幼児を女性が「蹴り倒す」動画が話題――撮影者が渋谷駅で目撃した「児童虐待」の現場
弁護士ドットコム 6月17日(火)21時26分配信
人々がいきかう駅の構内。大泣きする小さな子どもを、保護者らしき女性が蹴り倒す――。
そんなショッキングな動画がフェイスブックに投稿され、話題を呼んでいる。
動画の「シェア」数は6月17日時点で、2万5000件を超えている。
動画を撮影・投稿した会社員の嘉瀬正貫さん(38)によると、「事件」が起きたのは今年3月1日(土曜日)の午前中。
渋谷駅の改札付近で知人と待ち合わせをしていた嘉瀬さんは、突然聞こえてきた大きな怒鳴り声に、恐怖感を覚えたという。
●泣きさけぶ子どもは床にたたきつけられた
「泣きさけぶ子どもに向かって、母親らしき女性が『てめえ、なにしてんだよ。早く来いよ!』『ふざけんなよ、てめえ!』みたいに怒鳴っていました。
私が『やめなさい』と声をかけても、女性はやめるどころか子どもを足蹴にし始めた。そこで、警告の意味も込めて、手持ちのスマホでムービーを撮影し始めたんです」
投稿された動画は、そのとき撮影されたものだ。
倒れ込んだ子どもを怒鳴りつけ、立ち上がらせたのもつかの間、女性は突然「ふざけんなよ!」と言いながら、足で子どもを蹴りつけた。
頭から床にたたきつけられる子ども。ゴツンという鈍い音が駅構内に響いた。そこで、嘉瀬さんが「警察を呼ぶぞ!」「ビデオに撮ったぞ!」と叫ぶと、
女性は子どもを抱えて足早に立ち去った。
動画にはここまでの場面が収められている。
●「割って入って止めるのは、リスクも感じた」
撮影しながら、嘉瀬さんはどんなことを考えていたのだろうか?
「しつけを否定するわけではないですが、あれは明らかに度を超えて、行きすぎでした。
私は改札の外にいて、彼女らは中にいました。どうにか止めさせたいとは思いましたが、
怒鳴っている女性がどんな人かも、何を持っているかも分からない。
身体を張って割って入って止めることには、リスクも感じました。そのとき、そこまではできなかったですね」
(※後半、省略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140617-00001657-bengocom-soci