★ ★ ひ ろ し ま の 奥 様 19 ★ ★

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67可愛い奥様
投資マインド

投資家の心理、精神状態


 まず投資家は、株価が上昇すればするほど株を買いたいという気持ちが強まる。
いま株を持っていないと、今後の上昇相場でもうけ損なうのではないかという焦りや不安を抱くからだ。

 買いそびれた機関投資家は「持たない不安」に駆られてしまいがち。
そのうち値下がりするだろうからその時点で買えばいい、と待ち構えていると、そういう時に限ってなかなか値下がりしない。
しびれをきらして買うと、そこが目先の高値で、そこから値下がりするケースがしばしば起こる。

 一方、株価が下落する時には、それとは逆の投資家心理が生じる。
株価が値下がりすればするほど、投資家は持ち株を売りたいという気持ちが強まる。
早く売ってしまわないと株価がますます値下がりし、損失が大きく膨らんでしまうという懸念があるからだ。

しかし多くの場合、投資家がたまらず持ち株を売ったところが大底で、それから値上がりに転じることが多い。
68可愛い奥様:2013/07/06(土) 23:52:40.05 ID:IUmBkyBq0
 投資家の多くは持ち株がここまで値上がりしたら売ろうという「売り目標値」を事前に設定している。
しかし実際に株価がその目標値に到達しても利食い売りできない投資家が少なくない。 もっと大きく値上がりするのではないかという期待と不安が邪魔する。


投資家は、買うときにもこれとよく似た失敗をしがち。
ここまで値下がりしたら買おうという「買い目標値」を設定するが、株価が大きく下がって目標値に到達してもなかなか買うことができない。
もっともっと大きく値下がりするのではないかと考えてしまうからだ。

 そこで値下がりするたびに「買い目標値」を引き下げていくようになる。
やがて底を打ち上昇に転じると、もう一度この前の安値まで下がったら買おうと考えるようになる。
底を打って上昇に転じた銘柄は、小さく値下がりする場面はあっても大きく値下がりすることなく上昇を続ける傾向がある。

このため、せっかく買うチャンスがあったのに買えなかったということもしばしば起こる。
69可愛い奥様:2013/07/06(土) 23:55:17.41 ID:IUmBkyBq0
 投資家心理としては「天井(最高値)で売りたい」「大底(最安値)で買いたい」と考えがちだが、それはどんな相場名人でも不可能である。
なぜなら、どこまで値上がりすれば天井なのか、どこまで値下がりすれば大底なのかは数カ月、数年後になって初めて分かることで、そのときには誰も分からないからだ。

 このため「名人は天井売らず、底買わず」という相場格言もあるほどじゃ。
天井で売ったり底値で買ったりするような不可能なことにチャレンジしていたら、せっかくの買いや売りのチャンスを逃してしまうことになる。
名人はそんな愚かなことはしない――というわけだ。

 このような失敗をしないためには一度に買いたい(売りたい)だけの株式をすべて買う(売る)のではなく、 株価の変動に合わせて何回か(3〜5回程度)に分けて売買する
のが最も賢明な投資法ということになる。

そして「売り目標値」まで値上がりしたら必ず売り、「買い目標値」まで値下がりしたら必ず買う、ということを投資ノートなどに事前に書いておくことをお勧めしたい。