◆韓国アダルト商品担当者「日本のTENGAの質の高さに衝撃」
性の極北とも言えるアダルトグッズ業界でも、韓国は独特の文化を持つ。
一見すると、歯科医院の診察台のようにも見える機械。
『ドリームラブチェア』と言い、数年前から日本全国のラブホテルに導入され、
話題となっている韓国発の“全自動セックスマシン”である。
座面が2つあり、男女が向かい合わせに座る。
スイッチを入れると座面が動き、自動でピストン運動が行なえるというシロモノ。
スピードも自由自在で、女性用の椅子にはリクライニング機能や上下運動機能もある。
電磁石などの力を利用して繊細な動きを可能にする、韓国の技術力を示すハイテク製品だ。
ドリームラブチェアのみならず、近年、“韓流アダルトグッズ”の台頭が目覚ましい。
「韓国のアダルトグッズはネット通販がメインです。これまでは日本製をはじめとする
海外製品の人気が高く、韓国製と言えばその模倣品が出回っていた程度でした。
それが、この2〜3年で状況が変わり、オリジナル商品が目立つようになりました」
こう語るのは、都内の有名アダルトグッズ販売会社の経営者。
アメリカやドイツなどで毎年開催される世界規模のアダルトグッズ見本市でも、
韓国メーカーの出展が見られるようになったという。
例えば2008年に韓国で設立されたHEPS社が開発した男性用の「フェラホール」がある。
商品名は『キンジェイ』。
プラスチックの筐体を操作すると、シリコンで作られた“口”が開き、そこに男性器を挿入して使う。
昨年秋の販売開始以来、今年1月には韓国で1万個の売り上げを達成し、
現在では月に3000〜4000個も売れているヒット商品だ。
同社の担当者が語る。
「日本のTENGA(大ヒットしている自慰行為用の道具)を見たとき、デザイン性と質の高さに
衝撃を受けました。韓国には優れた商品がなかったので、自分たちにも作れないかという思いから
開発を始めました。キンジェイの売りは『人の口では真似できない深い挿入感』です。
シリコンの嫌な臭いもなく、300回以上の使用に耐えることもテスト済みです」
http://www.news-postseven.com/archives/20121126_155346.html