英国系コンサルティンググループZ/Yenが行った世界主要都市の国際金融競争力を分析した国際金融センター指数(GFCI)調査で、
ソウル市が世界77都市中6位となったことが明らかになった。複数の韓国メディアが28日、報じた。
同社のランキングでは、ロンドンが1位、ニューヨークが2位、香港が3位、シンガポールが4位。東京はソウルに一歩後れた7位にとどまった。
韓国メディアは、「ソウル市の金融競争力、東京を抜いて6位に浮上」「ソウル市が国際金融競争力で77都市のうち6位に」などと題し、
ソウル市の国際金融競争力は、3月の調査の9位に続き、今回は3段階も上昇し6位になったと伝えた。
GFCIは、世界の金融関係者を対象に、オンラインによるアンケート調査と、
国際経営開発研究院(IMD)の世界経済フォーラム(WEF)などの外部機関が評価する
「人的資源・ビジネス環境・インフラ・市場へのアクセス・一般競争」など、5つの分野の指数を総合して算出される。
今回のランキングの上昇は、韓国経済の肯定的な対外評価が主な要因として作用したと分析。欧州財政危機の余波で、
他国の金融センターの対外信用度が下落した一方で、
韓国国債の信用格付け(AA−)とソウル市の信用格付け(A+)(いずれもS&P)が上昇したためとみられている。
韓国は今月初め、国家信用等級A+の日本と中国を追い抜いた。また、汝矣島(ヨイド)の金融中心地の育成や国際金融センター(IFCソウル)や、
ビジネスサポートセンターの設立など金融インフラを拡充してきたのも、肯定的な影響を及ぼしたと推測されている。(編集担当:李信恵・山口幸治)
【社会ニュース】 2012/09/29(土) 11:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0929&f=national_0929_017.shtml