962 名前:可愛い奥様[sage] 投稿日:2011/09/04(日) 13:38:07.79 ID:qCjnjhNpP
>>926 スレ立て乙。
八幡和郎『皇位継承と万世一系に謎はない』扶桑社新書102
プロローグの「万世一系の天皇制だからこそ日本経済の奇跡は起きた」から
エピローグ「皇室典範はこう改正すべきだ」まで、5章にわたって天皇史の視点から日本の
歴史を解説している。
マサコ問題が登場するのは、エピローグ部分。
宮内庁悪者説でもマサコ悪者説でもなく、そもそも「妃殿下」という立場は西欧的なもの
なのだから、本来の伝統に立ち返って「立后しない」選択肢を暗に提示。
逆に、「皇室に生まれた内親王や女王の方々には、結婚されたあとも、公務をお願いして
不都合があるとは思えない」と提案している。
文中、
「妃殿下というのは『お女将さん』の一種です」
「自立心旺盛な女性は、少なくとも,父が現役で働いている職場などに就職しません」
「崇敬は厳しい制約に耐えられることがあればこそ受けるべきもの」
等々ここでよく展開される主張と一致するところが多いので、このところ頻々と現れる
「ここの意見は極く少数派」説は怪しいもんだねぇ、と思ったしだい。
「古川貞二郎」が主導した「有識者会議」に対する疑念として挙げられているのは次の5点。
1)旧皇族の復帰は違和感があるという議論にはトリックがある
2)側室制度がなくなったことは女系不可避の理由たり得ない
3)弟より姉が家を継ぐのは一般社会に深刻な混乱を引き起こす
4)女帝の夫はともかく難しい
5)帝王教育は一人だけにするものではない
長くなりますので、八幡自身による「皇室典範改正案」については分けます。