CD登場はでかかった。
存在が。
当時もれは貧乏と気後れでカセットテープ派だった。
雑誌のキワモノ映画紹介(たしか「追悼のざわめき」)でライターが
CDばっかり聴いて気持ちよくなってないでたまには
こういう映画みて気持ち悪くなりましょう(笑)
みたいな文章読んで
「あーやっぱCDて音がカセットと比べ物にならないくらいいいんだろうなあ!ちくしょー!」
って夕闇の阿佐ヶ谷の狭い道を自転車で爆走したよ。
バッタ屋で買ったインチキウオークマンに謎メーカーのカセットから流れてくる
音の割れたゲームミュージック(KONAMIの「沙羅曼陀」だった)音量全開にして。
その年の冬田舎に帰ったけど、バブルの気配なんかあったよ。