“李大浩熱” タカまる釜山 ホークス入団 応援ツアー企画続々
韓国釜山市出身のプロ野球選手、李大浩 (イデホ) 選手が入団した福岡ソフトバンクホークスに、
釜山市民から熱い視線が集まっている。李選手は地元のプロ球団にも所属した釜山のスター。
「釜山から近い福岡なら観戦に行ける」 と、応援ツアーを企画する旅行会社も出始めている。
李選手は、釜山市が本拠地の韓国プロ野球・釜山ロッテジャイアンツに2001〜11年まで在籍し、
06年と10年に三冠王を獲得。日本ではオリックスバファローズの主砲としてプレーし、
今季はソフトバンクでの活躍が期待されている。
古巣の釜山ロッテ球団によると、李選手の人気は実績だけでなく、幼いころに死別などで
両親と離別し祖母から育てられ、貧しさの中、苦労して野球を続けたエピソードも人気に拍車を
かけているという。
福岡−釜山は、飛行機で1時間弱、高速船でも約3時間の距離。釜山市の旅行業界は李選手の
人気とソフトバンク入団にあやかり、福岡ヤフオクドームでの野球観戦を軸にしたツアー旅行の
企画に動きだした。
JR九州高速船と福岡−釜山線を共同運航する 「未来高速」(釜山市) は、観戦チケットに船の
往復券、ホテルを付けたパック商品を2月から販売予定。福岡−釜山線を運航する航空会社
「エアプサン」 (同) も同様の応援ツアー商品を検討している。また、旅行会社 「チャームワールド」
(同) は、ナイター終了後、屋台や中洲の繁華街を巡るツアーの準備を進めている。
=2014/01/27付 西日本新聞朝刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/f_sougou/article/65755