16歳で起業した経験を持つソフトウェア開発者が、
インターネット時代の知的所有権問題を考えるうちに政党を作ってしまった。
「海賊党」(Pirate Party)という名の政党は、
特許システムの廃止、著作権法の改正、ファイル共有の無料化を訴えて6月の欧州議会選挙に出馬したところ、1議席を獲得。
ファイル共有問題に悩む欧州に大きなショックを与えた。
著作権の適用範囲を縮小し、商用のみ(著作物から収益を上げている場合のみ)、著作権で保護されるべき、というのがわれわれの考えです。
これに基づき、ファイル共有は完全に無料とすることを提案します。
ファイル共有はプライベートで行われているもので、お金儲けが目的ではないからです。
次に、著作権で保護される期間が長いということも主張します。
著作権は著者が報酬を得るための仕組みで、これがあるから作家は創作活動で生計が立てられます。
ですが、現在の著作権では、作家が生きている間のみならず、死んだ後70年も保護されます。
死んだ後も本を書き続けている人がいるでしょうか?
こういった背景から、われわれは商業目的で著作権を利用する長さを5年と提案します。
http://japan.cnet.com/interview/story/0,2000055954,20397501,00.htm