499 :
可愛い奥様:
>>490 プリンストン発 新潮流アメリカ by冷泉彰彦
雅子妃の「お病気」と帰国子女ブームの消滅
2011年12月14日(水)10時08分
皇太子妃雅子さまが皇室入りしたのは1993年ですが、当時の日本は「帰国子女ブーム」の絶頂期だったように思います。
そして、雅子妃の存在はそのシンボルのようなものでした。英語が堪能な日英バイリンガルは、これから「国際化」を進めなくては
いけない日本にとってまぶしいほどの希望だったのです。
それから11年、事態は一変しました。日本人の帰国子女は、ビジネスの世界では相変わらず期待されていますが、社会の
全般においては、むしろ敬遠されることが多いようです。例えば「態度が偉そうだ」とか「プライドが高い」など散々なイメージが
あります。
芸能界やテレビの「女子アナ」の世界などが典型で、90年代にはそれこそ帰国子女が番組に登場しない日はなかったわけ
ですが、現在は様変わりしています。むしろ、国際結婚で生まれた人や全くの外国人など「エキゾチックな容貌」をしていながら
「実は英語ができないんです」とか「私、キャラ的にはマヌケなんです」などと「低姿勢」ができる人材が好まれるようです。
勿論、そのような「キャラ」自体は自他によって作られた人工的な部分が大きいのでしょう。そうした「低姿勢ハーフ」本人の
一人一人は、文化ギャップの問題を心の奥で抑え込んだ「プロ」なのだという見方も可能です。
とはいっても、私には容貌とキャラの「ギャップ」が「売り」というのは、どうしても人種差別的に見えてしまって「苦手」なの
ですが、それはさておき、90年代の帰国子女ブームとは正反対のトレンドだというのは間違いないと思います。
500 :
可愛い奥様:2011/12/14(水) 10:29:17.15 ID:NXYaIMT20
>>490 なるほど…。ずいぶん辛辣だね。
そして擁護部分は、「雅子妃は帰国子女だから外国語がペラペラだ」
という、(本当なら当然の)思い込みに基づいてる。
501 :
可愛い奥様:2011/12/14(水) 10:29:28.99 ID:xRHr82pd0
>>499つづき
雅子妃の「お病気」に関しては、様々な説が伝わってきます。儀式性の強い公務を忌避している、宮中祭祀への抵抗を続けて
いる・・・などという「噂」がまことしやかに言われています。皇太子自身の「人格否定発言」といったものまで飛び出しているの
ですから、何らかの問題、非常に深刻な問題があるというのは事実だと思います。
ですが、アメリカから「帰国子女を送り出す」側の私には、やはり問題の核には「帰国子女ならでは」のカルチャーギャップの
問題がある、そう考えるしかないように思うのです。
例えば本人は普通に話しているつもりでも、周囲の「お付き」の人々が聞き取れずに外国要人との私的会話の「モニター」が
できなかったとか、外国要人との英語の会話における「パーソナルタッチ」が宮内庁の官僚が「日本語に直訳した」ら余りに
突っ込んだ内容なので卒倒したなどというようなエピソードが重なって「適応障害」という「座敷牢」に入れるしかなくなったと
いうようなことが推測されます。
皇太子が外国出張に妃を同行しないのも、「病状が悪化するからダメ」というのではなく、本当は「外国で自由に英語で
喋られたらモニターできない」ので官僚機構のメカニズム上そのようにするしかない、そんな推察も可能です。プライベートでの
オランダでの「療養」は許されながら英語圏への「公務出張」は禁じられているというのは、そうした事情がありそうです。
502 :
可愛い奥様:2011/12/14(水) 10:29:58.65 ID:xRHr82pd0
>>501つづき(最後です)
私は、噂されている一部の公務や祭祀の拒否というのが事実であれば、そこには弁明の余地はなく、妃ご本人が姿勢を
改めるべきと思います。ですが、その発端に、あるいは問題の核心にこうした「帰国子女ならではのコミュニケーション不全」が
あるのであれば、心の底から同情し、また支持をする者であります。また、そうした奥さんを「守る」と決意した徳仁親王を
同世代の男性として深く誇りに思う者でもあります。
国際化が叫ばれた時代から、国際化を諦め忌避する時代へ、雅子妃の激動の18年は日本にとって正に「失われた年月」で
あったと思います。それにしても、この不器用な核家族であるお三方を、社会的にもう少しそっとして置くことはできないもので
しょうか? こんな状態のままで、女性宮家がどうとか、女系がどうという粗っぽい議論にこのご一家を巻き込むのは何とも
残酷なように思います。