>>270 【選抜高校野球】 佐野日大 堅守キラリ エース田嶋の快投支える
「大会ナンバーワン左腕」 の呼び声が高い先発の田嶋は、140キロを超す速球にスライダーを
織り交ぜた投球を披露。二回には走者を二塁に進めたが、無得点で切り抜けた。田嶋の父、
秀則さん(46)は 「落ち着いて投げている」 と、息子の立ち上がりに満足した様子だった。
試合が動いたのは五回。安打や四球などで無死満塁の好機を迎えた場面で9番・佐川が中前へ
2点をもぎ取る適時打を放った。佐川の父、三夫さん(43)は 「控えめな性格だが、練習は声を
からすほど熱心。大舞台での活躍を信じていた」 とうなずいた。
九回には2死から2安打を浴びて一、二塁のピンチを迎える。だが、田嶋は落ち着いて最後の
打者をこの日12個目の三振で仕留め、試合終了。完封勝ちを収めたチームに、アルプススタンド
からは 「よくやったぞ」 と声援が送られた。チアリーディング部3年の高橋里緒(りお)さん(17)は
「甲子園に“佐野日大旋風”を巻き起こしてほしい」 と期待を込めた。 ◇
○佐野日大・松本弘司監督 「最後まで気の抜けない展開だったが、田嶋は制球が良く、
冷静に投げてくれた。出来は100点です」
○佐野日大・吉田叡生(としき)主将 「持ち味の堅い守りができた。次は連打で早く得点し、
自分たちが田嶋を助けてやりたい」
産経新聞 (2014.3.24)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/140324/tcg14032402430002-n1.htm