー直後にはグランジブームの弊害を受け、その後音楽シーン全体のロック離れなどから、
メジャーで評価を得るきっかけが非常に少なかった為、
音楽誌で「もっと売れていいはずのアルバム」にランクインするなど、
愛されつつも、ブレイクしきらない"At The Edge Of The Scene"なバンド。
最新作では、ロックよりの作品をリリースしてます。

本人達も自分でコントロールできる範囲での売れ方を望んでいるらしく、
息の長いバンドとしてバランス良く活躍してくれたら、それが一番いいことなのかも。
233名盤さん:01/10/16 18:40 ID:YU78nGB5
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/music/1002107281/l50
「2001年はパクりが多いよ」スレです。笑えるよ。
234でんぷん:01/10/16 18:42 ID:24Hvwlg3
232は>>208ですね。
ありがとうございます〜。
235名盤さん:01/10/16 18:46 ID:vDbZApJ1
BJORK
236名盤さん:01/10/16 18:47 ID:YU78nGB5
http://curry.2ch.net/test/read.cgi/music/1002107281/l50
「2001年はパクりが多いよ」スレです。
237名盤さん:01/10/17 01:00 ID:fi4zlcm6
ペイル・ファウンテンズおねがいします
238びたみん:01/10/17 01:02 ID:vyhwWxb/
ゴッド・スピード・ユー・ブラック・エンペラー。
どうかな?
239名盤さん:01/10/17 01:03 ID:Gi0x/KxF
WEBB BROTHERSお願いします
240ラフトレード:01/10/17 01:04 ID:3bn35KDb
エブリシング・バット・ザ・ガールと
レイルウェイ・チルドレンもお願いします。
241でんぷん:01/10/17 10:11 ID:ArMVW/Qz
>>149

Pascal Comelade

フランスの前衛音楽家なんだけども。フレンチなポップ・センス
を兼ね備えたオモチャ箱ひっくり返し型音楽を得意とするので、
いわゆるオシャレで小難しい音楽好きリスナー、要はエレファン
ト6とか好きな人ご用達のアーティスト。トイ・ピアノで有名ア
ーティストの楽曲を脱力カヴァーするのが得意で、ホンキートン
ク・ウィメンとかテイキング・タイガー・マウンテンとか、難し
いこと考えなくても気持ち良く聞けます。ロバート・ワイアット
にも通じる世界で、最近のアルバムでは共演もしてるし、ワイア
ットのトリビュートにも参加。フランス前衛つながりでリシャー
ル・ピナスとも交流があるし、フランスの前衛どころのセッショ
ンによく顔を出す名前でもあります。
余談ですが江古田のカフェ・フライング・ティーポットのマスタ
ーが好きでよく店で流してます。だからどーした? はい。
242でんぷん:01/10/17 16:27 ID:ArMVW/Qz
>>150

feelies

'77に結成されたニュージャージー州Hobokenのバンド。
ローファイ・ギターポップ、というよりはネオアコ崩れ、
というかまっとうに言えばベルベット・フォロワーです
が、ギターの音色は80'sなんだけど、ツイン・ギターで
ちまちまとリズム刻んで、リズム隊もちまちまとリズム
刻んでじっと聞いてるとミニマル的なトランス感覚に陥
りそうなところにやっとロックな歌が絡んでくる。個々
の要素は元ネタも探せそうだが、トータルでは結構な個
性派ですね。検索かけると、まだティーンエイジャーだ
ったThurston Moore から見てもおかしな音楽だったら
しいとか、最初のアルバムでドラムを叩いた Anton Fier
も、彼らは Wierd だったとしかいえない、とインタビュ
ーでいってたなんてコメントも見つけました。そんなわ
けでゴールデン・パロミノスとも交流があるようです。
243でんぷん:01/10/17 16:53 ID:ArMVW/Qz
>>162

BASEMENT JAXXのROMEOって曲

一曲だけって事は、例えば他のアルバムのインストよりの曲は
ほっとけって事ですね。この曲が一番キャッチーに聞こえます。
そーゆーニュアンスで行けば、これをつんくがプロデュースし
てモー娘が歌っても、メロディーが同じならいいんじゃないか、
みたいな。この曲入ってるRootyってアルバムは特に歌入りの
トラック中心のようですが、この手のハウスの技としては、明
確なリズムや旋律よりも、SEみたいなビョンビョンした音が重
層的なループになっていて、第二のベースラインとして太いグ
ルーブを作っていて、基本的なベースやパーカッションは細か
い音で要所に配置されているだけなんですね。だから浮遊感と
立体感の両方が出てくる。音を重ねる事ばかり考えてるとこー
ゆーグルーブは出てこない。ラテンやらレゲエやら取り込む柔
軟さも関係するのかも知れないけど、この辺り言葉で言っても
伝わりませんが、才能だなと思います。
こーゆーグラマラスな音楽については侍さんの意見も聞いてみ
たいとこですね。
244150:01/10/17 16:57 ID:ARAqp5SD
>>242さん
ありがとうございました。
忘れられてたかと思っておりましたので、感激であります。ううううう...(涙)
245音楽侍 ◆NtVkSITE :01/10/17 23:25 ID:v8Iw8t71
評論済み一覧(lここまでのまとめ) >>134 >>216
バイオ >>136

評論済み

>>125 => >>217-218
>>126 => >>220
>>146 => >>221-223
>>149 => >>241
>>150 => >>242
>>162 => >>243
>>208 => >>232
246ナカータ ◆LuvLAutU :01/10/18 03:44 ID:MAA/BAy0
>243ありがとうございます。
SEみたいなビョンビョンした音が第2のベースラインってのがなるほどってかんじです。
一曲だけってのは単にこの曲があまりにもバカで楽しいからです。
アルバムに入ってるムード歌謡みたいな曲も好きです。
247傘張り浪人 ◆NtVkSITE :01/10/18 16:08 ID:wt5lq3Or
age
248でんぷん:01/10/18 21:23 ID:2hnZbPNw
>>163

ABBAの歴史。

1973年、グループ名「ビヨルン、ベニー、アンナとフリーダ」とし
て4人での正式な活動が始まる。ユーロビジョン・ソング・コンテ
ストで3rdシングル「RING RING」を歌い、3位入賞 。地元スウェー
デンではNo.1ヒットとなる。ファーストアルバム「RING RING」を発
表。グループ名を4人の頭文字をとって「アバ(ABBA)」と決定する。
ちなみにスウェーデンにはABBAという水産会社があった。尚、候補
にはBABAというのもあったとか。

1974 ユーロビジョン・ソング・コンテストで「WATERLOO」を歌い、
優勝する 。この時、イギリス代表のオリビア・ニュートン・ジョン
は4位。アルバム「WATERLOO」を世界34カ国で発表。全英ヒットチャ
ート1位になる。本格的なヨーロッパ・ツアーが行われる。
1975年、3rd「ABBA」発表。

1976年、スウェーデン国王の結婚式に招待され「DANCING QUEEN」を
初演。最高傑作と言われる4th「ARRIVAL」発表。「DANCING QUEEN」
が全英ヒットチャート1位に。32枚のゴールドディスク、最優秀グル
ープ、シングル、アルバム、イン ターナショナルアーチスト賞など
多数の賞を受賞。全米ビルボード初の年間4曲のヒットを記録。
249でんぷん:01/10/18 21:24 ID:2hnZbPNw
ABBAの歴史(続き)

77年、「DANCING QUEEN」が英米、世界13カ国で1位に。オーストラリア
・ツアーがドキュメンタリー映画「ABBA THE MOVIE」として撮影される。
5th「THE ALBUM」発表。

1978年、TBSで初来日記念番組「アバ・スペシャル」放映。ベニーと
フリーダが結婚。1979年、国連会議場で開かれたミュージック・フォ
ー・ユニセフ・コンサートで 「CIQUITITA」を歌う。ビヨルンとアグ
ネタ離婚。解散説が広まる。6th「VOULEZ-VOUS」発表。13カ国にわた
るワールドツアーを開始。80年来日公演。7th「SUPER TROUPER」発表。
最大のヒット・シングルとなる「THE WINNER TAKES IT ALL」はアグネ
ッタとビヨルンの破局をテーマに描いたとされる。

1981年、レコード売上が1億枚を突破し、ギネスブックに載る。ベニー
とフリーダ離婚。曲作りに専念するためコンサート活動などは中断。
解散説がいっそう強まる。ラスト・アルバム「THE VISITORS」発表。
1982年、1983年に発表予定だったアルバム「OPUS10」が4人がバラバ
ラの活動になったため未完成に。事実上の解散。
250でんぷん:01/10/19 19:47 ID:yZrh8ECn
>>170,>>235

Bjork

この人はシュガー・キューブスの時からニュー・ウェーブで、
ソロも常に先端のテクノ・アーティストと組んで仕事をしている
んで、おまけに独自なボーカル・スタイルなんで、ロックの文脈
では計れない、と簡単に言ってしまうんだけど、実の所、ロック
の文脈ではないですね(笑)。ジョニー・B・グッドから始まる流
れの中に居ない。どこに居るかと言うと、ブロードウェー・ミュ
ージカルですね。クラッシックから発展した近代音楽の中にいる。

P-modelの平沢進がよく好んでボーカルを多重録音して1人合唱で
ミュージカルっぽい曲を作るんですけど、あれに近い。本来なら
主旋律があって対旋律があって、コーラスのハーモニーがあって、
というオケや合唱が担当する部分を打ちこみによるアレンジに任
せる。なぜなら、彼女の歌は個性的過ぎて、普通のオケや合唱か
らは逸脱してしまう。それゆえに、彼女は自分の為の楽隊を最新
鋭のデジタル機材で作らなくてはいけないわけです。

そんな彼女の歌は感情表現が豊かだけれど、ポップで大衆に受け
入れられているけれど、ついでに言えば評論家からも絶賛だけれ
ども、逆説的に密室の音楽ですね。古き良き時代の音楽を志向し
ながらも決してそこには向かわない。そういう場所から彼女のフ
ァンタジックな楽曲が生まれてくるのだとすると、映画「ダンサ
ー・イン・ザ・ダーク」のヒロイン、視覚的にも社会的にも光を
奪われていく中で歌い続けるセルマの姿に彼女が重なるのは偶然
ではないのだと思います。
251名盤さん:01/10/20 10:48 ID:CeC16V1C
LOWをお願いします
252名盤さん:01/10/21 04:20 ID:geEZ6CAh
age
253名盤さん:01/10/21 05:22 ID:rAtNGdH/
>250
いやいや感動しました。
なにかとカリスマだの天才だの歌姫だのと
簡単なキーワードで片づけようとする評論家が多いですが
あなたの解説が色んなアフォ評論家の糞評論よりも
一番、的確にBJORKを捉えた評論だと思います。

彼女が小さい頃に近代音楽や、さらには現代音楽も
好んで聴いていたことは周知の事実ですし、
もうひとつ言わせていただくと、
あの荒々しいアイスランドの自然も
彼女の音楽の根底にある強い意志のようなものを
少なからず形成しているのだと思います。
254名盤さん:01/10/21 06:27 ID:RO+FlPUL
>>250
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は結構評判になりましたが映画的にはどうですか?
最近のビョークは自分の求めてない作品ばかりで飽きました。
ファーストが最高です。
シュガーキューブスも。
255でんぷん:01/10/21 09:35 ID:Smw3hmt8
>253
ありがとうございます
>254
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は凄い映画です。
ストーリーだけ見ると単純な不幸なお話(^^;)なん
ですが、観客だけが、そこに立ち向かうセルマの
意志を知るわけで、一見愚直にしか見えない彼女の
内面のイメージの爆発に圧倒されるんですね。
あれは映画館のドルービーサラウンドの音響と共に
見ないとピンと来ないかも知れません。
256170:01/10/21 11:47 ID:IZ6PWTqf
>>250
でんぷんさん、評論お疲れ様でした。
ビョークをリクエストした170です。
無視されてるのかなあと思ってたんですけど、
ちゃんと覚えてくれてたんですね(^^;)
235さんも有難うございます。
257でんぷん:01/10/21 21:23 ID:SRj3nIqm
>>174

oasis

いろいろと言いたいことがないわけじゃないけど、大した事
じゃないです。要するに、MORNING GLORYと同じ事はもうや
らないんじゃないかと。

このバンドはノエル・ギャラガーにとって妥協の産物で、彼
がもっと歌が巧くて、ギターがうまくて、いいリズム隊があ
ればリアムなしでやってくと思う。でも現実はそうじゃない。
当面はリアムに俺はロックンロール・スターだと歌わせてこ
こにいないといけない。

ノエルはテクはないがいいフィーリングのギターを弾くんで、
それに合わせたグルーブのある曲をやりたいんだと思う。い
つまでもブギっぽいリフを弾いた所で、どの道、兄弟のどち
らもR&Rなんて歌えないんだわ。かと言ってビートルズ程うま
くブルースをパクれるわけでもない。

それを認めるのがイヤなんでしょう。でも、その程度なんだ
と気付けばいいバンドだと思う。今そうなるにはプレッシャ
ーなりストレスなりあるだろうけど。まぁダメなら解散する
も良し。彼らに完璧を求めるのは間違いだと思う。
258名盤さん:01/10/21 21:32 ID:RjSfVPR2
>257
誰もオアシスに完璧どころか、先鋭性・革新性も
求めないと思うけど。
ついでにその妥協の産物が何故あれほどのムーブメント
を巻き起こしたのか語って欲しかった。
259名盤さん:01/10/21 21:39 ID:prI/ZKeS
>257
そりゃ、あなた音楽音痴でも理解して聴ける単純な曲だからでしょ。
日本だってそうでしょ。
ヒットチャートを駆けめぐる曲なんて、単純明快じゃないと売れません。
260でんぷん:01/10/21 21:44 ID:SRj3nIqm
>>258
>誰もオアシスに完璧どころか

 私は今もいいアルバムを作ってると思いますよ。
 にも関わらず酷評されるのはなんででしょうね。
 完璧を求めない人もいるでしょう。でも「誰も」
 ではないね。

>何故あれほどのムーブメント

 それについては私は知らないので詳しい人に
お願いしたいです(^^;)。私にはムーブメント
というほどの事は認識されておりまへん(^^;)。
ただの売れた&人騒がせなバンドだと思ってます。
261でんぷん:01/10/21 21:53 ID:SRj3nIqm
まぁ、oasisの歌詞の面とかで何かを語る
事もできる人はいそうです。
ただ、彼らが90年代を生き残ったのは、
アメリカに受けるようなわかり易い音楽
を作ったからだと思う。
262でんぷん:01/10/22 16:16 ID:yUiG86pa
>>179

