【LOVE】嵐について51【P・A・R・A・D・O・X】

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183可愛い奥様
誰にも言えないある「秘密」、それはズバリ真緒は人間に変身した猫だったのです。

猫は自分の死期を悟ることができるらしく、死期を悟った猫は自分の亡骸が他者にさらされない死に場所を探してそこで息を引き取る習性があるんです。

昔の日本家屋は軒下にスペースがあったので、飼い猫はよくそこを死に場所に選ぶことがあったらしく、古い家を建て直すために解体すると軒下から白骨化した飼い猫が出てきたなんていうことがよくあったらしいです。

話を戻すと、真緒が浩介の前から忽然と姿を消してしまったのは、真緒に変身していた猫が死期を悟り、浩介に見つからない死に場所に行ってしまったためだったのです。

ところで、猫は魂をいくつも持っているので死んでも別の魂で生まれ変われるという言い伝えが昔からあり、その言い伝え通りに一度は死んだはずの猫は生まれ変わって再び浩介の前に姿を現します。

生まれ変わってきたその猫は、指輪を首につけて浩介の前に現れるのですが、その指輪は失踪前の真緒のもの。

その指輪を見て浩介はその猫が真緒だとわかり、その猫と一緒に暮らす、というのが原作の結末です。

また原作では、物語の途中に真緒は猫?と思わせるような伏線がたくさん張り巡らされていてるんです。

真緒は養子として両親に育てられたのですが、養子に入ったきっかけは13歳の時に裸で外をさまよい歩いているところを保護されたこと。

養子に入ってからも、高いところから飛び降りても何ともないという不思議なことがあるのですが、これも猫ならでは。

そして真緒は猫舌!(笑)