本格イタ飯屋で、グランシェフと若い料理人が揉めてるようなものだと思うんだ。
シェフ「きみ、うちの店でうどんこで練った麺をケチャップで炒めたものを出さないでくれたまえ。」
料理人「僕のナポリタン、美味しいって言って下さるお客さんいらっしゃいますが?」
シェフ「喫茶店の客を連れて来ないでくれたまえ。」
料理人「いいじゃないですか!お客さん増えたんだから!」
シェフ「古くからの常連さんからクレームが殺到しておる!」
料理人「わかりました。お薦めメニューにはせずにナポリタンを食べたいって言って下さる
お客様にだけそっとお出しします。」
シェフ「隣のテーブルであれを食べてるのを見るだけで不快に感じるお客様もいらっしゃるのだよ。」
料理人「そんなの見なきゃいいじゃないですか!そのお客さん我が儘っすよ!」
シェフ「本格スパゲティーを売りにしてるうちであれが出てれば信用に関わる!」
料理人「ナポリタンは代表的なスパゲッティじゃないですか!」
この会話を聞いてたグルメ評論家の某氏の反応。
「だってナポリタンだよ?イタリア料理じゃないでしょ(笑)
ナポリタンが美味い不味いの問題じゃなくてナポリタンなんだよ?
イタ飯屋の看板に“当店ではナポリタンはありません。喫茶店へどうぞ。”だよ?
大笑いだよ。うひょひょひょひょ。」
ナポリタンがペペロンチーノやボロネーゼより
不味いスパゲッティだと言う訳ではありません。事実多くの日本人に愛されてます。
優れた料理人が、ナポリタンを逆アレンジして
ヌーベルキュイジーヌなナポリ風スパゲッティを編み出せば、
本場のお客様も「とれびあ〜ん!!」と絶賛する皿を出せるかも知れません。
ただ、この若い料理人の力量はグランシェフには信用されてない、そう言うことでしょう。