Tom Jones についての簡単なまとめです。

ウェールズの炭鉱町育ち。歌好きで3才の頃から八百屋
の前で歌って近所に受けていたそうで。ローティーンで
結核を病み、炭鉱夫になるのはあきらめ、様々な仕事を
しつつ夜の酒場で歌う生活を続けるうちにスカウトされ、
64年にデビュー。ところがすでにビートルズが登場し、
よりスマートに洗練された歌を期待していた業界には彼
の歌はパワフルでアクが強過ぎた。BBCでの放送を断られ、
海賊放送で流してもらった二枚目のシングル、It's Not
Unusualはそれでもぐんぐんと売れ出し、英国チャート1
位になる。以後、What's New, Pussy Cat、I'll Never F
all In Love Again (It Looks Like)等ヒットを飛ばし、
アメリカでも成功し、"ウェールズのプレスリー"との異
名を取る。66年には『007/サンダーボール作戦』のテー
マ曲を歌って話題に。

ちなみに彼のステージ・アクションはプレスリー同様、
世の母親達の非難の的となり、エド・サリバン・ショー
出演の際には、卑猥な腰の振りを止めないなら画面から
外すと言われたそうで。また、68年のある事件、彼のシ
ョーを見に来た御婦人達が汗だくの彼にテーブル・ナプ
キンを手渡していた所、ひとりの女性が下着を脱いで差
し出し、彼は慌てず額の汗を拭いて返却。これをマスコ
ミが書き立て、以後彼のステージでは客席から女性の下
着が飛び交うことになったとさ。
263でんぷん:01/10/22 16:18 ID:yUiG86pa
(続き)
実際彼の歌とサウンドはR&Bを基本に太くスイングする
強力なもので、60's後半の英国においては異色の黒っぽ
い音だと言える。一方でオケをフィーチャーして切々と
歌い上げてポピュラー筋の評価も獲得していて、持ち歌
にはあの"My Way"もあったりします。70's後半からはシ
ョーでの集客力は衰えぬものの、シングル・ヒットは減
る。この頃はカントリー中心のアルバムを出していて、
ビートの太いなかなかいい感じですけど、確かに地味か
も知れません。

その後、長年のパートナーであったマネージャーのゴー
ドン・ミルズの死など、落ち込んだ時期を経て、87年に
ミュージカル「マタドール Matador」に出演し、バラー
ドのA Boy From Nowhere が大ヒット、若者達の間での
知名度も上がり、88年にはArt of Noiseの プリンス の
Kiss のカバーで共演し、全盛期そのままの猥雑でソウル
フルなボーカルを披露して話題になり、90's以後も現役
で活動を続けています。99年3月9日には永年の音楽での
貢献に対しエリザベス女王から名誉あるOBE勲章を授けら
れたとのこと。
264名盤さん:01/10/22 16:22 ID:yfsu44H0
ハンクウィリアムズをお願いします。
265名盤さん:01/10/22 19:55 ID:w7cf6CU4
THIS HEATお願いします。
266名盤さん:01/10/22 20:11 ID:9FF+PAMy
すんません、産業ロックについてこきおろしちゃって下さい。
いや、俺好きなんだけどね・・・
267ウエハラ ◆POCOmpHE :01/10/23 03:38 ID:W2Y8A3zv
>>266
現代の極度に産業化されたロック・シーンを語る際に無視できないのが1976年だろう。
1976年はロック、ことにアメリカン・ロックに関しては一つの終焉の時だったと
語らざるをえない。
グレイトフル・デッドのデッド・レーベルの破産、究極のアメリカン・ロック・バンドと
呼ぶに相応しいザ・バンドは解散コンサートである「ラスト・ワルツ」をもって、
その淡々とした歴史に幕を閉じた。
イーグルスが「ホテル・カリフォルニア」で肥大化したロック産業と、
自らのスタンスを強烈に皮肉ったのも76年のことである。

(続く)
268ナカータ ◆LuvLAutU :01/10/23 22:14 ID:3JR81CpR
でんぷんさん、ABBAの歴史ありがとうございます。age
269名盤さん:01/10/23 22:38 ID:FFy58EKj
バウハウスきぼん
270でんぷん:01/10/24 10:05 ID:WCOuE1pB
>267
ウエハラさんの続きが気になるが(^^;、
次行くよ〜。
271でんぷん:01/10/24 10:08 ID:WCOuE1pB
>>185

Merzbow

秋田昌美が主催するノイズ・ユニット。
79年にメルツバウとして音楽活動を始めたときは、
自宅での録音を活動のベースにし、メールアート的な
作品発表をしていたらしい。ところが89年のヨーロ
ッパ・ツアーがきっかけとして、ライブ活動も視野に
入れ多角化した作品を発表している。海外での活動も
活発で、ノイズ界では全世界でメルツバウの名声が鳴
り響いているらしい。

ノイズは雑音のことで、つまりは音楽と非音楽の境界
を取り払ったところに存在する。広義のノイズには、
自然の音や楽器の音、そしてそのコラージュつまりミ
ュージック・コンクレート等が含まれると思うけど、
普通にノイズと言えばそれ以外、発信機の音や、人工
的に作られた、あるいは加工された楽器以外の、また
は楽器本来から外れた音の組み合わせによるものを指
すと思う。
簡単なノイズは、選んだ音を流しっぱなしにするか、
パルスつまり断続させるか、抑揚をつけてループさせ
る事で作る事が出来る。これを複数コラージュしたり
すると、あるていどの計算つまり作為が入ってくるし、
リアルタイムで変調させたりエフェクトかけたりする
のは即興音楽、つまりフリー・ミュージックの色彩を
帯びてきて、作者の即興における技能が激しく問われ
る事になる。
つまり、ノイズは誰でも作れるけど、音を選ぶ上での
引き出しの多さ、ミックスする上でのバランス感覚、
アナログ的な変化を加える上での即興センス、これら
3つの振れ幅をダイナミックに保てるアーティストと
いうのは、そうそういるもんじゃない。
第4の要素として、これに暴力性を加える場合、激し
い音を出す事のみにのめり込む危険も存在する。
メルツバウはハーシュノイズ、これは引っかくような、
という意味だっけ? 最も凶悪な部類に属し、その部類
においては日本が最先端だと言われているけれども、
メルツバウがその頂点というのが定説だと思う。
実際この人、常に引き出しを更新していて、同じ内容
のアルバムがないし、一曲の中でも反復が少なく、常
に流動的に音が変化して行く。もっと言うなら、聞い
てそれが確かめられるような内容だということ自体、
凄いことです(笑)。多くの場合、ノイズというのは曲
の構造を聞き取る事さえ難しいのだから。
それがノイズにおける理想かというには、議論も必要
かも知れないけど、極めて稀有な才能である事は、間
違いないと思います。
272でんぷん:01/10/24 10:12 ID:WCOuE1pB
>>185

灰野敬二

71年にフリー・インプロヴィゼーションのバンド、
ロストアラーフを結成。78年にはフリー・フォーム
のロック・バンド、不失者を。他にも様々なコラボ
レーション、実験的なソロ活動を展開。彼の作品群
は日本のみならずアメリカ、カナダ、フランス、イ
ギリス、ドイツなどからもリリースされ、海外での
世界的な評価も獲得。海外ツアーも行われている。
いわゆる轟音ギター、躁鬱的にシャウトされるボー
カル他にもパーカッションやハーディー・ガーディ
ー、エレクトロニクスでの実験と多彩な表現方法を
取る人ですが、前衛という言葉以外、ロックとかジ
ャズとかのスタイルで括る必要のないアーティスト
の一人。

何せ前衛なもんで、音楽としての脈絡を聞き取るの
が難しいんですが、優れた即興ミュージシャンとし
て重要だと思う。彼は3時間を超えるステージする
そうだけど、当たり前に言って、その間、どれだけ
違う事をやるか、あるいは逆に反復するかという問
題。これは、いろんなフレーズを知っていてどう組
み合わせるかという技能の問題でもあるけれど。結
局、自分は何をやりたいのか、どこに表現すべき音
を見つけるのか、それを今・ここで・やっていいの
かって事になる。

即興演奏って、優れたものは、一回のステージの中
にちゃんと、それが見えるものです。灰野さんの場
合は、見えますね、私は。(但しライブ。スタジオ盤
はもっと割り切って作ってるらしい)バランス感覚と
意志と、技能。そういうものを彼自身がどう考えて
るか、みたいな事は、以下のインタビューの抜粋で
も伺われると思う。

> だからお互いに優しくなろうって言っても天災が来た時に、
本当にその人間がどういう態度するかっていうのが、僕はその
場でしか言えないって思ってるから。生じっか「人を助けよう」
って言ってて、いざ何かがあるとフッと逃げたりね。こんな格
好悪い奴いないから。だからそれは自分では逃げてるつもりは
ないけど、うーん、自分のやろうとしていることがあって、あ
る時に「正しくないかもしれないけど間違ってはいない」って
いう確認が自分の中でとれたのね。

端的に言って、自分が何をやりたいか、そして、そ
れを"受け止める側がどう思うか"という事に対する
認識がきっちりできてて、その上で自分の音楽に自
信持ってる人。だから続けられるんだろうなと。

同じインタビューで、海外のライブで、ギター持っ
て歌って、というのはその枠組みで見られて受けが
悪くて、パーカッションでパフォーマンス、てのに
変えたら受けた、で、ほとんどそれでやったとか。
そういう柔軟さが大事なとこだと思う。
273水酸化ナトリウム:01/10/24 17:29 ID:hYebIKpl
キング・クリムゾン
以上の題名で評論、お願いします。
274185:01/10/24 19:26 ID:3k5fpbrj
>でんぷん
まさかやってくれるとは!!ありがとう!!
275でんぷん:01/10/25 16:34 ID:KJRaL5oL
>>203

4HERO

89年スタートのテクノ・ユニット。一般論で行けば、ドラムンベー
スの立役者であり、かつそれを超越して行った人達という事で、前
者においては94年2ndの"Parallel Universe"、後者においては98年
"Two Pages"、こちらでは生楽器を使い、アシッド・ジャズ的な音
楽で、ドラムンベースの影は薄い。フューチャー・ジャズなんて言
葉も聞くけど。ただ、踊れる音楽ではない。ドラムンベースは一応、
ダンス・ミュージックだと思っていたけど、彼らのアルバムのグル
ーブはダウナーで、多分、トリップ・ホップから来ている。で、も
っとリスニング用にデリケートにアレンジされた音楽。実験的な要
素も強く、曲数分だけアイデアの裏づけがある印象。つまり、実験
的かつ聞き易いわけで、それだけ考えてもかなりの熟練した技能の
持ち主だと思える。

その辺り、テクノにおけるリスニング重視派から高い評価を受ける
のも頷けます。ただ、進歩的というよりは、彼らはマイペースで自
分の音楽というものに合わせて手段を開発しているんだろうなと、
そういう一貫性は感じますね。もっとも、それを進歩的と言うのか
も知れないけど。とりあえず、聞いてて飽きない。しかし、常に過
渡的で完成形がない、とも言える。テクノでもヒットした連中は皆、
必殺パターンと言える曲を作り出してますから。その点、聞き易い
とは言っても初心者向けではないかもね。
276でんぷん:01/10/25 16:36 ID:KJRaL5oL
>>205

Soft Machine

いわゆる英国プログレのジャズ・ロック・バンドとして、この
ソフトマシーンと、キャラバン、ゴング等カンタベリー系と呼
ばれるバンドは人脈で繋がっている。ブライアン&ヒューのホ
ッパー兄弟、マイク・ラトリッジ、デイヴ・シンクレア、ロバ
ート・ワイアットはカンタベリーの同じ学校に通っていた。そ
こへ、ドラッグがらみでハイスクールを中退したケヴィン・エ
アーズが親元で暮らすためロンドンから舞い戻り、オーストラ
リア出身の謎のボヘミアンであり詩人であり奇人、デヴィッド
・アレンもやって来てワイアットの家に下宿することになる。
彼らが流動的なメンバーで名乗っていたバンドがワイルド・フ
ラワーズで、後のキャラバンと、ソフトマシーンのメンバーの
ごった煮になっている。

この中から、典型的なギター・オリエンテッドなロックに飽き
たというワイアット(Dr,Vo)を中心に、アレン(G,Vo)、エアーズ
(B,Vo)でバンド活動を始め、オルガン奏者のマイク・ラトリッ
ジが加わった時点でソフト・マシーンを名乗る。これはウィリ
アム・バロウズの本のタイトルからつけたもの。メジャー・デ
ビューは67年2月。
しかし当然ながらジャズを取り入れた演奏、しかも彼らの言う
ジャズはコルトレーンだし、おまけにテリー・ライリー等の現
代音楽的なものにまで興味を示していた彼らの先鋭的なサウン
ドは、当時の観客に全く受けず。その為、曲間の静けさを嫌っ
たメンバーは、全ての曲をメドレーにしてノン・ストップで演
奏する方法を取り、これは後の2ndアルバムの構成にも現れてい
る。
このバンドは、一時フランスに渡って英国に戻ったときに、アレ
ンが不法就労で入国を拒否されるというアクシデントでギタリス
トを失う。アレンはフランスに残り、ゴングを結成。バンドは
後のポリスのアンディー・サマーズを臨時にギタリストとして雇
う等して活動を続け、1stアルバムを3人だけで録音。その後、
ツアーによる疲労でケヴィン・エアーズが脱退、バンドも活動を
休止する。
この1stにはケヴィンのサイケ・ポップな要素が少々と、他はワ
イアットの幽玄とユーモアの入り混じった独特の歌、ドラムの
変則リズムに導かれる強烈なインタープレイが爆発しており、
ラトリッジのR&B色のないオルガン、しかもファズがかかってい
る、も当時のリスナーには新奇なものだったと思う。
で、レコード会社が1stを気に入り、連絡のつかないケヴィンの
代わりにヒュー・ホッパーを入れてバンドが継続することになる。
ホッパーのベースにもファズがかかり、彼らの特徴のひとつに。
277でんぷん:01/10/25 16:39 ID:KJRaL5oL
(276続き)

その後、ジャス色を強める為に管楽器担当のメンバーが加入する
のだが、その分、ワイアットの歌が後退し、作曲面でも発言力が
弱まり、結局彼は4thを最後に脱退。その後もメンバー・チェンジ
の激しいバンドとなり、アルバム毎に異なる音楽性のバンドとな
って行く。3rdは全4曲の2枚組で、LPで言う片面一曲の構成。
ここではワイアットの歌が中心になった大曲「MOON IN JUNE」が
素晴らしいが、残りの3曲はインストとしてまとまり、後のバンド
のスタイルを決定付けている。4thではワイアットの歌は聞かれ
ない。
完全即興ジャズの5thを経て、6thからニュークリアスのKarl Jen
kinsが加入、以後、バンド内での発言力を増してゆき、最終的な
リーダー、つまりバンドを乗っ取る形でサウンドを変化させて行
く。6thを最後にホッパーが抜け、9thを最後にラトリッジも脱退、
オリジナル・メンバーが居なくなってからはバンドの勢いもなく
なり、ライブ盤を挟んで81年の10th"The Land of Cockayne"が
ラスト・アルバムに。
後期は即興中心の演奏から、徐々に構築度の増した楽曲〜後のヘ
ンリー・カウに通じる〜そしてありがちなフュージョン風の軽い
音へと変化して行くが、8th「バンドルズ」ではアラン・ホール
ズワースが、9th「ソフツ」ではジョン・エサリッジが参加して
彼らのテクニカルなギターが特徴になっている。この辺りが入門
するには聞き易いが、初期の姿からは遠いのも事実なので、普通
は3rd辺りがお薦めとされる。ジャズに強いなら6th,7thから入っ
てもいいし、"カンタベリー系"への興味なら、2ndまでから。そん
な風に、いろんな視点から見なければ全貌が見えないバンド。ま、
全部聞きゃいいんだけどさ。

