雑誌『ユリイカ』6月号 特集 Jポップの詩学

このエントリーをはてなブックマークに追加
61名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/13 23:37 ID:dPs/WmEg
★おすすめ★オススメ★
http://endou.kir.jp/betu/linkvp2/linkvp.html
:・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
・゜゚・*:.。..。.:*・゜(゚∀゚)゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*
『文学部唯野教授』結構いい加減って聴いたけどうなの?
63?@:03/06/13 23:47 ID:???
学問的にはいい加減だけど使えるよ
批評とは何か、誰がどんな批評をやってきたのか、
なんてことの概略を知るぶんには
64一読者:03/06/15 03:11 ID:???
結局、音楽評論はすべて印象批評ということでよろしいか?
65眠れない・・・:03/06/15 06:51 ID:VC4wGQjq
>結局、音楽評論はすべて印象批評ということでよろしいか?

印象批評という言葉自体あまりよくない印象だけど、
ていうか自分も>>57でそんな書き方をしちゃってるけど、
でもそれはそれで結構使えるというか
ニーズがあるからこそ量産されている部分もある。
批評に客観性みたいなものを求めてもしようがないわけで
(譜面やコードを正確に記述することが批評ではない)
そうなると書き手がどう聴取したかというレベルは
どうしても介入せざるをえないでしょう。
印象批評の問題はむしろ印象(impression)の側ではなく
それを出力するときの表現(expression)の側にあるという気がする。
「言葉にしえない」とか、それこそ言語ゲームとしてあまりに幼稚すぎる(w
これは好きな曲を書くのに「難解な」思想を持ってきて
何を誉めてるんだかわからなくなるような人たちにしても同じです。
結局、プロを名乗っている書き手たちの語彙や想像力が
恐ろしいほど貧しいために生じている問題ではないかと。
66つづき:03/06/15 06:52 ID:VC4wGQjq
もちろん書き手だけを戦犯扱いするのはフェアーじゃないかもしれない。
さっきも書いたようにそれを求めるニーズがあるわけだから、
書き手と読み手(消費者)のあいだで
「なあなあ」が成立している部分もあるのだろうし。
(ミュージシャンやレコード会社だって加担しているだろうしね)。
良くも悪くも『ロキノン』なんか
その辺かなり自覚的かつ戦略的にやっているわけでしょう。
漏れはあの雑誌をまともに読んだことがないのだけれど、
それでも例えば2ちゃんの洋楽板なんか覗くと、
いかにあの雑誌が「ロック」のパラメータとして機能しているかがわかる。
あがっているスレのあまりの「ロキノン臭」に
風呂場のカビを見てしまったかのごとくすぐ閉じちゃうんだけど(w
ともあれ、ある任意のバンドを取りあげて
例えば「この音はマジでヤバイ」(てきとー)と書き手が紹介したら、
消費者はその音を本当に「マジでヤバイ」ものとして体験してしまう、
つまり拙い表現によって、印象までもが陳腐なところに
──それを聴取している人にとってどんなに生々しい音であっても──
おさまってしまうという構造がある。
67つづき:03/06/15 06:53 ID:VC4wGQjq
>印象批評以外の批評ってあるんですか?音楽に限らず。

>音楽批評が文学批評に比べてどれだけ「遅れて」いるか
>おわかりになれると思うです

また印象批評の問題っていうのは
音楽というジャンルがどうしても持ってしまう困難だとも言える。
たしかに音楽批評は文学批評にくらべて「遅れて」いるのかもだけど、
それは逆に音楽の構造的な複雑さを浮きぼりにしていると思う。
今回の増田論文なんて、文学の領域で批評している人たちに対して
「文学って単純でいいね(藁」
という自負が見え隠れしていると読めなくもない(w
単純に文学では(物語を言うにしても、文体について言うにしても)
それが書かれた文章であるかぎり、その良さを指摘する上で障害は少ない。
映画でも見られるイメージであるかぎり、やはり難しくはないでしょう。
(もちろんものすごく乱暴に言って、だけどね)。
でも、音楽というのは形として見えにくい分
もともと印象が幅を利かせる余地があったのだと思う。
長レス、スマソ。
68名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/15 06:57 ID:VC4wGQjq
>>56
『現代思想』ハリウッド特集買ったよ。
岡崎さんあいかわらず面白いなー(印象批評)。
結局、映画や文学は批評を必要としているけど
音楽は批評を必要としていない、ということかな>65-67
音楽批評の言語がそれだけいいかげんでも
産業はうまくまわってるわけだから。
いや、正確にいうなら
(映画や文学におけるような意味での)批評を
組み込まないかたちで、音楽は創作され聞かれてきた、ということか。

