サウナというと、日本人の感覚からすると何となく男性サラリーマンが頻繁に利用する施設というイメージ。
ところが、ここのところ上海に住む周りの女性達、特に「90后(チウリンホウ)」と呼ばれる
1990年代生まれの若い子からよく耳にするのが「韓国式サウナにはまっている」という声。
中でも上海で4店舗を展開している「New Star(中国語で紐桑拿会所)」が、人を集めているという。
そこで、New Starのブランディング戦略を探るべく、今年に入って数度、同所を訪れてみた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130319/245257/ph01.jpg 韓国ではNew Starのような施設を「チムジルバン」と呼ぶ。チムジルバンとは、日本のスーパー銭湯のように、
何種類ものお風呂やサウナを楽しめる施設。一般的には男女が一緒にくつろげるスペースや食堂も備えている。
韓国の家庭では、普段はシャワーで簡単に入浴を済ませるのが一般的で、その代わりに週に1回などの頻度で
チムジルバンに通って、ゆっくりするといったスタイルのようだ
New Starのウリは汗蒸幕(ハンジュマク)サウナだ。これは、汗蒸幕と呼ばれる黄土や粘土で造られたドーム型の
窯の中で、松の木を炊いて熱するサウナのこと。室温40〜55度、高湿度に保たれた室内で岩盤や岩塩などを加熱し、
9種類の薬石から放出される遠赤外線やマイナスイオンで体を芯から温める。無理なく発汗でき新陳代謝を活性化させ、
汗と一緒に老廃物(毒素)を体外に排出させる効果があると言われている。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130319/245257/?top_updt&rt=nocnt