ワイアットは脱退後、マッチング・モールを経てソロ活動へ。ケ
ヴィンは歌もの中心、ヒューは前衛ジャズへと、現在も活発に活
動し現在に至っている。ジェンキンスはヒーリング・ミュージッ
クのユニットであるアディエマスを作ってヒットさせ、最近来日
公演を果たしている。
278179:01/10/25 17:47 ID:q/ykRAYB
>>262-263
でんぷんさん。どうもアリガトウ。

彼の野太くて野生的な声がすごく好きなんですよ。
My WayがB面に収録された7インチ持ってますが、
こういう歌も完全に自分のモノにしてるとこは凄いと思いますね。
今のところ、アルバム「This is Tom Jones」と
「Love Me Tonight」の7インチが、僕の愛聴盤です。
279名盤さん:01/10/26 01:13 ID:D1kWblc4
良スレage
280でんぷん:01/10/26 16:43 ID:VoDCTMIj
>>207

Built To Spill

92年結成93年1st。シアトル系に属するが、Pavement、Dinosaur Jr.
などオルタナの先駆けローファイバンド達の流れを汲むバンドと言
うべきか。歪み切ったギターとボーカルによるダウナーなサウンド
はやっぱシアトルっぽい。ギターがいかにもニール・ヤングだし、
穏やかな脱力ポップはあっても突き抜けるように疾走するロック・
チューンはない。ただ、ノイズに飲み込まれる寸前で踏み止まって
いるような持続する違和感は誰にでもできるこっちゃなくて、ずっ
しりした手応えを感じさせる。よくも悪くも世紀末の閉塞感を受け
止めるだけの懐の深さのあったバンドですね。2001年の新作はちょ
っと辛い所を通り抜けたかな、という印象ですが、なんかぶち切れ
たoasisみたいで悪くないかも(^^;。

フロント・マンのダグ・マーシュ(vo&g)が<K>レーベルの主宰者
かつダブ・ナルコティック・サウンド・システム、ビート・ハプニ
ングのメンバーであるキャルヴィン・ジョンソンと組んだユニット
のHalo Bendersの方ではもっと普通の脱力ポップ(^^;ですが、キャ
ルビンの飄々とした低音ボーカルとダグの焦点の合わないギターが
持ちつ持たれつで互いの居場所を作り上げてて妙に和みます。
281預言茶:01/10/27 01:21 ID:OzM/PK4m
>280;でんぷんさん
ありがとうございます。
僕の付け足しも叶えてくれて。

> ノイズに飲み込まれる寸前で踏み止まって
>いるような持続する違和感

てとこはなるほどなと。
けしてどこかに逝っちゃうわけではない。
彼岸と此岸が分離する以前を感じちゃったりしてます。

といっても、HaloBendersから入ってまだしっかりと聴いたわけではないのですが。
282でんぷん:01/10/27 18:32 ID:k0UeLbAE
>>208

Waxwings

2000年に1st"Low To The Ground"を出してる新人ですね。
突きぬけるような爽やかギター・ポップ。特別うまいって
事もないけどギター2本の絡みとか厚いコーラスとか、い
いセンスで聞かせ所は持っています。とりあえずいい曲ば
かりで捨て曲ないし。スロウ・ナンバーはビートルズと・
・・なんだろと思ってましたが、レビュー等参考にすると
バーズやビーチ・ボーイズが入ってるんですね。どうりで
深いリバーブかけた曲があったりします。マンチェかと思
ったら西海岸だったのか。言われてみればジャケがいかに
もソフト・ロックへのオマージュというレトロな色調です。
何も知らなきゃティーン・エイジ・ファンクラブやスロー
ンを思わせるギター・ポップと書くところで、まぁそれも
嘘ではないけど、Velvet Crushなどが所属するBobslead
Recordsから出たデトロイト出身のバンドだそうで。ア
メリカ側からこんな音が出てくるというのは、どういう事
なんだろ。まぁだから英国のようにひねった音になってな
いのかも知れないけど。面白いですね。
283ウエハラ ◆POCOmpHE :01/10/27 19:46 ID:mUBAM47z
>>267続き

言い切ってしまうならば、様々な象徴的な出来事を伴って70年代後半を迎えた
ロック・シーンの停滞は、オールドなロック・ファンにとっては一つの挫折を
伴っていた。
それは69年にサンフランシスコのオルタモント・スピードウェイにて行われた
コンサート(ローリング・ストーンズが居合わせたことで有名)で殺人事件が起こるなどの、
目に見える形でのロック幻想の崩壊ではなかったのかもしれないが、
終焉は確実に訪れていたといっていいだろう(多くの西海岸のルーツ・ロック系
バンドが時代に歩調を揃えるようにAORに転向していった現象にもそういう様子を
感じるのもいい)。
その傾向は80年代に一世を風靡するMTVの普及がそれに輪をかけていった。
国家の間を急速に埋める情報の均一化、ライヴにおいてもスタジアム級の開催が
当然となり、カウンター・カルチャーとしてのロックは微塵もなくメインの
シーンから消滅した。

もっともビートルズ以前の60年代のガレージ・サーフの如き熱気を現代的な怒りをもって
時代に反映させたパンク・ムーブメントであれ何であれ、常に先鋭的な表現を
発表し続けてきたミュージシャンも存在したが、大衆の求める嗜好に迎合するしか
業界が成立できなくなった現象は今でも尾を引いている。
それらの音を求めることの是非に関しては短絡的に決められないが、
一定のムーブメントを受け入れられない、もしくは満足できない人々の感覚が
世間という圧力にかき消され、否定されている事実には目を向けておかなければ
ならないといえる。
284でんぷん:01/10/27 20:32 ID:zuyzK4U+
>283
なるほどそうなりますか。参考になります。
ウエハラさん、ありがとうございました。
285でんぷん:01/10/27 21:50 ID:zuyzK4U+
>>266

では、産業ロックについてはウエハラさんがかなり
難しい所を語ってくれたので、私は簡単に。

1980年前後を見ますと、
ASIA/ASIA('81)
FOREIGNER/4('80)
JOURNEY/ESCAPE('81)
STYX/PARADISE THEATER('80)
TOTO/IV('82)

とまぁ、この辺りに元プログレあるいはプログレ・ハード
から産業ロックへと進行するわけですが。この時点で皆ベ
テランであり、業界のでっち上げたアイドルとは無縁の人
達でした。

でも、大事なのはそういう事ではない。この時代に、他の
連中が何をやってたかが重要なんです。パンク〜ニューウ
ェーブは一部、アイアン・メイデンは更に一部、残りのそ
の他はどうなってたかというと、ABBAのDANCING QUEENが
77年。ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートンジョン
の映画「サタディー・ナイト・フィーバー」も77年。ドナ
・サマーのHOT STUFFが79年。オリビア・ニュートン・ジョ
ンの「ザナドゥ」が80年。QUEENの「地獄へ道連れ」が80年。
要するに、ディスコ・ブームの真っ只中でした。グレイト
フル・デッドでさえも79年のSHAKEDOWN STREETではディス
コ・サウンドを取り入れてます。

先端の連中はパンクやインダストリアルやレゲエを聞き、
保守的な連中はディスコ映画のサントラを聞いてた時代、
誰もがまっとうなロック・サウンドの事を忘れていた時代。
そんな時に、恐竜のように絶滅したと思われたハード・サ
ウンドに生き残りをかけた連中が、渋谷のような新しもの
好きな連中に笑い者にされたんです。産業ロックとはそう
いう事です。
286名盤さん:01/10/27 22:06 ID:mnYbo/xG
ウディガスリー
ボブディラン
ベックハンセン
をお願いします。
287名盤さん:01/10/27 22:35 ID:ZOb+ZssC
カンサスお願いできますでしょうか
288名盤さん:01/10/28 00:05 ID:iDTsuSpR
レココレ増刊「英国ロックの深い森」の表紙の
きれいな男(女?)について詳しく教えてくだされ。
289名盤さん:01/10/28 00:42 ID:iDTsuSpR
age
290名盤さん:01/10/28 02:01 ID:4Rpn/oPn
エニグマ
ディープフォレスト
アディエマス
喜太郎
姫神
をお願いしたいです
291でんぷん:01/10/28 02:32 ID:PLd9rmrk
>>288
私にはわかんないです。その本持ってないので。
本の中では紹介されてないですか。だったら、
難しいかも知れないですね。
292名盤さん:01/10/28 02:35 ID:yomD51UB
>>291
丁寧レスすいませぬ。
ほんの中で紹介されてると思うんですが、本屋に無くて。
表紙はMMの広告で見たんです。
293でんぷん:01/10/28 16:52 ID:VB4GB1PM
>>210

THE B-52's

オハイオが生んだ未来派パーティ・バンド。テクノポップと
言えば今ではYMO、クラフトワークをイメージしますが、元々
はニューウェーブのDEVO、XTC、TALKING HEADS、そして彼ら
のようなバンドを指してました。チープなピコピコ・キーボ
ードにエキセントリックな裏声ボーカル。日本で言えばプラ
スチックスですね、両者は交流があって、後にプラスチック
スの佐久間正英(この人は四人囃子のメンバーとしても知られ
る)がジュディ・アンド・マリーのプロデューサーになった関
係で、ジュデマリのYUKI、B-52'sのKate Pierson、元JAPANの
ミックカーンらとNiNaというプロジェクトを結成して話題に
なりました。

検索して面白かったのは、レビューしてる個人ページのデザ
インがどこもそっくりたったことで、いかにも右脳偏重とい
うか。まぁ79年の1stアルバムの邦題なんて『警告!The B-
52's来襲』ですから。ここからのシングル「ロック・ロブス
ター」が代表曲。ちなみに、ビーハイブ・ヘアーっていう独
特の後ろで結い上げた女性の髪型があるんですが、B-52'sと
いうのはそのカツラの型番なんだそうです。デビュー時のKate
が被ってたんですね。
294でんぷん:01/10/28 21:41 ID:qquoG5S9
>>211

Dire Straits

78年に1stを出した時には彼らほど時勢に似つかわしくない
バンドもいなかったわけで(^^;)。ボブ・ディラン色あり、
カントリー色ありと、英国のバンドとは思えない彼らは、し
かし新聞記者であったマーク・ノップラーの作詞のセンスと
完成されたギター・プレイで、すでに文句の付けようがない
いぶし銀の音楽を作り上げていました。ある意味1stでやり尽
くしてしまったのか、地味な2ndの後、兄弟のDavid Knopfler
が脱退してキーボードが加入し、3rdからは構築されたドラマ
チックな楽曲を志向。4th"Love Over Gold"で一応の完成をみ
て、静かにじわじわと盛り上がる"PRIVATE INVESTIGATIONS"
や14分の大曲"TELEGRAPH ROAD"での爆発的なギター・ソロが
聞き所になっています。次に出た2枚組のライブ盤"Alchemy"
こそは彼らの頂点で、前述のTELEGRAPH ROADや代表曲のSULT
ANS OF SWINGでのハイテンションなギター・ソロは言うに及
ばず、ノップラー作の映画サントラからのインスト曲から、
ちょっとした曲間のジャム・セッションのような演奏まで、
完璧に計算され尽くしていて、1曲も無駄のない長大なドラマ
を作り出しています。

ここまで完璧な、しかもライブ盤を作ってしまって、次は一
体どうするのか? という所で、次作はいろいろ実験的な取
り組みをしていて、サックスをフィーチャーしたり、ラテン
風のリズムを入れてみたりしているのですが、その一貫とし
てスティングと共作した曲をシングルに切ったところ、これ
がMTVを揶揄したPVの話題性もあって大ヒット。この"MONEY
FOR NOTHING"のおかげでアルバムも売れまくり、結局この5th
"BROTHERS IN ARMS"は彼等の代表作と認知される事になりま
す。

これにはバンドも面食らったみたいで、次のスタジオ盤
"On Every Streetは6年も経った1991年に出ました。地味な
りに悪いアルバムではないですが、結局、これを最後にバ
ンドは実質解散状態になっています。ノップラー自身はや
はり地味ながらもソロで渋いアルバムを出し続けているの
で、まぁいいかなと思います。
295預言茶:01/10/28 22:21 ID:i9O/va0N
>>293;でんぷんさん
ありがとうございます。
REM好きで、アセンズつながりって事でベストを買ったのですが、
やたら面白くて気に入ってしまいました。
挙げられてたロック・ロブスターや、デヴィル・イン・マイ・カーが好きです。

そういえば、かつらといえばWIGって曲もあります。
日本語訳ではヅラ、ヅラ♪って具合です。
296名盤さん:01/10/29 15:40 ID:Hi28yEgz
のっぷらーあげ
297でんぷん:01/10/29 15:54 ID:da1icEcd
>>225

CAN

68年のドイツでスタートした伝説のバンド。
ドイツはロック後進国で、それゆえにこそ、ちょうど今のDJ
感覚に通じる、時系列を離れた音楽ジャンルの混濁が起こり
易かったとも言える。60's末にロックが自らの器の限界を超
える為に変容して行ったのと逆に、ドイツではロックとの出
会い自体が既成の枠を乗り超える触媒だった。直接の影響は
不明だが、その辺りマイルス・デイビスのロックへの接近に
通じるものがある。
CANでロックを知っていたのはギターのミヒャエル・カローリ
ただ一人であり、彼は高校の音楽教師であるホルガー・シュ
ーカイの生徒だった。キーボードのイルミン・シュミットは
クラッシックの新進作曲家であり、ヤキ・リーベツァイトは
ジャズ・ドラマーで、演奏家としてのプロのキャリアを持つ
唯一のメンバーだった。彼らに初期の方向性を与えたのは彫
刻家のマルコム・ムーニーで、バンドに加入してボーカルに
初挑戦することに。まともなロックをやる気は誰にもなかっ
たと言える。
彼らの音楽的な基礎を支えるのはリーベツァイトの正確無比
なドラミングと、ジャム的に進行する曲の流れを着実にフォ
ローしていくシュミットのキーボード。そこにムーニーが呪
術的な声をシュールな歌詞で反復させていく。ボーカルの揺
らぎをフォローするのは唯一ロックの表情を紡ぎだすカロー
リのギター。1st"Monster Movie"は奇跡のような化学変化に
よって、唯一無二の音楽を完成させている。しかし69年にあ
のけったいなアルバム・ジャケをデザインしたのは誰のセン
スかとつくづく思うが、どうもシューカイのセンスらしい。
彼はベース担当だが、奏者としては素人で、むしろプロデュ
ースやバンドのまとめ役に才能を発揮していた。
その後マルコムの脱退により、日本人のダモ鈴木が加入。ド
イツで芸をしながらヒッピーを続けていた彼を、直感的にバ
ンドに誘ったもので、やっぱりボーカリストとしては素人。
彼は即興で言葉を紡ぎ、バンドにダイナミズムを与える重要
な役割を果たす。ちなみにダモは彼のあだ名で、ダメ夫が縮
んだもの。3rd"Tago Mago"後半でのフリークなボイス・パフ
ォーマンスこそ彼の真髄だろう。テレビドラマの挿入曲とし
て20万枚を売るヒットになった"Spoon"を収録した4th"Ege B
amyasi"、シューカイによる音響操作とアフロなリズムが溶
け合い白昼夢のような空気で統一された5th"Future Days"と
全盛期の作品を残し、ダモ鈴木は脱退。以後もメンバー・チ
ェンジを続けながらもバンドは継続するが、職人的な技量の
安定する一方で実験色は後退し、79年の"CAN"を最後のオリジ
ナル作としてバンドは解散、その後再結成で1枚出すが、特に
言うべき事はなし。
ジョン・ライドンのPILに彼らが与えた影響は言うまでもなく、
トータスら音響系のプロトタイプとしても重要な存在だった。
298でんぷん:01/10/29 16:01 ID:da1icEcd
(続き)

