102 :
avax株主より:
avex赤字の原因その1
1.歌い手のアーティスト性(作詞等)を売り物にする、
“J-POP”なスタイルがウケなくなってきた。
これはエイベックスのお家芸でもある。
2.エイベックスがターゲットにしていた10〜20代の若者がCDを買わなくなってきた。
根本的な消費の冷え込み。
CDを買う若者は、よりアーティスト性の高い(気がする)インディへ流れてしまう。
またはハロプロ、ジャニーズを中心としたアイドル系に流れてしまう。
これはオリコンチャートを見れば一目瞭然。
3.キャスティング力の低下。
浜崎およびDAPUMP以降、有望な新人を見つけられていない。
小室以降、有望な作家を見つけられていない。
インディーズのアーティストがメジャーと契約したがらないという状況もある。
多くのインディはメジャーの傘下じゃないか?という意見もあろうが、
メジャー傘下のインディレーベルは、制作費が安いぶん、自由にやれるという利点がある。
流通(つまり問屋)だけメジャーを利用するという作戦もある。
そっちのほうが今のアーティストにとってはラク。
“ザ・芸能界”的な人付き合いをしなくてもいいし〜。
4.パラパラ以降、ダンスミュージックのムーブメントを作り出せていない。
まあ、パラパラもエイベックスが終わらせたようなもんだけど。
全国のクラブ・ディスコに「パラパラビデオのダビング禁止」および、
「オリジナルのパラパラビデオの制作禁止」をしてたのは有名な話。
ちなみにトランスはクラブシーンの冷え込みや、
分かりにくさもあって一般的に大ブームとは言えない。
また、海外で新たなダンスミュージックのムーブメントが起こってないせいもある。
(小さいのは沢山あるけどね。イギリスの2ステップ以降のシーンとか)
103 :
avax株主より:02/10/02 04:16 ID:ZAI2WxVk
avex赤字の原因その2
5.広告戦略の失敗。
一番金を持て余している20〜30代の未婚のユーザーがネット中心の生活を営んでいる。
つまりTVを見る機会が減るので、TVスポットやタイアップによる宣伝戦略は効果が低い。
ネットを効果的に使った中島美嘉(ソニー)が売れるのは至極納得。
なのに宣伝費に力を入れすぎ。
ついでにPV制作に億単位をつぎ込むのも失敗。
PVはあくまでPV。DVDに収録しても枚数は、はけない。
6.広告代理店の質低下。これは2.や4.、5.に関係してくる話。
現在、広告代理店の主力である30代の社員が、あまりいい企画を出せていない。
金がかからず、最大の効果をあげる企画を考えさせるべき。
企画が出ないなら、また騙されるくらいなら、必要なし。
社内で企画を考える企業的な体力を持つこと。
7.CCCD導入により、コアな音楽ユーザーが同社のCDを購入しなくなった。
マスで考えるとそんなに多いとは思えないが、
ヘビーな音楽ユーザーはかなり気にしてるはず。
たとえば自分はCCCDを1枚(スカパラ)しか持っていない。
それ以外はすべて未購入。洋楽で欲しいのもがあったら輸入盤で購入するようにしている。
ディズニー音源の、ナンシー・シナトラとか。
以上、まずエイベックスは3.4.5.の対策を練ること。
またバカなことを言っている代理店は締め出すこと。
そして7.つまりユーザー本位に立った問題解決に乗り出すこと。
じゃないと業界に全部しぼり取られちゃいますよ〜。
お台場でエイベックス祭りとかやってる場合じゃないよ。本当に。
104 :
avax株主より:02/10/02 04:32 ID:gl1No4zD
ついでに言わせてもらえば、
今回のURCレコードの一連の再発が意味不明だ。
CCCDをCDエキストラで回避したのは偉いが、
はっぴいえんど、金延、早川等の再発見ブームが起こったのは、
サニーデイサービス等が話題を呼んだ、90年代中盤〜後半のこと。
今回再発される音源がいくらリマスター盤だとは言え、
再購入するユーザーがどれだけいるのか疑問だ。
むしろリマスター分のマネー、広告費が回収できるのか心配である。
エイベックスはおそらく大滝詠一のリマスター盤が売れているのを見込んで、
今回の販売権取得を行ったと思われるが、
ならば、はっぴいえんどだけ販売権を取得できなかったのか?
マーケティング力のなさ、判断の甘さには憤慨せざるを得ない。