間違いだらけの避妊法
根拠のない俗説や、不確実な方法に頼って、失敗するケースも少なくありません。
あなたは、こんな危ない避妊法を信じていませんか?
・ 膣外射精
射精する前の分泌液の中にも、精子は混じっています。また、外性器付近に射精した場合、
精子が子宮に到達することもあります。さらに、男性まかせのコントロールにも、信用がおけません。
・ オギノ式
次の月経予定日から逆算して、妊娠しやすい期間を予測し、避妊する方法。月経周期は、
体調やストレスによって変動しやすく、乱れやすいので、オギノ式の「安全日」 予測は信頼できません。
・ すぐに洗浄する
射精後、ビデなどですぐに洗えば大丈夫、と考えている人も多いようですが、射精されるのは、
子宮口のすぐ手前。また、精子の進む速さは、秒速10メートルとも言われます。洗い流すことなど
不可能で、まったく避妊効果はありません。コーラやレモン水、酢などで腟を洗えば妊娠しない
、というのもウソです。
・ 女性上位のセックス
女性上位でセックスすると、精子が外に流れるうえ、重力に逆らって上れないので妊娠しにくい、
というのもウソ。どんな体位であろうと、精子は卵子を求めて進んでいきます。
・ 何度か射精した後のセックス
2回目以降の射精は、たしかに精液の濃度も薄くなりますが、受精に必要な精子は、
たった1つです。精液が多少薄くなっても、妊娠しないわけはありません。
・ 月経中のセックス
月経のリズムは乱れやすいため、排卵が早く起こってしまうこともあります。月経中も含め、
低温期は常に妊娠の可能性があることを覚えておきましょう。
http://www.kao.co.jp/laurier/health/003/006.html