わいせつROM販売の元教授に有罪判決/懲役1年、執行猶予3年
援助交際相手との性行為を撮影、収録したCD−ROMをインターンネット
販売したとして、わいせつ図画販売などの罪に問われた元成蹊大学経済学部
教授、高松和明被告(44)に対する判決公判が14日、横浜地裁であった。
井口実裁判官は「年齢にかかわらずアクセスできるネットを利用して公然性の
高い犯罪を計画し、教育者としての期待を裏切った」として、懲役1年、執行
猶予3年(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。
判決によると、高松被告は昨年8月から11月にかけ、インターネットの
「出会い系サイト」で知り合った無職女性(20)とのみだらな行為をCD−
ROMに収録。このうち9枚をネットを通じて7人に計12万3500円で販売した。
高松被告は創価大卒業後、カリフォルニア大ロサンゼルス校の大学院で博士号を取得。
平成2年から成蹊大で専任講師、4年に助教授、9年には教授となり、同大で経営学を
教えていたが、事件後に懲戒免職となった。父親は創価大初代学長で、日本経営分析学
会会長を務めるなど有名な学者だった。
高松被告は、昨年5月ごろネット上の「出会い系サイト」で女性と知り合い、
援助交際から次第に深入りし、パソコンやデジカメなど約50万円相当を買い
与え、下着、ヘア、尿などを女性が開設したホームページ上で販売すること
を指南したとされる。さらに“指導熱心”なあまり、「ハメ撮り」した画像を
記録したCD−ROMを製作して販売、約300万円の売り上げがあったという。
http://www.zakzak.co.jp/top/top0314_3_02.html