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平成23年12月教育委員会定例会会議録5:
次に、2 関係生徒への関わりについてですが、いじめた生徒については、現在学校へ登校できておらず、
学校から家庭訪問や電話連絡を繰り返しているところですが、いじめ行為であったという認識を
受け入れておりません。学校としては、粘り強く指導し、いじめたことを反省したうえで
学校復帰できるよう関わりを進めていきたいと考えております。
次に、3 学校・教育委員会の反省についてですが、事故後の調査からA君がいじめにあっていたことが
明らかとなりましたが、事故以前に学校がいじめを見抜くことができず、早期発見、早期対応が
できていなかったことについて深く反省しております。
最後に、4 いじめの再発防止に向けた取組(予定を含む)についてですが、当該中学校の取組として、
子ども観察と情報交換の徹底を行っており、具体的には、生徒情報交換会議を毎朝開催し、一日の
情報集約を当日中に管理職に報告しております。また、複数教員(1名→2名)による副担任制、
学期1回行っていた書き取り調査による生徒の実態把握を月1回に、生徒会によるいじめ対策委員会の設置、
学校便りや学校協力者会議などを利用して保護者や地域への取組方針の発信、授業公開や懇談会の開催、
家庭との個別の連絡機会を増やす、小さな情報でも一人で判断せず、いじめが発覚した際は
直ちに校内の対策会議を開催するなど、情報の共有などの取り組みを薦めているところです。
教育委員会の取組として、当該中学校へのスクールカウンセラーの配置を増員いたしました。
10月中は終日配置、11月以降は週2日の配置をしております。また、全小中学校に向けたいじめの
未然防止のための指導・啓発、SOSを見抜く、対応手順などを記したリーフレット
「いじめのない学級・学校づくり」を配布いたしました。今後、教育相談センター、
大津・堅田少年センターにいじめ相談ほっとダイヤルを冬休み前に開設する予定です。また、
今学期中に、いじめ相談ほっとダイヤル開設のカードを配布する予定です。12月には小中学校管理職研修会、
1月に教職員特別研修会を実施する予定をしております。
いじめについては、今までも把握できれば解決しており、見つけることが非常に困難であることから、
子どもの小さな変化にも対応できるよう取り組んでまいりたいと考えております。