博物館の批評・感想を!

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62名無しさん@お宝いっぱい。
■国立新美術館
■セザンヌ −パリとプロヴァンス−
http://cezanne.exhn.jp/
■初めて見知ることばかりだ。 セザンヌの故郷がプロヴァンスだったこと、父親が裕福だったこと、彼と自然の有機的な結びつきがとても濃いこと、初期作品は初めて観ること、などなど。 「四季」はセザンヌの作品だとは今も信じられない。
人物画と静物画の部屋ではみる喜びが押し寄せてくる。 「赤い肘掛け椅子のセザンヌ婦人」は素晴らしい。 これは人物画と静物画が融合しているようだ。 服や椅子はもはや静物画である。 スカートの襞を見ていると目眩がおそってくる。
ところで「サン・ヴィクトワール山」はいいとは思えない。 その理由がわかった。 山の多くは晩年の作品だからだ。 晩年の絵は感動が少ない。 これはすべての画家にいえる。 ともかく6月まで開催しているからあと数回は行ってもよい。