おれんじ鉄道10周年祝う
八代市と鹿児島県薩摩川内市を結ぶ第3セクター 「肥薩おれんじ鉄道」 が13日、
開業から丸10年を迎え、八代市の八代駅で記念式典が開かれた。
式典に続いて、秀岳館高の生徒が和太鼓を披露。市内の保育園児がくす玉を
割り、「祝・開業10周年」 の垂れ幕が現れると、参加者からは拍手が起こった。
最後に園児2人の合図で、観光列車 「おれんじ食堂」 が出発した。
淵脇哲朗社長は 「鉄道は、通学や通院の足としてなくてはならない存在。
観光列車などにより赤字を縮小させ、次の10年も存続させたい」 と語った。
同鉄道は2004年3月13日、九州新幹線鹿児島ルートの部分開業に伴い、
JR九州から経営分離された在来線を引き継いで開業した。沿線人口の
減少や施設老朽化などで苦しい経営が続くが、昨年3月に運行を始めた
「おれんじ食堂」 が好調で、国内外からの集客に力を入れている。
(2014年3月14日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kumamoto/news/20140313-OYT8T01202.htm