Damo Suzuki Network

90's後半になって音楽活動に復帰したダモ鈴木のソロ・
ユニット。ミヒャエル・カローリ(ex.CAN)、マティア
ス・コイル(ex.ドンクルツィッファー)、マンジャオ・
ファティ(ドンジャベレ)、マニ・ノイマイヤー(グル
グル)で最初の日本公演が行われたが、次の来日では違
うメンツと、常に流動的にやっていくものらしい。内容
はリードを取る人を決めて、後は完全即興のようだ。初
回のチケットが通販で、しかも当該会場でのライブ録音
(後日配布)を込みの料金になっており、観客含めてのネ
ットワークを作る意図があったようだが、その後の事は
よくわからない(^^;。ともあれ、ダモさんの即興パフォ
ーマーとしての衰えを知らぬパワーを堪能できます。

DUNKELZIFFER及びPhantom Band

聞いたことないので批評できません(^^;。
DUNKELZIFFERはCANのヤキ・リーベツァイトやダモ鈴木の
参加で知られ、Phantom Bandもヤキ・リーベツァイト、
ホルガー・シューカイが参加してますね。
299でんぷん:01/10/29 20:39 ID:a8UV4UQP
>>225

Faust

曲者揃いのジャーマン・ロック勢の中でも圧倒的な
存在感を持つバンド。彼らは廃校をひとつ借り切っ
てコミューンを形成し、世間の情報から閉ざされて
獣の臓物を食って生活し、ひたすら音楽活動に明け
暮れた。その成果が71年の1stであり、ジャケからし
て拳骨(バンド名)のレントゲン写真をあしらった透
明フィルムという衝撃的なデザインだった。その音
楽は、複雑なリズムに裏打ちされたぶっ壊れたパレ
ードに始まり、直線的な旋律が一切出てこないサイ
ケデリックなセッションに引き継がれるが、実際に
はそれらは断片に切り離され、闇の底から浮かび上
がっては消えるノイズとコラージュされる。百鬼夜
行の狂乱の夢から醒めたと思えばまだ夢の中だった
というような、躁的なエネルギーと饐えた静寂とが
諧謔味たっぷりに熟成されたもの。「ドグラマグラ」
という夢野久作の一大怪奇譚があるが、この小説に
BGMをつけるとしたら、こんな音楽がふさわしいと思
う。
彼らは2ndでよりスマートにシニカルな反復リズムと
ロック的なカオスを融合させるが、英国に渡ってヴ
ァージンと契約した後はパッとせず、4thであえなく
活動を停止。但し、4thにはその名もクラウトロック、
という明快な曲が入っているし、特に駄作と言うべ
きものは作っていない。
その後、90年代に入ってから活動再開し、3枚のスタ
ジオ盤と多数のライブ盤を出し、来日公演も果たし
ている。私は見に行きましたが、スネアの代わりに
吊るされた鉄板、うなるドリルとグラインダー、飛
び散る火花、叩き潰されるTV、弾ける火薬と一面
のスモークという、そりゃ強烈なものでした。即興
重視のセッションで、スタジオ盤は単調な出来にな
ってますが彼らがまだ現役なのは確かでしょう。
300( ´,_ゝ`)ブッ:01/10/29 20:48 ID:7DnTY3ap
300ブッ
301でんぷん:01/10/30 20:45 ID:tD7w4VQP
>>225

GURU GURU

本気と冗談の境界が見えないという意味でのジャーマン・ロックを
代表するバンドというか(^^;)。初期の彼らは70年1st"UFO"で聞か
れるような、どサイケなブルースを音響的に歪ませ、ライブでこそ
威力を発揮する異空間を作り出していたのだけど、ジャケのお笑い
センスそのままにメンバーも音楽も変わって行き、何でもありの実
験お笑いバンドと化してエフェクトで遊ぶ"電気蛙"だの日本語で歌
う"モシモシ"だの、フュージョンありハードロックありの、まぁど
こまで行っても捉え所のないバンドとして愛されております。ただ
まぁスタジオ盤こそ得体が知れないが、彼らは常に実力派のライブ
・バンドであり、特にリーダーかつドラマーのマニ・ノイマイヤー
は様々なセッションやソロ活動で名演を披露。来日公演も度々行っ
てます。
302でんぷん:01/10/31 16:32 ID:4Y0LEssY
>>226

SPK

ドイツ・ハイデルベルグ大学付属病院医学部精神神経科の内部で
運動していた政治組織、Sozialistische Patienten Kollektive
=社会主義患者集団にその名を由来。オーストラリア・シドニー
の精神病院で看護人を務めていたグレアム・レベルと、患者だっ
たニール・ヒルによって78年に結成される。一定のリズムに協調
する形で、破壊的な音響、あるいはガラスの破砕音、あるいは女
の悲鳴等もろもろが整然と配置・反復されていて、その緻密な構
成力は尋常ではない。元々エレクトリップ・ポップの素養が根底
にあり、ヒルが83年に自殺した後はダンサブルなポップ・ユニッ
トと化す。

THROBBING GRISTLE

75年ロンドンで結成。1stが77年。解散81年。あたかもパンクの後
に来たようで、実際は同時進行であり、世間の興味がどこを向くか
という問題に過ぎなかった気がする。彼らの作った自主レーベルが
"インダストリアル"で、インダストリアル・ロックと呼ばれるよう
に。音楽と呼べる程のものではなく、適当なループに尖がったノイ
ズがピーガーとのたうつのが基本。コラージュを重ねる等してアル
バム一枚聞きとおせるだけのヴァリエーションとテンションは保持
している。今聞くと結構チープだが、パンクの時代に批評的なスタ
ンスで社会を挑発する為に、新奇な音楽が必要だったと解釈する方
が筋だと思う。実際にそれは成功し、手段・方法両面で後世に絶大
な影響を与えた。バンド名は"脈打つ男根"だそうですが、そう言え
ば彼らの音楽には、ENOの"HERE COME THE WARM JETS"やKing Crims
onの"Larks' Tongues in AspicII"なんかに通じるものも感じます。
303でんぷん:01/10/31 16:35 ID:4Y0LEssY
(続き)
FOETUS
今で言うデビン・タウンシェンドみたいな人。78年に故郷の
オーストラリアを後にしてロンドンへ。84年3rd"Hole"が出世
作で、前後してNYへ移住。NYアンダーグラウンドの帝王と呼
ばれて、その筋の人リディア・ランチとかと交流があったり
しますインダストリアル・メタルの先駆ともされますが、
ハード・コア・パンクと言ってもいい、要するに怒涛の轟音
ビートに絶叫ボーカル。ジャンク、コラージュ、ミニマルと
何でもこなすカオスの人です。今でも現役で、この人聞くと
NINがガラス細工に聞こえます、まぁその方がいい人もいるで
しょうが。95年の"Gash"に関してもこんな事を言ってます。

>最近は言いたいことだけを簡潔に、よりインパクトのある形で表現できる
ようになってきた。自分の内面世界を、うまい具合にテープに収めることが
可能になったんだ。ニック・ケイヴやスワンズなんかに言わせりゃ、自分た
ちは成長して成熟したんだってことになるんだろうが、俺はその逆で、世の
中に不平不満は山ほどあるし、言いたいことも一向になくならない。

実は、変わり映えという意味ではどれ聞いても一緒なんです
が(^^;、私は詩の朗読とフリーのバッキングでやった97年の
"YORK"というアルバムが好きですね。

ESPLENDOR GEOMETRICO
VIVENZA
MAURIZIO BIANCHI
Monte Cazazza

どれも音を知らないので書けません。別に書ける人なら誰が書い
てもいいんですが(^^;。しょうがないので私見を書くと、イン
ダストリアルとかノイズとかの場合、ミュージシャンとしての顔
が見え難いという問題がある。別に政治家や宗教家が音楽やって
もいいんだけど、彼らにとって音楽は何だったんだろう。逆に政
治や宗教とは何か、と問うてもいいけど。リスナーがその手の音
楽を望むとするなら、それは彼らと同じ人生を生きたい、つまり
政治なり宗教なりに関わりたい、それとも単に精神を共有したい、
更にはただ音楽としておもしろがりたい。どうなんでしょうね。
音楽が音楽的であるという事は、了解されたルールに従って作曲
されるという事で、広義のノイズはそこから遠ざかって行く、そ
れが表現ならば、極めてプライベートな表現だということになる。
インダストリアルという枠組みは、それを多少、社会的に開放し
た事になるのでしょうが、それによって記号化つまりルールが作
られるならば、それはもはやノイズである必要はないと思います。
つまり、ノイズもスタイルである以上、形骸化し、淘汰されて行
くものだと思うのですが。ノイズ・アーティスト達はその点、ど
う思っているのだろう。私はそういう事に興味があります。
304 ◆/qld5Tcg :01/10/31 17:28 ID:OB4dWjEj
長い文を書くときはここを使っていいのかな?
305でんぷん:01/10/31 18:24 ID:Px01c2Bq
>304
別に長文である必要もないんですが(^^;)。
ここの趣旨について深く考えたことはないけど、
一応、マスコミへのカウンターたる評論を目指すスレなので、
そういうものであるならばいいと思います。
ま、ここの主は侍さんなので、私には確かなとこはわからんです。
306名盤さん:01/10/31 18:27 ID:QeAunGWw
dave matthews bandをお願い。
307でんぷん:01/11/01 13:08 ID:dM/o1pU+
>>227

KUKL

このリクエストはBjorkの評をUPしたすぐ出いたと思いますが、
順序の問題で随分間が空いてしまいました(^^;。
BjorkがSugarcubes以前にやってたいろんなバンド、13歳では
"EXODUS" 14歳で"TAPPI TIKARRASS" そして18歳で"KUKL"だ
そうで、彼女が妊娠・出産後に父親とKUKLのメンバーを含めて
Sugarcubesができたそうで。音楽には繋がっているようで、ど
っか吹っ切れたような雰囲気は出産と関係があるんでしょうか。
検索でこんなの出ました。

>「Kuklは実存的なハードコア・ジャズ・パンク・バンドでした。」
>1994年のbjorkの言葉。

アイスランドの音楽シーンというものがどうだったのかわかり
ませんが、エスニックなリズムを強迫的なドラム・サウンドで
綴る、というのはニューウェーブ/オルタナ的だし、ギターと
ボーカルはゴシック的。スタイルとして様式化する前の暗鬱で
カオスな音。1st"The Eye"84年、2nd"Holidays In Europa"86年。
時代を考えれば音の素材というものはすでにあったんだろうけ
ど、こういうな音楽をなぜやるのか、という判断については、
やっぱりこの"実存的"という言葉が効いて来るような気がしま
す。"ロックでなければ何でも良かった"というのはWIREのキャ
ッチフレーズですが、そういうものを感じますね。また、そう
いう音楽でこそ、BjorkのVoが活きるわけで、彼女が自分の居
場所を探している過程のバンドだったのかもと思います。
308でんぷん:01/11/01 14:15 ID:dM/o1pU+
>>228

THE WOODENTOPS

う〜ん、音が聞けません(^^;。
ラフトレードからスミスに次ぐアーティストとしてデビュー。
85年の1stをアンディ・パートリッジが変名でプロデュース、
彼らの直線的なパワー・ポップはヒプノ・ビートと呼ばれる。
特にライブを挟んだ2ndの"Wooden Foot Cops on the Highway"
のビートは徹底して研ぎ澄まされ、それを最後に解散、と。
309名盤さん:01/11/01 14:25 ID:hWNA7/S0
THE WOODENTOPS
かなしい・・・
聴いてください・・・
310でんぷん:01/11/01 15:48 ID:dM/o1pU+
>307
自己レス。
今チェックすると、Bjorkのレビュー前にKUKL出てますね。

>309
面白そうなので機会あれば探しときます(^^;。
311でんぷん:01/11/01 15:50 ID:dM/o1pU+
>>229

GO-BETWEENS

70年代末のオーストラリアで結成、その後ロンドンに
活動を移し81年に1st"Send Me A Lullaby"を発表。以
後ネオアコ寄りの活動をしていく。

仮に、1)フェルトやスミスのようにネオアコとしても
聞けるけど、別の文脈を持っているバンド、2)アズテ
ック・カメラのように試行錯誤しながら独自の音楽を
探し求めたバンド、3)たまたまシーンがネオアコだっ
たもので、何とかそれらしく取り繕って無事生き延び
たバンド、と分けるなら、GO-BETWEENS は3でしょう。
彼らの音はポスト・パンク〜ローファイ・ギター・ポ
ップへと連なるものですね。R&Rへのアンチ的な嗜好を
うまく生かしてリズムやアレンジ工夫して、パンクに
拒絶反応の出るシャレッ気のある層の興味を引いたと
いうか。英国ならではだと思うけど。
ちなみに4)として、上手にネオアコをやったものの生
き延びられなかった、というものがありますが、まぁ
ここでは置いといていいでしょう。
312でんぷん:01/11/02 08:17 ID:ZevqlRyX
>>230

Cabaret Voltire

74年にイギリスの工業都市シェフィールドで結成。
1910年代、スイス・チューリッヒに存在したダダイ
ズム(現代の合理主義に応じた反芸術運動)発祥の
地にその名を由来。つまる所、ノイズって何らかの
思想的文脈があって音楽的構造があるのだという、
これもひとつの例。緻密なコラージュとファンキー
なリズムは、音楽として聞けばひたすらやかましい
新手のダンス・ミュージックであり、後のインダス
トリアル・メタルに繋がる。
一旦スタイルが出来てしまえば後は様式化へ。つま
りテクノなり現代音楽なり、より音楽的なスタイル
へと帰ってゆくのであって、以前も書いたけどノイ
ズは雑音だからノイズなんであって、秩序ができれ
ばノイズである意味はなくなる。ノイズに構造を与
えるというのは何らかの思想的発想であって、音楽
的には私は面白いと思わないです。
313でんぷん:01/11/02 14:32 ID:ZevqlRyX
>>237

THE PALE FOUNTAINS

ネオアコらしさ、ということでまず名前の浮かぶバ
ンド。81年リヴァプールで結成。84年1st「パシフ
ィック・ストリート」翌年2nd「フロム・アクロス・
ザ・キッチン・テーブル」。その後解散。フリッパ
ーズ・ギター『ヘッド博士の世界塔』で言うところ
の"ヘッド博士"マイケル・ヘッドが全作詞作曲。
売れなかった、というのがどのくらいなのかわかり
ませんが、ソフト・ロックにも通じる繊細なサウン
ドは作るのに金もかかったでしょう。解散後も多く
のリスナー、アーティストに聞き継がれ、今のポス
トロックまで影響を与えていると思います。
314でんぷん:01/11/02 15:02 ID:ZevqlRyX
>>238

Godspeed You Black Emperor!

