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覆面議員、出席認められず…「民意無視」と抗議

２月の大分市議選で初当選した覆面レスラー、スカルリーパー・エイジ議員（４４）が１１日、改選後初めて開会した市議会に覆面のまま出席しようとした。

　しかし、覆面の着用を認めていない会議規則に基づき出席が認められず、本会議が正午過ぎに終わるまで約２時間、議場の出入り口に立ち続けた。

　エイジ議員は覆面にスーツ姿で登庁。午前１０時から始まった本会議に出席するため議場に入ろうとしたが、市職員に制止された。

　エイジ議員は「（市議選で獲得した）２８２８票（の民意）を無視するのですか」などと強い口調で抗議し、直立したまま出入り口をにらみ続けた。この日は正副議長の選挙などがあったが、結局、参加できなかった。

　同市議会の会議規則は、病気などで議長が許可した場合を除いて、帽子や襟巻きなどを着用して議会に出席することを禁止している。

　覆面姿で議場に入ることについては、６日の会派代表者会議で規則の尊重を理由に認めないことを確認していた。リングネームでの活動は認められていた。

　エイジ議員は報道陣の取材に対し、「覆面を取ったら別人になる。覆面で議会に悪影響があるのか。議員活動を妨害して許されるのか」と憤りを見せ、「自分なりに議員としてできる仕事を考えたい」と語った。

　新議長に選ばれた板倉永紀議員は「ルールに従っていく」と話している。

　覆面レスラーが議員となった岩手県議会と大阪府和泉市議会では、本人確認を条件に議場入りが認められている。

　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130311-00000602-yom-pol
　http://amd.c.yimg.jp/im_sigggim2SgXd16SoxR8zYmbmIA---x450-y337-q90/amd/20130311-00000602-yom-000-3-view.jpg