【原発爆発】 「東海地震が発生した時に浜岡原発が耐えられるのか」「人ごととは思えない」 静岡県内の関係者にも衝撃
★「浜岡」人ごとでない 県内関係者にも衝撃
東日本大震災による東京電力福島第1、第2原発(福島県)の事故で、
中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)を抱える県内の関係者にも衝撃が走った。
石原茂雄同市長は「同じ原発立地地域として、人ごととは思えない。
今後、さまざまな問題が出てくるのではないか」と述べ、
小林佐登志県危機管理監は「東海地震が発生した時に浜岡原発が耐えられるのか、
あらためて国と検討していくことになる」との考えを示した。
中電が抱える3〜5号機の新耐震設計審査指針に照らした
耐震安全性確認(バックチェック)への影響も懸念される。
御前崎市幹部と中電、浜岡原子力保安検査官事務所は12日午後、
同市内で緊急会議を開き、情報共有を図った。
福島第1、第2原発は、浜岡原発と同じ沸騰水型軽水炉(BWR)。
第1原発1号機について中電は、「冷却機能に必要な外部からの電源供給が止まった上、
非常用のディーゼル発電機も作動しなかった。発電機は津波の影響を受けたようだ」と説明する。
第1原発ではオイルタンクなどの構造物も津波で流出している。
浜岡原発ではバックチェックの評価の一環で、大地震時の津波を最大約8メートルと想定。
敷地前面に高さ10〜15メートル、幅60〜80メートルの砂丘があることなどから、
津波に対する原子炉施設の安全性は確保されるとしている。
ただ、中電関係者は「今回の知見を反映させた津波想定の見直しや対策の必要性が出てくるかもしれない」と話した。(続く)
静岡新聞
http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20110313000000000009.htm