【原発】放射能\汚染対策スレッド 83【被曝】

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735可愛い奥様
>>568
> すごい単純なんですけど、肺にプルトニウムが一個入ったとしますよね。
> どこかにピタッとくっついて、永久じゃないかもしれないけど、しばらくはそこにいる。
> そしたら、その近くの細胞は、100倍どころじゃない放射線の集中砲火を浴びるんじゃないんでしょうか?

プルトニウム原子一個は、1回崩壊したらもうプルトニウムじゃない。ウランとかアメリシウムとかに変わるわ。

言いたいのは、「ホットパーティクル仮説」よね。

ホットパーティクル仮説の話は「プルトニウムを高濃度で含む塵の粒子」=ホットパーティクル。プルトニウム原子一個じゃないわ。
ホットパーティクルは排出されづらくて動かない。
だから付着した周囲の細胞に局所的に大きな影響を与える。距離と実効線量係数から計算したら11万倍。というのが要旨。

まぁ当たり前なんだけど、実際にはそうはならなかったし、論理的にも大間違い。
ホットパーティクル仮説は「ミクロ」と「マクロ」の論理を、都合のいいところだけ組み合わせてる、典型的な間違いorトンデモ。
「癌化」の単位は細胞よね。そんな小さい物に、「個体の健康被害」のような大きい物を適用したマチガイ。

「線量」と「生体への影響」の関係は、「個体単位」で見る時と「細胞単位」で見る時と違うの。
細胞単位での影響は、低線量では「確率的に死o遺伝子損傷」があって、ある閾値を超えると「確定的に死」であるのがもうわかってる。
個体単位での影響は低線量は「確率的に癌化」or「確率的に遺伝的影響」、高線量では閾値アリの確定的死。
これも、人間では実証できてないけど、ラットなどの動物実験ではわかってる話。

つまり、ホットパーティクルが肺に付いて、ある細胞に11万倍も被曝したら、その細胞は「高線量被曝」で自死か壊死を起こすの。
11万倍の確率で癌化したりはしないのよ。

> 線量換算係数というのは、その集中砲火のことまで考えて決められているのでしょうか?

上で書いたように、集中砲火は癌化や健康被害に直接結びつかない。
だから線量換算係数も、あくまで「マクロ」な係数。
だから考えてないわ。