難解な語彙で対象を飾り立てるような「評論」も
その構図から生じるわけで
増田や北田がその構図にいくらいらだったところで
状況は変わらない、ということかな。

音楽よりも、批評言語に関心がある身としては
やや寂しいところではあるが(w
7069:03/06/16 00:59 ID:???
>音楽よりも、批評言語に関心がある身としては
>やや寂しいところではあるが(w

いや、「音楽と同じくらい批評言語に興味がある身」と
しておくか。その方が正確だな。
でなければこの特集、買って熟読したりしないもんな(w
音楽は批評を必要としていないのにも関わらず、
批評に対するニーズは、ひょっとして映画や文学より多いんじゃないかな?
語る事の難しさと、音楽(ロック?)のファッションアイテムとしての機能の高さ故に(これは映画もか)。
72暴走スマソ:03/06/16 06:42 ID:???
>結局、映画や文学は批評を必要としているけど
>音楽は批評を必要としていない、ということかな>65-67

>音楽よりも、批評言語に関心がある身としては
>やや寂しいところではあるが(w

でも、美術みたいに批評が幅を利かせてしまっては
それはそれで寂しいのでは(w
ピカソでもモンドリアンでも、いや、村上隆でもいいのだけど
近・現代美術の「巨匠」の賭け金は
いかに言説として組織しやすい作品を作れるか
という点にこそあるように思えるし。
批評家が権威を持つとポロックみたいに
「もっと誉めてよー」と泣きつく例まで出てくる。
そういうとこも含めてポロック好きだけど(w
73つづき:03/06/16 06:43 ID:???
ようするに文学でも音楽でも美術でもジャンルは何でもいいけど、
批評のポジションを相対的にあげようっていうのが
モダニズムの論理なわけで。
それは昨日書いたような評論文
(消費者に役立つ情報)とは全く違うというか、
むしろそういう資本の圧倒的な力に
対抗するために要請された部分が大きい。
われわれ批評家は売れゆきや人気に関係なく
大文字の「文学」「芸術」を確定し、保存するのだっていうアレね。
ポップミュージックといえども
そういう愚直なまでのモダニズムとは無縁でいられなかったというか
信じがたいことに70年代くらいまではある種支配的だったわけでしょう。
つまり大文字の「ロック」という概念がまだ有効だった。
で、漏れとしては、そんな亡霊みたいなものに回帰してもらいたくない
というのが正直なところなんだけど(w
74つづき:03/06/16 06:43 ID:???
もちろん北田さんみたいなやり方は有効だと思う。
けどあれは(読めばわかるとおり)音楽についてというより、
音楽についての言説についての言説になってるわけだよね。
だからこそ目から鱗のひとつも落とせる(w
じゃあ音楽についての言説でどんなものが有効なのかといったら、
結局、印象批評といったら語弊があるけど
ある種パフォーマティヴな言説ってことになるんじゃないかな。
いや、漏れも正直わかりませんけど(w
でも、小林秀雄くらい趣味と表現のレベルで
洗練(を通り越して野蛮?)されていればいいけど、
イタイケな人たちがやると印象批評に堕するという諸刃の剣、か。
それからパフォーマティヴにやるとそのポーズだけがウケて、
渋谷某的「ロック」信者の信者を生みだしてしまうという
転倒も起こってくるだろうし。
むずかしいなー。
75つづき:03/06/16 06:45 ID:???
そういえば今ふと思い出したけど、
むかし上野俊哉が評論家を格付けしてて、
渋谷陽一<中村とうよう<高橋健太郎
という評価をしてたような。
渋谷は啓蒙的な役割は果たしてるけど
限られた情報と趣味判断で「ロック」を延命させてるだけ、
中村はもっと相対的に聴く耳を持っているけど
それでも結局(大文字の)「大衆音楽」に回収してしまう。
ところが高橋は相対的に聴ききながらも
かつ最終審級みたいなところに依拠していないとかなんとか、
ウロ覚えだけれど読んだ人います?>みなさん
今ふと思ったけど上野俊哉と高橋健太郎って顔似てるなー。
って思いっきり関係ないけど(w
77名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/17 17:56 ID:mKCs/Gvt
音楽は目に見えないから語るのが難しい?
78名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/18 14:15 ID:cUinijzA
>>77
そういう部分はあると思う。
それゆえ(市場の大きさも手伝って)>>71が言っているように
評論の需要は他のジャンルに比べて
特異なかたちで肥大化していった部分もあると思う。
結果として、「語る私」だけが特化されて
渋谷某に代表されるような「カリスマ」をたやすく生んでしまう
という構造があるのではと。
79_:03/06/18 14:16 ID:???
80音楽ではなくJポップで考えると:03/06/18 14:23 ID:cUinijzA
>>21で北田と東の仕事が比較されてるけど、考えてみると
北田論文は東の言う「動物化するポストモダン」という状況と
切り離せないように思う。
東が言っているのは「動物化すると従来の批評はほとんど無効になる」
というようなことだし。
それで?
82名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/20 03:20 ID:JNNjkKBG
いとうせいこうはいいけど
近田春おはいいかげん田舎帰れよ。
どこの雑誌でも「ぼくが日本で最初にソレやりました」
こんなことばっか言ってる。
なえるよああいう人種みると
83_:03/06/20 03:24 ID:???
84名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/06/20 10:59 ID:fOev1Wtz
>>81 >>82
ポップスには目に見えないものという本質に加えて
北田さんも指摘するとおり緩さという本質もある。
そうなると映画なんかでもそうだけど
生理的な欲求(欲望ではなく)を満たすようなものが
マーケットで強くなり、結果、個々の商品(作品)が画一化する。
それに対し「オリジナリティーが云々」というような従来の批評は
なかなか有効に機能しないと思う。
いとう・近田対談を読めばわかるとおり。