黒の皇帝に神の祝福がありますように!という意味
らしいが実在の暴走族から取った名前だそうで。
ポストロック以後に出てきたバンドなので、新奇な
印象はなくて、モグワイなりチェンバー・ロックな
りのカナダの広大な風土における解釈かというとこ
ろです。ライブ・バンドという印象もあるし、誰か
のフォロワーとしてやってると見るには癖がないの
で、元々こういうセンスで演奏してたバンドが偶々
時代の要求にはまった気もしないでもない。
何せ音響処理、コラージュ、バンド・アレンジ、何
処をとってもスキルの高さはとんでもないものがあ
ります。彼らのルーツとなる要素をとことん消化し
て気の済むまでリハーサルして、ただそれが好きな
だけでやってるのかも。9人と大編成だったりインス
トだけどロックよりの音、となり振り構わないとこ
はジャーマン・ロックに通じるものも感じます。今
後も売れ行きに関係なくマイペースでやってけば、
聴く人は聴くでしょうね。
315でんぷん:01/11/02 15:42 ID:ZevqlRyX
>>239

WEBB BROTHERS

5TH DIMENSIONなど多数のアーティストに楽曲提供し
ている天才コンポーザーJIM WEBBの息子兄弟によるシ
カゴの若手。99年1st"Beyond the Biosphere"、2000
年に2nd"Maroon"発表。
彼らのアルバムのザラザラした、にも関わらず懐かし
い音の感触というのは一度聴いたらちょっと忘れない。
ただ、装置によっては相性が悪くて作り物である事が
露骨に聞こえてきてしまうが。古めかしい音ですが、
新しいもの好きな人こそ、この音を聴いて衝撃を受け
るべきだと思う。それほど緻密に計算された音で、良
くも悪くもギター1本弾き語りでやったらどうなるか
想像がつかない。ボーカルがさしてうまくもない土臭
い声で、つまりダサダサでローファイ風なので、それ
も計算した上でのこの分厚いアレンジになってる。兄
弟のハーモニーはちゃんとしてるし、曲も飄々として
て、さりげなくポップで、全体としては何ともありが
ちなようでズレていて、その点、音は違うがEELSに似
たセンスを感じます。ライブもやってるようだから、
スタジオ盤の再現は知らぬ顔で飄々とやってるんだろ
うな。
316名盤さん:01/11/02 15:46 ID:qCYtYGfJ
エールぽくない?<ウェブブラザーズ
317でんぷん:01/11/02 16:01 ID:ZevqlRyX
>316
言わんとするところはわかります。
音作りとか、エキゾチックなアレンジ・センスとか。
318でんぷん:01/11/02 18:50 ID:ZevqlRyX
>>240

Everything But The Girl

まぁ、洋楽初心者というものがあるとしたら、とりあ
えずこれ聞いときゃバカにされないでしょう(笑)。19
82年から続いている、トレイシー・ソーンとベン・ワ
ット、男女二人のグループ。ボサノバなりジャズなり、
つまりはラテンのクールなテイストを確かなアレンジ
で聞かせるし、ネオアコも上等。84年1st"EDEN"で音楽
的に一番難しい所をやってしまったんで、後は随時そ
の時の方向性を決めるだけでアルバム作れるという印
象ですね。96年"Walking Wounded"ではドラムン・ベー
スを導入しながらも自分達の音になってる。歌メロと
そこに必要な音とがきっちり呼応していて動かしよう
がないというか。ポップというには渋過ぎますが、こ
の完成度は歌もののひとつの王道と言っていいんじゃ
ないかと思います。

railway childrenは・・・聴けません(^^;。どうも英国
ギター・ポップ関係は要注意みたい。英国ものが試聴し
易いサイトでもないもんか。
319でんぷん:01/11/02 23:00 ID:588qYexI
>>251

LOW

94年ミネソタで結成。同年1st"I Could Live In
Home"。以後マイペースで活動中。どこまでもゆっ
たりした朴訥な演奏と包み込むような温かいボーカ
ル。それを引き立てる柔らかで茫洋とした音処理。
たまにはぼぉ〜っと夕日の沈むところでも見ていよ
うか、て気分にさせる音楽。

私はこういう音楽は好きですけど、たくさんある
中からこれを選んで聴こうとは思いません。自分
で弾いた方が早いですから。都会の暮しに疲れた
人が、山奥に旅行する手間をかけるのが面倒だと
ばかりに川のせせらぎを録音しただけの物を金を
払って買い求めて聴きながら眠るように、日常を
捨てられない人が聞く代物だと思います。まぁそ
ういう屈折をかっこいいと思う人もいるかも知れ
ないし。あるいは、自分で子守唄を歌うよりは誰
かに歌ってもらう方が良いという理屈もあります。
侍ドコ逝ったんだろ・・・・・・・
321でんぷん:01/11/02 23:07 ID:588qYexI
侍さん、居ないとここもしょーがないねー(^^;)。
322(-_-)ペセドロ ◆/qld5Tcg :01/11/02 23:09 ID:S6NqMqnr
ロムりにはいいスレだよね。好き。
いや、でんぷん、あなたがいる。あなたが侍の穴埋めをしてくれ。一時的に
324でんぷん:01/11/02 23:23 ID:588qYexI
まぁ、私はぼちぼちやるけど、侍さんの評論が
読みたいなというか・・・(^^;)。
325名盤さん:01/11/02 23:35 ID:Kwj64Rf1
Elvis Presley
どこのサイト見てもただ死んだとしか書いてないんです
死ぬ直前の状況はどうなっていたんでしょう?
326名盤さん:01/11/02 23:40 ID:Ha4X5bQo
マーベラス3ってこの板ではどんな感じですか?
大体予想できるようなできないような
327:01/11/03 00:08 ID:8kKdMw8F
マーベラス3、ライブがかなりかっちょええらしいっす。
ピック投げ&キャッチをメンバー間でやってみたり。
音からも想像出来るようにハイテンションなバンド。
でも、実はブッチてフレディ・マーキュリーを少し思わせる歌唱法で
すんごい歌が巧い。
技術度UPさせたセバスチャン・バックとも表現出来るかも。
しかもこのバンド、曲が非常に練られている。
解散したらしいけれど、その後復活という噂もありましたよね。
果たして真相は?
せめて、一度日本に来てくれ。

というわけで、ひさびさの狼でした。
328名盤さん:01/11/03 00:26 ID:rCcRkhsj
サードアイブラインドをよろしくお願いします。
329でんぷん:01/11/03 01:22 ID:efnwXG09
>>327
狼さん、どうもです〜。

>>325

情報だけなのでとりあえずレス。エルビス・プレスリーは1977
年8月16日午後6時30分に、テネシー州メンフィスの彼の自邸
「グレイスランド」の2階で逝去。その日バスルームで倒れてるの
を発見されてから病院に運ばれ、医師の死亡確認を受け、2日後に
埋葬される。死亡診断書では「動脈硬化症」による「心不全」とな
っている。エルヴィスが当日の午前中までラケットボールを楽しん
でいたということから、死亡が「偽装?」ではないかとか、死因は
「薬物?」だったのではないかとかという憶測が行われた。
しかし、晩年軽い高血圧気味で、また明らかに太りすぎの傾向があ
ったエルヴィスに突然死が襲っても不自然ではなく、また彼の遺体
には通常の心臓病の患者に処方する薬以外の薬物の痕跡は見つから
なかったとされ、埋葬まで多くの関係者が立ち会っているので、偽
装も考えられない。よって、それらは憶測に過ぎず、現実性はない。
こんなとこです。
330ラフトレード:01/11/03 02:11 ID:/L3vdkid
>318
でんぷんさん、EBTGありがとう。遅レススマソ。

レイルウェイは・・・機会があれば自分がやるかな(笑
1STはアズカメに似てるともスミスフォロワーとも
いわれた不思議なアルバムでしたね。
331でんぷん:01/11/03 12:24 ID:Ww4GwbpU
>330
ラフトレードさん、その後どうにか音聞けました(;_;)ので一応。

RAILWAY CHILDREN

マンチェスターはファクトリー・レーベルから
出てきたネオアコっつーかポスト・スミスなバ
ンド。Voがウェットな低音で歌い上げるような
感触で、別にバンド自体はネオアコである必要
はなかったんでしょうが、このウェットなVoを
生かす為にはあのクリアーなキラキラ・サウン
ドが必要だったのでしょうね。そんなわけで音
はスミスだけど、声はアズテック・カメラに通
じるんで脈絡はそちらかな。ロディ・フレイム
自身がそうであるように、自分のスタイルを模
索して行こうとしたようですが、世間が求める
のは弾けるような清涼ポップだった為に、今一
つ身の置き所がなかったという印象です。87年
に1st"Reunion Wilderness"でその後メジャーの
Virginへ移籍するも3rdで終わり。と思ったら、
その後メンバーチェンジしてまだ活動している
そうです。
332でんぷん:01/11/03 16:07 ID:efnwXG09
>>264

Hank Williams

ここで挙がった中では一番古いアーティストです。
カントリーというジャンルが一般的になり始めた頃の、
というより一般的にしたシンガー・ソング・ライター。
歌手としてメジャー・デビューしたのが49年、25才の時。
以降29才で亡くなるまで、わずか4年間。ソングライタ
ーとしては7年間で100曲作ったと言われる。一世を風靡
したポップ・スター、と言われても当時の白人ポップス
の事はよくわかりませんが、基本的には大衆に受けそう
なバラードが主。ただ、開放的というよりはむしろ染み
入るような渋味あり。かつ、ストリートの黒人ブルース
・ミュージシャンに憧れてこの道に入ったというだけに、
後のR&Rへと繋がって行くホワイト・ブルースのプロトタ
イプと呼べる「バケツに穴が開いたなら」のような曲を
すでに作っている。歌い方も初期ブルースのエモーショ
ンが入ってて、ただ聞き易いだけのポップス歌手とは違
う。つまり、プレスリーもディランもルーツを辿ればこ
こに着くという人です。有名な「シャンバラヤ」ではケ
イジャン、「アイ・ソー・ザ・ライト」ではゴスペルと、
多彩なスタイルを取りこんでヒットもさせていますね。
333でんぷん:01/11/04 14:36 ID:5KielekP
>>265

THIS HEAT

突然現れて突然消えて行った観があり、その短命さゆえ
に伝説化しているバンドだけど、実のところはCharles
Hayward という実験的なドラマーが最もロックに接近し
た瞬間の偶然の爆発という気がする。

ロキシー・ミュージックのギタリストであるフィル・マ
ンザネラのバンド、クワイエット・サンにドラマーとし
て加わっていたチャールズ・ヘイワードは、クワイエッ
ト・サン解散後の1973年に兄チャールズ・バレンと即興
実験音楽をするためにドルフィン・ロジックなるプロジ
ェクトを結成し日々実験に勤しむ。75年にガレス・ウィ
リアムスが加わり、翌76年にはディス・ヒートと改名し
徐々にライヴなどもこなし、80年に1st"This Heat"を発
表。これが時期も時期だった為に強烈な印象を残す。81
年の2nd"DECEIT"と比べるとよくわかるが、ヘイワードが
現在に至るまで一貫して行っている方法、SE等録音した
テープつまり静的な予定調和に生の肉体によるダイナミ
ズムを拮抗させる、という実験に対し、他のメンバーが
アグレッシブに化学反応した結果生まれたのが1stであり、
ヘイワード以外はミュージシャンではなかったとの話も
あり、ジャーマン・ロックのCANの方法とも重なる。これ
が2ndになると、すでに化学反応は薄れ、ヘイワードの実
験色と、彼のカンタベリー系に通じる穏やかなポップ・セ
ンス(ついでに言えばクワイエット・サンは人脈上カンタ
ベリー系に連なるがこの辺りの直接の影響はないようで)
が前面に出ている。2ndも傑作として評価されているが、
この後の解散は、ヘイワードにとってのこのメンバーでの
実験は終わったという冷静な判断ではないか。This Heat
名義ではその後93年に突然"REPEAT"という御蔵出しアルバ
ムが出るが、内容はテープ・コラージュを中心としてもの
で静的なノイズ・ファン向け。ヘイワードはその後もマイ
ペースでソロやセッション活動を続け、96年にまさかの来
日公演を果たし、吉田達也や灰野敬二とのセッションはラ
イブ盤にもなっている。99年には2度目の来日も。
334でんぷん:01/11/04 19:57 ID:EcG1W/Fg
>>269

