- <河村名古屋市長発言>日本は被害国を感動させよ=ドイツにならって跪くべき―中国メディア -
2012年2月28日、環球網は河村たかし名古屋市長の「南京大虐殺」否定発言を受け、「日本はドイツに学べ」と主張
する記事を掲載した。以下はその内容。
戦後、日本とドイツは正反対の道を歩んできた。1970年12月、ポーランドのワルシャワを訪問したドイツのブラント
首相はユダヤ人ゲットー記念碑前で跪き、その反省の心が東欧各国との和解に結びついた。第二次世界大戦
終戦40周年の1985年にはヴァイツゼッカー大統領が「5月8日はナチスの暴力支配からの解放の日」と語った。
日本政府からは、中国など被害国を心から感動させる言動はなく、日本はドイツに学ぶべきだとの思いを禁じ得ない。
ドイツではナチスを宣伝、美化する行為は法律で禁じられているが、日本では要人が靖国神社を訪問し、右翼政治家
は軍国主義を再評価する動きまで見せている。ドイツの経験から見るに、立法がなければ日本で再び軍国主義が
台頭する恐れがある。
ドイツ教育法では、歴史教科書はナチスの歴史に十分な分量を割くことを規定し、ベルリン市中心部にはナチスの
悪行を展示する記念館が設置されている。日本は歴史教科書でも侵略の歴史を回避、美化している有様で、記念館
や記念碑などは望むべくもない。
古今の先哲が語る通り、歴史を鑑とすることで正しい認識が得られる。ドイツはその模範として世界からの尊敬を
集めているが、日本にも真摯にドイツに学ぶことを期待したい。(翻訳・編集/岡本悠馬)
ソース : レコードチャイナ 配信日時:2012年2月29日 10時5分
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