なかなか詩の話にならないね(w
85_:03/06/20 11:12 ID:???
 
age
 
何事につけ、サンプリングとアレンジのセンスが今以上に問われる時代になるって事かね。
>89
サンプリングとアレンジのセンスに欠ける発言の例ですか?
>>89
いや、オリジナリティー云々という旧来の批評が無効化するといっても
イコール「サンプリングとアレンジのセンスが問われる」ってことではない。
サンプリングっていうと、さもポストモダン的な
いろんな要素を並列に並べたかのようなイメージがあるけど、
「元ネタ」って言い方からもわかるとおり(事後的にせよ)
逆にオリジナル/コピーという関係を浮き彫りにしちゃう側面もあると思う。
そうではなく、オリジナル云々という価値基準なんか関係なく
単なる最大公約数的に生理的な快楽(っていうか刺激)を与えるような音とか映像とかが
計算されつくされて、結局、そういう商品ばかりが
売り上げを伸ばすって事態に今やなっているのでは、ということなんだけど。
これは映画のほうが顕著だと思うけどね。
「オリジナルだから」とか
「生理的な快楽が大きいから」とか
「オーセンティックだから」とかいった
雑多な批評基準のどれもがヘゲモニーを握れずに
実際は併存してるんだけど、批評言説の中では
そのうちのどれかがモダニズム的な累進的過程の中での
「唯一の基準」として喧伝されて「スバラシイ」と
評価され、それが売り上げという資本主義的な基準と直結してしまう
そんなふうな批評言説の風景が一般化しちゃったってことだな。

スピッツでもブランキーでもいいけどさ
ただ褒めてるだけじゃない。いい「宣伝文句」だよ。
そういう資本主義の装置に奉仕してるだけ、ってな自覚はあるのかね。連中には。

Jポップの批評なんてニーズがないし
「ニーズ」でしか計られないのが
この領域の言説の悲運だね。
くだらねえ
95名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/07/08 03:47 ID:pXZSGYya
とつぶやいて
96名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/07/11 02:08 ID:ZF7DATin
終了ですかねこのスレも
97山崎 渉:03/07/15 10:17 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
98山崎 渉:03/07/15 13:41 ID:???

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
99
100あぼーん:あぼーん
あぼーん
101山崎 渉:03/08/02 02:01 ID:???
(^^)
102山崎 渉:03/08/15 15:49 ID:???
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
103名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/08/17 22:56 ID:SvaRkTjk
だめでしょ
104名無しの歌が聞こえてくるよ♪ :03/10/04 04:49 ID:7PEN1ez9
age
>今回の増田論文なんて、文学の領域で批評している人たちに対して
>「文学って単純でいいね(藁」
>という自負が見え隠れしていると読めなくもない(w

フリスやニーガスの本で読んだ話をJポップにあてはめてるだけと思ったが
なんか「Performing Rites」にこんな章あったよなとか思いながら眺めたよ
ちんぽ
106名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/10/22 16:37 ID:yeXC7cDZ
このスレまだあったのか(w
ちんぽ
107名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/11/29 10:13 ID:fGSuLEDt
>>105
かとうさんお元気ですか?
こんなことしてると音楽に呪われますよ。。。
108あぼーん:あぼーん
あぼーん
109名無しの歌が聞こえてくるよ♪:03/12/17 01:01 ID:TsnY3g5Y
くだらねえ
110名無しの歌が聞こえてくるよ♪
age