Bauhaus

英国SMALL WONDER RECORDSより79年シングル"Bela Lugosi's Dead"
でデビュー。1st"In The Flat Field"は4ADレーベル第1弾として80
年に。CDはボーナスの"Dark Entries"という疾走感のある曲で始ま
るが、本来はダウナーなグルーブ渦巻く"Double Dare"がオープニン
グでまるで印象が変わってしまう。"Bela Lugosi's Dead"が未収録
だったり、優れたカヴァーの「テレグラム・サム」や「ジギー・ス
ターダスト」等、このバンドはシングルのいい曲がアルバムに入ら
ない事が多い。
ゴシック的な重さとグラム的な耽美なセンスが共存し、ゴシックな
バンドの様式化ひいては元祖ヴィジュアル系のような見方もされる
けれど、メンバー個々のパートがぶつかり合った結果生じる強靭な
サウンドは半端じゃない。ゴシック系のバンドはその後たくさん生
まれたけれども、バンドとしての強固な個性を放っていたのは彼ら
だけだろう。アルバム4枚で解散。その後再結成ライブの話も聞い
たけど、今どうしてるのかは知りません
335名盤さん:01/11/04 20:03 ID:U89LV2On
っていうかB'zという音楽家は我々の好みに関らず
様々な音楽家や、我々視聴者にも大きな影響を与えつづけてきた。
その総売上は7670万枚であり、これはもちろん日本NO.1である。
演奏力も人気もすばらしいB'z、それゆえに様々な批判や賞賛の声が聞えてくるが
このスレはそんな影響力を広範囲に及ぼすB'zについて、様々な角度から
あらためてB'Zのことを見つめてみようと考えるスレです。
B'Zの人気の秘密についてや、B'Zの魅力について、B'Zのかっこよさ、すばらしさについてはもちろん
パクリの問題やオリジナリティーはB'ZにあるのかORないのか、B'Zは欧米に受け入れられるかなどの問題に対しても
考えてみたいです。
ちなみに僕はB'zが大好きです。
336名盤さん:01/11/04 20:04 ID:U89LV2On
>モーテル聞いた時、泣きそうだったもん!
確かにMステでB'ZがMOTEL歌った時はすごく感動しましたし
MOTELは非常に完成度が高いと思います。
特に最後の英語のコーラス部分なんて、最高です。
これほどまでブルースとROCKを融合させることが出来る音楽家は
世界で見てもそうはいないと思います
337でんぷん:01/11/04 20:30 ID:EcG1W/Fg
>335,336
コピペか。
一瞬ロキノンみたいだっと思ったが、まだそこまでスレて
ないところに好感が持てるかも。
338参加してみますよ:01/11/05 02:55 ID:fMOBWG6B
ちょっとお邪魔しますこんばんわ。
今セサミストリート見てたら、ロスロボスが生演奏してて格好良かったです。
で、ロスロボス、「コロッサルヘッド」以降と
ミッチェル&チャドのいくつかのプロデュース作品くらいしか聞いていないので
良かったら紹介お願いします。
キシュツだったらすいません。
339名盤さん:01/11/05 10:58 ID:SODkbimd
っていうか、みんな松本さんの作曲能力にけちをつける人が多いけど
パクリだって実行するにはかなり難しいものなんですYO。
一つ言いたいが
音楽を作る側も、音楽を聞く側も互いに音楽から、意味を与えられてるのと同時に
意味を与えているんです。音楽は聴かれることによって、その度に新しい意味が生み出されるんです。
もうすでに出来あがってる作品は、必ずしも終了していないし、終了した作品は必ずしもできあがってないんですYO。
例えばZEPPの楽曲を(出来あがった作品)は松本さんに、あたらしい意味を与える役割をする一方で
松本さんがZEPを参考に作った「バッコミ」は、またあらたにそれを聴く人(僕らB'zファンや多くの音楽家)に影響を与える役割をもっている、創造モデルでもある。
つまりは、音楽を聞いた時点で我々視聴者も一つの創作活動に参加しているのである。「ばっこミ」という創造モデルに触れることで、我々はいろいろと自分なりに解釈し、自分の頭の中で音楽を創造しているのである。
我々は生きてる上でも、相手の顔色をうかがったり、自分の置かれた状況を読んだり、どうやって荒らしを追い出そうか考え、その解釈の結果ここ2CHにレスをしている。
松本さんが洋楽を自分なりに解釈して、そして自分の作品として発表することは、ごくごく自然のことではないだろうか?
松本さんのパクリを否定する人は、2CHに自分の物事を解釈しレスをしてるという行為を、否定してるんです。
結論:パクリをだめ!というやつは、自分がわかってない、みじめで矛盾してる勘違い君だ。
340名盤さん:01/11/05 15:06 ID:Xrnxaj2Q
この辺の評論、頼みます!
Ophelias Dream
Mila Mar
Other Day
DVKE
Rajna
Gothica
Nova
341でんぷん:01/11/05 17:09 ID:cEbfZh0X
>340
むむぅ(^^;。知らないのばっかです。
おそらく私にゃ無理っぽいです。参加者求ムです。
342でんぷん:01/11/05 17:11 ID:cEbfZh0X
>>338

Los Lobos

なんと73年結成。当初は、ジミ・ヘンドリックスやクリーム
などのカバーがレパートリーの本格的なブルース・ロック・
バンドだったそうで。それが、フェアポート・コンベンショ
ンなどの影響により、しだいにメキシカン・ルーツ・ミュー
ジックを指向するようになり、テックス・メックス、カント
リー、R&B、ブルース、ロックン・ロールなどをレパート
リーとするボーダーレスなバンドへと変貌をとげていった。
イーストLAのチカノ・コミュニティに住み、身近でメキシコ
音楽に触れてきたとはいえ、彼らの無国籍な音楽性は長い時
間をかけて熟成されてきたわけですね。
そして1stが出たのは83年と10年後(^^;。翌年の2nd”How
Will The Wolf Survive?”でローリング・ストーン誌の年間
最優秀アルバムを受賞し、世界の注目を集めるも通受けに留
まる。それが87年の映画「ラ・バンバ」のサントラが大ヒッ
トし、彼らの演奏するタイトル曲も、全米ナンバー1となる。
同年の"By the Light of the Moon"はカラッとしたR&Rアルバ
ムだったが、メジャーになった彼らの野心は次の"La Pistola
y El Corazon"に表れ、この作品の収録曲は、ほとんどがメ
キシコの古いトラッド・ナンバーで、それをメキシコの古い
民族楽器を用いることで、現代に甦らせた作品だった。
94年には、ロス・ロボスのソングライター・コンビ、ルーイ
・ペレスとデヴィッド・イダルゴが、ラテン・プレイボーイ
ズというプロジェクトによる画期的なアルバムを発表。当時
の人気プロデューサー&エンジニア・コンビ、ミッチェル・
フルームとチャド・ブレイクが参加し、最新の録音技術を駆
使して、世界中から録音して来た音楽の上に意図的に古いPA
による再録音を重ね、独自の音響を製作したもの。
96年に先の2人のプロデュースにより再びバンド・サウンド
でポップに仕上げたのが傑作の評価も高い"Colossal Head"。
ザラザラしたローファイのようで緻密に計算された斬新なサ
ウンドが以後数作の彼らの特徴になる。最新作の"Del Este
de Los Angeles"では改めてエスニック色の強いサウンドで、
彼らが未だ挑戦を続けている事を感じさせます。私は彼らの
カントリー色強いR&Rが好きですけどね(^^;。
343でんぷん:01/11/05 17:19 ID:cEbfZh0X
>>339
これは、評論ですね。はい。
論旨には別に文句ないけど、1に、パクリと一言で
言ってもいろんなケースがあるわけで、結局は元曲
への思い入れだと思います。松本さんにも彼なりの
思い入れはあるんでしょうが、洋楽リスナーは更に
それを上回るわけでしょう。元がどーでもいー曲な
らパクられても気にならないものです。
2に、結局はネタで煽ってるわけですから、2chに期
待するのも程々にと。
344名盤さん:01/11/05 17:25 ID:TAmTpfCa
ドアーズって既出?
345でんぷん:01/11/05 17:32 ID:cEbfZh0X
>>237

King Crimson

長いので通常のバイオは省きます。

頭のネジがゆるんでる、とかはずれてる人、という時には
大抵その人のマイペースぶりを良くも悪くも肯定する意味
で使われる事が多いのだけど、失くしたネジをいつまでも
探して苦悩する芥川龍之介やロバート・フリップのような
人種も確かに存在する。それを自分の事だと認める人が少
ないだけであって。

とりあえず、69年のクリムゾンの1stがビートルズのアビ
ー・ロードを蹴落として1位になったという話は近年のフ
リップの「そんな話は初めて聞いた」という発言があり、
調べた所デマだったそうだ。フリップに関してはこのよう
な底の浅い話がたくさんある。少ないデータを想像で埋め
るのは古来からのマスコミの常套手段だが、そういう意味
で渋谷陽一がロック雑誌を作ろうと思った昔から、何も変
わってはいない。あるラジオでクリムゾン特集、として、
難しそうな解説を並べた挙句、それでは聞いてみましょう
と言って10分前後の大曲2曲、「太陽と戦慄I」と「スター
レス&バイブルブラック」のそれぞれ冒頭30秒だけを流し
た。聞いた人はイントロとも言えないそれらを聞いて環境
音楽だと思っただろう。その後、何事もなかったように番
組が進行した事を考えればDJが曲を知らなかった事は明白
で、これが「ディシプリン」の出た80年の事。この頃はラ
ジオでかかるだけまだましだったと言わねばならないのが
実情だ。
クリムゾンが時代の先端を行っていた、というよりは、行
こうとしたというべきであり、実際には彼らの音楽は常に
何らかの時代の音を反映している。逆に言えばクリエイテ
ィブな核がフリップにあったわけではない。多くのアーテ
ィストがやるように、彼もいろいろ組み合わせる中から自
分の音を探しただけの事。1stは当時のアートロックが基
盤にあるし、その後はフリー・ジャズやフュージョンを取
り入れていたわけで、時代の音が違うだけで音楽的な折衷
という意味では後のパンク・ニューウェーブと方法的な違
いはないと思う。ただクリムゾンは音楽至上主義で、思想
を重視したわけではないけど。歌詞についてはピート・シ
ンフィールドに任せっ切りだったわけで。ちなみに「ディ
シプリン」がニューウェーブ、「スラック」がオルタナを
意識している事も否定できまい。
346でんぷん:01/11/05 17:32 ID:cEbfZh0X
(続き)
フリップ個人としては、彼がクラッシックのヴァイオリニ
ストとして将来を期待されていたにも関わらずギタリスト
に転向し、それを留めようとした教師の前でパガニーニー
の難曲をギターで易々と弾きこなして見せたという、つま
りはクラッシックの深い素養を持った秀才であり、野心家
であり、それに釣り合うものをロックに求めてバンドを指
揮し、作曲し、演奏し、それ以外の全てにツバを吐き掛け
て来たということ。クリムゾンはEGレーベルと高率の印税
契約を結んでいたが、その事もあって、73年からのバンド
はノーギャラでツアーをしていたという。彼にとって音楽
が何だったかを端的に示していると思う。

フリップは今DGMの経営者なので、今のクリムゾンは経営
破綻とバンド放棄の2つの縁の真ん中にいる事で成立して
いる。願わくば儲け主義とか言われつつもバンドにとって
望ましい状態が維持されん事を。
347通りすがりのゴスオタ:01/11/05 17:34 ID:RBxj7Zlj
>>340
一応、名前だけなら殆ど知ってるけど、これってヨーロッパの
マイナーなゴシック系だよね。多分、AMAZON.DEやFRでしか手
に入らないはず。
348工員31号:01/11/05 17:37 ID:M/4qVRGI
ゴススレッドのneco氏なら評論できるかな。>>340番さん
349参加してみますよ:01/11/05 21:37 ID:RaUTzOT/
338です。
ロスロボス、大変勉強になりました。どうもありがとうです。
以外と作品少ないんですね。”How Will The Wolf Survive?”てのは、
狼のジャケのですかね?ならこないだ見かけたので買ってみます。
ていうか、ミッチェル&チャドがロスロボスのメンバだと思ってた所から
勘違いでした。とーほほ。
今後も楽しくロムってます。また何かの折にはよろしくお願いしますです。

ちなみに先のミッチェル&チャド関連作品ではdan zanesのCOOL DOWN TIMEが
1番好きです今んとこ。地味なんだけどロンセクスミスより好きかもです。
これ以降この人作品出してるんでしょうか。誰か知ってたらお願いしますです。
350名盤さん:01/11/06 12:49 ID:tZFRzfTV
良スレにつき、上げます。
351neco.:01/11/06 13:18 ID:rCILMwDP
なんか指名されてるw
>>340
しらねーよこんなやつら。
Mila Marはシングル1枚ジャケットだけ知ってるけど。
あとなんか東欧系っぽいのが入ってるみたいだけど、
90年代以降のゴスは、無視。
あと、名前からして、ボディ系っぽいのもいそうだけど、
もっとしらん。
すっげー適当なレス。
352neco.:01/11/06 13:25 ID:il93z6xS
追記:
本来なら、ゴスDJを極めるために
サーチエンジンにかけてみたり、
店に電話したりするべきなのだが、

今、ハロモニのヴィデオ・チェック(新曲の振り付け覚えんのと、ピヨーン星人のmpegキャプチャ)で

忙しいから、4流ゴスなんぞにかまってられん。ごめんな。
353でんぷん:01/11/06 15:12 ID:wiu3o+Tk
>>286
Woody Guthrie

ちょっと前のハンク・ウィリアムズより更に古い人。

ディランが大学を中退してN.Y.へ出てきた時、最初にやったこと
はコーヒー・ハウスへの出演を頼み込むことと、入院中の尊敬す
るウディ・ガスリーを見舞いに行くことだったという。ディラン
は1st.アルバムで「ウディ・ガスリーに捧げる」という曲を残し
ている程のウディ・ガスリーの信奉者だった。
1912年生まれのこの白人フォーク・シンガーは、1920年後半には
活動していたそうで、40年代くらいからレコーディングもしてい
るようですがよくわかりません(^^;。彼の曲の非常にシンプルな
コード展開は単調ながら疾走感があり、呟くようなボーカルを力
強く押し出しています。穏やかそうでいて、挑みかかって来るよ
うな。黒人のフォーク・シンガーであるレッドベリーとも交流が
深く、彼の曲をカヴァーしたり、影響でアコースティック・ブル
ースも歌っています。ちなみに「2コード以上つかう奴は、テク
ニックをひけらかしたいだけだ」との彼の言葉があるそうで。

「This Land is Your Land」や「The Grand Coulee Dam」等、様
々な歌を作った人ですが、特に政治的なメッセージを歌う"プロ
テスト・ソング"の第一人者として有名だし、個人的にはスタイ
ンペック『怒りの葡萄』について歌っている64年"Dust Bowl Ba
llads"が後のBruce Springsteen"Ghost Of Tom Joad"やCAMELの
"Dust and Dream"と並んで印象深いです。
67年ニューヨーク州クウィーンで死去。息子のアーロ・ガスリー
もフォーク・シンガーです。
354でんぷん:01/11/06 15:17 ID:wiu3o+Tk
>351,352
お呼びだてしてすみません(^^;。
ゴスも底が深いんやね。
355でんぷん:01/11/06 15:32 ID:wiu3o+Tk
>>349
えっと。Dan Zanes and Friends 名義で
"Rocket Ship Beach"というのが2000年に
出ています。シェリル・クロウが一曲ゲ
スト参加とか。
356参加してみますよ:01/11/06 20:50 ID:09an15En
>>355
あう素早い。ありがとうございますです。探してみます。
関係ないけどJamesからティム・ブースが脱退するんですね。ショック。
357でんぷん:01/11/07 17:55 ID:JbWBRrwf
>>286

BOB DYLAN

私ゃローテクなんで、侍さんが以前レビューした分の過去ログを覗け
なかったんで(^^;。まぁやるだけやります。

ボブ・ディラン(本名:ロバート・アレン・ジィンママン)1941年生まれ。
8歳でピアノ、10歳でギターを手にする。彼にとっての最初のアイドル
はカントリー・シンガーのハンク・ウィリアムズ>>332。59年にミネソ
タ州立大学に入った頃、ウディ・ガスリー>>353の自叙伝「BOUND FOR
GLORY」を読み感銘を受け名前をイギリスの詩人ディラン・トーマスに
あやかり、ボブ・ディランを名乗る。(後に法律上でも改名した)。
61年に大学を中退した彼はウディ・ガスリーに逢うためにニューヨーク
に出てくる。ブルース歌手ジョン・リー・フッカーの前座、ハーモニカ
・プレイヤーをしてレコーディングへの参加などを経て、ジョン・ハモ
ンドに認められ、CBSと契約。62年1st。その後、プロテスト・ソン
グを書き始める。63年「フリーホイーリン」が当時の公民権運動の高ま
る中で、インテリ層を中心に売れ、ゴールド・ディスクを獲得。PPMが
カヴァーした「風に吹かれて」「くよくよするなよ」は日本でもヒット
し、ディランの名は知られるようになる。

