九州北部で降った猛烈な雨で12日午後、新たに熊本県内で男女13人の死亡が確認された。
熊本、大分両県で死者は17人になった。行方不明者も10人おり、両県警などが捜索を続けた。
自衛隊は両県の災害派遣要請を受け、部隊を派遣した。 気象庁によると、熊本県阿蘇市
乙姫では同日午後1時20分までの24時間雨量が観測史上最多の507.5ミリに達した。
同庁は「13日明け方から、再び非常に強い雨が降る恐れがある」と厳重な警戒を呼び掛けた。
熊本県警などによると、阿蘇市では多数の住宅が大雨による土砂崩れで倒壊。同市一の宮町坂梨、
古木国隆さん(49)、健太郎さん(24)親子らと、古木さん宅に遊びに来ていた同市役犬原、工藤静香さん(24)ら
男女15人が死亡した。同市では他に8人の安否が不明。南阿蘇村でも柳川昌史さん(26)=同村立野=が
全壊した自宅で遺体で見つかり、59歳の男性と連絡が取れないという。
熊本市で市内を流れる白川が氾濫するなどし、県内の多数の市町村で土砂崩れや床上浸水の被害が出た。
大分県は竹田市で1人死亡、1人が行方不明。同県警によると、死亡したのは、長谷川正和さん(74)=
同市拝田原=と確認された。長谷川さんは川からあふれた水に流された。「田んぼを見に行く」と言ったまま、
姿が見えなくなった同市荻町南河内の男性(80)が依然、行方不明という。
ソース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120713-00000006-jij-soci