172 :
可愛い奥様:
あと1時間くらいだから、そろそろ良いかな?
週刊新潮10月25日号「ワイド特集」p.50〜51を転記するね。
【一葉落ちて天下の秋】
ノーベル賞作家、ガルシア=マルケスは『族長の秋』で独裁者の衰亡に至る喜悲劇を
シュールに描いた。秋という季節は、ひらひらと一葉落ちるたびに人生の落日について
気づかされる。晩秋を迎えたいま、ここに紹介する7つの物語の主人公たちに、衰亡の
わずかな兆しが見えはしないだろうか。
1.「愛子さま」運動会欠席でも場所取り職員6人の早朝勤務手当
すまじきものは宮仕え-----。江戸中期に初演された『菅原伝授手習鑑』の中で、
上役の子を守るために他人の子を身代わりに殺す武士の台詞である。そこまでは
いかずとも、宮仕えの気苦労が絶えないのは今も昔も変わりがない。まして、仕えた先が
やんごとなき家柄だった場合は尚更のことだ。彼ら東宮職の心中はいかばかりか。
(つづく)
173 :
可愛い奥様:2012/10/24(水) 22:50:50.75 ID:Aj/L7ORzP
さる13日、学習院初等科の正門前には土曜にもかかわらず、早朝6時半から6人の男性が
並んでいた。この時の気温は17.6度。男たちは紺色で地味なジャンパー、カーキ色や
チャコールグレーのスラックス姿で寒さに耐えていた。ある学習院関係者が同情した
面持ちで語る。
「あの日は初等科の運動会で、彼らは雅子妃の場所取りのために並んでいた東宮の職員です。
列の先頭にいたのは東宮侍従の中村久之さんで、その後ろにいた5人も東宮職の関係者です。
彼らが普段のスーツ姿でなく、ラフな服装だったのは、他の保護者と一緒にいても浮かない
ためでしょう。昨年も、70代のベテラン侍従の野本勲さんが早朝から並んでいましたね」
運動会は午前9時スタート。彼らは、正門が開く7時半まで1時間以上も寒空の下で立って
いた訳だ。が、愛子さまは運動会前日に喉の痛みを訴えて学校を休み、当日の朝も熱が
37度台後半まで上がり風邪で欠席された。結果、6人は待ちぼうけを喰った格好になったが、
なぜか場所を取り最後まで運動会を観ていた者もいたという。宮内庁のOBがその理由を
解説する。
(つづく)
174 :
可愛い奥様:2012/10/24(水) 22:52:44.46 ID:Aj/L7ORzP
「恐らく、雅子妃のお気持ちが変わり、突然お一人で運動会に訪れる可能性を考えて待ち
続けたのでしょう。本来ならば、愛子さまの欠席が決まった段階で引き揚げますからね」
『サービス出勤』
この日、天皇皇后両陛下は福島県川内村で除染作業を視察後、仮設住宅も訪問されていた。
また、皇太子殿下も同日、全国障害者スポーツ大会へ出席されるため岐阜市へ足を運ばれ
ていたのである。宮内庁担当記者によれば、
「両陛下や皇太子殿下は公務ですが、雅子さまの場合は愛子さまの運動会をご覧になるの
ですから私的な行事。運動会へ行くなとまではいいませんが、両陛下や皇太子殿下が公務の
最中、場所取りに東宮職を動員することに疑問を抱いている職員も少なくありません」
東宮に仕えていた元侍従に話を聞くと、
「確かに、皇族からすれば私的行事かもしれませんが、お世話をする宮内庁職員にとっては
“公務”です。この日は休日出勤になります。公務員は早朝手当や休日出勤手当は超過勤務
手当になる。勤続年数などにより様々ですが、金額は1時間あたり2500〜4000円といった
ところでしょう」
早朝から運動会の最後までいれば約9時間になり、最高3万6000円を手にすることが
できる。これなら、一日の手当としては悪くないのではないか。
「ただし、東宮にも予算があるので全て認められる訳ではありません。手当の支給でなく、
代休措置になる可能性もある。とはいえ、東宮のように多忙な職場は周囲の目もあり代休を
取り難い。今回、早朝から並んだ職員も代休を返上して、結局、“サービス出勤”のような
形になってしまうかもしれません」(同)
すまじきものは……。
(おわり)