プロテスト・ソングを強く打ち出した64年「時代は変る」の後のツアー
でビートルズやローリング・ストーンズに出会いロックンロールに刺激
を受け、同年わずか1日でレコーディングされた「アナザー・サイド・
オブ・ボブ・ディラン」をリリース。このアルバムでの傾向を受け65年
"Bring It All Back Home"でエレキ・スタイルを取り入れる。6月には
「ライク・ア・ローリング・ストーン」を録音。7月にニューポート・
フォーク・フェスティバルで、初めてエレキギターを手にステージに現
れると、観客から大きな非難の声と罵声を浴びる。
しかし一般的な評価は高まり、その後"Hightway 61 Revisited"、66年
には"Blonde On Blonde"と重要なアルバムを発表。

66年7月29日、ディランはバイク事故で重症を負い、それから約2年の間
表舞台から姿を消す。その間、彼はツアーのバック・バンドだったザ・
ホークスのメンバーとウッド・ストックの北東、ウェスト・ソーガティ
ーズのビッグ・ピンクという倉庫を借り、6月から10月まで、世間がサ
イケデリックな熱に浮かされたサマー・オヴ・ラヴの間じゅう、彼らは
家庭用のテープレコーダーに膨大な数の (100曲とも150曲ともいわれる)
曲を録音した。R&R、R&B、カントリーなどアメリカ南部的な音を軸にと
らえたもので、このテープは早くからミュージシャン達の間でブートレ
グとして広まり、そのアメリカン・ルーツの根源を見つめる姿勢がその
後の音楽シーンの流れに多大な影響を及ぼすことになる。これが後に正
規で出される「地下室」"THE BASEMENT TAPE`S"と呼ばれる音源。68年
にはこの時のホークスがザ・バンドと改名し、同じ場所で録音した「ミ
ュージック・フロム・ビッグ・ピンク」でデビューしている。
358でんぷん:01/11/07 17:56 ID:JbWBRrwf
(続き)
バイオここまで。ディランに音楽性を語るのに重要と思える部分を書き
出しましたが、アメリカン・ロックを考える上で、ケルト・ミュージッ
クとの繋がり、プレスリーのデビューと彼の受けたバッシング、そして
エレキ・スタイルでのディランへのバッシング、この三つを避けて通れ
ないんですけど。英国のフェアポート・コンベンションなんかも関わっ
てきたりますが。それで何が見えてくるのかというと、"伝説"というも
のの薄っぺらさですね。ディランについて言えば、初期の彼の評価を支
えたのはいわゆる"通ぶっているインテリ層"だったわけで、それが後の
バッシングに繋がるわけですが、ディラン自身は初期からずっと、ブル
ースを始めとするルーツ・ミュージックからR&Rまでを視野に置いていた。
しかし、"ディランについて語る人達"がもたらす情報というのは、"フォ
ーク"の神様としての彼でしかない。彼らの口からは、あたかもトラッド
・フォークとブルース、R&Rは明確な壁で隔てられたかのように語られる
けれども、そうなると彼のボーカル・スタイルが英国トラディショナル
とはかけ離れている事の説明がつかない、それをディランのオリジナリ
ティだと言ってしまう愚かさ、というものが、傍目にはあったんですね。
ジャンルの壁を超える、という事を評論家はたいそう大袈裟に言うけれ
ども、調べれば調べるほど、そう言ってる本人つまりはリスナーが偏狭
なんであって、ミュージシャンは元からずっと柔軟だと思えます。

ディランのフォロワーは、ザ・バンドやザ・バーズを始めとして、トム
・ペティ、ルー・リード、トム・ヴァーレイン、マーク・ノップラーと
多彩な顔触れが揃うわけで、ただ共通点として、皆さん、時代に迎合せ
ずに音楽をやってる。形から入らない人達ですな。ルー・リードはイン
タビューで、ディランの最高傑作はこれから作られるんだと述べたそう
です。自分の最高傑作はNEXT ONEだと答えたチャップリンを思い出しま
すが、それだけ信頼されてるんですね。まぁ私もいざとなれば弾き語り
で歌える人を信じるし、新作で評価できるアーティストで居て欲しいです。
359名盤さん:01/11/07 18:04 ID:APxatm2v
360でんぷん:01/11/07 20:26 ID:3mVp//6D
>359
ありがとうございます。
侍さんも変わったような気がしたが、改めて昔のログ
見てみると、やっぱ変わってないねー(^^;)。変わった
のは2chのほうかも。
361香月 ルイルイ ◆8n1OgTtY :01/11/07 23:17 ID:sxh/loXn
トニ好き。
362でんぷん:01/11/08 08:25 ID:1VDbc2mI
トニ・ブラクストンかな。
363でんぷん:01/11/08 14:22 ID:1VDbc2mI
>>286

BECK

デビュー・シングル「ルーザー」が94年なんだけど、
これがグランジに対する揺れ戻しと、一方で、ます
ます米のロック・シーンがオルタナ化していく後押
しとの両方の影響があった。彼の方法は直接まねる
のは難しいけど、サンプリング世代にとって、新た
な領域を拡大したのは確かだと思う。
彼の音楽の嗜好自体が、かなり渋く通好みで、ディ
ランの話とも繋がってくるけど、本来はひたすら純
化する事で価値を認められ、ポピュラー化すると評
価されないものなんですね。ブルースなりカントリ
ーなりR&Bなり、サイケもかな。
で、そういう渋くてなんぼの物を思い切り実験に放
り込む。それをなんらかの思想の裏づけでやるとい
うより、職人的なセンスの追究としてやってるとこ。
これは白人としては稀有な才能ですね。先にサンプ
リング世代と書きましたが、黒人の方がこういうセ
ンスは発達してるような気がします。そういう才能
にとっては彼が露払いの役割を果たしたかも。
ちなみに普通に白人がやるとAONやエニグマというと
ころか。
364名盤さん:01/11/08 18:36 ID:3HBR+cmf
ハンクウィリアムズ、ガスリー、ディラン、ベック
の評論どうもありがとうございました。
ベックからだんだん先祖がえりして聞き始めたんです。
今度はずばりアメリカンロックについてお願いします。
365どうぞ:01/11/08 23:39 ID:3HBR+cmf
366でんぷん:01/11/09 16:49 ID:GhxSrP8L
>>287

KANSAS

74年デビュー。このバンドは緻密な大曲を構成する
上では頂点に立つわけではないが、タイトなハード
ロックを演奏するという点では強烈なポテンシャル
を持っている。そういう意味では、無意味に変な曲
を作らないという意味での才能がある。
目立ったソロを取らない代わりに、Robbie Steinha
rdtのヴァイオリンは直線的なリフを補強する楽器
として威力を発揮するし、Kerry Livgrenがギター
とキーボードを巧みに使い分けて場面によりバンド
がツイン・ギターやツイン・キーボードになるのも
同様。6人という大編成のバンドの真の見せ場はラ
イブであり、ドラムのPhil Ehartはテクニカルな曲
もハードなブルーズも同じテンションでドライブさ
せる。そのわかり易さから4th"Leftoverture"が代表
とされるが、実質1stから6作目のライブ盤まで駄作
はない。
その後、AOR的な曲が増えて行くのは時代だろうか、
その為にテンションが落ちて行き、80'sは混迷。
86年にスティーブ・モーズをギターに迎えてハード
ロック・バンドとしてのテンションは復活するが、
真にプログレハード復活と言えるのは95年"Freaks
of Nature"で、ここでは"David Ragsdale"のヴァイ
オリン、というかカントリー色を考えればフィドル
じゃねーかと思うが、が縦横に活躍している。
ただ、その後Robbie Steinhardtが復帰して彼は脱
退。オケとの共演ライブ盤で話題になるも、バンド
の方向はどうなるのか? という所で、2000年になっ
て、83年以降退いていたKerry Livgrenの全曲提供と
いう"Somewhere to Elsewhere"が発表される。これ
が70'sに匹敵するテンションに漲り、その勢いで行
われた来日公演も素晴らしいものだった。しかし、
そのステージにKerry Livgrenは居ず、今後の方向性
には不安もあるのが現状。
367ドミノ:01/11/09 16:57 ID:vJkdQFri
カンサスのアルバム2枚だけ持ってる
「永遠の序曲」と「ポイントオブノウリターン」
368287:01/11/09 20:10 ID:MxnFb5aE
>366
ありがとうございます。
なんせ割とマイナーなバンドですから情報みつからなかったんです。
早速ライブ盤(Two For The Show ?)でも買ってこようかと。
369名盤さん:01/11/10 05:03 ID:sj6mVsuV
talkinghead と REM お願いします。
370でんぷん:01/11/10 23:15 ID:FtuyRR5T
>>290

喜多郎

70年代初頭、ファー・イースト・ファミリー・バンドに参加。
グループ解散後の78年、『天界』にてソロ・デビュー。80年
には彼が担当した人気ドキュメンタリー番組『シルクロード』
のテーマ・ソングが日本中で大反響を巻き起こす。その後、
アメリカはゲフィン・レコードと全世界独占契約を結び、ビ
ルボード誌ニューエイジ・アルバム部門において8週連続第
1位という大記録を打ち立てる。そして01年には、『シンク
・オブ・ユー』で見事、第43回グラミー賞最優秀ニューエイ
ジ・アルバム賞に輝いた。
私はプログレッシャーなんで「15少女漂流記」という映画
の主題歌でジョン・アンダーソンと共演したのが記憶に残っ
てますが。何にせよ、かなりシンプルな構造で同じ事をずっ
とやってるわけで、好きな人はそれでいいが、そうでない人
においてはどーでもいい存在でしょう。私としてはずっと聞
いてられる音色・曲ではありません。音楽に何らかの主張を
求める人には向かないのではないかな。逆に没我を主張して
ると言ってもいいけど。しかしまぁ、そう言う聞き方は世間
にはずっと多いと言われても否定はしない。

姫神

こちらはずっと明確な構造を持った音楽で東洋的な旋律では
喜多郎と共通するとは言っても、ずっとリアリティなりバリ
エーションなりを考えて作ってますね。日本の音頭的なリズ
ムについては共通したこだわりを感じるけど、そこのところ
に80's的な軽妙なセンスを取り入れてるのが個性でしょう。
平たく言えばポップ。
371でんぷん:01/11/12 01:12 ID:cp9ARHAx
>>290

Enigma
エニグマは、サンドラ(元アラベスク)「マリア・マグダレーナ」
(85年)やヒューバート・カー「エンジェル07」(85年)などのヒ
ット曲を手掛けた敏腕プロデューサー、マイケル・クレトゥのソロ
・プロジェクト。90年1st「サッドネス」はグレゴリアン聖歌にアン
ビエント、ダンス・フロア・サウンド、そして初期アラン・パーソ
ンズやピンク・フロイドなどプログレッシヴ・ロックからの影響を
融合、その後、94年「ザ・クロス・オブ・チェンジズ」、96年「エ
ニグマIII」。

Deep Forest
94年1st「アフリカン・コーリング」は、テクノロジーを駆使して綿
密に作り上げられたバックトラックに、アフリカン・ヴォイスやピ
グミー族の歌声をサンプリング。そして95年の「ボエム」では、ケル
ト/台湾/ルーマニア/そしてジプシーの民族音楽までを取り込み、
彼らなりの解釈で現代に焼き直した。

Adiemus
元ソフトマシーンのカール・ジェンキンスとマイク・ラトリッジ、
女性ボーカルのミリアム・ストックリーによるユニット。95年1stは
日本国内だけで100万枚以上のヒット。97年2nd。98年3rd。

総論、但し全部私見による憶測(^^;)。

Enigmaが考えていたのは新種のアンビエント・ハウスで、いわゆる、
家内制手工業で音を継ぎ接ぎして出来上がり、というインスタント
な作りでないものを目指した、そこでプログレなんか参考にして、
シンフォニックなものを作る過程で、グレゴリアン聖歌を入れると
いう発想も出てきたのではないかと思う。ある意味、ハウス本来の
センスとは違う、コンテンポラリーなポップス的なアレンジがされ
ている。それはサンプリングをうまく使いこなすという面で確かな
成果を上げているが、ヒーリングとして受け入れられた事を逆に考
えればダンス・ミュージックとしては実は機能していない。

Deep Forestはずっとテクノよりの発想で作られていて、つまりは本
家サンプリング世代の音。但し、Enigmaの良い面、つまり、一般受
けを狙えば金を掛けても元が取れる、という視点を受け継ぎ、徹底
してこの方法を掘り下げている点で優れている。緻密なアレンジ・
センスは見事だし、ダンス・ミュージックとしてもちゃんと機能す
るが、Enigmaと違うのは手段が目的化していること。

Adiemus
ヒーリングのブームに乗っかった音だが、新しいことは別段してい
ない、近代音楽の流れから今風に仕上げただけの音楽。つまりエス
ニック取り入れたイージー・リスニングです。正攻法の作曲ができ
る人が、こういう音楽なら飯が食えるんとちゃうかと思って作って
みましたという印象。新しいダンス・ミュージックを作るとか、サ
ンプリングをいかに生音と組み合わせるかとかの苦労は最初から考
えてないししてないが、そういう意味でのハッタリがないのは長所
でもある。

つまり、ヒーリングという居場所に収まってはいるが、本来はそれ
ぞれロック、テクノ、現代音楽、と異なる畑から出ているのでその
手法の差を聞き分けることができます。
372坂口憲二乃 ルイルイ ◆8n1OgTtY :01/11/12 01:36 ID:aD+9ni4/
8歳でピアノとギターって遅いね。
でも、世界的に神様呼ばわりされてんだから、やっぱ才能って生まれつきのものなのか?
と思った。
努力してもなかなか売れない人も要るのにね。
373でんぷん:01/11/12 17:41 ID:sD/627FX
>>306

Dave Matthews Band

91年、ヴァージニア州のシャーロッツビルで結成。
93年にファースト・アルバム「リメンバー・トゥ・シン
グス」をリリース。94年「アンダー・ザ・テーブル&ド
リーミング」は400万枚の売り上げを記録した。96年の
「CRASH」でビルボード・アルバム・チャートに初
登場2位。さらに1998年「ビフォー・ジーズ・クラウデ
ッド・ストリート」はビルボード・アルバム・チャート
に初登場1位。1999年秋までに1500万枚以上のアルバム
を売り上げ、アメリカでもっとも成功したツアー・バン
ドとなった。2000年のサマー・ツアーでは170万人以上
を動員。6万人の会場が1時間半でチケット売り切れだ
という話です。
新譜の「エブリデイ」ではキャッチーになったかな、
というか、どの道、このバンドの作る曲は、アメリカ
ン・ロックの一言で割り切れない奥行きがあって、そ
んなとっつき易くはないです。メロウなバラードにい
い曲があって、そこから入るとすんなり行くんですが、
JAMBANDとしての彼らはカントリーやらジャズやらファ
ンクやらがごちゃごちゃと混じっててつかみどころが
ない。それらを叩き出すリズム隊が濃ゆいんだけど、
スタジオ盤だと大味にしか聞こえないなぁ(^^;。
ボーカルとギターがまたダレていて、声質はいいんだ
けど、節回しが実にかったるくて眠い(^^;。てなわけ
で相当粘っこくて沈みそうなグルーブが大きく大きく
うねりだすと、いつ終わるとも知れないジャム・セッ
ションが渦巻き始めて、聴くものを絡めとって押し流
して行くんですね。日本じゃ売れないのもわかる気が
するな(^^;。
374でんぷん:01/11/13 19:14 ID:AXqdx0R0
>>328

