日本は独島主権の主張を断念すべき=和田春樹教授
日本の歴史学者、和田春樹・東京大学名誉教授が、独島問題を解決するには韓国が実効支配する独島に対し日本が主権の主張を断念するほかに道がなく、決断は早ければ早いほどよいとの見解を示した。
韓国で発売した新刊「北東アジアの領土問題、どう解決すべきか(原題)」で述べた。
和田教授は、植民地支配をした日本が、独島を「日本の固有領土」、韓国による支配を「不法占拠」と主張するのは、道義的でない行動だと指摘した。
日本は独島主権の主張を早期に断念すべきと主張した上で、実現の見通しがない主張を続け、韓日関係と両国国民の感情を悪化させることは、愚かさの極致だとした。
両国国民の理解の調和に向け、独島周辺海域において島根県の漁業者の操業権利を保障すること、独島を経済水域の基点としないことに合意する必要があるという。
序文では、日本が反省と謝罪の表明、補償、経済的処理など、植民地支配国として取るべき対応を拒否してきたと批判。両国に対話と交渉を促した。
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