『喜美枝とトーマス二等兵』
昭和24年頃のお話である。田所喜美枝は34歳になる戦争未亡人だった。川崎
の下町で姑と小学2年と4年になる二人の子供と暮らしていたが、生活は苦しく
やむを得ずに知人の紹介で横浜の進駐軍相手のホールで働くことになったのである。
(中略)
トーマスはまだ幼さが残る、どこかあどけない少年のような兵隊だったが、所詮、
若く性欲を滾らせた男であることに変わりなかった。強引に喜美枝の体を膝の上に
乗せると、遠慮なくスカートの中に手を突っ込んできた。6月で暑い日が続いて
いたから靴下は履いておらず、唯一下腹部を隠すズロースは薄手のメリヤス一枚
だけだった。ゆったりした夏物のフレーヤースカートを捲り上げればそんな薄い
布切れ一枚、無いも同然だった。
あっと言う間に喜美枝の下腹と陰部は若いクロンボウの兵隊が好き勝手に出来る
治外法権の占領地になった。大きな異国の男の手は易々と下穿きの中に潜り込み、
喜美枝の大切な女の秘所は進駐してきた異国の男の乱暴な手で蹂躙されるに任された。
そうなるともう男は止まらなかった。喜美枝の足からズロースを抜き取り、真正
面から膝の上に跨らせて抱きしめた。狭いボックス席ではそれが男と女が抱き合
う最も適した姿だった。
そうしておいて、彼は喜美枝の体を万力のような力で抱きかかえて口をふさいだ。
あも、すも無く濃厚な口付けが始まり喜美枝がそれに気を奪われている隙に、尻肉
を鷲づかみにされて腰を持ち上げられた。次の瞬間、剥き出しになった股座に男の
固い性器がぶつかり, 食い込んできたのだった。
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