転勤族PartIII

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711可愛い奥様
転勤族の家庭で育った、今は転勤族ではない主婦です。

28歳で嫁にいくまで、6県14回に渡って引越ししました。
中学3年で大阪から盛岡へ転校、高3で自分だけ一人東北
へ残り、家族は全員京都へ。

県民性・文化・習慣の違う所に放りこんだ両親に対し、
未だに深い憤りを感じている。父親は、所詮転勤族の
集まりである母集団の会社に属しているから、どこへ
行こうが何ら影響を受けない。専業主婦の母は、近所
のお付き合い程度しか影響がないから、イヤならその
付き合いを自分から立ちきることが可能。

でも、子供は自分をとりまく学校生活(部活・友人・恋愛
など全て)を奪われ、全く未知の異文化の住民に囲まれた
生活を余儀なくされる。入試だって、数年後にはどこに
住んでいるかわからないから、どこの学校に進学したい
という目標も建てられず、「どこの学校でも入れるように」
という漠然とした意識しか持てない。

私は東北で、つらい経験(気候・風土・県民性の違い)をした
が、妹二人は、京都で徹底的によそ者扱いを受け、しかも成績
が良かったため、寄ってたかって脚ひっぱられ、ストレスで
胃にボコボコに穴があいた。

子供を転勤に巻き込むのなら、もっと県民性を考慮して、連れて
いって欲しかったと思う。参考までにPHPから出版されている
「県民性雑学ハンドブック」(1238円)は、転勤族に良書と思われる。