だれもこない…メタル語るならイマノウチ…
ってことで、自分のメタルの価値観を語ろうかな。
オレがヘヴィメタルを好んで聞く理由としてあげられるのは
主に二つ。そのサウンドとヘヴィメタルという名のアティテュードです。
一般的に世間で流れている音楽(まぁ、JPOPとか)に比べると、
ヘヴィメタルはかなり激しい。
その激しさにオレはいつもしびれます。
速いテンポの中、とめどめもなく連打をくりかえす楽器隊。
その音は重たく硬くゆがんでいて、
体感速度をさらに増す。
そのサウンドの上に乗るゆるやかで壮大かつ力強い
ハイトーンなヴォーカルメロディ。
この要素が合わさったときに、オレは体の奥底の、
冷え切った冷たいマグマがふつふつと音を立てながら
ぐらぐらと煮えたぎるのを感じました。
体中の細胞が歓喜しているような錯覚に襲われ、
気がつくと硬く握られている拳。
おもわずこぼれる笑顔。
そして透明に澄んだ涙。
理屈でなく、ヘヴィメタルを聞いた時は感動に襲われます。
そして、ヘヴィメタルという名の精神。
ただうるさいだけの音楽とののしられつつも
ある人は自分の音楽を認めさせるために、
ある人はただ自分の欲求のおもむくままに。
ヘヴィメタルをすばらしい音楽であると心から信じ、
愛し、憎み、喜び、時にさげすむ。
世間から認められていないが故の意地。
そんな不屈の精神がオレ個人的には感じられ、
それがたまらなく好きなのです。
オレはヘヴィメタルが世間に認められるジャンルになればいい、
と思います。けれど、世間に認められた時点で
ヘヴィメタルという名のアティテュードは失われると思うのです。
やはり、世間から認められていないが故の
ハングリーな精神…。
これがあるからこそ、ヘヴィメタルはヘヴィメタルとしての
存在意義を見出せるのではないか?とまで思ってしまいます
(とはちょっと言い過ぎかも/笑)。
人が音楽を聞いて感動するというのは、前述のとおり
理屈ではないと思います。
感動の形というものは表現できるかもしれませんが、
感動の理由というものはわからないと思うのです。
だからこそ、素晴らしいものが生まれるのだと思います。
だからこそ、素晴らしくなるのだと思います。