2012年4月22日、華字紙・日本新華僑報の蒋豊(ジアン・フォン)編集長は「日本はなぜ韓国に『対抗意識』を抱くのか?」と題した記事を中国のブログサイトに発表した。以下はその内容。
日本という国は絶えず強い危機感に苛まされているらしい。中国経済の急速な発展に警戒心を抱くだけでなく、韓国に対しても特殊な「対抗意識」を燃やしている。韓国は中国と違い、
もともと似ている部分が多い。だからこそ、韓国の発展の勢いは相当なプレッシャーになっているようだ。
日本経団連の研究機関、21世紀政策研究所は16日に発表した2050年までの日本と世界50カ国・地域の長期経済予測で、「2030年までに日本はGDP(国内総生産)で韓国に追い抜かれ、
貧困国に転落する」と報告した。日本の財界が「韓国に追い抜かれる」との予測を示したのは初めて。日本社会に衝撃が走ったのは言うまでもない。
破竹の勢いで発展する韓国に対し、衰退の一途をたどる落ち目の日本。40年もの長きに渡り栄華を誇った日本も、今では世界第2の経済大国の座を中国に奪われ、3位に甘んじている。
しかも、経済の停滞はいまだに続いており、希望の光などまったく見えない。製造業は海外移転を余儀なくされ、少子高齢化も深刻さを増すばかりだ。
一方の韓国は2010年の経済成長率が6.2%、1人当たりの国民所得も2万ドル(約162万円)を超えた。「韓国の経験」は世界の多くの国の模範となっている。
6月末に退任する世界銀行・ゼーリック総裁の後任も米政府が指名した韓国系の医師、ジム・ヨン・キム氏に決定。同氏は「韓国経済の経験を生かし、
発展途上国の貧困問題を解決したい」と抱負を語っている。
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