#084
-教職教養-
*1 (学習指導要領) 道徳教育の目標 (高等学校) 道徳教育は、(教育基本法)及び学校教育法に定められた
教育の根本精神に基づき、(人間尊重)の精神と(生命)に対する畏敬の念を家庭、学校、その他
社会における具体的な生活の中に生かし、(豊かな)心をもち、伝統と文化を尊重し、それらをはぐ
くんできた我が国と郷土を愛し、(個性)豊かな文化の創造を図るとともに、公共の精神を尊び、
(民主)的な社会及び国家の発展に努め、他国を尊重し、国際社会の(平和)と発展や環境の
保全に貢献し未来を拓く(主体性)のある日本人を育成するため、その基盤としての(道徳性)を
養うことを目標とする。
道徳教育を進めるに当たっては、特に、(道徳的実践力)を高めるとともに、自他の生命を尊重する精神、
自律の精神及び社会連帯の精神並びに(義務)を果たし責任を重んずる態度及び(人権)を尊重し
差別のないよりよい社会を実現しようとする態度を養うための指導が適切に行われるよう配慮しなければ
ならない。
*2 「19世紀以前における2人の偉大な教育理論の改革論者は、ロックとルソーであった」―これは(スペンサー)
のことばである。
-一般教養-
*1 (倫理) キリスト教は、ユダヤ教を母胎にして、イエス=キリストによって創始された。イエスは紀元前
(4)年頃、大江の子としてベツレヘムに生まれた。当時の律法主義の社会に対して世界主義的、精神
主義的な愛を説き、30歳頃から布教活動を始めた。
イエスの死後、(ペテロ)、(パウロ)によって、布教活動が行われ世界に広がっていった。ローマ帝国時代に、
三位一体説を唱えた初期キリスト教教会最大の教父(コンスタンティヌス)帝によりキリスト教信仰は体系づけられた。
またこのときに神への信仰の基礎付けも行われた。
キリスト教は、ネロ帝、後にはディオクレティアヌス帝などに迫害を受けたが、313年の(ミラノ勅令)で信仰の
自由が認められ、392年にテオドシウス帝によって国教化された。
*2 (地理) (カナート)…イランの乾燥地帯にみられる。オアシスや山ろくの地下水の得られる所から
トンネルを掘り、集落まで地下水を流してくる地下水路。