Third Eye Blind

94年にサンフランシスコで結成。4人中、Vo/GのStephan Jenkins
を含むメンバー3人がカリフォルニア大学バークレー校を卒業。
作曲から電子メール、ビデオ編集に至るまで Mac を使ってこなし
ているという事で、頭良さそうな人達ですね。音もいかにもハード
ディスク・レコーディングって雰囲気だし。97年1stが全米で400万
枚のヒット、シングル・ヒットも連発。99年2nd"BLUE"を発表。
バンドの中心はStephanと、スカ・パンクをやってたというギター
のKevin Cadogan。バンドが割とウエットな渋めの音なのに、彼の
作るメロディーがぐいぐいとポジティブな方向へ歌を導いて行く、
独特のキャッチーさを持ってます。
Stephanの曲はバンドによく合っているし歌もよくはまっている。
でも、このバンドの個性になっている曲はKevin主導。この人がい
ないと普通のバンドになってしまう。いい曲を作る方が、バンド
からちょっと浮いてるというのは、よく分裂の種になりますが、
このバンドも2nd発表後Kevinが抜けたそうで。ある種の化学変化
が起こっていたわけですから、その後の展開は楽観できないでし
ょうな。自分としては、ライブと、それから、ちゃんとしたプロ
デューサー使ってレコーディングしたものを聞いてみたいです。
375でんぷん:01/11/14 17:41 ID:adDZqrWa
>>344

THE DOORS

彼らはデビュー時大学生で、10代でデビューしたビー
トルズや高校をドロップアウトしたジェリー・ガルシ
アによるグレイトフル・デッドなどと違って、音楽で
飯を食う事での葛藤があった。バンド名はオカルト/
ドラッグ関連では有名なオルダス・ハックスレイの著
書『知覚の扉』から取られていて、ジム・モリスンの
歌詞の文学性も伊達じゃない。1stの1曲目で歌われる
"Break on through to the other side !"「反対側に
突き抜けるんだ!」というシャウトには当時の先鋭的
な、そして60'sの幻想を多分に含んだメッセージが込
められている。「ジ・エンド」、「無名の戦士」等、
強烈な歌詞の発表の場として、彼は時代に波に乗る格
好でロック・ミュージシャンの道を選んだと思う。

モリソンは歌手としては素人で、デビュー当時はその
内向的な性格から正面を向けず、客に背を向けて歌っ
たという。しかしやがて天賦のカリスマを発揮し、優
れたアジテーターとしてバンドを牽引し、メンバーも
また個性的なインプロバイザーとして、ライブでの表
現力を増していく。67年の1st、2nd共にそんな優れた
表現としての音楽が余すところなく収められている。
当時のレコーディング技術としては、ライブの躍動感
とスタジオでの整合感の両方を充実させたこの2枚の完
成度はちょっと類を見ないと思う。
376でんぷん:01/11/14 17:42 ID:adDZqrWa
(続き)

が、実際には彼らは「ハートに火をつけて」や「タッ
チ・ミー」等のヒット曲を持つアイドル・バンドとし
て扱われた。ちなみに、どちらもギタリストのロビー
・クリーガーの曲で、印象的なオルガンはもちろんレ
イ・マンザレクの手によるもの。バンドのコマーシャ
ルな面は彼等に支えられていた。TVショウで"HIGHER"
(ドラッグでハイになる)という歌詞を他の語に言い換
えてくれと言われても、そのまま歌ったり、モリスン
がライブでマスターベーションをする等のスキャンダ
ラスな挑発も、クレームで活動が困難になるという現
実が待つだけで、世の中が変わるような事は何も起こ
らなかった。モリスンのメッセージを集約した大作
"The Celebration of Lizard"は完成せず、一部
"Not To Touch The Earth"だけが3rdに収録。そし
て4th「ソフト・パレード」のタイトル曲は、それら
の挫折感に塗れた悲痛な歌である。ちなみにライブ盤
では"The Celebration of Lizard"の完全版も聞け
るが、歌詞に合った音楽が見出せない散漫な印象を受
ける。

3rd以降、バンドのテンションは下がり、モリスンは酒
に溺れて太り声も衰える。"MORRISON HOTEL"はメッセー
ジ色は後退するが、そんな彼らが音楽的に団結し、立
ち直ろうとしたアルバムで、力強いブルース色でまと
められている。ある意味、クリーガーやマンザレクが
自分の色を出さず、モリスンに寄り添ったとも言える。
そして次作の"L.A.WOMAN"は強力なR&Rのタイトル曲と、
美しいバラード"Riders On The Storm"を収録した傑作
となった。しかしアルバム・リリース3ヵ月後に、モ
リスンの死体がアパートの浴槽で発見される。バンド
は以後2枚のアルバムを残して解散。その後、モリスン
の生前の詩の朗読に、バンドが伴奏を付けたアルバム、
"American Prayer"が発表される。朗読の山場で演奏さ
れる「アルビノーニのアダージョ」は名演で、ファン
なら外せない一枚だろう。
377KOKI ◆aKwX/viw :01/11/14 19:08 ID:TheMzpJ6
個人的に最高のバンドのRIDEとThe Cureよろしくお願いします。
378名盤さん:01/11/14 22:26 ID:MvSs3GzA
チャリティのWhat's going on聞いて思ったが、
リミックスの定義って変わってきたよね。
Remixの歴史と定義を教えてほしい。
379名盤さん:01/11/14 23:18 ID:oRKOUtsb
age
380名盤さん:01/11/14 23:39 ID:oRKOUtsb
前に聞きましたがこのスレ住民が一番音楽にくわしそうなんで
再質問。
レココレ増刊「英国ロックの深い森」の表紙の
きれいな女は誰?本立ち読みしたがわからんかった。
381でんぷん:01/11/14 23:40 ID:Mx2s15u1
>>378

ダブもREMIXだと思うんですが、ダブの頃はそんな言い方は
してなかったような。 本来はミックスのやり直しですけど、
他人にREMIXさせる、て事ですよね、今は。80'sのハウスと
いうか、サンプラー登場以降ってことで。ピンク・フロイド
が81年に出したベスト盤には「マネー」のREMIX版が入って
ましたが、これは彼ら自身による、単なるミックスのやり直
しで、新しく音を入れたりはしてなかった。ただ私はこれで
初めて「別ヴァージョン」ではなくREMIXという言葉を知った
んですが。
ベスト盤やシングルB面に別ヴァージョンを入れるのは、80's
初頭にはもうありましたね。多いのはディスコ・バージョン
(笑)でした。これにはリズムの変化というよりも、曲を長く
する、という意味がまずあって、ディスコ・ブームは70's末
からですが、DJの存在がクローズ・アップされたのがここか
らなら、いわゆる12インチ・シングルもここから需要があっ
て生まれたんだと思います。で、12インチが流行って、普通
のシングル用のヴァージョンと、12インチ用の長いヴァージ
ョンの両方を出す。それをベスト盤に両方収録する。そんな
感じで「ヴァージョン違いトラック」なるものが認知されて
行った事は、REMIX版を考える上で重要かも知れません。
ついでに言えば、CDの出現ですね。いわゆるボーナス・トラ
ックというものはCD化に際し、LPよりたくさん曲が入るとい
う事でおまけ曲を入れて差別化するという発想で生まれたも
のです。また、シングルCDも従来の2曲だけでは余り過ぎる。
かと言って違う曲ではシングルらしくない。そこで別ヴァー
ジョンを入れる。これらの事が、REMIXの普及に一役買ってい
ると思います。
そしてサンプリングによるハウス・ミュージックの流行と。
直接のきっかけは知らないけど、YMOが初めて外注のDJによる
REMIX版を出したとき、原曲を留めない仕上がりになってて業
界を驚かしたという話を聞いたことがあります。あと、AFXの
リチャード・D・ジェームズも原曲を留めないREMIXで有名だ
そうです。そうやってテクノ系のアーティストを通して、ダン
ス・ミュージックの中からポピュラー全般へと、音響系も無視
できないと思いますが、広がっていったのかと。
・・・中身ない割に長くなったな(^^;)。
382(-_-):01/11/14 23:42 ID:Cl9oYsxP
380>アンブリックスか?(勘)
383冷静に見て ◆Fs550miQ :01/11/14 23:43 ID:jqijNMoZ
このスレほんと勉強になります。
384名盤さん:01/11/14 23:59 ID:oRKOUtsb
>>381
おおさっそくありがとうゴザイマス。
別ヴァージョンもremixと表示するようになってるんじゃ
ないかと思って質問したんですが、参考になりました。
昔の音楽辞典には「マスターテープの段階でいじったもの」(記憶イイカゲン)
とか定義してありますもんで。
385名盤さん:01/11/15 00:00 ID:/Jb+DR6h
382様もありがとゴザイマスだ。
ジャケで確認します。
386名盤さん:01/11/15 00:26 ID:ohwCRCLZ
TheKinksお願いします
387でんぷん:01/11/15 20:44 ID:8W+trB4s
>>364

「アメリカン・ロック」というお題なんですが、分不相応
なんで流します(^^;)。英国はロックも割と真っ直ぐに歴史
が辿れるんだけどアメリカは広くて、あちこちでバラバラ
に動くんで、難しい。ボブ・ディランという脈が一本通っ
てはいるけど、言うまでもなく彼はチャック・ベリーじゃ
ない。またディランやCSN&Yよりは、ソウル、R&Bを白人の
スタイルでやったというものがアメリカン・ロックとして
流通している面もあると思う。というかプレスリーもそう
なんだけど。ただ、彼自身はバラード歌手へ転進して行き、
一方で黒人R&Rは先細りして、つまり英国のようにこの道ん
十年という伝統芸能としてのロックというのが見え難い。
カントリーとブルース〜ソウルという2つの太い脈がぶつか
り合ってロックになっては、また戻って行くという印象。
ちなみにカントリー・ロックというジャンルは一見、正統
派のようで、バーズが「ロデオの恋人」でそれをやった時
には、ディランのエレキ化同様のブーイングが起こり、結
局、この手の音が表舞台に出たのは割と最近。同様にザ・
バンドはメンバーほとんどカナダ人だったりと、彼らのル
ーツ志向は意識的な追究の結果であり、深い根っこはなさ
そう。
グレイトフル・デッド、CCR、辺りからイーグルス、ドゥー
ビー・ブラザーズ、そしてソフト・ロック、AORに至る
西海岸ロックの線と、オールマン・ブラザーズ・バンド、
レイナード・スキナード等のサザン・ロック勢、さらにブ
ルー・オイスター・カルト、エアロスミス、GFR辺りは
線引きが難しいけど英国ハードロックからの影響がありそ
うな連中。それにベルベット・アンダーグラウンドを中心
にNYパンクに至るアンダー・グラウンド系。白人でディラ
ン以外ではこのぐらいが伝統と言えるのかな。ただ、ギタ
ーにファズ効かして未だに頑張るニール・ヤングという化
け物もいるけど。
後、グランジ以降は割愛するとしても、カレッジ・チャー
トについては書いとく。つまりは商業誌のチャートに頼ら
ず学生の口コミを中心に形成されるものらしく、実体はよ
く知らないけどREMやソニック・ユースのようなバンドをい
ち早く評価したり、JAMBANDという括り(内実はジャズ、カ
ントリー、エレクトロニカと多彩で複雑)を作り出したりと、
シーンの創造的な部分にはいつも出てくる。今のアメリカ
ン・ロックを語る上では重要だという気がしています。
388でんぷん:01/11/16 16:47 ID:SkuLrtn0
>>369
TALKING HEADS

1stが77年、ENOが参加した2ndが79年。痙攣したよ
うな声とリズム・ギターはNYパンク的、しかし曲
はR&B〜ファンク。冷静に考えると、両者において
リズム・ギターのセンスは決してかけ離れてはい
なくて、ファンク・リズムの再構築という、後に
ポップ・グループがもっと複雑にやった事をずっ
とスマートに仕上げていたのだと思う。
3rdの辺りでは、クリムゾンのロバート・フリップ
のゲスト参加やアフロ・リズムの導入など、新機
軸を打ち出しているが、ENOとの確執がこの頃から
生まれ、エスニック路線を追究したデビッド・バ
ーンとENOの「ブッシュ・オブ・ゴースツ」は高い
完成度にも関わらず、ENOは当時このアルバムとバ
ーンへの不満を公言して憚らなかった。
4th"Remain In Light"では、メンバー間で楽器を
交換する等、気分転換を図りながら作業が進むも、
結局は煮詰まり、アルバム終曲"The Overload"に
象徴される重い仕上がりになっている。しかし、
高まる緊張は緻密なアレンジと重層的なアフロ・
リズムを融合させる事に成功していて、このアル
バムで彼らの評価は一気に高まり、後のワールド
・ミュージック・シーンへの呼び水ともなった。
389でんぷん:01/11/16 16:49 ID:SkuLrtn0
(続き)

また、ここではエイドリアン・ブリューが参加し、
一曲目の奇妙なソロは彼のベスト・プレイだと個
人的には思うし、このアルバムの名声が、彼のク
リムゾン参加を決定づけたであろう事は想像に難
くない。ちなみに、フリップとブリューはENOを通
して、参加作は異なるものの共にデビッド・ボウ
イのアルバムでもプレイしている。
ブリューはバンドのリズム隊のプロジェクトであ
るトム・トム・クラブにも参加。彼らは先駆けて
ラップを取り入れたシングル"Wordy Rappinghood"
で話題になった。

で、ENOとは以後決別し、彼らは実験色とポップさ
を共存させるスマートさを徐々に取り戻して行く。
彼らは強力なライブ・バンドでもあり、難しい4th
の曲もアレンジを大胆に変更して聞かせたし、
"Stop Making Sense"という優れたライブ映画も作
っている。他にバーン主導で"True Stories"とい
うカルト・ムービーも制作して話題になった。
ただ、4thの成功のプレッシャーから正規アルバム
のインターバルは長くなり、バンドとしての活動
は停滞気味に。スミスのギタリスト、ジョニー・
マーをゲストに迎えた88年の傑作"Naked"がラスト
作になっている。
390名盤さん:01/11/16 16:49 ID:D6V5OqJz
ジョニ・ミッチェルお願いします。
391390
すいません。
ケイト・ブッシュもお願いします・・・